ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

秋田

1036件の記事があります。

2008年06月11日コジュリンの白斑

秋田 足利 直哉

 先日、大潟草原へ巡視に行ってきました。草原には【コジュリン】【オオジュリン】【ホオアカ】などの姿が見られます。彼らの警戒心はとても強く、直ぐに草の中に潜り込んでしまうので、じっくり観察するのはなかなか難しいことです。じっと構えて、飛び上がった個体が居たらその方向を!鳴き声が聞こえたらその方向を!と言った具合に観察を重ねていきます。

 この日、目立ったのは【コジュリン♂】で、広い草地の各所で観察できました。ある時、鳴き声が聞こえたのでその方向へ双眼鏡を向けるとちょっと変わった個体を見かけました。
 


 随分トリミングしましたので粗くなってしまっていますが、目の後ろの白いラインがクッキリと確認できるかと思います。
 彼のお気に入りの場所と思しき草の上で盛んに囀る声は【コジュリン】の様でしたが、この白いラインがひっかかります・・・。
 事務所に戻って調べてみましたら、【コジュリン♂】には白い斑を持つ個体が居るようです。そう言えばこれまでにも、頭部が真っ黒ではなく、僅かに白い羽が見られる個体を観察していました。

 ↓これまで見た個体の中で白い羽がある個体の写真を集めてみました。





 とはいえ・・これまで見た個体はどれも『斑』を訓読みした時の読み方にぴったりの『まだら』な『ぶち』模様が僅かに確認できる程度で、クッキリとしたライン状の模様とは、遠くかけ離れています。図鑑などを調べても1枚目の写真のような個体は見当たりません・・・。

 どうやら、かなり個性的な個体を観察したようです。彼の場合は『白斑』としたタイトルも『白線』に変更した方が適切かも知れませんね?

ページ先頭へ↑

2008年06月10日私的にはスクープです!

秋田 足利 直哉

 昨日の日記で週末の観察会の様子をお伝えしました。そこでチラッと触れましたがその観察会ではモリアオガエルが今まさに産卵をしている場面をみんなで観察しました。今日はその場面を紹介します。私的には念願のシーンでしたし、かなりのスクープだと思っているのですが・・・。





 先ずはモリアオガエルが地上にて産卵しているシーンです。下の写真はその様子をアップにしてみました。
 この光景を見たとき同時にいくつもの驚きを感じました。その驚きとは・・・
①モリアオガエルが木ではなく地面で産卵していたこと。
②モリアオガエルのオス(上にいる個体)が黒かったこと。
③この時の時間は午前11時、そんな時間に産卵していたこと。

 私のイメージは「朝早い時間に、ブナなどの枝に産卵のために登った体の大きなメスに、体の小さなオスが何匹か群がって枝にぶら下がるような形で産卵をする。」だったのですが・・・
 ↓こんな感じの・・・ 


 産卵の様子を葉の裏側からしか見られなかったのでちょっと分かりにくい写真ではありますが、こちらの光景が私のイメージとほぼ重なります。(時間を除いて・・)

 それにしてもかねてから切望していたシーンを初めて観察できたと思ったら同時に2つの産卵風景に出くわすなんて・・しかも全く異なる場所で産卵する場面を見られたなんて、なんというラッキーでしょうか!!私的には大大スクープです!!

ページ先頭へ↑

2008年06月09日【実施報告】自然観察会「新緑のブナ林を散策・桃洞滝を訪ねる」

秋田 足利 直哉

 昨日、快晴の森吉山麓高原にて自然観察会を実施しました。今回、観察会を行うコースが人気の桃洞滝を訪ねるコースと云うこと、募集に際して各機関から多大なご協力を頂いたこと等から過去最多、59名の参加を得ました。
 予定した人数を大きく上回った事から急遽講師をもう一方お願いして4名、それに鳥獣保護区管理員と我々秋田自然保護官事務所から3名の計8名のスタッフで行いました。

 コース周辺にあるブナの新緑はだいぶ深まり、青々としていてタイトルと異なる状況になっていましたが、それがかえって日差しを和らげ、清々しさを増幅し、快適な観察会を演出してくれました。



 開放的な森吉山野生鳥獣センター周辺から、ブナの森へ踏み込むと直ぐに『気持ちいいね~』と声を掛けて下さった男性がいました。私も「ホント、気持ちいいですよね?」と返すと『もうこれだけで来て良かったと思うよ!』と、とっても良い表情で言って下さいました。



 途中には観察スポットがいっぱいでした。足下も、見上げた樹上にも花が咲きほこり、あたりにはキビタキやヒガラの鳴き声が響き渡り、池にはクロサンショウウオの卵嚢やヤマアカガエルのオタマジャクシ、歩道から見える渓谷のイワナの群れ・・・
 この日は超ラッキーなことに私が以前この日記で紹介したモリアオガエルの卵塊が毎年見られる池で、今まさに産卵中のモリアオガエルを観察できました。それも2組!!ひと組は地上で産卵中!もうひと組はブナの枝で産卵中でした。参加者のある女性は『凄いものが見られた!今日来て良かった!嬉しい!!』と私をぽんぽんと叩いて興奮してました。

 コースの終盤は渓谷にそって歩きます。長靴を履いている方は水の中をバシャバシャと歩き、『こんなことするの何年ぶりだろう?』と童心に返っている様子!他の皆さんも目的地が近づき、益々元気になっていました。



 滝をいつまでも眺めていたい衝動に堪えて、後ろ髪を引かれながら帰路につきます。
 渓谷沿いで昼食をとりましたが、そこを流れる風やマイナスイオンが味付けに一役買っていたことでしょう!皆さん美味しそうに食べてました。

 帰路も同じ道を通るのですが講師の方々に工夫していただき帰り道も色んな観察をして全員無事に森吉山野生鳥獣センターへ到着しました。

 閉会後皆さんを見送ったときに『次も楽しみにしてます』と言って頂き、我々も「今日の観察会をやって良かった」とホントにイイ一日を過ごしました。

ページ先頭へ↑

2008年06月05日ミソサザイとカワガラス

秋田 足利 直哉

 先日、この日記で紹介した安の滝歩道は渓谷沿いに遊歩道が続き、アップダウンも少なく、快適に滝まで行くことが出来ることで人気のコースです。しかもコース周辺は花盛りで更に気分良く歩けますし、鳥たちの澄んだ鳴き声が更に更に良い気持ちにさせてくれます。

 しかし、この時期になると木々の葉が茂ってきて鳥たちの姿を見つけるのが難しくなります。『ヒガラの声が直ぐ近くで聞こえるんだけどな~』『ヒタキ類の鳴き声だと思うんだけど・・姿が見れれば・・』なんてもどかしさを感じることもしばしばです。
 でも流れの上は木も少なく水辺が好きな山の鳥たちを観察することが出来ます。その代表が【ミソサザイ】と【カワガラス】です。



 【ミソサザイ】まだ単独で行動しているようでした。もうすぐペアとなる頃だと思うのですが・・・そうなるとまた更に活発に動き回って、観察する機会も増えてきそうです。


 【カワガラス】こちらも単独行動でした。ミソサザイに比べて体が大きい上に、鳴きながら渓谷上を飛ぶので見つけやすい種だと思います。

 見た目には地味なこの2種類ですが、スコープでよく観察するとミソサザイの細かな羽の模様が見れたり、カワガラスが盛んにまばたきをした際の白い瞼が見られますよ!!

ページ先頭へ↑

2008年06月04日ムラサキの群落

秋田 足利 直哉

 昨日、今期初めて奥阿仁地区の安の滝まで巡視に行ってきました。事前に調べた情報では「安の滝歩道は通行可能」(※注)と云う事だったので安心して出かけました。
 結論から言いますと、歩道沿いには雪もほとんど無く僅かに残った箇所も歩行には差し支えのない程度でした。ただしそこには小さなスノーブリッジが残っていて、そのブリッジを人為的に切りひらいた箇所を横切って行きますので通過は慎重に!また気温が高かったり、雨が降った後などは残雪が崩れてくる可能性もありますので十分に注意して下さい。

 安の滝までの歩道沿いにはたくさんの花が咲いていました。その都度足を止めていたらいつまで経っても滝までたどり着かないんじゃないか?と思うほど・・。その中から今日は小群落を作っていたムラサキ色の花たちを紹介します。


 最初に出会えるムラサキの花は【ラショウモンカズラ】です。名前の由来を調べてみると面白いようなちょっと怖くなるような花です。


 滝が近づいてくると【オオタチツボスミレ】に出会えます。歩道に沿うようにして小さな群落を作っていました。


 最近見かけることが少なくなった【シラネアオイ】も本当に小さな群落を作っていました。その場所は人目に付きにくく足下の不安定な場所なので運良く残っている。といった感じに見えます。この花は盗掘の対象になることが多く、目に見えて数が減っているのが現状です。花を好きな人が、その花が綺麗に咲いている場所から花を誘拐してくるようなことをするとは考えたくないですが・・・

 私のイメージに過ぎないかも知れませんが・・どうも花の群落の規模が年々縮小傾向にあるように思えてなりません!特に人気の高いシラネアオイなどにその傾向が強いように感じられます。私には山野草展などで見かける花が本物の美しさを持っているようには感じられないのですが・・・『花の幸せ』は高価な植木鉢で大切に育てられるところにありますでしょうか?

 ※注:安の滝へ行くにはマイカーでのアクセスが一般的です。しかし、昨年の豪雨災害で道路が崩落したままの箇所があります。元々幅の狭い道路ですから慎重な運転が必要ですが、更に用心を重ねて運転するように心がけて下さい!また大型車での通行は出来ません!ご注意下さい。

ページ先頭へ↑

2008年06月02日ムラサキサギの飛来

秋田 足利 直哉

 先週、大潟へ行った時のことです。

 承水路の巡視を終えて管理棟へ立ち寄ったときのことです。管理員さんが『ちょうど良いところに来た!!今、大潟草原で初観察の鳥が来てる!!』と興奮を抑えているのがハッキリと解る口調で教えてくれました。『えっ?マジッすか?今も見れますか?』と私は押さえきれません・・・。急いで管理棟の2階へ上がりました。


 すると、いましたいました!!【ムラサキサギ】が!!しかし、アオサギやダイサギに比べて見慣れていないこともあってか、意外に見つけにくいサギでした。
 性格的にはサギの特徴を持っているのでしょうか?水辺でお気に入りの場所を見つけたようで、のんびりと過ごしていたようです。一回餌を採るのにかなり長い時間を掛けていたようです。こちらが根負けしそうなほどのマイペースぶりでした。

 本来は沖縄南部など南の暖かい地域に生息している【ムラサキサギ】ですが、時々東北地方でも飛来記録があるようで、秋田県でも一昨年、能代市の小友沼で観察されたのに次ぐ観察記録となりました。
 週末には姿が見えなくなった【ムラサキサギ】ですが、今頃どこにいるのでしょうか?本来の生息地へたどり着いたのでしょうか?それともしばらくの間東北旅行を満喫していたりして?

ページ先頭へ↑

2008年05月29日ムクドリの食事

秋田 足利 直哉

 今日の秋田は午前中雨が降っていたこともあってか、午後から顔を出した太陽も暖かさを実感できるほどの威力が無く、肌寒い一日となりました。

 そんな中、大潟草原に行ってきました。今日の巡視ではツバメが随分目立っていました。湿気が高く、低いところを飛んでいたから目立っていたとも言えると思いますが・・・これまでも普通に観察できていたツバメですが今日は特に目立ったのでじっくり観察しました。中には巣立ち後の幼鳥がたくさん混じっていました。それが目立っていたもう一つの原因でしょう!

 さて今日、目に付いたもう一つの種類はムクドリ!この種は大潟に行くと観察できる確率100%です。だから取り立てて目立って感じることもないのですが・・・今日の天気は、朝から雨でしたが10時半を回ったくらいから日が差してきた。そのことがムクドリを目立つように演出をしたのだと思います。
 私の想像は・・・「今日は朝から雨。だから虫たちが静かになりを潜めていた。でも日が差し始めて動き出したら、今朝思うように食事にありつけなかった鳥たちに見つかって食べられることになってしまった・・・」です。
 なのでいつもより遅い食事の時間と私の観察時間が重なったのではないでしょうか?


 最近草刈りを終えた南の池公園の草地で何かの幼虫を食べていました。 


 保護区への進入路で毛虫を捕まえていました。


 アマガエルは雨の中でも動き回りますよね?運が悪かったのでしょうか?

 彼らは捕まえた餌をいきなり丸呑みにはしません。地面にたたきつけたり、嘴で何回も突いたりして餌となる虫や蛙を弱らせてから食べるようです。
 それにしてもムクドリは随分色んな種類の餌を食べるんですね?

ページ先頭へ↑

2008年05月28日卵塊 鈴なり

秋田 足利 直哉

 現在、秋田自然保護官事務所では6月8日(日)森吉山野生鳥獣センターから森吉山麓高原の人気スポット桃洞滝までのコースを舞台に行う自然観察会の参加者募集を行っています。まだ定員までには若干の余裕があります。皆さんのご参加お待ちしています。


 昨日は森吉山麓高原に行ってきました。本格的にシーズンが始まる前に出来るだけたくさん歩いて情報収集したいと思っているのですがなかなか思うようにいきません・・・・。
 それにしても良い季節になってきました!!足元を見れば小さな花たちが群落を作り、木を見上げればシャンデリアのような豪華な花が見られます。小さな生き物たちもたくさん見かけるようになってきました。ブナの幹にはエゾハルゼミの抜け殻がいっぱい見つかりますし、色とりどりの蝶もひらひらと飛び回っていました。一歩一歩の歩を進めるのが楽しみになってきます。

 楽しみながら気持ちよく歩いて居ると池の上にモリアオガエルの卵塊を見つけました。毎年卵塊を見かける池の上に1つ。しかもまだ新しいようでシュワシュワと泡がはじける音が聞かれ、よく見ると白い卵も見えました。



 きっと今朝、産み付けられたものだろう想像できますが、『もっと早く来ていれば産卵シーンも見られたかも?』と思うと残念に思います。でもまだ一つしかないし、これから『また産卵が行われるだろうから次のチャンスがある』と自分に言い聞かせました。
 その池にはクロサンショウウオの卵嚢があり、ヤマアカガエルのオタマジャクシ(だと思いますが・・)もいました。この環境はモリアオガエルにとってどうなんだろう?



 もう一つ別の池を見てみたら、そこには卵塊が重なり合って枝が大きくしなっていました。



 そこの池の卵塊は今朝、産卵し終えたばかりに見える真新しいものもありましたが、既に外側が乾燥して茶色に変色しているものもありました。と言うことはモリアオガエルの産卵は既に終盤を迎えているのかも知れません・・・。毎年『今年こそはモリアオガエルの産卵を観察する』と意気込むのですがなかなか出来ずにいます。次はもう少し標高の高い場所にある池に行ってみようかな?

 
 卵塊の中の卵は、乾燥や風雨に耐え抜いたものが2週間ほどで孵化します。そして卵塊の下にある池で1ヶ月ほどオタマジャクシとして生活し、生き残ったものは変態して陸上生活を始めます。昨日産卵したと仮定して・・孵化するのが6月10日前後。更に1ヶ月後の7月10日前後には小さなカエルの形に変わって陸上生活を始めるはず・・それまでの間が楽しい観察期間となります。

ページ先頭へ↑

2008年05月26日ヨシキリ 囀りの競演

秋田 足利 直哉

東北地方環境事務所のHPに先日5月18日の大潟草原での野鳥観察会の報告が掲載されました。是非ご覧下さい。http://c-tohoku.env.go.jp/to_2008/0518a.html

 5月16日の日記では【オオヨシキリ】が元気いっぱい囀りを始めたことを報告しました。
 先週末の時点で大潟草原内で最も多く姿を見かけ、鳴き声が聞かれるのは【コヨシキリ】です。保護区内に限らず、大潟村内に点在するヨシ原・ススキ原では【オオヨシキリ】の『ギョギョシ ギョギョシ・・』の大合唱に負けない【コヨシキリ】の『チリチリ チュチュ・・』と澄んだ鳴き声が響いています。

 大雑把に話をすると【オオヨシキリ】は5月の初旬にやってきて、中旬にはヨシや低木の先端などで盛んに囀りを初め、【コヨシキリ】は5月の中旬にやってきて今現在、盛んに囀りだしました。
 遅れてやってきたコヨシキリですが繁殖地として選ぶ環境はオオヨシキリとよく似ているので当然両者は同じような場所に行き着くようです。そしてそこの1等地は既に体の大きいオオヨシキリが縄張りとして押さえているものですから、遅れてやってきた体の小さいコヨシキリはヨシ原の周辺部を縄張りとして確保したようです。その結果、我々が目にする機会も増えているのかも知れません。
 ただし保護区内は例外的で広いヨシ原では【コヨシキリ】が数的に優位のようで、ヨシ原の1等地を確保した者も居るようです。彼らが好む環境も併せて観察していくと同じように見えた両者の好みの環境も実は微妙に違っているのかも知れません。それが解るような観察が出来たらまた報告しますね!



【コヨシキリ】黄色い喉の奥まで見えるくらい元気いっぱい囀っています。声量はオオヨシキリに負けるようですが音色の美しさでは勝っていると思います。



【オオヨシキリ】この鳴き声は夜になっても聞かれるそうです。この真っ赤な喉を見ると「一生懸命に鳴き続けて喉が痛くなって居るんじゃないか?」と心配しますがこれはオオヨシキリの特徴の1つなので心配ありません!

 今、囀っているのは♂の個体で、やや遅れてやってくるとされる♀の個体を待ちわびて『一所懸命』に鳴き声を上げています。別の種との縄張り争い、同じ種の雄同士の縄張り争いを経て、獲得した自分の縄張りでアピールする♂の姿は『かっこイイ』と感じます。その雄姿はやっぱり絵になりますね!!

ページ先頭へ↑

2008年05月23日ハシボソガラスとヒバリの雛観察

秋田 足利 直哉

 このところ大潟草原へ行く機会が増えています。その機会ある毎に観察しているのがハシボソガラスの巣です。道路から直ぐの場所にあってしかも巣と目線が同じような場所にあるのでちょっと背伸びをしただけで巣の様子が観察できます。今は子育ての真っ最中で親ガラスが忙しく巣の雛に餌を運んできます。親は雛に餌を与えると直ぐにまた次の餌を採りに飛んでいきます。いつもその隙をねらって観察しています。

2008/5/18撮影

2008/5/23撮影

 たった5日間で雛は大きく成長しています。前回見た時には雛特有の毛のような羽が見えたのですが、今日見た雛はもう完全に真っ黒い羽が揃っていました。鳥の雛の成長って早いですね~?
 間もなく巣立ちを迎えることでしょう!その瞬間も是非間たいと思っていますがうまくタイミングが合うかどうか・・・



 もう一つ!地元の愛鳥家の方に教えていただいたヒバリの巣です。ほぼ地上に作られた巣には4羽の雛が育っていました。教えていただいて初めて見たときには、もう大分大きくなっていました。この巣を教えてくれた愛鳥家の方は抱卵期からずっと観察し続けているそうです。

2008/5/18撮影

2008/5/23撮影

 ところが今日見たら巣が空っぽになっていました。雛たちが無事巣立ったのか、もの凄く気になっています。周辺にはヒバリの姿もたくさん見られ、鳴き声もたくさん聞こえましたから無事巣立ってくれたのではないでしょうか?


 私の人生の中で鳥の雛が育っていく過程を観察するのは初めての経験です。自然と親心のような感覚が芽生えてきていることを自覚しています。次に巣を観察するときにはどうなっているのか?楽しみなような・・でも巣立った後だと寂しいような・・不安な気持ちもあって・・複雑な心境です。
 でもこうして毎年何処かでこのドラマが繰り広げられていたんですよね~

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ