ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2021年01月22日「一月の五色沼VIEWポイント定点観測」

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 田中謙行

「一月の五色沼VIEWポイント定点観測」

こんにちは。裏磐梯自然保護官事務所の田中です。

今回のAR日記は、五色沼VIEWポイント定点観測の写真報告です。

その前に、五色沼の簡単な概略とVIEWポイントの事を少しお話しします。

五色沼は、明治21年の磐梯山噴火により発生した岩なだれが川をせき止めことで形成された湖沼群のうち、特に五色沼自然探勝路の周辺に位置する20から30程度の湖沼の総称です。周辺一帯は、異なった色の湖沼群が周辺の植生と一体となった景観を形成していることと、火山性堰止湖沼群における植生遷移を間近に観察できることを理由として、磐梯朝日国立公園特別保護地区に指定されています。湖沼群を縫うように歩道が整備されており、年間約15万人の利用者が訪れる重要な利用拠点となっています。「五色沼自然探勝路」になります・

その一方で、植生遷移の進展に伴うヨシ等の繁茂は、五色沼のVIEWポイントにおける眺望に支障を及ぼしてもいました。そこで、専門家の助言を受けながら関係機関と連携し対策を検討してきました。令和元年には潜在的なVIEWポイントの掘り起こし及び修景のために必要な調査等を実施し、VIEWポイントを7地点にしぼり令和2年10月に修景を目的とした最小限の樹木伐採を行いました。そこで、伐採後も時期ごとの修景及び植生観察のため7地点の定点観測を月1回のわりあいで行っています。

では、7つのVIEWポイントの写真紹介をしていきます。

VIEWポイント① 青沼(南西)

伐採前(R2.10.14)        伐採後(R2.11.17)            R3.1.20

VIEWポイント② 青沼(南)

伐採前(R2.10.14)        伐採後(R2.11.17)             R3.1.20

VIEWポイント③ 弁天沼(西)

伐採前(R2.10.14)        伐採後(R2.11.17)            R3.1.20

VIEWポイント④ 弁天沼(東)

伐採前(R2.10.14)        伐採後(R2.11.17)             R3.1.20

VIEWポイント⑤ 竜沼

伐採前(R2.10.14)        伐採後(R2.11.17)           R3.1.20

VIEWポイント⑥ 深泥沼

伐採前(R2.1014)        伐採後(R2.11.17)            R3.1.20

VIEWポイント⑦ 赤沼

伐採前(R2.10.14)        伐採後(R2.11.17)           R3.1.20

番外篇

VIEWポイント⑥の「深泥沼」では五色沼では珍しいコハクチョウが出迎えてくれました。

あら、どなた?

「るり沼」

コロナ禍が落ち着きましたら、透き通った空気を感じに五色沼においでください。

以上で、今回は「おわり」です。

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2021年01月20日地吹雪の伊豆沼で

仙台 鎌田 和子

こんにちは、仙台自然保護官事務所の鎌田です。

地吹雪の伊豆沼で寒さをこらえているオオハクチョウ、オオヒシクイを紹介します。

 晴れ時折地吹雪、身体の芯まで冷える一日、伊豆沼の中央部は凍りその表面を強風とともに雪が吹いています。手前で休んでいるオオハクチョウの1枚1枚の羽根が風に踊ってました。

 

 頭を翼を折りたたんだ背中にかくして、お休み中,背眠(はいみん)をしているオオハクチョウ、よくみると目を開けて警戒はおこたりません。熟睡できるのかしら?

 一方田んぼでは、オオヒシクイを観察してみました。

  田んぼも地吹雪、オオヒシクイも背眠(はいみん)、こちらは当番制、どこかで誰かが頭を上げて警戒しながら、群れの眠りの安全を見守っているようです。

 地吹雪の合間、みんなで田んぼの凍った土をつつきながら、貴重な食糧をさがしていました。カメラを車の陰から向けただけで警戒し、お尻を向けていつでも逃げられる体勢。

オオヒシクイの白いお尻を見ると、モフモフしています。越冬中の雁の仲間のお尻のあたりを観察していると、秋よりもふくよかな感じがします。この寒い中、食糧(落穂、落ち大豆、雑草など)をせっせと食べて、北へ帰る日に備えています。肥えたお尻はしっかり食べている証拠かな。

 

1月下旬から2月中旬にかけて、北帰行(ほっきこう)がはじまります。今年のような寒さでは、どんな形で旅立ちがはじまるのでしょう。どうぞ、元気に過ごしてほしいと願うばかりです。

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2021年01月14日「最近の朝のお仕事」

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 小野寺浩詩

裏磐梯自然保護官事務所の小野寺です。

少し遅くなりましたが2021年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、昨年の終わり頃から日課になっている朝一番の仕事があります。

雪国あるある、そう雪かきです!

ここ裏磐梯はスキー場が三つもあるれっきとした雪国です。

私はここに来る前、福島は温かいというイメージをもっていましたが、会津地方(ここ裏磐梯)は日本海側気候の影響を受け、雪が多く降る地域となっています。

昨シーズンは会津地方も雪が少なかったと聞いていますが、今シーズンは雪が降り積もる日が続いています。さすが、自然は昨シーズンの帳尻を合わせているのかもしれません。

事務所正面

さて、話を戻します。

出勤して車から降り、まずすることは、車を止めるための駐車場の雪かきです。

事務所前駐車スペース

そして、自分たちの歩く道やお客様がいらしたときのために事務所周りの雪かき、公用車の雪落としなどがあります。(時には屋根の雪落としをすることも!そうしないと建物自体が潰されてしまいます)

事務所と倉庫の間1

事務所と倉庫の間2(両側に雪の壁が!)

屋根の雪と地面の雪がくっつきそう!

私もこれまで、除雪機を用いた除雪作業をしたことはありますが、ここまでの頻度で行ったことはありませんでした。なんと事務所には除雪機が2台あるのです。

この2台を駆使し、職員総出で行っても1時間から2時間ほどかかってしまいます。

除雪機(初号機)

除雪機(二号機)

雪かきをして良いこと!

んー、なかなか思いつきませんが、この降り積もった雪が辺りの景色を一変させ、素晴らしい景観をもたらしてくれること、春になり雪が溶け、様々な生きものたちのいのちの恵みとなっていくことを考えると溜飲が下がる思いがします。

ただ、どうか雪かきをしなくて良い程度に少しずつ降り、すぐに溶けてまた少し降るみたいな状況になってくれると嬉しいのですが・・・。

春の訪れを待ち焦がれつつ、今回はこの辺で失礼いたします。

事務所の看板と 除雪機(三号機以下)、降り続く雪

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2021年01月14日十和田ビジターセンター企画展「鉱山から始まった十和田湖のくらし」

十和田八幡平国立公園 村田 野人

 こんにちは、十和田八幡平国立公園管理事務所の村田です。

 今回は十和田ビジターセンターで開催中の企画展の紹介です。

 現在、十和田ビジターセンターでは、令和3年1月12日から2月21日(日)まで、企画展「鉱山から始まった十和田湖のくらし」を開催中です。

 江戸時代に十和田湖は、最盛期から衰退しつつも信仰の山であり人跡まれな奥山でした。そのわずか30から40年後大正の初め、湖畔にはホテルが立ち、自動車が走り、郵便局があり、観光地として注目を集め始めていました。この信仰の時代と観光の時代をつなぐ、ミッシング・リンクこそ鉱山の時代でした。

 十和田湖に人が住み始め、集落ができていく、その過程には湖畔の鉱山開発と深い関係がありました。企画展では歴史資料を基に明治時代の十輪田銀山・鉛山の発展と生活の様子、後世に鉱山が遺したものについて紹介します。

企画展ポスター鉱山から始まった十和田湖のくらし

<企画展「鉱山から始まった十和田湖のくらし」

※企画展の詳細はこちら

タイトル:企画展「鉱山から始まった十和田湖のくらし」

期  間:令和3年1月12日(火)から令和3年2月21日(日)9:00ー16:30

(毎週水曜日は休館)

会  場:十和田ビジターセンター

(〒018-5501青森県十和田市奥瀬十和田湖畔休屋486)

主  催:十和田ビジターセンター運営協議会

資料提供・協力:小坂町総合博物館「郷土館」、小坂町町史編さん室

協  力:環境省東北地方環境事務所十和田八幡平国立公園管理事務所、(一財)自然公園財団十和田支部

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