ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2020年09月28日修女たちの夏休みin十和田湖(新宿御苑インフォメーションセンター)

十和田八幡平国立公園 村田 野人

こんにちは、十和田八幡平国立公園管理事務所の村田です。

 今回は十和田ビジターセンターではなく、東京にある新宿御苑インフォメーションセンターでの企画展の紹介です。

 現在、新宿御苑では今年7月のインフォメーションセンターのリニューアルに伴う企画展を行っており、そのひとつとして、昨年度、冬に十和田ビジターセンターで実施した企画展「修女たちの夏休みin十和田湖」を令和2年10月4日(日)まで巡回展示しております。企画展では、約90年前に十和田湖を訪れた英国の修女がスケッチブックに描き残した水彩画を展示しています。十和田湖の名所や湖畔にある修女ゆかりの礼拝堂など、のどかな大正時代の風景をごらんいただけます。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。

 今回もスケッチブックを所有している宗教法人日本聖公会ナザレ修女会の皆様に大変お世話になりました。この場を借りて篤く御礼申し上げます。

修女たちの夏休みポスター.pdf

※企画展の詳細はこちら

タイトル:「十和田八幡平国立公園企画展「修女たちの夏休みin十和田湖」

期  間:開催中-10月4日(日)9:00-閉館時間(閉館時間は9/30まで17:30・10/1以降16:00)

(毎週月曜日休館)

会  場:新宿御苑インフォメーションセンター内アートギャラリー

(〒160-0014東京都新宿区内藤町11番地)

主  催:環境省 自然環境局 国立公園課 国立公園利用推進室

協  力:宗教法人日本聖公会ナザレ修女会

 :十和田ビジターセンター運営協議会

 :環境省 東北地方環境事務所 十和田八幡平国立公園管理事務所

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2020年09月28日クロコシジロウミツバメの雛、確認!

三陸復興国立公園 古館 百合子

こんにちは、宮古自然保護官事務所の古館です。

去る98日に国指定鳥獣保護区の日出島へ調査に行ってまいりました。

今年度の調査は7月に続き2度目。今回は、今まで設置した巣箱で実際に雛がかえっているか確認することが調査の目的で、私は今年度初同行でした。

 


【左:ナラ枯れ、右:ミズナラの幼木】

日出島に上陸すると目に付くのが立ったまま枯れた木々。これは周辺で猛威をふるっている"ナラ枯れ"というナラの木を枯らしてしまう"カシノナガキクイムシ"の媒介(通称:ナラ菌)によるものです。今まで日陰をつくってくれていた木々が枯れてしまい、海鳥にも影響が出るのではと危惧していますが、巣箱を設置している区域でミズナラの幼木を発見しました。このまま順調に生長してほしいものです。

 

そして、こちらは調査区域の一部。

四角い板は巣箱の日よけで、この日よけの下にある巣箱を11つゆっくりと開けて確認していきます。今回は7月に親鳥や卵の確認があったところを中心に調査します。

こちらの区域では、クロコシジロウミツバメの成鳥が抱卵しているのとコシジロウミツバメの雛がかえっているのを確認できました。

両種似ているため見分けが難しいですが、山階鳥類研究所の方に教えていただいたところ、尾羽の白い帯がくっきりと出ているのが一番見分けやすいポイントだそうです。

 

【左:クロコシジロウミツバメの尾羽拡大、写真右:クロコシジロウミツバメ成鳥】

※クロコシジロウミツバメは種の保存法により国内希少野生動植物種に指定されており、

許可を得た専門家が捕獲しています。

 

コシジロウミツバメの雛は、ふ化したタイミングが異なるため生育にも差があり、産毛が取れ、飛ぶための羽が生えそろい始めてきている雛と、まだ産毛に覆われたままの雛とそれぞれ確認できました。

 


【左:産毛がほぼ取れた雛、右:産毛に覆われている雛】

 

そして、もう1つの調査区域で最後にフタを空けた巣箱内に...

ついにクロコシジロウミツバメの雛を確認!親鳥は不在で、エサをとりに海上へ飛んでいっているようです。

さっそく体重測定をすると33グラムでした。産まれて間もない雛で、一人前になるのは11月頃のようです。それまでこの巣箱で無事に育って、羽ばたいていってくれることを願います。

 

ではまた!

 

過去の日出島調査についての記事はこちらから↓

2020.3.17 http://tohoku.env.go.jp/blog/2020/03/2019_1.html

2019.8.19 http://tohoku.env.go.jp/blog/2019/08/vol42019.html

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2020年09月24日巡り来る季節のために

十和田八幡平国立公園 伊藤 あけみ

十和田湖は、団体の観光バスは少ないものの、

少しずつ修学旅行生や観光客がもどりつつあるようです。

〈紅葉前の深い綠に覆われた乙女の像〉

水量が少なかった昨年に比べると、今年は長雨が続いたせいか、かなり水位が高いです。