ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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三陸復興国立公園 大船渡

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2017年05月11日みちのく潮風トレイル☆現地巡視の様子

三陸復興国立公園 大船渡 坂本麻由子

こんにちは、久々の投稿になってしまいました。

大船渡自然保護官事務所の坂本です。

 

この4月末からこちら三陸沿岸では強風の日が非常に多く、

管内での倒木などの情報があちこちで出ていた中、

大船渡事務所管轄内の釜石市尾崎半島における山林火災が発生しました。

雨の影響で火勢は弱まってきたそうですが、一刻も早く鎮火することを祈ります。

 

今回の日記では、みちのく潮風トレイルルートでの現地巡視の様子をお伝えしたいと思います。

すでに開通している区間でも、特に峠道・山道において、安全に歩ける状況か把握するために

定期的に現地へ足を運び、ハイカー目線で巡視をしています。

今回は大船渡市綾里峠での作業にパークボランティア5名が参加してくださいました。

 

ルート上で目線の高さに伸びていたり、高いところに引っかかっていたりする

危ないと思われる枝などを取り払います。

   

立ててあった標識杭が見えない状況を発見。

倒れた木の枝で隠されてしまっていました。

歩いている目線で見えるように調整します。

 

ルートの目印につけてあるトレイルテープが劣化している場合は新しいテープに替えます。

...お気づきですか?一人の男性が担いでいるもの、

そう、かけや(ハンマー)です。標識杭を打ち込むときに使うため、

たとえ厳しい山道でもこうやって肩に担いで行くのです。

 

わたしたちみちのく潮風トレイルに関わるアクティブ・レンジャーたちは

たくさんのハイカーがこの土地を安全に歩いて楽しんでほしいと願いながら

このような作業を続けています。

トレイルを歩いていて、標識杭やテープを見かけた際には

このような作業風景を想像してみるのも、おもしろいかもしれませんね。

≪おまけ≫

この日見られた季節の写真をご覧ください♪

 

 

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2016年11月17日十八鳴浜の被害状況を確認してきました

三陸復興国立公園 大船渡 坂本麻由子

こんにちは。大船渡自然保護官事務所の坂本です。

先日、気仙沼市大島の北東部に位置する『十八鳴浜』(くぐなりはま)へ現地調査へ行ってきました。

十八鳴浜は国の天然記念物にも指定されている、鳴砂の美しい砂浜です。

鳴砂は、砂が汚れてしまうとならなくなるので、

自然の姿をできるだけそのままにと、周囲から人の手はあまり加えられていません。

 

この十八鳴浜、今年の台風の被害で、以前環境省で整備した土留工が崩れてしまいました。

このため、気仙沼市や気仙沼大島観光協会の皆さんと一緒に、

どのような補修ができるか現場を確認しながら検討してきました。

東日本大震災の際にも砂浜がほとんどなくなるほど波にさらわれ、えぐられていた山肌ですが、

さらに台風で被害箇所は拡大し、写真のように砂浜との高低差は人の背丈以上になっていました。

 

「この素晴らしい砂浜を、はるばる見に来てくれた人に

安全に楽しんでもらえるよう、できるだけ自然に近い形で補修してほしい」

これが同行した皆さんからの声でした。

ポイントは「できるだけ自然に近い形で」という部分。

震災後、鳴砂はさらわれてほとんど無くなったはずなのに

今、しっかり鳴砂の砂浜は存在しています。

自然と砂は戻ってきたそうです。