ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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磐梯朝日国立公園 羽黒

233件の記事があります。

2021年11月22日月山ビジターセンターについて

磐梯朝日国立公園 羽黒 風間彩野

こんにちは。

羽黒自然保護官事務所の風間彩野です。

月山の麓に、環境省直轄施設である「月山ビジターセンター」があります。

今まであまり紹介してきませんでしたので施設のご案内をしますね。

まずは基本情報から。

開館時間:8:30~17:00

休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館、翌日が休館)

12月29日~1月3日

7,8月は休館日無し

入館料:無料

駐車場:あり

鶴岡市の市街地から47号線をずっと東に行くと、建物が右に出てきます。羽黒山有料道路から道路を挟んだ反対側であり、月山8合目まで伸びる道路の麓に位置しています。

駐車場にはお手洗いもあります。

入り口にはスロープもありますのでどなたでも。

中に入ると木のぬくもりを感じられる素敵な空間が広がっています!

ゆっくりできるテーブルスペース。ペレットストーブのぬくもりを感じながら談話でもどうでしょう。

本、雑誌、周辺施設・観光パンフレットなどが沢山置いてあります。

総合案内所では、職員の方が親切に教えてくださいます。周辺のこと、出羽三山のこと、なんでもどうぞ!

ここでは、映像ルームで出羽三山についての映像を見ることができます。

奥には広い展示室が!仕掛けが沢山ついている立体マップがあり、出羽三山の歴史、動植物、文化、地質などが紹介されています。

白鳥の重さ、知っていますか?思っているよりも重いんです。そんなことを体験できるコーナーもあります。

月山8合目まで伸びる道路は、今年は冬に向けて通行止めになってしまいましたが、来月から羽黒スキー場がオープンします。車で1分程度の距離ですので、その際にふらっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

月山ビジターセンターのホームページはこちらから→URL:https://gassan.jp

先日、月山ビジターセンターのホームページに、外国の方向けの英語の紹介文が載りました!トップページの左側にあります「Dewa Sanzan」のバナーです。こちらのバナーの写真は羽黒自然保護官事務所の澤野保護官が撮った写真になります。是非是非ご覧ください。

最後に・・・

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2021年11月16日一人写真展「日々のすきま」

磐梯朝日国立公園 羽黒 風間彩野

こんにちは。

羽黒自然保護官事務所の風間彩野です。

磐梯朝日国立公園のアクティブ・レンジャーとして日々の業務で撮りためてきた写真をご紹介する、一人写真展「日々のすきま」へ、ようこそ。前回の開催に引き続き、二回目の開催です。

紅葉の幼樹 @朝日連峰・古寺鉱泉

沢のほとりの小さなケルン @朝日連峰・古寺鉱泉

紅葉の絨毯 @朝日連峰・泡滝口

濡れ葉 @朝日連峰・泡滝口

澤野保護官と登山者カウンター @飯豊連峰・奥胎内口

澤野保護官と大鳥池 @朝日連峰・大鳥池

初雪の業務 @朝日連峰・以東岳

雪とガスの中の以東岳 @朝日連峰・大鳥小屋(うっすらと以東岳避難小屋が見えます)

カメムシのおしり @月山ビジターセンター

「カメムシが多いから今年は雪が多いかもよ~」と澤野保護官が言っています。今年はどんな冬になるのでしょうか・・・。

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2021年11月11日大鳥上池下池の巡視

磐梯朝日国立公園 羽黒 風間彩野

こんにちは。

羽黒自然保護官事務所の風間彩野です。

先日大山上池下池の巡視に行きました。

大山上池下池は、400年近い歴史を持つとされている淡水のため池です。現在も農業用水として使われており、ガンカモ類をはじめ、多くの渡り鳥の重要な越冬・中継地となっています。

また、大山上池下池はラムサール条約登録湿地です。ラムサール条約は、湿地の保全と賢明な利用を目的とした国際条約です。正式名称を「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」といい、1971年にイランのラムサールで条約が締結されたことからこの名前で呼ばれています。
「定期的に2万羽以上の水鳥を支える湿地」という国際的選定基準を満たし、2008年に山形県唯一の条約湿地に登録されました。

また、国指定鳥獣保護区となっています。

到着したのは昼頃。この時間帯の上池は、鳥がぽつぽつといる程度でした。早朝や夕暮れに訪れると、渡り鳥たちが羽を休めているのを観察することができます。上池は、蓮が多いことでも有名です。

下池の周りには森の中の周回コースが伸びています。紅葉真っ盛りです。

下池のほとりです。所々で多くの鳥の鳴き声が聞こえ、鳥好きにとっては

最高な観察スポットになっています。

渡り鳥がどんどん増えてくる今日この頃。望遠鏡片手に訪れてみてはどうでしょう。

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2021年11月05日紅葉の朝日連峰・泡滝口

磐梯朝日国立公園 羽黒 風間彩野

こんにちは。

羽黒自然保護官事務所の風間彩野です。

先日、最後の朝日連峰の登山者カウンターの回収に、泡滝口に行ってきました。

素晴らしい紅葉の写真をお届けします。

登山口までの林道から早速紅葉を眺めることができました。

山深い朝日連峰だからこそ見ることができる、紅葉の絨毯です。

今年度もお疲れ様でした。無事にデータを回収することができました。これにて朝日連峰の登山者カウンターは全て回収完了。事務所に戻ってメンテナンスをし、データの処理に入ります。

もうしばらくの紅葉シーズンを是非朝日連峰で楽しんでみてくださいね。

※泡滝口から大鳥小屋までの吊り橋の踏み板は回収されていますので、ご注意ください。

 各登山道情報を事前に確認の上、登山するようにしてください。

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2021年10月28日登山者カウンター回収

磐梯朝日国立公園 羽黒 風間彩野

こんにちは。

羽黒自然保護官事務所の風間彩野です。

先日朝日連峰に設置している、登山者カウンターの回収に行ってきました。

●朝日鉱泉

とても肌寒い朝です。気温は10度位だと思います。今までの、夏が少し残っているような雰囲気とは違い、

空気も乾燥し、冬特有のツンとした香りがします。朝日鉱泉の駐車場は珍しく車でいっぱいでした。

ナチュラリストの家までの林道はもう落ち葉でいっぱいです。

登山者カウンターを回収する私にとっての一番の難関はこの吊り橋。伝わりますでしょうか。足が少しずれたらヒュードボンです。下の水はとっても美しいエメラルドグリーンなのですが私はそれどころではありません。

無事に立っていてくれました。約一ヶ月ぶりの再会です。元気に動いていてくれたようです。

●古寺鉱泉

古寺鉱泉の渓流はいつ見てもきれいですね。古寺鉱泉は登山者カウンターが尾根の上にあるのでそこまで急登をどんどん登らなくてはなりません。

このあたりは黄色い紅葉です。紅葉のシャワーを浴びているようです。

松ぼっくりを発見しました!

古寺鉱泉の登山者カウンターもしっかり立っていてくれました。尾根なので寒い風が吹いています。

登山者数をメモリーに記録し、ねじを外し、ザックに詰めていきます。

私の愛用の90リットルザックに回収した器具を詰めたらザックの原型がなくなりました。

20キロ弱あるのではないでしょうか。

これを担いで登山口まで下ります。重いですが、がんばっています!

●日暮沢

日暮沢もカウンターの回収をするには尾根まで登らなくてはなりません。

すっかり冬支度をしてしまった景色が広がっていました。

ここもしっかり立っていてくれました。

帰り際、ふと道標を見ると爪痕が。熊でしょうか。

朝日連峰の登山者カウンターは残り一つ、飯豊の登山者カウンターも残り一つです。

こちらは11月上旬頃に回収予定です。

今年度はカウンター情報の取りまとめをしていきます。

彼らが活躍するのは、また来年!

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2021年10月20日朝日連峰・以東岳 冬の到来

磐梯朝日国立公園 羽黒 風間彩野

こんにちは。

羽黒自然保護官事務所の風間彩野です。

寒いですね。庄内では月山も鳥海山も初雪が降り、より堂々とした出で立ちになりました。

コハクチョウも次から次へ南下してきています。

さて、先日の一気に冷え込んだ日に、朝日連峰の以東岳に行ってきました。

登山道保全資材の管理、登山道巡視、以東岳避難小屋の小屋閉め作業をしてきました。

朝から悪天候。一向に晴れる気配はありません。紅葉を楽しみにしていたのになぁと、一同どんより気分で

登山開始です。

吊り橋の架かっている沢も濁流でした。

※泡滝登山口から大鳥小屋の間に架かっている橋は、大鳥小屋の小屋閉めの際に回収されます。事前に情報を得てから登山するようにしてください。

天気には恵まれませんでしたが、キノコが沢山出ていました。

イタヤカエデの木の幹に沢山出てきています。

倒木にも所狭しと並んでいます。

大鳥池につきました。周りの紅葉は、、、思ったよりもまだ標高が高いところが盛りですね。大鳥池の周りはあと1、2週間といったところでしょうか。

雨は止まず、気温もぐっと下がっています。

秋の名物と言えば、ナナカマドの真っ赤な実でしょう。ナナカマドは燃えにくく、七回竈にかけても燃えないというところからその名がついたとか。大鳥池の周りには沢山生えています。

二日目の朝はさらに気温がぐっと下がり、朝から大雨でした。徒渉地点もなかなかハード。カメラは出せませんでした。急登を登る中、雨の質が変わったと思ったら、みぞれでした。

もう少しで以東岳避難小屋に着く、、、と思った矢先、みぞれはなんと雪に変わりました。10月中旬の朝日連峰はもう雪が降るのです。

最初は雪化粧で済むと思っていましたが、、、

雪+暴風の大荒れの天気になってしまいました。これでは作業はできません。以東岳避難小屋に転がり込み、暖かくして天候が回復するのを待ちます。避難小屋の存在というのは本当にありがたいです。

少し回復した時を狙い、一気に小屋閉めの作業に取りかかります。私も微力ながら手伝わせていただきました。ベンチの解体は強風に手がかじかみ、カメラのシャッターを押すのもひと仕事です。ベンチを解体し、看板を外し、水をためる設備を外していきます。

視界は5mもありませんでした。

ほんの一瞬の晴れ間をとらえました。たったの数時間でこの雪景色です。朝日連峰の冬は甘く見てはいけませんね。登山の際はしっかり防寒グッツを持ってきてくださいね。

山に登るとどこかに神様が居るような気がしてくるのは私だけでしょうか。

3日目は残りの小屋内の掃除、水場までのロープや杭の回収、水くみ、網戸外し等の作業を終わらせ、下山です。

以東岳避難小屋の夏期管理体制に入るのはまた来年。いよいよ冬季管理になります。管理人はいませんが、小屋の鍵は開いています。

トイレや小屋の利用はマナーを守って次の人が快適に過ごせるようご協力お願いします。

この日も一瞬晴れました。小屋閉め作業を頑張った人へのご褒美です。

ナナカマドは、一日で雪をかぶってしまいました。かんざしのようでかわいい姿です。

少し下って上をみると、雪が降ったところと降っていないところは横に一本の線があるかのようにきれいに分かれているのが見えました。

今年度は、5回ほど以東岳に登りました。これにて今年度の以東岳での仕事は終了です。

おまけ。ホオノキに目を作って遊んでいる人がいました。自然のものはなんでも芸術品になってしまうので不思議です。ぜひ落葉のきれいな山に遊びに来てください。防寒対策、雨対策、地図、食料等の十分な準備をしてから山に入ってくださいね!

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2021年10月06日小さい秋、見つけました。

磐梯朝日国立公園 羽黒 風間彩野

こんにちは。

羽黒自然保護官事務所の風間彩野です。

早いものでこちらに着任してから半年が経ちました。

いつも日記を読んでくださりありがとうございます。今後もどうぞよろしくお願いします。

稲もほとんど刈り終わり、さみしい風景になってきた庄内です。

先日は、ラムサール条約登録湿地である大山上池下池にコハクチョウが飛来してきたというニュースで賑わいました。

所々で冬に向けた準備が着々と進んでいるようです。

さて、先日直轄地の巡視に行ってきました。

まずは羽黒野営場です。スキー場が隣接しています。

ここから奥に向かうとテントサイトが見えてきます。

うっすらと紅葉が始まっているよう・・・?

みなさんはカツラという樹木をご存じでしょうか。

秋になるときれいな紅葉を見せてくれます。

丸いハートのような葉を持っており、とてもキュートです。

秋にこのカツラの下を通りかかると、甘い蜜のような香りがすることがあります。

これは、マルトールという成分の香りです。なぜこのような香りの物質を出すのか、詳しくは明らかになっていないですが、虫を引き寄せないようにする効果があると考えられています。

歩道の周りの木々もとても美しい野営場です。

是非利用してみてくださいね。

続いて二夜の池に行ってきました。

こちらは月山ビジターセンターから道路を挟んで徒歩30秒の場所にあります。

二夜の池の名前は、「この池のそばに立つと、月の美しさはもちろん、池に映った月もまた美しく、二夜分の月を楽しめる」というところからきています。

満月の明るい夜に来てみたらさぞかしきれいでしょう・・・。

こちらも周りの木々はほんのり色づいているような気がします。紅葉のピークはまだまだですが、トンボがスイスイと飛んでいたり鳴いている虫が秋の虫だったりと、密かに秋は始まっているようです。

池にはテラスも設置されています。さわり心地のよい手すりにうっとりしながら、ポチャンポチャンという池の音に耳を傾けます。

四阿もあります。

満月の日にお団子を持って訪れてみてはいかがでしょうか。

最後に、月山ビジターセンターに行ってきました。

この施設は、月山八合目に向かう道の麓にあります。沢山の本や雑誌、休憩用のテーブルなどがあり、情報収集、休憩にはもってこいのビジターセンターです。解説員の方が何でも優しく教えてくださいます。中には出羽三山の展示スペースもあるので是非立ち寄ってみてください。

10月より展示スペースに英文の解説文がつきました。

今はこんなご時世ですが、後々海外のお客様が増えたとき、グローバルなビジターセンターになることを願っています。

・・・実は私は英語解説文の背景のイラストを描かせていただきました。よろしければのぞきに来てくださいね。お待ちしております。

今回は、小さな秋を沢山見つけた巡視でした。

今度は紅葉の風景をお伝えできたらと思っています。

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2021年09月13日ついに!登山道合同保全作業!

磐梯朝日国立公園 羽黒 風間彩野

こんにちは。

羽黒自然保護官事務所の風間彩野です。

磐梯朝日国立公園では、飯豊連峰および朝日連峰において、環境省を含めた国、県、市町村および地域に深く関わる民間団体が集まり、飯豊連峰保全連絡会および朝日連峰保全協議会を立ち上げています。

人間が立ち入り、登山道を踏みつけることで荒廃していく自然を復元させ、原始性の高い飯豊連峰、朝日連峰の自然が長く維持されるように、その保全活動を推進することを目的に取り組みを行っています。

毎年夏から秋にかけて、それぞれの地域の荒廃部分を復元させるために合同保全作業を行っています。この現地での作業のために、前年の冬頃から計画を立てていきます。

今年は9月4日(土)に、飯豊連峰 梶川尾根にて登山道の合同保全作業を行いました。昨年は新型コロナウイルスの影響により中止になりましたが、今年の飯豊連峰では人数を制限し、泊まる小屋にも定員を設けるなど感染対策を充分行った上で実施しました。

当日の朝はまだ日が昇る前から出発しました。あいにくの雨。私の晴れ女パワーはどこに行ったのでしょう。

飯豊連峰は急登、鎖場、ガレ場など、危険な場所が沢山あり、難易度は高いです。特に登山口から主稜線までのアプローチに時間がかかり、かなりの体力と同時に精神力も必要です。

山脈を形成している岩盤の性質の影響により崩れやすい登山道になっています。人が通ることで踏み固められ、その後雨が降ると踏み固められた道を勢いよく水が流れます。そしてスピードの速い水の流れにより登山道が削られていきます。削られた道は他の場所よりも歩きやすいのでより多くの登山者がそこを通り、また踏み固められ・・・の悪循環が発生し登山道は荒廃していくのです。

梶川尾根の上部に出ました。いよいよ保全作業が始まります。

梶川尾根の上部はこのような白い色の登山道であり、これがとてももろく崩れやすいのです。今回の作業は、ヤシ製の土嚢を使って土砂をためることです。流れてきた水の中に含まれている土砂を、ヤシ製の土嚢で止めます。そうすることで、削られて窪んでしまった登山道に少しずつ土砂がたまっていきます。

ヤシ製の袋に土とヤシ繊維を詰めていきます。

そして、削れた場所に、階段のように置いていきます。

そう、この日は雨・・・。でも悪いことばかりではありません。登山道を削っていく水の流れが実際に見えるので作業がしやすいのです。先ほど作ったヤシ製土嚢の階段に水がたまっている様子を観察することができました。

今年度は少人数でしたが、登山道保全に向けて一歩前進することができました。10年後、20年後にこの場所の荒廃が少しでも収まってくれるといいです。

来年は大人数で作業ができたらいいですね。

登山中にヤシ製土嚢の様なものを見かけましたら、このような活動が行われているということを思い出していただけますと幸いです。

これにて今年度の飯豊連峰合同保全作業は無事に終了しました。

ヤシ繊維やヤシ土嚢の荷揚げをしてくださった方、合同保全作業に参加してくださった方、本当にありがとうございました。

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2021年09月08日一人写真展 「日々のすきま」

磐梯朝日国立公園 羽黒 風間彩野

こんにちは。

羽黒自然保護官事務所の風間彩野です。

山形は夏の猛烈な暑さも和らぎ、朝晩は少し肌寒い風が身を包むようになりました。

稲の穂も頭を垂らし、黄金の野原になりつつあります。

そんな景色を眺めながら散歩をするのが日課です。心洗われます。

さて、私は日頃からよく写真を撮ります。

とはいえ、羽黒自然保護官事務所の澤野保護官の前では写真が好きですなんて言えません。

レベルも熱意も違いますので・・・。

今までは記録用に撮っていた写真を掲載してきましたが、ここではちょっと変えて、おまけ程度にこっそり撮りためてきた写真をご紹介します。

風間アクティブレンジャーの一人写真展をどうぞ。写真展の名前は「日々のすきま」。

【月山の宝石】

月山開山祭のことです。当日は天候が悪く、視界はほぼなしで強風でした。そんな中、ふと足下を見ると草にきれいな水滴が。癒やされました。

【弥陀ヶ原のアカハライモリ】

月山の八合目駐車場から数分歩くと弥陀ヶ原という湿原に行くことができます。そこには池塘と呼ばれる池が点在します。その中をのぞき込むと・・・。沢山出会えますよ。

【種、捕獲!】

真ん中にある綿毛のついた種、見えますでしょうか。見えにくいですね。すみません。これは月山8合目駐車場に置いてある種除去マットです。貴重な草花が多い月山。そこに外からの種を持ち込まないために設置してあります。マットをよーく見るとしっかり種が捕獲されています。機能している証拠です。うれしくてシャッターを押しました。

【事務所の住人】

澤野保護官撮影の写真です。この鳥さんは、事務所のパイプ内に家をかりて住んでいるようです。自然に囲まれた土地ならではの光景ですね。癒やされました。

【旅の安全を】

羽黒山山頂にある、旅の神様のお社です。靴が沢山お供えしてあります。旅好きとしてしっかりご挨拶してきました。羽黒山山頂神社に行った際には是非立ち寄ってみてください。前の日記で羽黒の古道を歩いて山頂に行ったときのことを書いていますので、よろしければご覧ください。

【太陽によろこんで】

朝日連峰以東岳の山頂で撮影しました。小さな太陽を、水滴をつけた小さな草がよろこんでいる様に見えました。

【空の支配者】

こちらも朝日連峰以東岳から撮影しました。重く分厚い雲はまるで空を支配しているようです。下からの赤い太陽の光が幻想的ですね。一瞬しかとれない貴重な写真です。

【大きいハンマー】

登山者カウンター(設置や点検の事については前の日記をご覧ください)を立てるときに使うハンマー。手と比べても、すごく大きいことがわかります。また、ずっしりと重いです。設置の時はこれを担いで山に登ります。大事な仕事の一つです。

【小さな鳥居】

月山ビジターセンターから少し奥に行くと羽黒キャンプ場があります。その一角に小さな鳥居がありました。大山祇神社の鳥居です。鳥居をくぐると緩い坂が延びていて、しばらく歩くとひっそりとした神社が出てきます。前の日記でもご紹介していますので是非見てみてくださいね。

以上、風間アクティブレンジャーの一人写真展「日々のすきま」でした。また良い写真がたまりましたら随時開催しますね。ご来場ありがとうございました。

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2021年08月27日羽黒山 古道の不思議

磐梯朝日国立公園 羽黒 風間彩野

こんにちは。羽黒自然保護官事務所の風間です。

先日、羽黒山の古道「奥の細道古道」に行ってきました。

あの松尾芭蕉も通ったという道です。峰入修行で山伏たちが歩く道でもあります。

有名な石段の反対側に在り、知る人ぞ知る古道です。

まずは羽黒山について。

出羽三山の一つであり、三関三度(さんかんさんど)の霊山として栄えてきた山です。羽黒山で現世利益を、月山で死後の世界を体験し、湯殿山で新しい命をいただいて生まれ変わるという、蘇りを果たす山の一つがここ羽黒山です。

御開祖である蜂子皇子の修行の道は「羽黒派古修験道」として結実し、1400年もの長い間受け継がれています。今日では羽黒山伏の形をとって、厳しい修行道が続いています。

今回紹介する道は、その山伏が修行のために通る道です。

奥の細道古道の玄関口には、羽黒山修験本宗の本山である荒沢寺があります。出羽三山1400年あまりの歴史を継承する寺院であり、羽黒山奥ノ院と呼ばれ、山伏が修行する道場です。苔むした石碑に、至る所にいる神様に、歴史が刻まれた木製の門に、身が締まる想いで出発しました。

スギやブナに囲まれた道です。所々に石段がありますが、道自体は急でもなく自分のペースで心地よく進むことができます。途中で他の人に会うことはありませんでした。鳥の声と木々の音だけが私の周りを取り囲みます。

山道を進むと、突然開けた場所に出ました。峰中堂です。

羽黒派古修験道の修行の拠点になっています。長い木造の大きな建物です。

吹越神社です。

羽黒派古修験道の根本道場であり、吹越神社は三山の開祖・蜂子皇子を祀っています。ひんやりとした道をどんどん進んでいくと、大きな駐車場に出ます。その先は羽黒山山頂です。

山頂に着きました。出羽三山神社の大きな三神合祭殿が姿を現しました。

片道40分というところでしょうか。ちょっとした散策にはもってこいの道だと思います。

皆さんも古道を歩いて1400年の歴史を感じてみてくださいね。

おまけ。

帰り道、元来た古道を下っていたら私の周りを取り囲むように何かが崩落する音が聞こえました。鳥も一羽もいない場所で、何の音だったのでしょうか。今まで感じたことのない感覚に襲われて全身に鳥肌が立ち、足早で下山しました。不思議です。

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