ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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十和田八幡平国立公園 盛岡

13件の記事があります。

2017年05月24日深呼吸をしてみませんか

十和田八幡平国立公園 工藤紀恵

みなさん、こんにちは。

盛岡管理官事務所の工藤です。

先日、素晴らしい景色に出会いました。

見慣れた岩手山の姿ですが、黄色に染まる菜の花畑の向こうにそびえていると、いつもより柔らかな印象を受けます。

春の空気をおもいっきり吸い込みました。

国立公園の楽しみ方はいくつもあると思いますが、周辺の景色も是非楽しんで下さいね。

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2017年04月24日網張の森にミズバショウが咲きました

十和田八幡平国立公園 盛岡 工藤紀恵

みなさん、こんにちは。

先日盛岡管理官事務所の近くに「石割り桜」という桜の名所があると、お知らせしましたが、ついに満開を迎えました。その昔、大岩に雷が落ちて岩が割れ、その隙間に入った桜の種が芽を出して育ったという伝説があるそうです。

多くの観光客の方々が写真撮影を行っていました。今年は外国人観光客の方が多くいらしたのが印象的でした。

 

  

本日はミズバショウの開花をお知らせいたします。

岩手県雫石町の網張ビジターセンターの目の前にはブナ、ミズナラ、ダケカンバを主体とする「網張の森」があります。

この網張の森で、ミズバショウが開花しました。ミズバショウと聞いて真っ先に思い描くのは、尾瀬国立公園のミズバショウかもしれませんね。

網張の森のミズバショウは、尾瀬に比べれば規模はとても小さいです。花の数を数えようと思ったら、少し気の長い方は数えられるかもしれません。

 

 

 

 

 

けれども、尾瀬に負けないくらいの魅力が網張の森にはあるのです。

なんと、駐車場から徒歩30秒で現地に到着です!

誤記ではありません。30秒です。車を停めたら「すぐそこ」にミズバショウが咲いています。行列はできていませんので、写真撮影の際、後ろのハイカーを気にする必要もありません。平日ならば独り占め気分を味わうこともできるでしょう。

 

 

森の小さな秘密の楽園をこっそり訪ねたような、メルヘンな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

オオカメの木の冬芽も「バンザーイ!ミズバショウが咲きましたよー!!見に来てねー」と言っているようでした。

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2017年04月14日早春の森へようこそ

十和田八幡平国立公園 盛岡 工藤紀恵

みなさん、こんにちは。

このアクティブレンジャー日記でも、春の話題が続いていますが、岩手からは早春の森へみなさんをご案内しようと思います。

岩手県八幡平市の岩手山麓で春の合図、木の根元だけ雪が溶ける「根開き(ねびらき)」が春のリズムを作り出していました。


この日は上空に寒気が入っており、強風が吹き荒れていて、落葉した木々の間からも冷たい風が吹いてきます。

 

 歩みを止めると、ゴーっという風の音しか聞こえてきません。

うさぎの足跡を発見!

岩手山の山頂も強風の影響で雪煙があがっていました。

雪はまだ溶けきっていませんが、春爛漫まであと一歩。ワクワクしています。

早春の国立公園でお会いしましょう!

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2017年03月23日春を探して

十和田八幡平国立公園 盛岡 工藤紀恵

 こんにちは。盛岡自然保護官事務所の工藤です。

 東京から桜の便りが届き、しばらくは桜の開花の話題が続きそうですね。

盛岡自然保護官事務所のすぐそばにある桜の名所をご存じでしょうか?盛岡地方裁判所敷地内の「石割り桜」です。巨大な花崗岩の割れ目に育った樹齢350年を超えるエドヒガンザクラは国の天然記念物に指定されていて、花の時期には盛岡市民だけでなく多くの観光客が訪れます。その石割り桜も先日、冬の寒さや雪をしのぐ雪囲いが外され、春を迎える準備万端のようです。

 今回は、3月18日に網張ビジターセンターにて行われたスノーシューイベントの際に見つけた森の中の春についてご紹介しようと思います。

 

 森の春と言えば、葉の鮮やかな「緑」新緑を思い浮かべる方が多いかと思いますが、森の春と言えば「赤」だという方もいます。

 ダケカンバやブナの木が多い網張の森では残雪の時期、冬芽が赤く色づいて山がほんのり赤く染まります。冬芽が赤くなる理由は諸説あるようですが、日光を効率よく吸収する役割があるとも言われています。

 冬芽をベタベタにして乾燥や寒さから身を守っていると言われるトチの冬芽も、どんどん大きくなって春を待っています。

 ←春の「赤」みつかりますか?

 

 

 ←ベタベタを確かめます。

 春の季語としても使用されるユキクロカワゲラの姿もありました。雪原の中を黙々と歩き続ける姿は、やはり春の訪れを感じさせます。

 

 

 春の準備を着々と進める自然界の生き物たちに遅れを取らないよう、私もしっかり春に向けて準備を行いたいと思います。

 春の国立公園でお会いしましょう。

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2017年02月27日冬のオススメはスノーシュー!!

十和田八幡平国立公園 盛岡 工藤紀恵

 こんにちは。盛岡自然保護官事務所の工藤です。

寒い日が続いていますね。事務所のある岩手県盛岡市は降雪量はさほど多くないのですが、気温が低く寒い地域です。近頃では最高気温が3度あれば暖かいな、と思うようになりました。

 

 皆さんはスノーシューをご存じですか?スノーシューは西洋風かんじきと言われており、深い雪の上を歩く際に靴に装着して使う道具です。近年このスノーシューを使ったスノーハイクが大人気です。雪山はちょっとハードルが高いけど、冬の森をゆっくりと散策したいと言う方にぴったりの道具です。

深雪に包まれた森を歩けば、寒さなんてなんのその、鼻水なんて気にしない!スキーやスノーボードとは違い、テクニックもいりません。是非この冬にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 網張ビジターセンターでは3月26日までの毎週土日月曜日に「網張の森雪上ハイキング」を開催しています。10時から1時間、ビジターセンタースタッフと一緒にスノーハイクが楽しめます。森の動物たちの足跡なども発見できるかもしれません。外は寒くてもビジターセンター内ではペレットストーブが皆さんを待っていますよ。冷えた身体をゆっくり温めて下さいね。

白銀の国立公園でお会いしましょう!

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2016年10月21日滝ノ上温泉周辺は紅葉の見頃を迎えました。

十和田八幡平国立公園 盛岡 工藤紀恵

 こんにちは。盛岡自然保護官事務所の工藤です。

 「食欲の秋」「芸術の秋」楽しんでいますか?私は前者の担当です。

 

 本日は滝ノ上温泉付近の紅葉の様子をお知らせいたします。
岩手県雫石町の葛根田渓谷沿いは紅葉真っ盛り。
曲がりくねった道やトンネルが秘境ムードを盛り上げます。

 

 

 

鳥越の滝の滝壺から上がる地熱の蒸気も、見ることが出来ました。

滝ノ上駐車場から対岸を撮りました。大地から蒸気が上がる大迫力の景色が
広がっています。

 

 

 盛岡市内から滝ノ上温泉は1時間程度ですので、ドライブにはちょうどいい時間です。
雫石町には美味しいおそば屋さんや、日帰り入浴施設があちこちにありますので
秋の国立公園を満喫するコースが出来上がりそうですね。
素晴らしい景色が皆さんをお待ちしています。

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2016年10月13日足下にご注意

十和田八幡平国立公園 盛岡 工藤紀恵

 こんにちは。盛岡自然保護官事務所の工藤です。

残暑を楽しんでいたつもりがあっという間に秋が深まってしまいました。

盛岡自然保護官事務所のある盛岡市内もすっかり冷え込み日没後はかなり寒いです。季節の変わり目は体調を崩しやすいので、皆様もお気を付け下さいね。

 

 本日は巡視の際に見つけたキノコをご紹介します。

 

 キノコは私たちにとって身近な食材ですが、食用のキノコは極々一部で、可食かどうか不明なキノコもまだまだ沢山あります。うかつに口にしてはいけませんね。分類についても「○○」の仲間などと名前すらついていないキノコが多く、年間1000種も新種が発表されているそうです。謎多きキノコにこれからも注目していきたいです。

 

 

 

 

 国立公園の雄大な景色はいつ見ても本当に素晴らしいですが、視界の悪い日などは是非足下にも目を向けてみてください。そこにも大自然が広がっています。

 

 

 

 

 

 

  

   

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2016年09月07日野生動物とは自然の中で出会いたい

十和田八幡平国立公園 盛岡 工藤紀恵

こんにちは。盛岡自然保護官事務所の工藤です。

今朝の盛岡はひんやりした空気に包まれ、少しほっとするような朝でした。

 

先日巡視の後、ある噂を耳にした場所を車で通りました。

その噂とは。

 

出るんです キツネが

ずいぶん長い間噂となっていて、人間を怖がらず、むしろエンジンの音を聞くと道路に出てくるという話でした。

きっかけは誰かが食べ物を与えたか、山菜採りの際に捨てられたお弁当の残りを食べ、人間の食べ物の味を覚えたのではないかと地元で噂されていました。実際に私が車を減速させたところ、走って追いかけてきました。

 

キツネは警戒心が非常に強く、人間の前に姿を現すことはあまりありません。

写真のように間近でキツネに出会うことなどめったにないのです。

キツネが見られてラッキー!とは思えませんでした。

このキツネが一日も早く自分の野生を取り戻し、自然の中に戻ることを強く願います。

皆さんも野生動物が大自然の中で、彼ららしく生き抜く姿に出会いたいですよね。

 

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2016年08月15日山の日制定記念行事が開催されました

十和田八幡平国立公園 工藤紀恵

こんにちは。盛岡自然保護官事務所の工藤です。

お盆を迎え盛岡市内は秋の気配を感じる風が吹くようになりました。

 

8月11日は各地で山の日制定記念の行事が執り行われましたが、網張ビジターセンターにおいても十和田八幡平国立公園八幡平地域指定60周年記念 山の日制定記念として「トークイベント 岩手山に魅せられて」が開催されました。

イベントでは国立公園八幡平地域南部の象徴的な存在である岩手山に様々な方面から関わってきた3名の方に、岩手山によせる思いを語っていただきました。

 

岩手山地区パークボランティア会長の阿部丕顕さんからは、日頃のボランティア活動の一部として岩手山九合目避難小屋の維持管理や、山頂部の誘導ロープ設置作業などについてお話がありました。

山岳写真家でツアーガイドの中山大太郎さんは素晴らしい写真の数々を紹介。また年齢を重ねたことで、山とのつきあい方が変わってきたといったお話も伺うことができました。

版画家で、日本山岳会岩手支部長の阿部陽子さんは、豊富な登山経験から登山中の熱中症予防法やストック利用について等様々なお話がありました。

お一人30分の持ち時間でしたが、お三方とも時間がまだまだ足りないようでした。それだけ岩手山への思いが胸にあふれていると言うことなのだと思います。

トークイベントに参加された約70名の方々は、ゲストのお話にうなずいたり、おぉっと声を挙げたりしながら熱心にお話を聞かれていました。

私自身も岩手山との関わりについて、また山の日について考えさせられる1日となりました。

 

会場の様子と、当日の岩手山の姿です。

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2016年07月04日岩手山山開き

十和田八幡平国立公園 工藤紀恵

7/1、岩手山の山開きが行われました。

「岩手山」岩手県最高峰2038メートルの火山で、南部片富士と呼ばれるその姿は多くの岩手県民の心の風景となっています。

 

岩手山は八幡平市、滝沢市、雫石町の3市町にまたがっており、午前6時には3市町登山口で一斉に山開きの神事が執り行われました。

盛岡自然保護官事務所は雫石町の御神坂(おみさか)登山口の神事に参加し、山頂を目指します。 

 

 

   

登山口から山頂までの標高差はなんと1428m、登りのコースタイムは4時間40分。

小雨の中スタートとなりましが、標高を上げると徐々に雲間から雫石の町が見え隠れし、9合目不動平避難小屋に到着の頃には青空が広がりました。

山頂は多くの人でギュウギュウです。各団体が掲げる旗が風に揺れてピッケル交換、万歳三唱を大いに盛り上げました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

お鉢を回って、コマクサやイワヒゲなどの高山植物を眺めてから同じコースを下山しました。下山のコースタイムは3時間30分。長い一日でした。

 

夏山本番ですね。安全第一で山登りしていただき、十和田八幡平国立公園を満喫してください。

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