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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

「なすびが歩く みちのく潮風トレイル」に密着!~前編~

2016年01月12日
宮古 古館 百合子

みなさま、明けましておめでとうございます。

お正月にお餅を食べ過ぎて体重が増加した古館です。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

私からお知らせする新年最初の話題は、ただいまみちのく潮風トレイル全線踏破にチャレンジしているなすびさん!

1126日に青森県八戸市を出発。お仕事の合間を縫ってトレイルを歩き、現在は岩手県釜石市まで南下しています。

◆更新中!「なすびが歩く みちのく潮風トレイル」はこちら↓

https://www.facebook.com/nasubi.michinoku.trail/

 

そのうちの1日、なすびさんに同行させていただく機会がありましたので、写真とともになすびさんが歩くトレイルの様子をお届けいたします。

 

18日(金)快晴 山田町トレイルコース

 

【出発時に漉磯海岸を眺めるなすびさん】

 

船越半島・漉磯(すくいそ)海岸からのスタート。この日は、前日からなすびさんのガイドとして同行している山田町観光協会の方と3人で歩きました。

車道を進むこと1時間弱、地元の釣り人2名と遭遇。

 

 

なすびさんがみちのく潮風トレイルを歩いていることは知っていたが、まさか会えるとは...!と思っていたそうで、びっくりされていました。

しばし釣り人との会話を楽しんで、別れを惜しみつつ再スタート。ここからは、豊かな森の中を抜ける道を歩きます。

 

 

途中、なすびさんがポーズを決めてくださいました。

 

この道は、陸中海岸自然遊歩道の「船越半島を訪ねるみち」として設定されており、人の手が入っていないありのままの自然を堪能できます。

落ち葉をワッサワッサと踏みならしながら歩きましたが、ガイドさんは「秋の燃えるような紅葉に囲まれて歩くのは最高だよー!」とおっしゃっていました。広葉樹が多く自生しているので、新緑の季節もまた爽やかで違った雰囲気が楽しめ、1年通して大自然を感じられます。

 

自然遊歩道を歩き切り、車道を1時間弱進むと、ガイドの方が立ち止まって「山田町の杉は優等生なんだよー!」と。というのも船越半島の杉は、太く、高くまっすぐ育ち、病虫害にかかっていない木として昭和31年「精英樹(せいえいじゅ)」に指定されたそうです。見上げるとまさにその通り、太く立派な杉の木が育っていました。

 


 

精英樹林の中を進み小谷鳥(こやどり)海岸に到着。小谷鳥地区では震災復興の工事を行っていました。

震災前、震災時の様子などをガイドの方から伺い、復興に向けて思いを馳せていました。

 

 

ちょうどお腹が空いてきたところで、お昼休憩...と思ったら、山田町観光協会さんのご厚意でカキ小屋に連れて行っていただけることになりました。

年末から元旦にかけて宮古市~山田町市街地を歩いた際は、年末年始の漁師さんの休みとかぶり「カキ小屋」に行きたい!との願いが叶わず...。

その願いがこの日、実現しました。

 

【カキ小屋スタッフがスコップで豪快にカキを鉄板にのせて蒸しガキに】

 

【たくさんのカキを前にして満面の笑みのなすびさん】

 

スコップ2杯分のカキを平らげ、午後のトレイルウォークへと活力をつけました。

カキを食べてますます元気になったなすびさんの午後の様子は次回お届けいたします。