ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2019年09月20日秋を探して

十和田八幡平国立公園 鹿角 齊藤 航来

こんにちは、鹿角管理官事務所の齊藤です。

とても暑い夏が終わり、段々と朝晩が冷え込むようになってきました。

そろそろ山の上も秋が来るだろう、ということで今回は八幡平付近の「秋」の様子を見に行ってきました。

見返峠の駐車場に着いた時点でとても風が強く、上空は厚い雲に覆われていましたが、時折暖かい日が射したり小雨が降ったりという天候でした。

秋の空は変わりやすいとも言うように、到着早々に秋を感じます。

八幡沼付近の湿原では一面が草紅葉に覆われていました。天気のいい日には清々しい風を受けて風になびく様子を見ることが出来るでしょう。

湿原のなかには隠れるように生えているエゾオヤマリンドウを見ることも出来ます。

濃紺から時間が経って薄くなった色をしていますが、これはこれで不思議な色合いをしていて、目を楽しませてくれるのではないでしょうか。

【左:八幡沼周辺の草紅葉 右:エゾオヤマリンドウ】

次に後生掛自然研究路、大沼付近へと脚を伸ばしてみましたが、この辺りの紅葉はまだ当分先の様子です。

真っ先に色をつけているものはヤマウルシばかりで、その鮮やかな赤を周りが真似し始めるのはもう少しかかりそうですね。

【真っ先に色が付くヤマウルシ】

今日のようなころころ変わる天候の時は脱ぎ着の楽な防寒着があると便利ですね。これから先の紅葉狩りの際は、体調を気遣ってお楽しみください。

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2019年09月13日行き合いの空 2019

鎌田 和子

こんにちは、仙台自然保護官事務所の鎌田です。

9月になると、この季語が私の心に響いてきます。「行き合いの空」です。

夏と秋と ゆきかふ空のかよいぢは かたえ涼しき風やふくらむ (古今集)

夏の終わり、秋の気配を感じる和歌です。

昨日、宮城県北部にある国指定鳥獣保護区を巡視してきました。陽射しは強いのですが、心地よい風の吹くカラッとした一日でした。

 

爽やかな風がハスの葉を裏返しながら、伊豆沼を通り抜けていく。ハスの花はもうわずか、蜂の巣の形をした実が目立ち、ハスの葉が沼を埋め尽くしています。カモたちが沼を利用していても、葉隠れの術、カモフラージュで見つかりにくいことでしょう。ハスの葉の上で獲物を待つチュウサギ、上空を飛び交うツバメは夏鳥、いつ帰るのかな、あと少し観察できそうな気配です。

 

こちらは、伊豆沼の南側に広がる田んぼ、稲穂は頭が垂れ、黄金色に変化しています。毎年このエリアで「初雁」、マガンの初見が確認されるところです。稲刈準備の農家さんが、ヒエなどの雑草を一本一本抜く手作業や農機を入れるための草刈りが行われていました。不思議とマガンは、その稲刈情報をいち早く察知し渡ってきます。私は、ここが鳥獣保護区であることを知らせる制札の周辺の草刈りをして、渡り鳥の季節を待ちます。当然ですが、鳥に向けてではなく、私たち人間に向けてのことです。

 

9月になり、鳥獣保護区やラムサール条約湿地に関わる人々が、現地で顔を合わせるたびに、「そろそろだよね。」、「来たの?」、「まだだよ。」そんな会話で、ガン類の渡りを心待ちしているように感じます。

数年前の10月上旬の写真ですが、毎年9月下旬から11月上旬、沼に近い田んぼは、日中、数千~数万のマガンが落穂を食べたり、群れで移動する光景が見られます。秋から冬にかけて、どうぞ、伊豆沼・内沼、蕪栗沼・周辺水田、化女沼にお出かけしてみてはいかがでしょうか。間もなくですよ。

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2019年09月09日秋の気配

十和田八幡平国立公園 伊藤 あけみ

今年の夏は暑さが厳しく屋外の業務には熱中症対策が必須でしたね。気がつくと湖畔から涼しい風が

吹いてくるようになり、やっと過ごしやすい日々となってきました。

夏の間は雨が少なかったので、十和田湖の水位がかなり下がって普段とは違う光景が広がっています。

  

          【恵比寿大黒島まで陸続きになってしまいました】

さて8月に実施されたパークボランティア活動二つをご紹介します。

8月10日は、十和田八甲田地区パークボランティアの皆さんと蔦野鳥の森の歩道整備を行いました。

笹で覆われた歩道の刈り払いを行い、快適に歩けるようになりました。