ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2020年11月25日【夕日・夕焼けを見に行こう!】

三陸復興国立公園 宮古 古館 百合子

こんにちは、宮古自然保護官事務所の古館です。

 

日暮れが冬至に向かってだんだんと早くなっていますね。

仕事で足を運ぶ先々で、タイミングが合えば夕焼けを撮影するのが楽しみな私。

読者のみなさまも夕焼け好きな方いらっしゃるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、素敵な空の移ろいとともに撮影できた晩秋~年末に撮影した素敵な夕焼けフォトをお届けします。

【撮影:2016123 16時半過ぎ】

こちらは宮古市・浄土ヶ浜園地内の竜神崎展望所からの1枚。

雲ひとつない空に細い三日月と、近くには金星が並んでいます。

 

この展望所からは宮古湾や市街地方面、さらに遠くには岩手県内では岩手山についで2番目に標高の高い早池峰山も見通せます。

野鳥観察が楽しめるほか、漁船の出港など地域の営みが垣間見え、自然と人との距離の近さが感じられます。

【撮影:20201116 16時頃】

9月~3月にかけては、竜神崎展望所から夕日が見られます。

浄土ヶ浜園地内の散策を楽しみながら、竜神崎展望所まで足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

 


【撮影:20191223 16時頃】

こちらは山田町・荒神海水浴場での1枚。

 

夏場は海水浴で歓声響く場所ですが、冬の誰もいない浜辺は波音が響くだけ。

山田町と大槌町にまたがる鯨山のシルエットがくっきりと夕日に照らされています。

夏とはまた違った魅力を感じることができた夕暮れでした。

 

ちなみに、このときの夕景の別カットが、昨日24日に国立公園公式Instagram(インスタグラム)に掲載されました。

国立公園公式Instagram↓↓

https://www.instagram.com/nationalpark_japan

 

日本各地にある国立公園34か所のとっておきの写真が見られるので、ぜひこの機会にフォローしてみては?

 

では、また!

 

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2020年11月25日11月の裏磐梯AR及びPV活動報告(前篇)

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 田中謙行

11月の裏磐梯AR及びPV活動報告(前篇)

こんにちは。裏磐梯自然保護官事務所の田中です。

11月に入って裏磐梯は、あっという間に紅葉も過ぎ、初雪も降りました。

そのような中でのARおよびPV(パークボランテイア)活動を写真で報告です。

■まず、ありがとうございます。10月31日(土)に裏磐梯ビジターセンターの来客数が

150万人に達成いたしました。記念式典の様子。

■11月1日(日)は、小野川不動滝探勝路、小野川湖畔探勝路の巡視にPV(パークボランテイア)の皆さんと行って来ました。

不動滝は滝のすぐそばまで行けるので直接肌で感じられるマイナスイオンに包まれる事ができます。

この日は滝底に虹が架かっていました。

小野川湖畔探勝路は、紅葉の見頃でした。

ただ、熊さんの落とし物が多めにあるので単独ではなく、複数での行動をお願いしたいと思います。


続いて、小野川湖畔探勝路を歩きます。

  

              「熊だな」と「爪痕」

■11月5日(木)は雪の中、雄国沼トイレ閉所作業にいってきました。

雨樋の撤去、貯水槽及び各トイレ内タンクの排水、電源盤のOFF作業、防雪板の設置などの作業があります。


■11月6日(金)はPV活動で五色沼自然探勝路と堂場山どんぐり探勝路の巡視に行って来ました。

五色沼は最後であろう紅葉が残っていました。


堂場山どんぐり探勝路はその名のとおり、浜にもどんぐりが沢山落ちいたので、どんぐり浜と名付けました。

ヤマブシタケを確認しました。ヤマブシタケは中国では四大山海(他はフカヒレ、ナマコのいりこ、熊の嘗の珍味の一つとされています。

今回(前篇)は、ここまで。

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2020年11月24日冬への準備2(高病原性鳥インフルエンザへの備え)

十和田八幡平国立公園 村田 野人

 こんにちは、十和田八幡平国立公園管理事務所の村田です。

 冬に向かって、十和田湖と八甲田山ではスキーやスノーボード、樹氷、しぶき氷、氷瀑など魅力的なモノがたくさんあります。

でも、冬にはあまり発生してほしくないこともあります。いわゆる高病原性鳥インフルエンザです。今回はそれに対しての準備業務の話です。

小湊鳥獣保護区<鳥獣保護区の渡り鳥>

高病原性鳥インフルエンザは鶏など(家きん)で被害がでやすく、専門家から渡り鳥等の野鳥が関与している可能性があると指摘されていることから養鶏場における対策では野鳥が重視されています。また、海外では野鳥においても高病原性鳥インフルエンザの感染により数千羽に及ぶ大量死が報告されている種もあります。国内では20種類以上の野鳥において感染が確認されていることから、生物多様性の面でも重要です。

当事務所では、十和田、小湊、下北西部の3つの国指定鳥獣保護区の鳥類の生息状況調査※1と死亡野鳥等調査※2を担っています。

2つの調査のうち特に死亡野鳥等調査は、高病原性鳥インフルエンザウィルスの簡易検査を行う必要があり、普段触れることのない道具を使うため日頃から様々な準備が必要です。先日、改めて「野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル」※3を読み込み、調査の流れ、死亡野鳥の安全な取り扱い方法、適切な検体の採取方法、簡易検査キットの正しい使い方について復習しました。また、発生※4に備え調査用の資材(使用期限切れ、出動体制)についても確認しました。

今シーズン、家きんを除く野鳥では3件の高病原性鳥インフルエンザウィルス確定検査陽性の結果が出ており※5、例年以上に緊張感をもって準備しています。

※1 通常時の鳥類相を把握し、異常行動を示す野鳥や死亡個体の発見に努める。

※2 異常行動を示す野鳥や死亡個体を発見した場合に高病原性鳥インフルエンザウィルスの保有状況を調べる。

※3 http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/manual/pref_0809.html

※4 野鳥での高病原性鳥インフルエンザウィルスの感染または環境資料からの同ウィルスの検出を高病原性鳥インフルエンザウィルスの発生と呼ぶ(野鳥における高病原性鳥インフルエンザに係る対応技術マニュアル3ページ「本マニュアルの目的」より)。

※5 2020年11月17日時点

調査資材<調査用資材>

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2020年11月20日みちのく潮風トレイル 三陸浜街道

三陸復興国立公園 大船渡 坂本麻由子

皆さんこんにちは。大船渡自然保護官事務所の坂本です。

三陸復興国立公園においてコンテンツのひとつ「みちのく潮風トレイル」。

このアクティブレンジャー日記で知ってくださった方もいらっしゃいますよね。

総距離1,025㎞で、今のところ日本一長いトレイルとなっています。

全線開通は2019年6月、これまであちこちのメディアで取り上げられて

聞いたことあるよ 少し歩いてみたよ という方も増えてきていたら嬉しいです。

みちのく潮風トレイルのイメージ、まずは「海」ですよね。

そして「震災を語り継ぐ道」。

三陸の絶景海岸風景を歩ける道でもあり

自然の厳しさと優しさとの共存を考える道でもあります。

今日ご紹介したいのはあまりイメージにないであろう「歴史道」。

ほとんど海の見えない山の中を歩くルートも実はあるんです。

岩手県南部はご存じの通りリアス海岸が有名ですね。

そのリアスから住民たちは多くの恩恵を受けているわけですが

ものを運ぶ・人が行き来することに関してはハンデでしかありません。

 海に突き出す半島ぐるっと周回

     =>高低差少ないが距離がぐーんと伸びる

 半島根元を最短距離で峠越え

     =>距離は短いが高低差がひどい

道というものは必要とされて作られ、使われ続けるから残るのですが

三陸浜街道は時を経て現在の国道45号線へと進化しています。

そんな中でもうっすら残っていた初代の三陸浜街道に

みちのく潮風トレイルを通しています。

なぜこんな峠道を通しているのか、海が見えないのに潮風トレイルなのか

結局は三陸の海・地形があるからこその道で

先人たちが切り開いた苦労を想像しながら進む

重要な区間でもあると思っています。

前置きが長くなりましたが、そんな歴史道のひとつ

岩手県釜石市に通る"石塚峠(いしつかとうげ)"の巡視をしてきたので

どのような巡視をしているのかご覧ください。

石塚峠は岩手県釜石市の尾崎半島の根元を縦断する峠です。

巡視で行うことは

①路体の確認

歩くルートの状態を確認します。

崩れや分岐、通行するのに障害になる倒木や落石はないかなどです。

手を加えすぎない処置までにします。