ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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三陸復興国立公園

42件の記事があります。

2017年09月22日オオハンゴンソウ駆除の取り組み展

三陸復興国立公園 八戸 大友千夏

八戸自然保護官事務所の大友です。

9月より八戸自然保護官事務所に友野雄己(とものゆうき)自然保護官が着任しました!

華の59年生まれです。

現地などで見かけた際は、ぜひお声がけください!

さて、八戸自然保護官事務所では昨年度から、

種差海岸でのオオハンゴンソウの分布とその影響、これまでの駆除の取り組みを踏まえ、

試験的に化学的防除実験を行っております。

今回、これまでの駆除の取り組みのほか、

従来の手作業での「抜き取り」による駆除に代わる事が期待される「化学的防除」についてを紹介する、

「オオハンゴンソウ駆除の取り組み展」を行います。

日時:9月22日(金)~25日(月)

 22日 12:00~18:00

    23日・24日 9:30~18:00

 25日 9:00~15:00       

          場所:八戸ポータルミュージアムはっち 2階ギャラリー2

また、24日・25日は15:00~16:00に北奥羽自然史研究所 所長・高橋晃氏による、

ギャラリートーク「化学的防除の試みについて」があります。

この展示を通し、多くの方にオオハンゴンソウが在来植物に与える脅威を知っていただき、

保全活動への意欲をさらに高める事ができればと思います。

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2017年08月28日南三陸町ラムサール条約・スノーケリング講座

三陸復興国立公園 黒田和真

こんにちは。石巻自然保護官事務所の黒田です。

 

821日、南三陸町でラムサール条約とスノーケリングの講座を開催し、

地元小学生9名が参加してくれました。

 

この夏は、雨が続き、海が荒れていることが多かったので、

スノーケリングができて、ホッとしました。

 

 

【スノーケリングの様子】

南三陸町の湾内は暖流と寒流の影響を受け、マコンブの南限やアラメの北限に近く、他にも様々な海藻類が生育しています。これらの海藻類は絶滅危惧種のコクガンや、ウニやアワビなどのエサにもなっています。

環境省は東日本大震災より前に、志津川湾をラムサール条約の潜在候補地として選定していました。そして現在、復興が進むなか、南三陸町は地域資源の見直しとしてラムサール条約の登録を目指しています。

今回の講座は、この貴重な海藻について学び、実際に海で覗いてみようというものでした。

 

【ラムサール条約のお話】

連日の悪天候で海中の視界はあまり良くありませんでしたが、波際に打ち上げられた大量の海藻類を手に取って感触を確かめながら観察を行えました。

 

 

【打ち上げられた海藻】

今シーズンは中々天候に恵まれていませんでした。今回が初めてのスノーケリング体験だった子どもも多かったので、いつかは晴れた日に、海に揺らめく豊かな海藻たちを覗いて欲しいなと思いました。

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2017年08月03日地域の宝と訪れる観光客のために~クリーンデー活動報告~

三陸復興国立公園 坂本麻由子

こんにちは。大船渡自然保護官事務所の坂本です。

ここ三陸沿岸も長かった梅雨が明け、夏本番かと思いきや、

25度を上回る日が少なく、過ごしやすい日々が続いています。

震災後、やっと海開きができるようになった地域もありますので

夏らしい暑さがやってきて、たくさんの子どもたちが

三陸の美しい海と触れ合ってほしいなと思います。

環境省では毎年8月第一日曜日を"自然公園クリーンデー"とし、

公園利用者への呼びかけや関係機関と協同の美化清掃活動を行っています。

少し早いですが先日、その活動として穴通磯周辺の美化清掃を実施してきました。

碁石海岸インフォメーションセンタースタッフと、パークボランティア、そして我々環境省、

総勢11名で駐車場から展望地までの遊歩道を清掃しました。

遊歩道ののり面草刈り・除去、側溝の泥かき、手すりの清掃など。

屋外で蓋のない側溝ですので落ち葉や泥がたまるのは仕方のないことですが、

堆積物を取り除かれた側溝を見ると、一つ一つ石を埋めこみ、

大変手の込んだつくりをしていることがわかりました。

何気なく歩いてしまいますが、そういった細かいところを観察してみるのも面白いかもしれません。

苔もいい味をプラスしていますね。

ここ碁石海岸、夏は特にたくさんの観光客が訪れます。

その目玉が大船渡市の宝「穴通磯(あなとおしいそ)」

皆さんに訪れてもらう準備万端です。

この夏は是非碁石海岸へおいでください。

 

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2017年07月28日歩くはやさで触・れ・て・み・る みちのく潮風トレイル

三陸復興国立公園 八戸 大友千夏

八戸自然保護官事務所の大友です。

7月ももう下旬になり、夏休みが始まっていますね。

夏休みは友人や家族でみちのく潮風トレイルを歩いて思い出を作りませんか。

八戸市区間・葦ヶ崎付近

八戸市区間・種差海岸

階上町区間・寺下観音

階上町区間・小舟渡海岸

洋野町区間・大浜踏切

https://ja-jp.facebook.com/michinoku.trail

↑みちのく潮風トレイルのFacebookはこちら。

旬な話題がココにあります!!!!

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2017年07月28日南三陸・海のビジターセンターの生態画

三陸復興国立公園 黒田和真

こんにちは。石巻自然保護官事務所の黒田です。

南三陸・海のビジターセンターに来館すると、中央に飾られた3枚の絵に目が留まります。

この絵は、施設周辺の森・川・海それぞれの自然環境と、そこに生息する生き物を描いた生態画です。

キャンバスには生き物たちがイキイキと溢れんばかりに描かれていて、

よく見ると擬態している小さな生き物たちも隠れていますよ。

 

【森の生態画とゲッチョ先生の著書】

 

この生態画は自然観察本など多数の著書を持つ、ゲッチョ先生こと盛口満先生に描いて頂きました。

先日、「ゲッチョ先生の昆虫と自然の描き方教室」という本が出版されたのですが、

なんとビジターセンターの生態画が表紙を飾っています。

本には生態画の描き方紹介のほか、表紙となった生態画の作成秘話(?)も収録されています。

 

ビジターセンターの図書コーナーも置いてありますので、

絵を見て本を読んで生態画の描き方を覚えてみませんか。

 

▼南三陸・海のビジターセンターホームページ

http://www.kawatouminovisitorcenter.jp/umi/

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2017年07月03日南三陸町・海のビジターセンター 2017・夏 イベントのお知らせ

三陸復興国立公園 黒田和真

こんにちは。石巻自然保護官事務所の黒田です。

あっという間に今年も半分が終わり、7月に入りました。

梅雨が明ければ、もう夏ですね。

【SUP(スタンドアップパドルサーフィン:通称サップ)】

夏と言えば、やっぱり海!

南三陸・海のビジターセンターでは、7月からカヤックやSUPなどの体験プログラムを提供しています。

潮風を感じながら海上散歩を楽しんでみませんか?

詳しい情報は、南三陸・海のビジターセンター公式ホームページをご覧ください。

http://kawatouminovisitorcenter.jp/umi/


さらに、夏期は環境省レンジャー写真展2017を開催しています。

環境省レンジャー写真展では、環境省のレンジャーが撮影した東北の国立公園の風景や生き物などの写真を展示しています。開催は展示写真を変更して、7月と8月の2回行う予定です。

写真展の間には、海に生える藻場を主な対象としてラムサール条約登録を目指す南三陸町作成のポスター展示も行っています。

【環境省レンジャー写真展2017開催中!】

◎南三陸・海のビジターセンター 夏期展示内容

 第1回 環境省レンジャー写真展2017    7月1日~21日

 「南三陸町の森・里・海とラムサール」巡回展  7月24日~8月8日

 第2回 環境省レンジャー写真展2017    8月14日~31日

 

環境省レンジャー写真について、詳しくはこちらをご覧ください。

http://tohoku.env.go.jp/pre_2017/2017.html

 

初めての方も、もう行ったことがあると言う方も、夏はぜひ南三陸町・海のビジターセンターに遊びに来てください。

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2017年06月22日首崎(大船渡市)の自然環境調査へ行ってきました

三陸復興国立公園 大船渡 坂本麻由子

こんにちは。大船渡自然保護官事務所の坂本です。

とうとう東北も梅雨入りした模様です。

梅雨入り宣言される前からしとしと雨の日が続いていた大船渡ですが、

お天気に恵まれた先日、パークボランティアの皆さんと大船渡市首崎(こうべざき)へ

自然環境調査へ行ってきました。

 

鬼の首が流れ着いたことから名付けられたと伝えられている、そんな首崎ですが、

大船渡管内では特に自然性が高い地区ということで、この自然環境の保全がミッションとなります。

太平洋に突き出た先端部は、雄大な外洋、海食崖、連なる半島などの絶好の展望台となっています。

   ☆左上の灯台のある場所まで行けます。

   ☆半島先端部分から根元部分を振り返るとこのような絶景が見られます。半島南側

   ☆半島北側の眺め

ここにたどり着くまでは、作業用の林道を約5㎞歩きます。

その道のりも、程よく手入れされ、自然豊かな林間ハイキングが楽しめます。

この日会えた動物は二ホンジカ、ツキノワグマ(親子)、ミサゴなど。

植物については林道部分と岬部分とで違いがあり、興味深いものでした。

自然公園法で採取を規制している指定植物も多く見つかりました。

その一つで、この時期満開になるというマルバダケブキを観察することを主目的として

現地入りしたのですが、少し時期を過ぎていたものの、素晴らしい群生を見ることができました。

見ては素晴らしかったのですが、動物たちも食べないというマルバダケブキ、増えすぎているのでは...

今後も観察・記録を続る必要があると感じました。

自然豊かで絶景の首崎、この美しさを守っていかなくてはと決意した調査になりました。

☆マルバダケブキの群生   ☆アオノイワレンゲ