秋田
1036件の記事があります。
2009年12月22日幼羽がツボでした。
秋田 足利 直哉
今日は「冬至」です。秋田の今朝の日の出時刻は6時57分だったとか・・ 起きた時、未だ真っ暗だったもんな~。今日は比較的温かい一日でしたが・・このところ荒天が続く秋田県内です。何しろ風が強く、降る雪も上からではなく横から、斜め下から・・・ここでは傘なんて何の役にも立ちません。
そんな時は、普段ほとんど流れのない承水路でさえ、波が立ちます。このところの「警報レベル」の強風に日は波が更に高くなっていますから小さな水鳥達は時々姿を見失ってしまいます。今日取り上げた【カイツブリ】はその典型!
潜水して姿をくらます上に、波間に消えることもあって・・・本当に観察者泣かせです。

冬になると群れで行動する【カイツブリ】達。西部承水路では5~10羽程度の小群が見られます。

風が強いと身体の小さな【カイツブリ】達は他の水鳥よりも体力を消耗してしまうのではないでしょうか?時々風を避けるようにして過ごす小群も見かけます。
5羽いた【カイツブリ】の小群の中のちょっと目立つ存在を集めてみました。
どうです?なかなか個性的な姿でしょ?
普通野鳥の羽はみんな同じような時期に換羽していわゆる夏羽になったり冬羽になったりします。
この3羽のうち右側にいる個体は、ここでよく見る他の個体と同じようにすっかり冬羽に変わっている個体ですが、左の個体はまだ夏羽の特徴が色濃く残る個体。更には奥にいる個体は今年生まれの個体のようで幼羽がしっかりと残っていました。さながら水に浮く”ウリ坊”って感じですよね??
私的には、いわゆる普通種とされる野鳥にこの様な興味をそそられる「何か」を見つけるのが”ツボ”です。この【カイツブリ】の観察は結構テンションが上がった”ツボ”でした。特に幼羽の残る個体はしばらく瞼の裏に棲み着きそうな気配がしています(笑)
そんな時は、普段ほとんど流れのない承水路でさえ、波が立ちます。このところの「警報レベル」の強風に日は波が更に高くなっていますから小さな水鳥達は時々姿を見失ってしまいます。今日取り上げた【カイツブリ】はその典型!
潜水して姿をくらます上に、波間に消えることもあって・・・本当に観察者泣かせです。

冬になると群れで行動する【カイツブリ】達。西部承水路では5~10羽程度の小群が見られます。

風が強いと身体の小さな【カイツブリ】達は他の水鳥よりも体力を消耗してしまうのではないでしょうか?時々風を避けるようにして過ごす小群も見かけます。
5羽いた【カイツブリ】の小群の中のちょっと目立つ存在を集めてみました。
どうです?なかなか個性的な姿でしょ?
普通野鳥の羽はみんな同じような時期に換羽していわゆる夏羽になったり冬羽になったりします。
この3羽のうち右側にいる個体は、ここでよく見る他の個体と同じようにすっかり冬羽に変わっている個体ですが、左の個体はまだ夏羽の特徴が色濃く残る個体。更には奥にいる個体は今年生まれの個体のようで幼羽がしっかりと残っていました。さながら水に浮く”ウリ坊”って感じですよね??
私的には、いわゆる普通種とされる野鳥にこの様な興味をそそられる「何か」を見つけるのが”ツボ”です。この【カイツブリ】の観察は結構テンションが上がった”ツボ”でした。特に幼羽の残る個体はしばらく瞼の裏に棲み着きそうな気配がしています(笑)
2009年12月21日マガモの水浴び
秋田 足利 直哉
このところ、随分と長いこと顔を合わせていなかった友人・知人に会う機会が続きました。かつて苦楽を共にしたり、一緒に競い合った仲間というのは、ほんの一瞬でブランクを取り戻し昔に戻れるものですね?これからも大切にしたい仲間達です!!
さて、秋田市内も雪がふって、つもって、すっかり真冬モードに突入です。
大潟村の周囲を囲む承水路も結氷範囲が広くなり、ガンやハクチョウやカモたちの生活にも支障が出始めているようです。これまでは、至るところで観察されたカモたちも限られた開水面に集まっていたり、その直ぐ横の氷の上に大きな群れを作っていたりと、「群れ」が一段と大きくなりました。
その状況は私たち観察者としては、正直見やすくなりました。なので、より近くで、より自然な観察が出来るようになったと感じます。
先日は、この冷たい水の上で【マガモ】の群れが集団で水浴びしていました。今日の日記は、その時の模様をお伝えします。

数羽の【マガモ】が同時に水浴びをしていました。この時、私が注目したのは真ん中に移っているメス♀です。こういう時、色んな個体を見てしまうと色々と見逃しそうだったので・・・。

きっと手を入れたら「痛い」くらいの冷たさでしょう。そんな水を頭からかぶっています。見るからに冷たそうですが、彼女らにとっては命に関わる大事な行動です。
何度も何度も頭から水を被り、身体を震わせて、水浴びが終了したようです。最後の仕上げは決まって伸び上がっての羽ばたき!!その瞬間を狙ってカメラを構えていました!

珍しく、決定的な瞬間を捕らえることが出来ました(ってちょっと大げさですけど・・笑)。伸び上がりの時は身体がほとんど浮いているんですね?【マガモ】の足は胴体の真ん中辺りから伸びているはずですから、短足と思っていた【マガモ】も意外に足が長いんですね?一気に親近感が希薄になりました・・・(苦笑)
この後は入念な羽繕いが始まります。集団で水浴びしていた【マガモ】が今度は集団で羽繕いを行います。その様子も観察していたのですがあまりに入念に行うので寒さの限界に・・・最後まで観察することが出来ませんでした。
さて、秋田市内も雪がふって、つもって、すっかり真冬モードに突入です。
大潟村の周囲を囲む承水路も結氷範囲が広くなり、ガンやハクチョウやカモたちの生活にも支障が出始めているようです。これまでは、至るところで観察されたカモたちも限られた開水面に集まっていたり、その直ぐ横の氷の上に大きな群れを作っていたりと、「群れ」が一段と大きくなりました。
その状況は私たち観察者としては、正直見やすくなりました。なので、より近くで、より自然な観察が出来るようになったと感じます。
先日は、この冷たい水の上で【マガモ】の群れが集団で水浴びしていました。今日の日記は、その時の模様をお伝えします。

数羽の【マガモ】が同時に水浴びをしていました。この時、私が注目したのは真ん中に移っているメス♀です。こういう時、色んな個体を見てしまうと色々と見逃しそうだったので・・・。

きっと手を入れたら「痛い」くらいの冷たさでしょう。そんな水を頭からかぶっています。見るからに冷たそうですが、彼女らにとっては命に関わる大事な行動です。
何度も何度も頭から水を被り、身体を震わせて、水浴びが終了したようです。最後の仕上げは決まって伸び上がっての羽ばたき!!その瞬間を狙ってカメラを構えていました!

珍しく、決定的な瞬間を捕らえることが出来ました(ってちょっと大げさですけど・・笑)。伸び上がりの時は身体がほとんど浮いているんですね?【マガモ】の足は胴体の真ん中辺りから伸びているはずですから、短足と思っていた【マガモ】も意外に足が長いんですね?一気に親近感が希薄になりました・・・(苦笑)
この後は入念な羽繕いが始まります。集団で水浴びしていた【マガモ】が今度は集団で羽繕いを行います。その様子も観察していたのですがあまりに入念に行うので寒さの限界に・・・最後まで観察することが出来ませんでした。
2009年12月18日アメリカコハクチョウ ??
秋田 足利 直哉
今年も残すところ僅か・・・再来週には2010年に突入です。今年のうちにやり残したことはないか?と考えたら気が滅入ってきました・・・。
気を取り直して・・・
前段の話が、色々物議を醸している問題に触れてしまうことになるのですが・・。
私が観察している範囲で、大潟村内の水田は(秋に収穫の終わったばかりの)今期、大幅に転作面積が増えこの時期ガン達が採餌していた水田の広い範囲が大豆畑に変わったように感じます。
それが、ガン達の生息にどの様に影響を与えるのか?気にしながら見ていると、どうも今のところ、転作された畑にはガンの姿がなく昨年までとちょっと採餌場所が変わっています。
ではその転作後の畑には何もいないのか?というとそうではなく、ハクチョウ達が採餌しています。私の印象では特に【コハクチョウ】が好んで採餌場所としているようです。
この時も約40羽の【コハクチョウ】の群れと10羽の【オオハクチョウ】が畑で採餌していました。最近は【コハクチョウ】の群れを見ると条件反射的に嘴の黒っぽい個体を探してしまいます。
程なく・・嘴の大部分が黒い【コハクチョウ】を見つけました。『やっぱり居た~。アメコ』とつぶやくのが私の中でのお決まり!!

中央で腹ばい状態で採餌している【コハクチョウ】に注目してください。周りにいる個体とは明らかに違いますよね?
以前もこの日記で紹介していますが、大潟には毎年数羽程度ですがこういった個体が飛来しているようです。

暫くすると一羽の幼鳥がこの体に近づいてきました。そして、直ぐそばに横たわり同じような体勢で採餌を始めました。近くで私が観察していたので距離を開けたのかな?と思っていたのですが、ふと嘴を見るとハッキリしませんがどうやら他の幼鳥に比べて黒い部分が多いように感じられました。「これってもしかして、アメコのよ%$#@??」と思ったのですが・・・。
色々諸先輩方に聞いたり、文献などを読んでみるとどうにも自分が見た嘴の大部分が黒い【コハクチョウ】を亜種【アメリカコハクチョウ】と言い切るのはちょっと慎重になってしまいます。それでも探してしまうんですけどね・・(笑)
この成鳥に関しては言い切っても良いですかね?この幼鳥に関してはやや微妙ですかね・・・。なのでタイトルにも「??」を付けておきました。
この件に関して、ご指導いただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。
気を取り直して・・・
前段の話が、色々物議を醸している問題に触れてしまうことになるのですが・・。
私が観察している範囲で、大潟村内の水田は(秋に収穫の終わったばかりの)今期、大幅に転作面積が増えこの時期ガン達が採餌していた水田の広い範囲が大豆畑に変わったように感じます。
それが、ガン達の生息にどの様に影響を与えるのか?気にしながら見ていると、どうも今のところ、転作された畑にはガンの姿がなく昨年までとちょっと採餌場所が変わっています。
ではその転作後の畑には何もいないのか?というとそうではなく、ハクチョウ達が採餌しています。私の印象では特に【コハクチョウ】が好んで採餌場所としているようです。
この時も約40羽の【コハクチョウ】の群れと10羽の【オオハクチョウ】が畑で採餌していました。最近は【コハクチョウ】の群れを見ると条件反射的に嘴の黒っぽい個体を探してしまいます。
程なく・・嘴の大部分が黒い【コハクチョウ】を見つけました。『やっぱり居た~。アメコ』とつぶやくのが私の中でのお決まり!!

中央で腹ばい状態で採餌している【コハクチョウ】に注目してください。周りにいる個体とは明らかに違いますよね?
以前もこの日記で紹介していますが、大潟には毎年数羽程度ですがこういった個体が飛来しているようです。

暫くすると一羽の幼鳥がこの体に近づいてきました。そして、直ぐそばに横たわり同じような体勢で採餌を始めました。近くで私が観察していたので距離を開けたのかな?と思っていたのですが、ふと嘴を見るとハッキリしませんがどうやら他の幼鳥に比べて黒い部分が多いように感じられました。「これってもしかして、アメコのよ%$#@??」と思ったのですが・・・。
色々諸先輩方に聞いたり、文献などを読んでみるとどうにも自分が見た嘴の大部分が黒い【コハクチョウ】を亜種【アメリカコハクチョウ】と言い切るのはちょっと慎重になってしまいます。それでも探してしまうんですけどね・・(笑)
この成鳥に関しては言い切っても良いですかね?この幼鳥に関してはやや微妙ですかね・・・。なのでタイトルにも「??」を付けておきました。
この件に関して、ご指導いただけましたら幸いです。よろしくお願いいたします。
2009年12月17日カシラダカ
秋田 足利 直哉
雪・雪・雪・・しかしよく降りますね。『雪やコンコン♪』を『雪や来ん来ん』ともじっていた知人のHPを見て笑っていたのは先週のことだったのに・・・
それなのに「この日記の記事は雪のない写真が続いているよね?」なんてツッコミが聞こえてきそうですが・・・(笑)
今日の日記は『雪』の中で、しかも吹雪の中で忙しく採餌していた【カシラダカ】の観察から・・・。(ようやく雪が降った後のネタか?と言われそうですが・・・)
大潟村は秋田県内でも屈指の強風地帯!!吹雪くとまともに立っているのもままならないほど・・そんな強風が吹き荒れますから窓を開けて観察するのも大変です。
ですからそんな日は野鳥の姿を探すのも一苦労。ガンやハクチョウなどの大きな鳥はまだ見つけ安いですが、小鳥と出会うのはかなり稀!!ですから逢えた時は寒くても、車内の物が散乱しても気にしてなんかいられません。
そんな吹雪の中【カシラダカ】の小群に出会いました。こういった日は辛うじて鳴き声が聞こえても姿を見る事は珍しい!!しかも運良く風下側にいてくれたので撮影も出来ました。

小枝上にその姿を見せてくれました。しかし、彼らはこの吹雪の中にもかかわらずお食事中だったようで忙しく地面に降りては餌を啄んでいました。

ある1羽がこの枝に戻ってきた時、顔の右側(向かって左側)に白い物(ゴミ?)がくっついてきました。どうやら雪ではないようです。

やはり、そのゴミ(?)が気になったようで・・・身体をブルブルと振るわせてそのゴミを振り落としました。
雪が降って、しかも吹雪ですから身体にもたくさんの雪がくっついて水滴になっているでしょうが、それは気にならないけどゴミはやっぱり気になるんだ?と思ったら笑えてきました。
笑う門には福来たる。この後面白い観察が続きました!!その様子は明日以降ということで・・・
それなのに「この日記の記事は雪のない写真が続いているよね?」なんてツッコミが聞こえてきそうですが・・・(笑)
今日の日記は『雪』の中で、しかも吹雪の中で忙しく採餌していた【カシラダカ】の観察から・・・。(ようやく雪が降った後のネタか?と言われそうですが・・・)
大潟村は秋田県内でも屈指の強風地帯!!吹雪くとまともに立っているのもままならないほど・・そんな強風が吹き荒れますから窓を開けて観察するのも大変です。
ですからそんな日は野鳥の姿を探すのも一苦労。ガンやハクチョウなどの大きな鳥はまだ見つけ安いですが、小鳥と出会うのはかなり稀!!ですから逢えた時は寒くても、車内の物が散乱しても気にしてなんかいられません。
そんな吹雪の中【カシラダカ】の小群に出会いました。こういった日は辛うじて鳴き声が聞こえても姿を見る事は珍しい!!しかも運良く風下側にいてくれたので撮影も出来ました。

小枝上にその姿を見せてくれました。しかし、彼らはこの吹雪の中にもかかわらずお食事中だったようで忙しく地面に降りては餌を啄んでいました。

ある1羽がこの枝に戻ってきた時、顔の右側(向かって左側)に白い物(ゴミ?)がくっついてきました。どうやら雪ではないようです。

やはり、そのゴミ(?)が気になったようで・・・身体をブルブルと振るわせてそのゴミを振り落としました。
雪が降って、しかも吹雪ですから身体にもたくさんの雪がくっついて水滴になっているでしょうが、それは気にならないけどゴミはやっぱり気になるんだ?と思ったら笑えてきました。
笑う門には福来たる。この後面白い観察が続きました!!その様子は明日以降ということで・・・
2009年12月16日ツルハシの現場検証
秋田 足利 直哉
朝も暗いうちから除雪車が出動!そうなると出勤前の雪かき!随分と久しぶりにやりましたが、この一仕事がなかなか大変なんですよね!!秋田市内は今もずっと雪が降り続いています。というか吹雪いてます。この分では帰宅前にも一仕事しなければならないかも知れません・・・。
昨日の日記の続編になります。昨日は【タンチョウ】がその長い嘴を使って土を掘り起こし、冬眠しているカエルを捕らえる様子をお伝えしましたが、今日はその掘り起こした『穴』に注目してみました。

土の中から掘り出したカエルを摘む【タンチョウ】です。流石に大きかったようで、このままは食べず解体して食べていましたが、その様子なかなかグロテスクでした。昔、授業でカエルの解剖をした経験のある方。大体あのイメージです・・・。
そんなサイズのカエルが冬眠しているのですから、さぞかし大きな『穴』なんだろうと思って、【タンチョウ】が移動した後にこの現場に行ってみると・・・

直ぐに見つかりましたが、思っていたよりも小さくて拍子抜けしちゃいました。スケール代わりにボールペンを置いてみました。およその大きさがお分かりになりますかね?

ついでに縦方向にも差し込んでみました。他の穴も見てみましたが、『穴』の方向としては垂直方向と言う感じではなく、斜めに開けられていました。実際に嘴で穴を掘っているときの【タンチョウ】の体勢を見るとそれも納得ですね!
ところで・・・この穴を見て思ったのですが、『元祖ツルハシ』(タンチョウの嘴のことです。念のため・・・)は、工事現場にある『ツルハシ』よりも優れた性能を持っていることが解ります。
もし、私たちが同じように冬眠しているカエルを掘り出そうとする場合。そこに眠っているカエルと同じかそれ以上に大きな穴を掘る事になりますよね?そうしないとカエルを引き上げることが出来ませんからね?
でも【タンチョウ】の場合は穴を掘った『元祖ツルハシ』で、同時に挟み挙げる、あるいは摘み上げる事が出来るので、大きな穴を掘る必要がないようです。なので私が想像したよりも小さな穴で、カエルを捕らえることが出来ていたんですね!!
これまで、【タンチョウ】が水路でタニシやドジョウを捕らえる場面や、落ち穂を食べる場面、飛んでるトンボを捕まえる場面など様々な採餌のシーンを観察してきましたが、これほどに【タンチョウ】の嘴の形態が活かされた採餌場面は無かったかも知れません。
もしかしてこの採餌手段を獲得するために長くて直線的な嘴になったのでは?こんな想像もあながち間違っていないんじゃないか?と思えた観察でした。
余談ですが・・・工事現場の『ツルハシ』の漢字表記は『鶴嘴』。語源は勿論!!その形状が「鶴の嘴に似ていること」から付けられた名前だそうです。
昨日の日記の続編になります。昨日は【タンチョウ】がその長い嘴を使って土を掘り起こし、冬眠しているカエルを捕らえる様子をお伝えしましたが、今日はその掘り起こした『穴』に注目してみました。

土の中から掘り出したカエルを摘む【タンチョウ】です。流石に大きかったようで、このままは食べず解体して食べていましたが、その様子なかなかグロテスクでした。昔、授業でカエルの解剖をした経験のある方。大体あのイメージです・・・。
そんなサイズのカエルが冬眠しているのですから、さぞかし大きな『穴』なんだろうと思って、【タンチョウ】が移動した後にこの現場に行ってみると・・・

直ぐに見つかりましたが、思っていたよりも小さくて拍子抜けしちゃいました。スケール代わりにボールペンを置いてみました。およその大きさがお分かりになりますかね?

ついでに縦方向にも差し込んでみました。他の穴も見てみましたが、『穴』の方向としては垂直方向と言う感じではなく、斜めに開けられていました。実際に嘴で穴を掘っているときの【タンチョウ】の体勢を見るとそれも納得ですね!
ところで・・・この穴を見て思ったのですが、『元祖ツルハシ』(タンチョウの嘴のことです。念のため・・・)は、工事現場にある『ツルハシ』よりも優れた性能を持っていることが解ります。
もし、私たちが同じように冬眠しているカエルを掘り出そうとする場合。そこに眠っているカエルと同じかそれ以上に大きな穴を掘る事になりますよね?そうしないとカエルを引き上げることが出来ませんからね?
でも【タンチョウ】の場合は穴を掘った『元祖ツルハシ』で、同時に挟み挙げる、あるいは摘み上げる事が出来るので、大きな穴を掘る必要がないようです。なので私が想像したよりも小さな穴で、カエルを捕らえることが出来ていたんですね!!
これまで、【タンチョウ】が水路でタニシやドジョウを捕らえる場面や、落ち穂を食べる場面、飛んでるトンボを捕まえる場面など様々な採餌のシーンを観察してきましたが、これほどに【タンチョウ】の嘴の形態が活かされた採餌場面は無かったかも知れません。
もしかしてこの採餌手段を獲得するために長くて直線的な嘴になったのでは?こんな想像もあながち間違っていないんじゃないか?と思えた観察でした。
余談ですが・・・工事現場の『ツルハシ』の漢字表記は『鶴嘴』。語源は勿論!!その形状が「鶴の嘴に似ていること」から付けられた名前だそうです。
2009年12月15日ツルハシ
秋田 足利 直哉
先頃、本のベストセラーが発表されましたね?今年は村上春樹さんの小説が1位だったそうです。私も通勤時を中心に何冊か本を読みましたが、ベスト10を見ても私の本棚とは縁のないものばかり・・・本棚を見ればその人の事が解るという方もいますが・・・(苦笑)
今日の日記は、もしかしたら日本一有名な野鳥じゃないか?と思われる大潟の【タンチョウ】の話題。この【タンチョウ】大潟で2回目の冬を迎えています。相変わらず体調はよろしいようで、行動範囲も広く、見たところ羽の艶も良く優美な姿を見せています。
そんな【タンチョウ】ですが・・・採餌の時は必ずしも優美とは言えません。これまでも何度か採餌の様子をお伝えしてきたのでお分かりの方もいるかと思います。
今日はタイトルにもあるとおり『ツルハシ』の話題。皆さんは『ツルハシ』と聞くと工事現場にある道具を思い浮かべますよね?先端の尖った”あの”道具です。しかし今日はそのツルハシではなく、元祖ツルハシとでも言いましょうか・・【タンチョウ】の嘴についての話し。鶴の嘴で『ツルハシ』・・なんちゃって(笑)
最近お気に入りの食材調達地は大潟村の鳥獣保護区東区及び秋田県立大学付属農場。その広い公園や農場で、思うままに食事をする姿が観察されています。その時は決まって・・・下の写真のように嘴が泥だらけなんです。

べっとりと付いた泥をご覧下さい。優美な【タンチョウ】のイメージからはやや遠い姿かも知れませんがこれが、いつもの状態。
どうしてこんなに泥だらけになるのか?と言うと・・・

嘴で地面に穴を掘っているからです。まるで”あの”ツルハシのように・・・。
では何故地面に穴を掘っているのか?と言うと・・・

冬眠したカエルを掘り出して食べるためです。彼には何処にカエルが冬眠しているのか?解るようで、下を向いてウロウロ歩いていたかと思うと一点を集中的に突き出します。暫くするとこの様にカエルをつまみ上げるのです。
今週は雪が続く予報ですからもうすぐ、この場所も雪の下になることでしょう。その前に食べておこうと思っているのでしょうか??嘴を泥だらけにして夢中で食べています。こんな時、彼の『ツルハシ』は有効なようです!!
この【タンチョウ】ですが、またまたテレビ出演が決まっています。予定では12月24日にNHKの秋田ローカルのニュース番組で取り上げられるそうです。約5分ほどのコーナーだそうですが・・・。これで何回目になるかな?確実に言えるのは・・・私よりもテレビの出演回数が多いということ。
今日の日記は、もしかしたら日本一有名な野鳥じゃないか?と思われる大潟の【タンチョウ】の話題。この【タンチョウ】大潟で2回目の冬を迎えています。相変わらず体調はよろしいようで、行動範囲も広く、見たところ羽の艶も良く優美な姿を見せています。
そんな【タンチョウ】ですが・・・採餌の時は必ずしも優美とは言えません。これまでも何度か採餌の様子をお伝えしてきたのでお分かりの方もいるかと思います。
今日はタイトルにもあるとおり『ツルハシ』の話題。皆さんは『ツルハシ』と聞くと工事現場にある道具を思い浮かべますよね?先端の尖った”あの”道具です。しかし今日はそのツルハシではなく、元祖ツルハシとでも言いましょうか・・【タンチョウ】の嘴についての話し。鶴の嘴で『ツルハシ』・・なんちゃって(笑)
最近お気に入りの食材調達地は大潟村の鳥獣保護区東区及び秋田県立大学付属農場。その広い公園や農場で、思うままに食事をする姿が観察されています。その時は決まって・・・下の写真のように嘴が泥だらけなんです。

べっとりと付いた泥をご覧下さい。優美な【タンチョウ】のイメージからはやや遠い姿かも知れませんがこれが、いつもの状態。
どうしてこんなに泥だらけになるのか?と言うと・・・

嘴で地面に穴を掘っているからです。まるで”あの”ツルハシのように・・・。
では何故地面に穴を掘っているのか?と言うと・・・

冬眠したカエルを掘り出して食べるためです。彼には何処にカエルが冬眠しているのか?解るようで、下を向いてウロウロ歩いていたかと思うと一点を集中的に突き出します。暫くするとこの様にカエルをつまみ上げるのです。
今週は雪が続く予報ですからもうすぐ、この場所も雪の下になることでしょう。その前に食べておこうと思っているのでしょうか??嘴を泥だらけにして夢中で食べています。こんな時、彼の『ツルハシ』は有効なようです!!
この【タンチョウ】ですが、またまたテレビ出演が決まっています。予定では12月24日にNHKの秋田ローカルのニュース番組で取り上げられるそうです。約5分ほどのコーナーだそうですが・・・。これで何回目になるかな?確実に言えるのは・・・私よりもテレビの出演回数が多いということ。
2009年12月14日ブレイクタイム
秋田 足利 直哉
今週の週間予報はずらりと雪マークが並びました。秋田市内は今朝から雪が降り始め、だいぶ白い世界が出来上がりつつあります。冬なのでこんな景色が当たり前ですが・・・。今日履いてきた靴のそこがかなり減っているのを忘れていました。気をつけて歩かないと・・・
さて、とある、風が強く冷たく、空が重く、鉛色をしていた日のこと・・・。
最近、観察機会が多く、相性が良い(?)【チョウゲンボウ】が私の乗る車の直ぐ側に止まりました。私の方が先のこの場所にいたのに【チョウゲンボウ】は構わずに近くの杭に止まりました。

随分とサービスのいい【チョウゲンボウ】だな・・と思いながら双眼鏡で観察すると嘴の周りに何やら付着しているようです。直ぐにピンと来て!!
これは何処かで食事をしてきた直後だなと・・・逃げる様子もないのでじっくり観察させて貰いました。

顔をアップにしてみました。するとやはり・・・嘴の周りには血液と思われる赤いものがべっとりと・・。更には獣毛や肉片らしきものまで・・・何とも生々しい・・・
少し前、友人が大潟に鳥見に来た際、【チョウゲンボウ】がネズミを食べるシーンを観察できましたが、その時は近くにいる我々を気にしながら肉を引きちぎっていました。食事の最中はやはり気を使うのでしょうね?横取りされたら大変ですもんね?
食後のブレイクタイムでは私が側にいても平気なようです。満腹で満足していると私の存在も気にならないんでしょうか??
結局、私の方が進路を変更してその場から立ち去り、この【チョウゲンボウ】はその後も暫くこの杭の上で過ごすのが、遠くからでも見えていました。
さて、とある、風が強く冷たく、空が重く、鉛色をしていた日のこと・・・。
最近、観察機会が多く、相性が良い(?)【チョウゲンボウ】が私の乗る車の直ぐ側に止まりました。私の方が先のこの場所にいたのに【チョウゲンボウ】は構わずに近くの杭に止まりました。

随分とサービスのいい【チョウゲンボウ】だな・・と思いながら双眼鏡で観察すると嘴の周りに何やら付着しているようです。直ぐにピンと来て!!
これは何処かで食事をしてきた直後だなと・・・逃げる様子もないのでじっくり観察させて貰いました。

顔をアップにしてみました。するとやはり・・・嘴の周りには血液と思われる赤いものがべっとりと・・。更には獣毛や肉片らしきものまで・・・何とも生々しい・・・
少し前、友人が大潟に鳥見に来た際、【チョウゲンボウ】がネズミを食べるシーンを観察できましたが、その時は近くにいる我々を気にしながら肉を引きちぎっていました。食事の最中はやはり気を使うのでしょうね?横取りされたら大変ですもんね?
食後のブレイクタイムでは私が側にいても平気なようです。満腹で満足していると私の存在も気にならないんでしょうか??
結局、私の方が進路を変更してその場から立ち去り、この【チョウゲンボウ】はその後も暫くこの杭の上で過ごすのが、遠くからでも見えていました。
2009年12月11日今度はコハクチョウで
秋田 足利 直哉
来年の話をすると鬼が笑うそうですが・・・この時期は例え笑われても必然的に来年の話しになることがありますよね?? 私たちも先日、年末年始の勤務予定なるものを確認されたところです。もう”来年”は直ぐそこまで来てるんですね~?皆さん年末年始のご予定は決まりましたか??
12月2日の日記で、オオハクチョウの嘴~眼にかけての黄色い部分の話をしましたが、じゃあ【コハクチョウ】はどうなんだ?と疑問に思った方もいるのでは?と思い・・・今日は同じ事を【コハクチョウ】で見てみましょう!

こちらの【コハクチョウ】も先日の日記で取り上げたオオハクチョウと同じように怪我をして1シーズンをたった一人(鳥?)、西部承水路で過ごした逞しい個体です。
ただ暮らす場所が、西部承水路ということで人目を避ける場所も多く、広い水辺なので中々人目に付きにくいところがお好みのようで・・・つい最近まで中々観察機会に恵まれなかったのですが、ようやく最近この【コハクチョウ】の好みが解ってきて、この日遂に近くで羽繕いする様子を間近で観察することが出来ました。
さて、本題に入りましょう!!【コハクチョウ】の特徴は、嘴の黄色い部分がオオハクチョウに比べて小さく(狭く)、嘴の先端に向かって入り込むようなオオハクチョウとは違って途中で、スパッと途切れているように見えること。
その黄色い部分には個体差があって一概に黒:黄の割合などは言えません。また嘴を上から見た時の黄色い模様(?)もあったり無かったり、あっても個体差があるようで、それも一概には言えないようです。
で、この個体に注目してみると・・・黄色い部分が独特の模様になっているので個体識別が可能です(勿論厳密な話ではありませんけど・・・)。では、更にその黄色い部分が眼の周りでどうなっているのか?下の写真で確認してみましょう。

オオハクチョウの時には黄色い部分が眼の周りを一周していてアイリングのようにも見えましたが、この【コハクチョウ】はその様にはなっていないようです。目頭の部分にのみ黄色い部分が確認できますがその他では見られません。
もっと多くの個体を確認してみないと解りませんが・・・もしかしたらこの眼の周りの黄色い部分もオオハクチョウと【コハクチョウ】とではその形状が異なるのかもしれませんね??
「黄色い部分」と言ってる部分を細かく見てみると、「白」や「黒」の小さな斑点が見られます。想像ですが・・・質感もなんとなく柔らかそうに見えます。こうしてみると嘴というよりは皮膚が露出している部分ではないか?と想像できます。本当のとこはどうなんでしょうか??
なんて・・よく見ると新しい発見があるものですね??私がこれからハクチョウを観察する時はそこが注目ポイントになりそうです!!
この時期大潟で出会うバードウォッチャーの中にはハクチョウ達にあまり興味がない方もいるようですが・・・なかなかどうして!!ハクチョウもまだまだ面白い観察が出来ますよ!!珍しいガン達ばかりでなく、ハクチョウ達にも目を向けてみませんか??
12月2日の日記で、オオハクチョウの嘴~眼にかけての黄色い部分の話をしましたが、じゃあ【コハクチョウ】はどうなんだ?と疑問に思った方もいるのでは?と思い・・・今日は同じ事を【コハクチョウ】で見てみましょう!

こちらの【コハクチョウ】も先日の日記で取り上げたオオハクチョウと同じように怪我をして1シーズンをたった一人(鳥?)、西部承水路で過ごした逞しい個体です。
ただ暮らす場所が、西部承水路ということで人目を避ける場所も多く、広い水辺なので中々人目に付きにくいところがお好みのようで・・・つい最近まで中々観察機会に恵まれなかったのですが、ようやく最近この【コハクチョウ】の好みが解ってきて、この日遂に近くで羽繕いする様子を間近で観察することが出来ました。
さて、本題に入りましょう!!【コハクチョウ】の特徴は、嘴の黄色い部分がオオハクチョウに比べて小さく(狭く)、嘴の先端に向かって入り込むようなオオハクチョウとは違って途中で、スパッと途切れているように見えること。
その黄色い部分には個体差があって一概に黒:黄の割合などは言えません。また嘴を上から見た時の黄色い模様(?)もあったり無かったり、あっても個体差があるようで、それも一概には言えないようです。
で、この個体に注目してみると・・・黄色い部分が独特の模様になっているので個体識別が可能です(勿論厳密な話ではありませんけど・・・)。では、更にその黄色い部分が眼の周りでどうなっているのか?下の写真で確認してみましょう。

オオハクチョウの時には黄色い部分が眼の周りを一周していてアイリングのようにも見えましたが、この【コハクチョウ】はその様にはなっていないようです。目頭の部分にのみ黄色い部分が確認できますがその他では見られません。
もっと多くの個体を確認してみないと解りませんが・・・もしかしたらこの眼の周りの黄色い部分もオオハクチョウと【コハクチョウ】とではその形状が異なるのかもしれませんね??
「黄色い部分」と言ってる部分を細かく見てみると、「白」や「黒」の小さな斑点が見られます。想像ですが・・・質感もなんとなく柔らかそうに見えます。こうしてみると嘴というよりは皮膚が露出している部分ではないか?と想像できます。本当のとこはどうなんでしょうか??
なんて・・よく見ると新しい発見があるものですね??私がこれからハクチョウを観察する時はそこが注目ポイントになりそうです!!
この時期大潟で出会うバードウォッチャーの中にはハクチョウ達にあまり興味がない方もいるようですが・・・なかなかどうして!!ハクチョウもまだまだ面白い観察が出来ますよ!!珍しいガン達ばかりでなく、ハクチョウ達にも目を向けてみませんか??
2009年12月10日子供の喧嘩
秋田 足利 直哉
今日は昨日の朝と変わって雲一つ無い超快晴でした。遠くの山々も見渡せて久々にスッキリとした眺めを堪能できました。来週以降の天気予報には雪マークが並んでいるようです。スキー場の関係者の期待が目に見えるようです。
今日の日記は、西部承水路の脇で採餌していたハクチョウの群れの中にいた【オオハクチョウ】の幼鳥の話題。
幼鳥は「ハクチョウ」の名前はありますが、身体は灰色で嘴も黒っぽいので逆に目立つ存在でしょね?この時はそんな彼らに注目して観察してみました。すると、お互い近い場所で採餌していた2羽の【オオハクチョウ】幼鳥が徐々に接近して行きました。

手前にいた個体(A君としましょう。)は奥の個体(B君としましょう。)の接近に気付いて足を止めていたのですが、B君は構わず進んできます。するとA君が警告するような仕草を見せたのですが・・・

なんと逆にB君が喉元に噛みつかんばかりで、突っかかっていきます。なんとも気の強い(?)個体です。

すると最初に警告を発したA君が遠慮するように逸れていきました。その時の顔つきがとってもうっとうしそうに見えたのは気のせいでしょうか?
さて、こんな光景は良くある話なのかも知れませんが・・・この後の彼らのこと、気になりませんか??
実は・・・暫くはお互いちょっと離れた位置で採餌をしていたのですが、A君はB君がうっとうしかったのか?腹が立ったのか?B君に一瞥をくれた後、他の幼鳥たちが居る方へと歩いていきました。
そして、A君は他の幼鳥たちの側で採餌を始めたのですが、暫くして取り残されてしまったと気付いた気の強い(?)B君が、それが羨ましかったのか??A君から奪った採餌場所から離れて仲間のいる方へと移動していきました。その時の表情が何ともバツが悪そうに見えたのは気のせいでしょうか??
結局B君はA君達の居る場所に行って仲間に入れて貰うのですが、そんな彼らの行動に人間(鳥or白鳥)味を感じてなんだかほのぼのとしてしまいました。
私たちの周りでもこんな事起こりそうですよね?こんな経験をした覚えがありますよね?
今日の日記は、西部承水路の脇で採餌していたハクチョウの群れの中にいた【オオハクチョウ】の幼鳥の話題。
幼鳥は「ハクチョウ」の名前はありますが、身体は灰色で嘴も黒っぽいので逆に目立つ存在でしょね?この時はそんな彼らに注目して観察してみました。すると、お互い近い場所で採餌していた2羽の【オオハクチョウ】幼鳥が徐々に接近して行きました。

手前にいた個体(A君としましょう。)は奥の個体(B君としましょう。)の接近に気付いて足を止めていたのですが、B君は構わず進んできます。するとA君が警告するような仕草を見せたのですが・・・

なんと逆にB君が喉元に噛みつかんばかりで、突っかかっていきます。なんとも気の強い(?)個体です。

すると最初に警告を発したA君が遠慮するように逸れていきました。その時の顔つきがとってもうっとうしそうに見えたのは気のせいでしょうか?
さて、こんな光景は良くある話なのかも知れませんが・・・この後の彼らのこと、気になりませんか??
実は・・・暫くはお互いちょっと離れた位置で採餌をしていたのですが、A君はB君がうっとうしかったのか?腹が立ったのか?B君に一瞥をくれた後、他の幼鳥たちが居る方へと歩いていきました。
そして、A君は他の幼鳥たちの側で採餌を始めたのですが、暫くして取り残されてしまったと気付いた気の強い(?)B君が、それが羨ましかったのか??A君から奪った採餌場所から離れて仲間のいる方へと移動していきました。その時の表情が何ともバツが悪そうに見えたのは気のせいでしょうか??
結局B君はA君達の居る場所に行って仲間に入れて貰うのですが、そんな彼らの行動に人間(鳥or白鳥)味を感じてなんだかほのぼのとしてしまいました。
私たちの周りでもこんな事起こりそうですよね?こんな経験をした覚えがありますよね?


通勤で秋田駅を使いっていますが、先頃スイーツのお店が出来て、良いにおいをさせているので、誘惑に勝ち続ける事が出来るでしょうか??
ある日、大潟村の調査地へ到着し、双眼鏡・カメラ・フィールドノートなどの準備を整えていたら・・・西の空からガンの群れがこちらに向かって飛んできました。
直ぐにガンだ!という事は解ったのですが・・・なんかちょっと小さい気がするなぁ~と思って準備したばかりの双眼鏡で確認すると・・・
【シジュウカラガン】の群れでした。事前に地元の方々から聞いていた情報では「50羽を越える」と聞いていたので是非そんな数の【シジュウカラガン】を見てみたいと思っていたら、何とそれが今!向こうからやって来ているのです。
もしかしたら私の頭の上を飛んでいくのかな?とも思いましたが・・・やや北へ逸れて通過していきます。それがまたベストアングル!!
何とか数をカウントしようとしましたが・・・そこで写真を撮って後で確認しようとしましたが・・・結局解らず。
40~50羽であることは間違いありません。そんな数の【シジュウカラガン】が自分の直ぐ側を飛んでいく大潟って・・・・す、凄い!!!