秋田
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2008年10月28日トビの眼光
秋田 足利 直哉
10月22日のチュウヒの日記を書いたとき文中に「きっとトビも餌を探して鋭い地面に眼光を投げかけている・・(中略)・・その様子は良くわかりません」と書いてから次の大潟巡視で【トビ】が低空を旋回しながら飛び回るシーンに遭遇しました。

羽音が聞こえそうなくらい近くを旋回するトビを撮影しようと試みますが、至近距離で見る【トビ】の飛行速度は思いのほか早く、ようやくフレームに収まった時には決まって逆光側・・・でもフレーム越しに見る眼光の鋭いこと鋭いこと。思わず「うわっ」と声が出てしまったほどです。

ようやく撮影できた写真を載せました。鋭い眼光は地面に注がれています。はるか上空で気持ちよさそうに旋回しているように見えた【トビ】ですが、やはりその時もこんな鋭い眼光を地面に向けているのでしょうね?本で読んでその様なことは頭の隅の方には残っていましたが、やはり実際に目の当たりにすると同じ情報でも頭のメモリのサイズが違いますね!!これもやはり”百聞は一見にしかず”

羽音が聞こえそうなくらい近くを旋回するトビを撮影しようと試みますが、至近距離で見る【トビ】の飛行速度は思いのほか早く、ようやくフレームに収まった時には決まって逆光側・・・でもフレーム越しに見る眼光の鋭いこと鋭いこと。思わず「うわっ」と声が出てしまったほどです。

ようやく撮影できた写真を載せました。鋭い眼光は地面に注がれています。はるか上空で気持ちよさそうに旋回しているように見えた【トビ】ですが、やはりその時もこんな鋭い眼光を地面に向けているのでしょうね?本で読んでその様なことは頭の隅の方には残っていましたが、やはり実際に目の当たりにすると同じ情報でも頭のメモリのサイズが違いますね!!これもやはり”百聞は一見にしかず”
2008年10月27日見納めの観察会
秋田 足利 直哉
先週の23日(木)に仙北市田沢湖公民館の主催する自然観察会に現地のガイド役として参加してきました。
この観察会は年5回仙北市を初めとする秋田県内の豊かな自然にふれる目的で行われているようで、今回が3回目の観察会でした。普段は森吉山野生鳥獣センターに展示してある壁画の作者である三村氏と玉川ビジターセンターの千葉氏が講師を務めているそうですが今回は桃洞滝コースと云うことで不肖私が先頭を歩いて自然観察を行いました。

この日の森吉はちょっと風があって、終盤を迎えた紅葉の葉が次々と舞う中「今年の紅葉はこれで見納めですね~」と話ながら歩きました。

落ち葉の量はハンパなく大量で、川の水面を埋め尽くすほどでした↑。この川は「ノロ川」といい、一枚岩の河床を穏やか~に流れ、普段はあまりの穏やかさに水がどちらに流れているのか解らない程!水がノロノロと流れる川だから「ノロ川」と名付けられたという話があります。
その話が「なるほど!」と納得するような現象でした。流れがあれば落ち葉も流れ下っていきますものね?

目的地の桃洞滝は水量が少なく、いつにも増して穏やかな印象でしたが、初めてご覧になる方も多く「キレイね~!」「思わず拝んじゃうね?」と笑顔で眺めていましたが、この時期は汗をかいた後そのまま休憩していると急激に身体が冷えるもの・・・。しかも小雨がパラパラと落ちてきてしまったので記念撮影をしただけで引き返しました。
日程や雨でバタバタとした観察会でしたが、参加された方々からは「良いところを教えて貰ったからまた来年くるよ」と言っていただき、救われた気持ちになりました。
地図を広げると田沢湖と森吉は近いように感じますが、道路で移動するとなると片道約100㎞の行程。しかも田沢湖周辺は豊かな自然が豊富で、多くの登山対象となる山があり、気持ちよく散策できる渓谷もあり私自身もよく足を運びますし、とっても好きなエリアです。そんなエリアに住んでいながら他の地域にも足を向け積極的に学ぼうとする姿勢からは、よくありがちなイベント的な単発の自然観察会とは全く違った雰囲気が感じられました。このような観察会のお手伝いが出来て光栄に思いますが、その縁は今後も続きそうです。
この後、森吉周辺では雨が降ったり、風が強かったりといった天候が続いていたようですからこの日が”紅葉の見納め”となりました。我々が歩いていた最中もドンドンと舞い落ちていた落ち葉は川面を埋めただけでなく、歩道も埋め尽くしていました。
落ち葉の絨毯をのんびり歩いていただきたかったのですが、あいにくの雨と風・・・。やや早足で森吉山野生鳥獣センターに到着すると館内のペレットストーブに火が付いていました。この日を境に森吉山麓はストーブの火にありがたみを感じる季節に突入しました。
この観察会は年5回仙北市を初めとする秋田県内の豊かな自然にふれる目的で行われているようで、今回が3回目の観察会でした。普段は森吉山野生鳥獣センターに展示してある壁画の作者である三村氏と玉川ビジターセンターの千葉氏が講師を務めているそうですが今回は桃洞滝コースと云うことで不肖私が先頭を歩いて自然観察を行いました。

この日の森吉はちょっと風があって、終盤を迎えた紅葉の葉が次々と舞う中「今年の紅葉はこれで見納めですね~」と話ながら歩きました。

落ち葉の量はハンパなく大量で、川の水面を埋め尽くすほどでした↑。この川は「ノロ川」といい、一枚岩の河床を穏やか~に流れ、普段はあまりの穏やかさに水がどちらに流れているのか解らない程!水がノロノロと流れる川だから「ノロ川」と名付けられたという話があります。
その話が「なるほど!」と納得するような現象でした。流れがあれば落ち葉も流れ下っていきますものね?

目的地の桃洞滝は水量が少なく、いつにも増して穏やかな印象でしたが、初めてご覧になる方も多く「キレイね~!」「思わず拝んじゃうね?」と笑顔で眺めていましたが、この時期は汗をかいた後そのまま休憩していると急激に身体が冷えるもの・・・。しかも小雨がパラパラと落ちてきてしまったので記念撮影をしただけで引き返しました。
日程や雨でバタバタとした観察会でしたが、参加された方々からは「良いところを教えて貰ったからまた来年くるよ」と言っていただき、救われた気持ちになりました。
地図を広げると田沢湖と森吉は近いように感じますが、道路で移動するとなると片道約100㎞の行程。しかも田沢湖周辺は豊かな自然が豊富で、多くの登山対象となる山があり、気持ちよく散策できる渓谷もあり私自身もよく足を運びますし、とっても好きなエリアです。そんなエリアに住んでいながら他の地域にも足を向け積極的に学ぼうとする姿勢からは、よくありがちなイベント的な単発の自然観察会とは全く違った雰囲気が感じられました。このような観察会のお手伝いが出来て光栄に思いますが、その縁は今後も続きそうです。
この後、森吉周辺では雨が降ったり、風が強かったりといった天候が続いていたようですからこの日が”紅葉の見納め”となりました。我々が歩いていた最中もドンドンと舞い落ちていた落ち葉は川面を埋めただけでなく、歩道も埋め尽くしていました。
落ち葉の絨毯をのんびり歩いていただきたかったのですが、あいにくの雨と風・・・。やや早足で森吉山野生鳥獣センターに到着すると館内のペレットストーブに火が付いていました。この日を境に森吉山麓はストーブの火にありがたみを感じる季節に突入しました。
2008年10月24日鶴舞 ~プロローグ~
秋田 足利 直哉
大潟とその周辺の水田はすっかり稲刈りも終わって遠くまで見渡せるようになり、人影もまばらで閑散とした様相となってきました。そうなると【タンチョウ】のように大きくて存在感のある鳥の姿はかなり遠くからでも見つけられるようになっています。
そんな影響もあってか・・・あまり感心できないような観察(?)の仕方をしている方もいるようです。飛翔する姿の写真を撮りたくて追い回す方がいたり、タンチョウに近づいてツーショット写真を撮影したり・・・これ以外にも書くのもはばかられるような事をしている方もいるとか・・・
当然ですが【タンチョウ】自身もそんな状況は居心地が悪いようです。そんなことは言われなくても「そりゃそうだ!」と納得していただけると思います。
それと・・最近感じていましたが「まさかぁ~」と言われそうで口には出さずにいましたが、同じ事をおっしゃる方がいたので「やっぱり!」と言い出す勇気を持ちました(笑)。それは・・どうやら近くに人がいるなど何らかのストレスを感じている時には羽繕いをしながらこちらの様子をうかがっているようなんです。付け加えると【タンチョウ】が採餌する場面を観察するのは一人か極少数で距離を保って観察している時か、ずーっと遠くに離れている時がほとんどでした。
そんな【タンチョウ】にとってストレスの少ない環境下では、本当に楽しい行動を見せてくれます。羽を広げて軽快にステップを踏んだり(ダンスをしたり)、何かを咥えてそれを放り投げて遊んだり(おもちゃ遊びをしたり)と愛嬌たっぷりの本当愛らしい姿を見せてくれます。



~羽を広げてステップを踏むシーンを撮影したものを集めてみました~
【タンチョウ】を観察している方から教えていただいたのですが、こういった行動は先天的に備わっている行動で、雌雄共に行うそうで、それがやがて成長するにつれ「鶴の舞い」へと繋がっていく行動なのだそうです。
この様な行動はいつでも見られるという訳ではありませんが、せっかく【タンチョウ】を見たのならこの様な独特の行動を観察してみたくはありませんか??
そんな影響もあってか・・・あまり感心できないような観察(?)の仕方をしている方もいるようです。飛翔する姿の写真を撮りたくて追い回す方がいたり、タンチョウに近づいてツーショット写真を撮影したり・・・これ以外にも書くのもはばかられるような事をしている方もいるとか・・・
当然ですが【タンチョウ】自身もそんな状況は居心地が悪いようです。そんなことは言われなくても「そりゃそうだ!」と納得していただけると思います。
それと・・最近感じていましたが「まさかぁ~」と言われそうで口には出さずにいましたが、同じ事をおっしゃる方がいたので「やっぱり!」と言い出す勇気を持ちました(笑)。それは・・どうやら近くに人がいるなど何らかのストレスを感じている時には羽繕いをしながらこちらの様子をうかがっているようなんです。付け加えると【タンチョウ】が採餌する場面を観察するのは一人か極少数で距離を保って観察している時か、ずーっと遠くに離れている時がほとんどでした。
そんな【タンチョウ】にとってストレスの少ない環境下では、本当に楽しい行動を見せてくれます。羽を広げて軽快にステップを踏んだり(ダンスをしたり)、何かを咥えてそれを放り投げて遊んだり(おもちゃ遊びをしたり)と愛嬌たっぷりの本当愛らしい姿を見せてくれます。



~羽を広げてステップを踏むシーンを撮影したものを集めてみました~
【タンチョウ】を観察している方から教えていただいたのですが、こういった行動は先天的に備わっている行動で、雌雄共に行うそうで、それがやがて成長するにつれ「鶴の舞い」へと繋がっていく行動なのだそうです。
この様な行動はいつでも見られるという訳ではありませんが、せっかく【タンチョウ】を見たのならこの様な独特の行動を観察してみたくはありませんか??
2008年10月23日ヨーダ
秋田 足利 直哉
先日実施いたしました自然観察会の模様が東北地方環境事務所のHPに掲載されましたので、是非ご覧ください
→http://c-tohoku.env.go.jp/to_2008/1022a.html
以前この日記で『ヤマカガシ』を取り上げましたが・・・→http://c-tohoku.env.go.jp/blog/2008/09/458.html
今度はその【ヤマカガシ】の幼蛇を見つけました。図鑑などで「幼蛇には首の辺りに鮮やかな黄色いラインがある」事は知っていましたが、実際に目にするのは私自身初めてだったはずです。こんな時に頭に浮かぶのが「あっ!図鑑と同じだ!!」というフレーズ。実物を目の前にして図鑑と同じだとはちょっと残念な感じがしてしまいます・・・。
こんな時、決まってやってしまうのが、「図鑑と同じ」と変に安心してしまって(?)現物をよく観察しないで「見た気になっている」こと。そんなことがある度に「またやってしまった・・」「もっとちゃんと現物を見ておけば良かった・・」と反省しきりです。
では今回は?と言うと・・・登山道でめざとく(?)ちょろちょろと動いていた【ヤマカガシ】幼蛇を見つけた!と良かったのはここまで・・・この時期動きが活発なのは幼蛇も同じなんでしょうね?意外に移動する速度が速かった!
「写真、写真!」と急いでカメラを構えるも【ヤマカガシ】は動くのを止めずヤブを目指して進んでいく!「ヤバイヤバイ」と何度かシャッターを押すも5枚ほど撮ったところで【ヤマカガシ】はヤブの中へ・・・でもその時点では「やったぁ~幼蛇の写真撮った!」と内心ガッツポーズものでしたが、事務所でデータを確認すると2枚は手ぶれ・・・1枚は身体の一部が落ち葉の陰に・・・残った2枚もなんか満足できない感じ・・・
つまり・・・結果:とっても残念なことに・・・
『こんな事になるなら写真じゃなくてしっかり目に焼き付けておくべきだったぁ~』なんていっても”後悔先に立たず”・・・
次こそは!と勇んでみるものの、『柳の下のドジョウ』ならぬ『ブナの下のヤマカガシ』にそうそう簡単に”2回目”があるとも思えず・・・

こういうところが”自然”相手の難しいところですね。『目に焼き付けるべきか?』『写真でしっかり記録するか?』皆さんはどうしてますか??
→http://c-tohoku.env.go.jp/to_2008/1022a.html
以前この日記で『ヤマカガシ』を取り上げましたが・・・→http://c-tohoku.env.go.jp/blog/2008/09/458.html
今度はその【ヤマカガシ】の幼蛇を見つけました。図鑑などで「幼蛇には首の辺りに鮮やかな黄色いラインがある」事は知っていましたが、実際に目にするのは私自身初めてだったはずです。こんな時に頭に浮かぶのが「あっ!図鑑と同じだ!!」というフレーズ。実物を目の前にして図鑑と同じだとはちょっと残念な感じがしてしまいます・・・。
こんな時、決まってやってしまうのが、「図鑑と同じ」と変に安心してしまって(?)現物をよく観察しないで「見た気になっている」こと。そんなことがある度に「またやってしまった・・」「もっとちゃんと現物を見ておけば良かった・・」と反省しきりです。
では今回は?と言うと・・・登山道でめざとく(?)ちょろちょろと動いていた【ヤマカガシ】幼蛇を見つけた!と良かったのはここまで・・・この時期動きが活発なのは幼蛇も同じなんでしょうね?意外に移動する速度が速かった!
「写真、写真!」と急いでカメラを構えるも【ヤマカガシ】は動くのを止めずヤブを目指して進んでいく!「ヤバイヤバイ」と何度かシャッターを押すも5枚ほど撮ったところで【ヤマカガシ】はヤブの中へ・・・でもその時点では「やったぁ~幼蛇の写真撮った!」と内心ガッツポーズものでしたが、事務所でデータを確認すると2枚は手ぶれ・・・1枚は身体の一部が落ち葉の陰に・・・残った2枚もなんか満足できない感じ・・・
つまり・・・結果:とっても残念なことに・・・
『こんな事になるなら写真じゃなくてしっかり目に焼き付けておくべきだったぁ~』なんていっても”後悔先に立たず”・・・
次こそは!と勇んでみるものの、『柳の下のドジョウ』ならぬ『ブナの下のヤマカガシ』にそうそう簡単に”2回目”があるとも思えず・・・

こういうところが”自然”相手の難しいところですね。『目に焼き付けるべきか?』『写真でしっかり記録するか?』皆さんはどうしてますか??
2008年10月22日チュウヒ
秋田 足利 直哉
今期の大潟草原の【チュウヒ】は最多で2羽までしか確認できていません・・・。昨年は私が知る限り最多で5羽を確認できていたのですが・・・どうしたのでしょうか?
もしかしたら・・・我々は個体識別が出来ているわけではありませんから、同時に確認できていないだけで生息はしているのかも知れません・・・しかしこれまで管理員さんも注意して観察してくれていますがやはり2羽までしか確認できていません。
先日、その2羽が一緒に大潟草原の管理棟の前にある水辺に姿を現しました。【チュウヒ】は低空で飛び回りながら点在する池の上を凝視しているようでした。
飛ぶスピードは【トビ】が上昇気流を捕らえてスーッと飛んでいるときと大差はないように感じられます。きっとトビも餌を探して地面に鋭い眼光を投げかけているのでしょうが何せ高い上空でのこと・・その様子は良くわかりません。むしろ「気持ちよさそうだな~」なんて思ってしまうほど!
しかし、低空で旋回する【チュウヒ】の様子はしっかりと観察できます。首は折れ曲がり、顔は地面を向き、鋭い眼光が光っていました。その視線の先はというと・・・

このところ数が増えてきた水辺のカモたちです。水辺に野鳥たちの姿が見られなくなった時期には【チュウヒ】の姿を見ることもありませんでしたが、最近では頻繁に観察できるようになりました。


ずーっと観察していると【チュウヒ】が何かを見つけたように急停止したり、急降下したりする様子が観察できました。この時はその後直ぐに飛び上がってきましたが。時にはヨシ原の中で長い時間を過ごしていることもあります。何をしているのかは想像するしかありませんけど・・・
この光景を去年はもっと多くの【チュウヒ】が見せてくれていました。管理棟の窓から5羽の【チュウヒ】が旋回する姿を観察したときにはかなり興奮した覚えがあります。だから今年【チュウヒ】を観察する時は”何か”が引っかかっているような感覚が続いています。
もしかしたら・・・我々は個体識別が出来ているわけではありませんから、同時に確認できていないだけで生息はしているのかも知れません・・・しかしこれまで管理員さんも注意して観察してくれていますがやはり2羽までしか確認できていません。
先日、その2羽が一緒に大潟草原の管理棟の前にある水辺に姿を現しました。【チュウヒ】は低空で飛び回りながら点在する池の上を凝視しているようでした。
飛ぶスピードは【トビ】が上昇気流を捕らえてスーッと飛んでいるときと大差はないように感じられます。きっとトビも餌を探して地面に鋭い眼光を投げかけているのでしょうが何せ高い上空でのこと・・その様子は良くわかりません。むしろ「気持ちよさそうだな~」なんて思ってしまうほど!
しかし、低空で旋回する【チュウヒ】の様子はしっかりと観察できます。首は折れ曲がり、顔は地面を向き、鋭い眼光が光っていました。その視線の先はというと・・・

このところ数が増えてきた水辺のカモたちです。水辺に野鳥たちの姿が見られなくなった時期には【チュウヒ】の姿を見ることもありませんでしたが、最近では頻繁に観察できるようになりました。


ずーっと観察していると【チュウヒ】が何かを見つけたように急停止したり、急降下したりする様子が観察できました。この時はその後直ぐに飛び上がってきましたが。時にはヨシ原の中で長い時間を過ごしていることもあります。何をしているのかは想像するしかありませんけど・・・
この光景を去年はもっと多くの【チュウヒ】が見せてくれていました。管理棟の窓から5羽の【チュウヒ】が旋回する姿を観察したときにはかなり興奮した覚えがあります。だから今年【チュウヒ】を観察する時は”何か”が引っかかっているような感覚が続いています。
2008年10月21日【実施報告】『植樹体験』
秋田 足利 直哉
昨日この日記に書いた観察会の実施報告に続き、今日は『植樹体験』の実施報告をします。
観察会終了後、進行を秋田県水と緑推進課の職員に引き継ぎ、参加者を植樹会場へ誘導していただき植樹体験を実施しました。
植樹をする場所は、事前に耕して植樹しやすいように作業してありました。参加された皆さんは各自2本ずつブナの苗木を選んで思い思いの場所に植樹をしていきます。
先ずはスコップで植え穴を掘り、たい肥を加えます。そこへポットから取り出した苗木を植えるのですが、この時、苗木が植えられている土の上面と地面とが同じ高さになるように調整します。それが出来たら掘り返した土とたい肥を混ぜ合わせて埋め戻し、苗木を安定させます。その上に土壌の水分蒸散を防ぐためにススキを刈り取って苗木の廻りに敷き詰めます。そのススキが風で飛ばないように土をかぶせて作業は終了です。

スコップで植え穴を掘ります。

その穴にたい肥を加え苗木を植える。
各自2本ずつの植樹が終わると、用意してある杭に「植樹者の氏名」「植樹年月日」「メッセージ」を書き込んで苗木のそばに打ち込みます。
自分の植えた苗木が後に復元された森の礎となるようにと思いを込めて植樹しました。

植樹されたブナの苗木
秋田県水と緑推進課の藤原氏によると・・・この厳しい自然環境の中に植樹されたブナはこの後、様子を観ながらも基本的には手を掛けずに生育を見守る方針とのこと。それでもブナは元来強い樹種なので周囲の草に負けず成長していくはず。更には春いち早く芽吹くブナは野ウサギなどの食糧とされることがあり、そうなるとその年は葉を出せずに過ごすことになるが、それでも強い生命力で根は生き続け、翌年にはまた葉を芽吹かせる力を持っているとのこと。
藤原氏は「だから、もし来年植樹した苗木に葉が無く枯れたように見えてもきっと根は生きているはずだから諦めずに見守り続けてください」と熱く訴えかけていました。
植樹された方々の願いと担当者の熱い思いが受け継がれていけば、きっと次の世代には復元の兆しが見えた森を引き継げるのではないか?と感じました。
森林再生事業に興味・感心をお持ちいただけた方はこちらをご覧下さい。
→秋田県のHPはこちら
→環境省のHPはこちら
観察会終了後、進行を秋田県水と緑推進課の職員に引き継ぎ、参加者を植樹会場へ誘導していただき植樹体験を実施しました。
植樹をする場所は、事前に耕して植樹しやすいように作業してありました。参加された皆さんは各自2本ずつブナの苗木を選んで思い思いの場所に植樹をしていきます。
先ずはスコップで植え穴を掘り、たい肥を加えます。そこへポットから取り出した苗木を植えるのですが、この時、苗木が植えられている土の上面と地面とが同じ高さになるように調整します。それが出来たら掘り返した土とたい肥を混ぜ合わせて埋め戻し、苗木を安定させます。その上に土壌の水分蒸散を防ぐためにススキを刈り取って苗木の廻りに敷き詰めます。そのススキが風で飛ばないように土をかぶせて作業は終了です。

スコップで植え穴を掘ります。

その穴にたい肥を加え苗木を植える。
各自2本ずつの植樹が終わると、用意してある杭に「植樹者の氏名」「植樹年月日」「メッセージ」を書き込んで苗木のそばに打ち込みます。
自分の植えた苗木が後に復元された森の礎となるようにと思いを込めて植樹しました。

植樹されたブナの苗木
秋田県水と緑推進課の藤原氏によると・・・この厳しい自然環境の中に植樹されたブナはこの後、様子を観ながらも基本的には手を掛けずに生育を見守る方針とのこと。それでもブナは元来強い樹種なので周囲の草に負けず成長していくはず。更には春いち早く芽吹くブナは野ウサギなどの食糧とされることがあり、そうなるとその年は葉を出せずに過ごすことになるが、それでも強い生命力で根は生き続け、翌年にはまた葉を芽吹かせる力を持っているとのこと。
藤原氏は「だから、もし来年植樹した苗木に葉が無く枯れたように見えてもきっと根は生きているはずだから諦めずに見守り続けてください」と熱く訴えかけていました。
植樹された方々の願いと担当者の熱い思いが受け継がれていけば、きっと次の世代には復元の兆しが見えた森を引き継げるのではないか?と感じました。
森林再生事業に興味・感心をお持ちいただけた方はこちらをご覧下さい。
→秋田県のHPはこちら
→環境省のHPはこちら
2008年10月20日【実施報告】自然観察会『森吉山麓高原 紅葉のブナ林を散策』
秋田 足利 直哉
まさに「秋晴れ」と呼ぶに相応しい好天に恵まれて、今期最後の自然観察会を実施しました。
今回歩くコースは、一般的に特筆する目的地もないのでかなりマイナーといえるコース。しかし個人的に「このエリアの中で最も気持ちの良い散策道」の一つと思っていて、更に昨日は天気も味方してくれて本当に気持ちの良い散策を楽しむことが出来ました。
今回の観察会の参加者は33名。森吉山野生鳥獣センター前で受付、開会式を行った後、国民宿舎森吉山荘さんから提供していただいた送迎バスと事務所の車などでコースの入口である黒石川林道の出会いへ移動した。

到着後、ストレッチで身体を温めたあと、3つの班に分かれて観察会を行いました。15日の下見時の紅葉は標高の高い方で7~8割・低い方で5~6割でしたが、標高の高い方では観察会に合わせるようにピークを迎え、低い方でも8割を越えるような状況でまさに”見頃”となっていました。こんな時は自然と笑顔になるものですね~!

コース上はブナやホオノキ等の落ち葉がぎっしりと敷き詰められ、木々は種子を実らせ観察材料が豊富にあります。長年林業に携わってこられたベテラン揃いの講師は水を得た魚のごとく生き生きと語ってくださり、充実した観察が出来ました。私自身もたくさん質問させていただき収穫の多い観察会でした。

今、こうして事務所で昨日のことを思い出しながら日記を書き、写真を見ると、昨日の”足裏から伝わる落葉の柔らかな感触”や”頬に感じた木漏れ日の暖かさ”が思い出され、目の前のPCから聞こえるはずのない音が聞こえ、感じるはずのない爽やかさが感じられるかのような錯覚を覚えます。仕事とはいえ本当にイイ気持ちになりました。
今日も秋田県内は爽やかな秋晴れが広がっています。仕事の関係で巡視には出かけられないのが本当に残念・・・いま森吉山麓はかなりイイ感じですからね~♪♪♪
今回歩くコースは、一般的に特筆する目的地もないのでかなりマイナーといえるコース。しかし個人的に「このエリアの中で最も気持ちの良い散策道」の一つと思っていて、更に昨日は天気も味方してくれて本当に気持ちの良い散策を楽しむことが出来ました。
今回の観察会の参加者は33名。森吉山野生鳥獣センター前で受付、開会式を行った後、国民宿舎森吉山荘さんから提供していただいた送迎バスと事務所の車などでコースの入口である黒石川林道の出会いへ移動した。

到着後、ストレッチで身体を温めたあと、3つの班に分かれて観察会を行いました。15日の下見時の紅葉は標高の高い方で7~8割・低い方で5~6割でしたが、標高の高い方では観察会に合わせるようにピークを迎え、低い方でも8割を越えるような状況でまさに”見頃”となっていました。こんな時は自然と笑顔になるものですね~!

コース上はブナやホオノキ等の落ち葉がぎっしりと敷き詰められ、木々は種子を実らせ観察材料が豊富にあります。長年林業に携わってこられたベテラン揃いの講師は水を得た魚のごとく生き生きと語ってくださり、充実した観察が出来ました。私自身もたくさん質問させていただき収穫の多い観察会でした。

今、こうして事務所で昨日のことを思い出しながら日記を書き、写真を見ると、昨日の”足裏から伝わる落葉の柔らかな感触”や”頬に感じた木漏れ日の暖かさ”が思い出され、目の前のPCから聞こえるはずのない音が聞こえ、感じるはずのない爽やかさが感じられるかのような錯覚を覚えます。仕事とはいえ本当にイイ気持ちになりました。
今日も秋田県内は爽やかな秋晴れが広がっています。仕事の関係で巡視には出かけられないのが本当に残念・・・いま森吉山麓はかなりイイ感じですからね~♪♪♪
2008年10月17日ヒドリガモ エクリプス
秋田 足利 直哉
先日、この日記で【マガモ】オスのエクリプスについて書いたときに「その種によって識別ポイントが異なる」と書きました。そして【マガモ】は嘴がポイントでした。今日は【ヒドリガモ】についてそのポイントを書こうと思います。
承水路の巡視中、パッと見ただけでは私には良くわからないカモを見かけました↓。先ずは消去法で、カルガモではない!マガモでもない!コガモも違う!とよく見る種類が消えた。

身体の向きを変えたら、体側に白いラインが見えた。嘴は灰色で先端が黒い。脇腹を含めた身体全体が赤茶色っぽく見える・・・・【ヒドリガモ】かな?

と、しっかり確認しようと思って凝視したら・・・飛んでしまった!うわぁヤバイ!と思ったら・・・翼上面の風切の一部に白い縦線が見えた!!(赤い矢印)

この白いラインは、雨覆と次列風切の身体側の一部に見られるもので、この部分はエクリプスであっても変わらず見ることが出来る特徴です。
しかし、この部分は翼を広げないと見えない特徴です。だからといって脅かして飛ばすのはよろしくないですよね!今回は物陰に隠れたにもかかわらず視線が刺さってしまってようで(?)飛び去ってしまった時にたまたま、見えたので確証を持ちましたが、水辺にいる状態でも識別できるようにならないといけませんね。
なので【ヒドリガモ】オスの特徴をまとめてみますと・・・
①額から頭頂部がクリーム色の羽で、顔・頸・後頭部が赤みのある茶褐色。
②目の後ろ側に緑色光沢の見える個体もいる。
③制止時、体側部に白いラインが見える。(小雨覆・中雨覆の一部が見えている)
④背側の上面と脇が灰色で細かな黒い縦斑が密に入る。
⑤腹~下腹部の羽は白色
⑥胸は全体として茶褐色だが灰色の羽が混じる。
⑦翼を広げると次列風切と大雨覆の一部が白く、よく目立つ。
⑧中雨覆・小雨覆は白く。翼鏡は緑色。
⑨次列風切・三列風切は黒色で先端に白い羽縁がある。
⑩中央尾羽が黒色でよく目立ち、下尾筒も黒い。
⑪やや短かめの嘴は青灰色で先端の一部が黒色。
⑫脚は黒い。
ですが、このうち⑤⑦⑪⑫の特徴が冬羽でもエクリプスでも見られる共通の特徴です。
さらに【ヒドリガモ】オスのエクリプスは全体的な印象が「赤みがかった茶褐色」に見えます。ですから最初の段階でよく見る種の消去法をするのではなくまず最初に【ヒドリガモ】かも?と見当を付けるのが近道でした。
承水路の巡視中、パッと見ただけでは私には良くわからないカモを見かけました↓。先ずは消去法で、カルガモではない!マガモでもない!コガモも違う!とよく見る種類が消えた。

身体の向きを変えたら、体側に白いラインが見えた。嘴は灰色で先端が黒い。脇腹を含めた身体全体が赤茶色っぽく見える・・・・【ヒドリガモ】かな?

と、しっかり確認しようと思って凝視したら・・・飛んでしまった!うわぁヤバイ!と思ったら・・・翼上面の風切の一部に白い縦線が見えた!!(赤い矢印)

この白いラインは、雨覆と次列風切の身体側の一部に見られるもので、この部分はエクリプスであっても変わらず見ることが出来る特徴です。
しかし、この部分は翼を広げないと見えない特徴です。だからといって脅かして飛ばすのはよろしくないですよね!今回は物陰に隠れたにもかかわらず視線が刺さってしまってようで(?)飛び去ってしまった時にたまたま、見えたので確証を持ちましたが、水辺にいる状態でも識別できるようにならないといけませんね。
なので【ヒドリガモ】オスの特徴をまとめてみますと・・・
①額から頭頂部がクリーム色の羽で、顔・頸・後頭部が赤みのある茶褐色。
②目の後ろ側に緑色光沢の見える個体もいる。
③制止時、体側部に白いラインが見える。(小雨覆・中雨覆の一部が見えている)
④背側の上面と脇が灰色で細かな黒い縦斑が密に入る。
⑤腹~下腹部の羽は白色
⑥胸は全体として茶褐色だが灰色の羽が混じる。
⑦翼を広げると次列風切と大雨覆の一部が白く、よく目立つ。
⑧中雨覆・小雨覆は白く。翼鏡は緑色。
⑨次列風切・三列風切は黒色で先端に白い羽縁がある。
⑩中央尾羽が黒色でよく目立ち、下尾筒も黒い。
⑪やや短かめの嘴は青灰色で先端の一部が黒色。
⑫脚は黒い。
ですが、このうち⑤⑦⑪⑫の特徴が冬羽でもエクリプスでも見られる共通の特徴です。
さらに【ヒドリガモ】オスのエクリプスは全体的な印象が「赤みがかった茶褐色」に見えます。ですから最初の段階でよく見る種の消去法をするのではなくまず最初に【ヒドリガモ】かも?と見当を付けるのが近道でした。
2008年10月16日今年の稔りは・・・
秋田 足利 直哉
いよいよ週末に今期最後の森吉での観察会を実施予定です。週間予報では晴れマークがずらっと並んでいますから当日も晴天が期待できそうです。
今回は観察会と併せて森吉山麓高原の森林復元に向けて植樹を行う予定になっていて、その中で「木の実」を拾ってきてその種子をポットに蒔いて、育てて、将来の苗木にしようという企画があります。そこで今年の山の稔りはどうなのか?も併せて見てきました。
いつもの下見は保護官と2人で行っているのですが、今回はその企画にあわせて、共催する秋田県水と緑推進課の担当者氏と観察会の講師1名も加わってくれて4人で行ってきました。
まず、コース上の紅葉の状況ですが、15日現在標高の高い方で紅葉は7~8割、低い方で5~6割くらいでしょうか?観察会当日までの4日間でもっと色づくでしょうから、きっと綺麗な紅葉を楽しめると思います。

黒石川林道出会いから見たノロ川登山道(2008.10.15)
さて、肝心の”稔り”ですが、今年は全般に不作のようです。【ブナ】の木には殆ど実が見えず、地面からも殆ど見つかりません・・・。ですから【ブナ】の木に熊棚も見つかりませんでした。聞けば【ブナ】の稔りには「まずまず」という事がないようで「大豊作」か「凶作」という極端な出来になるのだとか・・・しかも「大豊作」はおよそ5年に1回の割合でやってくるのだそうです。前回の「大豊作」から数えると今年は4年目に当たり「大豊作」とはならず、およそ5年に4回の「凶作」の年のようです。
では、それ以外の木の実はどうだったかというと・・・【ミズナラ】と【トチ】は”そこそこ”の出来だったと思いますが既に最盛期は過ぎています。【サワグルミ】も”まずまず”のようですが、種子の形状から大量に拾うのも難しい。ですから高木に成長する木の種を拾い集めるのはちょっと難しいみたいです。
なので、高木・大木になる木の種拾いから中低木の種拾いにシフトして下見を行ってきました。詳しくは観察会当日のお楽しみですが、この日集めた種子をちょっとだけご紹介します。

今回は観察会と併せて森吉山麓高原の森林復元に向けて植樹を行う予定になっていて、その中で「木の実」を拾ってきてその種子をポットに蒔いて、育てて、将来の苗木にしようという企画があります。そこで今年の山の稔りはどうなのか?も併せて見てきました。
いつもの下見は保護官と2人で行っているのですが、今回はその企画にあわせて、共催する秋田県水と緑推進課の担当者氏と観察会の講師1名も加わってくれて4人で行ってきました。
まず、コース上の紅葉の状況ですが、15日現在標高の高い方で紅葉は7~8割、低い方で5~6割くらいでしょうか?観察会当日までの4日間でもっと色づくでしょうから、きっと綺麗な紅葉を楽しめると思います。

黒石川林道出会いから見たノロ川登山道(2008.10.15)
さて、肝心の”稔り”ですが、今年は全般に不作のようです。【ブナ】の木には殆ど実が見えず、地面からも殆ど見つかりません・・・。ですから【ブナ】の木に熊棚も見つかりませんでした。聞けば【ブナ】の稔りには「まずまず」という事がないようで「大豊作」か「凶作」という極端な出来になるのだとか・・・しかも「大豊作」はおよそ5年に1回の割合でやってくるのだそうです。前回の「大豊作」から数えると今年は4年目に当たり「大豊作」とはならず、およそ5年に4回の「凶作」の年のようです。
では、それ以外の木の実はどうだったかというと・・・【ミズナラ】と【トチ】は”そこそこ”の出来だったと思いますが既に最盛期は過ぎています。【サワグルミ】も”まずまず”のようですが、種子の形状から大量に拾うのも難しい。ですから高木に成長する木の種を拾い集めるのはちょっと難しいみたいです。
なので、高木・大木になる木の種拾いから中低木の種拾いにシフトして下見を行ってきました。詳しくは観察会当日のお楽しみですが、この日集めた種子をちょっとだけご紹介します。



そんな森で意外に目を引くのが【サワグルミ】の実(堅果)です。ほとんどの樹木が葉を落とすのとほぼ同じく実を落としているのに【サワグルミ】は葉が全部落ちた後もぶら下がった長い果穂にたくさんの実がついています。
【サワグルミ】と云う名前から『クルミ』の仲間であることは、直ぐに解りますよね?『クルミ』と云うと、ピンポン球大で外側を外果皮に覆われ、更には果肉に包まれた核がとっても固い”あの実”を思い浮かべますが【サワグルミ】の実はそのイメージを大きく裏切ります。
実の大きさはパチンコ玉大で、外果皮はあるものの果肉はありません。更に特徴的なのは翼が付いていること(写真では見にくいかも知れませんが・・)。
「翼の付いた堅果で他の樹木よりも遅く果実を落とす」→この【サワグルミ】戦略にはどんな狙いがあるのでしょうか?想像してみるのも楽しいですね?
ちなみに・・・
皆さんご存じのように果実にも色々ありまして、一般的に思い浮かべるクルミ(オニグルミ)の実は「核果状の堅果」、【サワグルミ】の実は「堅果」に分類されています。「核果」はくだものの桃を思い浮かべると解りやすいでしょうか?「堅果」はどんぐり類やブナの実がそれにあたります。