ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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三陸復興国立公園

177件の記事があります。

2022年01月27日十和田湖トレイル(仮称)の現地調査

三陸復興国立公園 八戸 大友千夏

八戸自然保護官事務所の大友です。

以前より十和田八幡平国立公園管理事務所と合同で十和田湖トレイル(仮称)の調査を行っております。

秋晴れの中の現地調査。

ツンツンする太刀川レンジャー。

クンクンする櫻庭レンジャー。

史跡を調べる太刀川レンジャーとノビAR。

ルート上にある南部町・諏訪ノ平駅の横にはツリーハウスのような建物がありました!

やはりツンツンする太刀川レンジャー。

↑↑これらは実際に歩いて現地調査した際の一コマです。

十和田湖トレイル(仮称)については詳しくは

十和田八幡平国立公園管理事務所、伊藤あけみARの日記を御覧いただければと思います!

https://tohoku.env.go.jp/blog/2021/11/post_795.html

今回はルート上に設置する標識の位置確認調査へ行ってきました。

ルートは何度か歩いて現地調査をしている場所ですが、

やはり行き慣れていない場所は、日頃見る風景とは違うので行くとソワソワ&ワクワクします!

地域ならではの商品を置く自販機について最近は多く聞きますが、

こちらには黒ニンニクの自販機がありました!

標識設置個所の調査中。夕方には雪と強風が・・・。

東京都生まれ育ちの太刀川レンジャーの写真と違い、モノクロと昭和感が一気に出ております。

トレイルが作りあがるにはまだまだ時間がかかりますが、

ルート設定、土地確認等、関係する自治体・DMOさんたちや地元の方々と

コツコツ進めていきたいと思っております!

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2022年01月17日国立公園おいしい楽しみ方

三陸復興国立公園 大船渡 坂本麻由子

今が旬のカキの画からこんにちは、大船渡自然保護官事務所より坂本です。

今しか味わえない美味しい時期の美味しいカキをお届けしたいと、年末からカキ漁師さんたちは大忙しです。

先日のトンガ沖で発生した海底火山噴火の影響で津波警報が発令された岩手県ですが、この時の波で漁具や養殖筏に被害が及んだというお話も聞きました。警報・注意報が解除されてから点検や作業など、自然相手の仕事、海の男たちは本当にたくましいです。

上の写真を見て「わぁ美味しそう!」と思った方いますか?実はこのカキは食べ頃まであと2~3週間といったところで、まだ全体的に透きとおっていて成熟する前なのです。

↓食べ頃のカキはこんな感じです。↓

ぽてっとした部分がしっかりと濁ったクリーム色になります。水分の多い時期の早いカキは火を入れると水分が抜けて小さく縮んでしまいますが、ここまで白くなっているとあまり身縮み起こしません。これを知っているとカキの目利きができますね。

三陸復興国立公園は、自然の恵みと脅威、人と自然との共生により育まれてきた暮らしと文化が感じられる国立公園です。崖や岩礁が織りなす海岸風景はもちろんですが、その地で暮らす人々が自然と共存する姿や産業風景も大切な要素になっています。リアス海岸となっている公園南部の湾内には、カキ、ホタテなどの養殖筏やワカメなどの養殖ブイが多数浮かぶ風景が印象的です。

 

〔夕日に染まるカキ筏 陸前高田市広田湾〕

〔ブイが並ぶ日の出を待つ大船渡湾〕


養殖風景を眺めていると海に浮かぶ施設が様々あることに気がつきます。代表的な2種をご紹介します。

【筏(いかだ)式養殖】

木や竹などで筏を組んで海に浮かべ、筏からロープに貝を付けて海に沈めているものです。主にカキやホタテが育てられています。下の写真の筏はカキの養殖棚ですが、水面から浮き上がっているものと水面にぴったり付いているものとあるのが分かりますか?

この筏の下にはロープで垂れ下がっているカキが付いています。カキは大きく育ってどんどん重くなります。水面にぴったり付いている=重みで沈んでいるということです。沈んでいる筏の下には大きなカキがたわわにぶら下がって収穫されるのを待っている状態です。浮いている筏は収穫後のものか、沈めて間もないか(多くは沈めて2年で出荷)ということです。

                               〔気仙沼大島瀬戸〕

【延縄(はえなわ)式養殖】

水面に浮かぶ丸い玉、これはブイと呼ばれています。海にアンカーを下ろして直線にロープを張る方法です。主にワカメ、コンブ、ホヤが育てられています。

貝や海藻の養殖は特に餌を与えるでもなく、海の栄養だけで育てる、ほぼ天然の状態に限りなく近いのです。

ブイの下にはフサフサゆらゆら海藻の林が広がっていると想像するとおもしろいですね。

                                  〔大船渡湾〕

2種類の方法をどのように使い分けているかですが、筏式は水深の深いところでも設置可能で生産効率性も高い方法として普及してきましたが、高波やうねりなどで壊れやすいという難点があります。一方延縄式はシンプルな構造で耐久性が高く潮流れもいいとのこと。その漁場の環境で最適な養殖施設が置かれているのですね。一概には言えないのですが、筏がある場所は波が穏やか、延縄だと波が荒いのかな、そんな目線で眺めることができます。

筏式で主にカキ・ホタテと前述しましたが、実は延縄式でもカキ・ホタテは育てられています。その場合はブイの大きさ(形)が見分けるポイントだったり、一直線に見えるロープの下は実は複数列・複数段になっていたりと、とてもとても奥が深く、いまだに私も勉強中でございます。

三陸の海を眺めた時にちょっとした豆知識としてご活用いただけたら嬉しいです。美味しい国立公園、三陸復興国立公園へ是非お越しください。

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2021年12月28日今年撮影の印象的な写真ベスト3

三陸復興国立公園 宮古 古館 百合子

宮古自然保護官事務所の古館です。

2021年も残りわずか。みなさんはどんな1年でしたか?

今回の日記は、年の暮れということで、今年業務で訪れた先で撮影した印象的な写真を、【今年撮影の印象的な写真ベスト3】と題して3枚ご紹介します。

 

\第3位/

【ニホンカモシカ、浜辺に現る】

20211129日 宮古市震災メモリアルパーク中の浜)

浜辺に黒い影が...と思ったら、ニホンカモシカでした。10分ほどカメラを構えていましたが、こちらを見つめつつも動じる様子なく、野草をむしゃむしゃと美味しそうに食べていました。ちょうど夕刻。食事風景を見せつけられて、私のお腹が鳴ったのは言うまでもありません...。

 

\第2位/

【子キジの隊列を見守る親鳥】

202163日 宮古市松月浜付近)

松月浜での植物調査が終わり、車に乗り込んでさて事務所に帰ろうか...と走り出して数十秒。道路脇の草むらにキジの親子を見かけました。親子を見かけるのは初。4羽の子キジの歩く姿を優しく見守っているようで、こちらもほっこりした1枚です。この写真から子キジ4羽見つけられますか?

 

\第1位/

【砂浜一面のハマエンドウ】

2021526日 宮古市田老)

ハマヒルガオにハマエンドウ、ハマナス...と、初夏は浜辺がお花畑になる時期。浜辺の植物調査で田老の浜を訪れた際、ちょうど一面が満開でした。浜辺の植物は、波や風に負けないように這うように成長するので、背丈は決して高くないですが、圧倒された光景でした。踏まないよう足元を選びながら歩くのが大変でした。

 

まだまだご紹介したい瞬間がありましたが、またの機会に。

来年はどんな印象的な出来事に遭遇するか今から楽しみです。

 

みなさまにとっても素敵な一年になりますように。

では、また来年!

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2021年12月24日ウミネコさんがもうお戻りに!?

三陸復興国立公園 八戸 大友千夏

八戸自然保護官事務所の大友です。

三陸復興国立公園、北の玄関口である蕪島には毎年、

ウミネコが2月頃から飛来し賑やかな鳴き声と共に春を告げます。

4月頃に産卵しヒナが誕生し、8月頃には蕪島を旅立ちます。

夕暮れの蕪嶋神社。

師走の蕪島付近の漁港で季節はずれのウミネコさんたちの賑やかな鳴き声がしました。

蕪島から南にある恵比寿浜漁港へ行ってみると、岩にみっちりウミネコさんたちが!

地元の方からお話を聞いたところ去年も11月頃にはウミネコさんたちが戻って来たという事で

今年も早くも戻って来たのではという事でした。

近年、冬が暖かいからでしょうか。

JR八戸線の鮫駅にある鮫のモニュメントがクリスマス仕様に仕上がってました!

クリスマスが過ぎればあっという間にお正月ですね。

種差海岸インフォメーションセンターは1229(水)~13(月)まで休館します。

また、14(火)の開館日からは様々なイベントが行われますのでぜひお楽しみいただけばと思います。

種差ICお正月イベント.pdf

↑詳しくはこちら。

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2021年12月24日お宝マップができるまで2021②~陸前高田市広田小学校~

三陸復興国立公園 大船渡 坂本麻由子

こんにちは。大船渡自然保護官事務所の坂本です。

温暖なここ三陸沿岸でも最低気温がマイナスを指す日が多くなってきました。

年末を目前に、本格的な冬がはじまりました。

冬でもツバキ・サザンカで花盛りの碁石海岸周辺です。

今回の日記では、これまでもお伝えしていた岩手県陸前高田市広田小学校のみちのく潮風トレイルマップ作りの進捗をご紹介します。(前回の記事はコチラ

2学期最初の授業は9月21日。1学期にみちのく潮風トレイルの一部の遊歩道をみんなで歩いて、オススメしたい場所や事柄を自分で撮った写真を添えてみんなで発表し合うという授業をしました。そのオススメポイントをシールで地図に貼る作業がありましたが、だいぶ地図の見方も慣れてきました。

次の授業は9月24日。広田の文化財について調べる授業をしました。家でもじっくり学べるよう、市のホームページからの調べ方も教わりました。国指定はもちろん、岩手県指定と陸前高田市指定の文化財は想像しているよりたくさんの数が広田にあって、驚いている様子でした。

そして10月29日の授業。3グループに分かれて広田半島を調査に行くグループワーク、もちろん歩いてです。ハイカーの気持ちになってレッツゴー!

授業で学んだ文化財・石碑の場所の確認やハイカーが喜ぶものを探しながら担当範囲をぐるっと歩きました。時には地元の人に声をかけられ寄り道しながら私が一緒に歩いたグループの歩行距離は約8キロ、約2.5時間でした。

11月16日の授業では、前回のグループワークのまとめです。グループで歩いた中でみつけたオススメや便利情報などを各自選んできたものを出し合い、地図に落として最後にはグループで発表し合いました。