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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

雪解け後の作業とお楽しみ

2024年04月12日
裏磐梯 石川 麻里子

こんにちは。裏磐梯自然保護官事務所のAR石川です。
裏磐梯では日差しが暖かい日が続き、歩道にあった雪もすっかり溶け、来訪者が散策する姿を目にするようになりました。一気に春めいてきましたね。
 
青空と桧原湖と磐梯山。青色の世界が広がっていました。
磐梯山と桧原湖。どこもかしこも青い!


朝から晴天だった4月10日。外に出ないのは勿体ない!ということで・・・
国立公園のエントランス標識(国立公園の入口に設置されている標識)に付けた竹竿を取り外しに行ってきました。この竹竿は、雪でエントランス標識が覆われた際に、「ここに看板があります!」とお知らせするもので、除雪作業の目印となります。

 
北塩原村大塩桜峠にある、国立公園のエントランス標識
北塩原村大塩桜峠側のエントランス標識ビフォー →
竹竿取り外し後のエントランス標識
アフター。角がなくなってすっきりしました。

雪が溶け、久しぶりに全貌を現したエントランス標識。昨年の秋に塗装を塗り替え、ピカピカに輝いています。(決して環境省フィルターがかかっている訳ではない・・・はず!笑)この標識は磐梯朝日国立公園の各入口に設置されており、訪れる皆さんをお出迎えしております。国立公園にはゲートのようなはっきりしたものがなく、皆さん国立公園の入口を意識したことがないかもしれませんが、この機会に是非見つけてみてください!
(写真の北塩原村大塩桜峠以外にも、猪苗代町長坂、福島市高湯温泉、猪苗代町高森、米沢市白布温泉にもあります。)





また、この作業の時に楽しみにしているのが、北塩原村大塩桜峠のミズバショウです。
 
ミズバショウの群落
道路からも、群落がはっきり見えます。 秘密の花園のようですね。
霜焼けを免れたミズバショウ
稲村ARが発見した、霜焼けを免れたミズバショウ。


今年も咲き乱れておりましたが、多くのミズバショウが少し焼けていました。稲村ARによると、霜焼けではないかとのこと。最近夜に氷点下まで下がる日があったため、傷んでしまったのでしょうか。それでも、水のせせらぎとミズバショウが咲く風景に春の訪れを感じ、とても癒やされました。




(おまけ)
桜峠からは、飯豊連峰を一望できます。迫力があり、お気に入りの景色です。
 
北塩原村大塩桜峠からみる飯豊連峰
飯豊連峰も実は磐梯朝日国立公園!自然は広大です。
夕日と飯豊連峰
同じ日の夕方。夕日が沈んでいく様子をながめていました。良い時間でした。