ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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秋田

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2008年11月13日白鳥の飛来

秋田 足利 直哉

 ようやく、本当にようやく大潟村にハクチョウたちが飛来しました。しかも遅れていた分を取り戻すかのような勢いで一気に羽数を増やしているようです。



 ハクチョウたちは【オオハクチョウ】も【コハクチョウ】も混じった状態で、終日村内で餌を啄んでいます。



 毎年繰り返されるこの光景!!今年もこの光景が見られます。嬉しいような安心したような・・・。
 ハクチョウたちの様子もいつもと変わりなく、群れの仲間が安心して餌が食べられるように、群れのリーダーが周辺を餌を食べることに集中せず、周囲に警戒を配る役目を担っています。



 夕暮れ時になると、塒へ戻っていくこの光景もまた、いつもと解らない光景。毎年繰り返される当たり前のこの光景がこの先もずっとずっと続いて欲しいと願っています。


 秋田自然保護官事務所では週末には野鳥観察会を予定しています。この分だと村内には多くの冬の渡り鳥が散らばっているでしょうから、野鳥の観察には良い感じになってきました。週末が楽しみです。


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2008年11月12日カルガモの飛び立ち

秋田 足利 直哉

 このところ水面にカモの姿が多くなってきました。更には遅れていたハクチョウたちの姿も見られるようになってきました。しかし・・・ガン達の姿はまだありません。

 そんな状況ですからガンの姿を求めてカモの居る場所、ハクチョウの居る場所などを丹念に見ています。最近では遠くの水辺にガンの姿がないか?と探すのに夢中になりすぎて直ぐ近くにいるカモたちを見逃してしまうという失敗をしています。
 


 先日も近くにいた【カルガモ】の存在に気付くのが遅れて、バーッと飛び立たれてしまいました。
 しかしその時、幸いにもカメラを持っていて運良く何枚か撮影することができました。そして、事務所でその写真を確認するとなかなか面白いシーンが撮影できていました。





 これらの写真は連写で撮影した物です。1枚目では水面を泳ぐ【カルガモ】の姿が映っていますが、その直後の2枚目の写真では手前の【カルガモ】が翼で水面を叩くようにして身体を持ち上げるシーンが写っています。更にその直後の3枚目では手前の【カルガモ】の身体は既に空中へ飛び出していますが、奥の【カルガモ】が先ほどと同じように翼で水面を叩くようにして身体を持ち上げるシーンが写っています。
 以前この日記に、【コガモ】が飛び立つシーンの写真(明らかな失敗写真でしたが・・)を載せたことがありましたが、その時は翼で水面を叩くようなシーンは見られませんでした。きっと【コガモ】は水掻きの付いた足だけで身体を持ち上げることが出来るのでしょう!しかしそれよりも身体の大きい、そして重い【カルガモ】は足だけでは充分な力を生み出せないので翼を水面に叩きつけてその勢いも併せて飛び立っているのではないでしょうか?。


 これらのカモ達はその場から直接飛び立つ方法をとっています。しかし、同じようにその場で直接飛び立つカモ達の動きも、よく観察するとこの様な違いが見えてきます。今回の私のようにカモたちを驚かせてその飛び立ちシーンを観察するのはお奨めできませんが、チャンスがあったら「飛び立ち」の観察もしてみて下さい。


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2008年11月11日タンチョウの歩き

秋田 足利 直哉

 今日の秋田は朝から快晴です。一日イイ天気が続くようです。

 しかし、先週の秋田県内は連日まとまった雨に見舞われました。その影響で大潟村やその周辺の水田は、まるで一面が『冬水田んぼ』のように水が溜まっていました。大潟村の農家の方が言うには「最近ではこんなに田んぼに水が入ったことはないんじゃないか?」との事でした。

 その状況は【タンチョウ】が過ごしている田んぼでも同じで、そこだけ見ると代掻きをする直前のように見えました。そんなぬかるみの中を一生懸命餌を探す【タンチョウ】の姿がありました。





 【タンチョウ】が歩いて移動する様子を観察していると、かなり理にかなった足の使い方をしていました。
 歩く時の足の動きを、その動作の種類から足を地面から持ち上げる(これを抜き足としましょう)動きと、足を地面に付く(これを差し足としましょう)動きに分けてみてみます。

 まずは抜き足の時(上の写真参照):ぬかるみの中に足が埋まってしまっています。その足を抜く時、我々であれば足首から下の部分に大きな抵抗がかかってしまうのを軽減するために踵だけを持ち上げて足を抜きやすくして前へと踏み出していきます。【タンチョウ】の場合も長い指のような内趾・中趾・外趾に抵抗がかかりそうなところを何かを摘むように趾を丸めて出来るだけ小さくして抵抗を軽減していました。
 今度は差し足の時(2枚目の写真参照):逆に足裏に大きな抵抗が得られれば足の沈み込みを押さえることが出来ます。【タンチョウ】は内趾・中趾・外趾をめいっぱい広げて足裏の抵抗を大きくしてぬかるみに足を入れていました。

 『なんだそんなの当たり前じゃん!』って言われそうですが我々の場合、体験を経て、あるいは先人に学んで、学習してその様なことが出来るようになったはず。では【タンチョウ】の場合はどうなんでしょうか?秋田にいる【タンチョウ】は1羽で過ごしています。ここに来るまでにその様な歩き方を学習してから秋田へ来たのでしょうか?それとも先天的に備わった能力なのでしょうか?




 一方、【タンチョウ】のトラックを見てみると↑のようにトレイルがキレイな一直線に並んでいました。いわゆる『モデル歩き』です。この足の運びにはメリットがあるのでしょうか?自分に置き換えてみるとぬかるみの中で1本のラインで歩くのはバランスが取りづらいように感じます。体重を分散させようと思ったら『モデル歩き』より『ナンバ歩き』の方が有利なようにも感じます。

 足の一つ一つの動作を見ていたらとても理にかなった動きをしていましたが、連続した動きになると合点がいかない。だからといって【タンチョウ】に聞いても教えてもらえませんしね・・・北海道の【タンチョウ】もこうやって歩いているのでしょうか?

 

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2008年11月10日ニカワチャワンタケ

秋田 足利 直哉

 森吉山麓高原内は森吉山野生鳥獣センターも秋田県の施設である青少年野外活動基地も冬期閉鎖となりました。このエリアでは利用できる施設もなくなり、トイレも全て閉鎖されています。森吉山麓高原へお越しの際は充分に注意して、対策をしてくださいますようお願いします。

 このように各施設が冬期閉鎖に入りましたから、このエリアもすっかり人影が無くなりました。トレッキングを楽しむ方はもちろん、キノコ採りの方々ももうシーズンオフのようです。

 一時はミズナラの大木やブナの立枯れ木に向かう踏み跡が無数に見られ、本来は無いはずの”道”が至る所に出来ている荒れた状態でしたが、それも大量の枯れ葉で覆い隠されリセットされたかのようです。
 それほど賑わった後にもかかわらず、こんなキノコは取り残されていました。↓



 【ニカワチャワンタケ】というキノコです。一見するとゼラチン質でキクラゲの仲間のように見えますが、実際はズキンタケ科に属しキクラゲ類とは違う仲間になります。ちなみに図鑑によっては「食毒不明」や「食不適」などと書いてあって確実な記述はありませんが、食さない方が無難です。



 幼菌のうちはお菓子の”グミ”のように見えますが、成菌になると”ダダミ(※)”のようになり、古くなると色も茶色へと変色します。
※秋田では寒中の真ダラのオスからとった白子(精のう)をダダミと呼びます。

 冬枯れの森の中で、ブナの倒木に薄ピンク色の”たこの吸盤”みたいな外見は目を引きます。私個人の意見としてはこの【ニカワチャワンタケ】は目で楽しむタイプのキノコですね。それも幼菌時限定かも知れませんけど・・・(笑)



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2008年11月07日一回り大きくて、淡色で、

秋田 足利 直哉

 今日は朝になっても明るくならずに雨が落ちてきました。夕方からは雪のところもあるとか・・・いよいよ天気予報に「雪」が出てくる季節になりました。


 昨日の日記で【ヒバリ】の土浴びを紹介しました。もしかして観察眼の鋭い方は「なんかこの【ヒバリ】色が薄いな?」とお思いになった方もあったかも知れません。今日はそれについて書こうかなと思います。
 【ヒバリ】の土浴びを観察していたとき、実は3羽のヒバリがそれぞれ僅かな距離を置いて土浴びをしていました。

 ↑この写真が昨日紹介した【ヒバリ】


 ↑この写真が直ぐ近くにいた私には見慣れた感じの【ヒバリ】

 2枚の写真を比べてみるとやはり上の写真の個体は色が淡いように見えますね?下の写真のヒバリは頭や翼の黒斑がハッキリしています。



 3羽の【ヒバリ】お互い接近したときに撮影した物です。その場で観察していた時ほど大きさの違いが現れては居ませんが、淡色の個体が他の2羽の個体に比べて一回り大きな身体をしています。
 『一回り大きな身体で、全体に淡色の羽色をしている。』・・・この事実から「ではこの個体はどんな【ヒバリ】なんだろうか?」と調べてみました。
 色が全体に淡いと言うことは”色変異個体”なのか?と思いましたが、全身の羽色は一様なようですし、バフ変と言えるほど色が薄い訳でもありません。 身体が一回り大きい・・・種によっては雌雄の大きさが異なる個体もいるが、小鳥における雌雄間の差異の範疇に収まるとは思えないくらいパッと見でサイズが違います。

 それで至った一応の結論は、【亜種オオヒバリ】であろう!というもの。図鑑などによると【ヒバリ】は日本国内で3亜種の存在が知られているそうですが、これらを含めた他亜種の研究もまだまだ途中段階で、かつ亜種の識別も困難であるとのこと。
 今回はたまたま直ぐそばに見た目の異なる【ヒバリ】がいたことで一応の結論に達することが出来ました。しかし他にも亜種の研究が途中段階であったり、亜種間の識別や種別間の雌雄の識別が困難だという種が多数あるようです。
 私自身この【ヒバリ】【亜種オオヒバリ】の観察をきっかけに野鳥の世界の奥深さを垣間見たような気がして、知的好奇心が大いに刺激されています。


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2008年11月06日ヒバリの土浴び

秋田 足利 直哉

 このところ朝はイイ天気なのに、夕方になると雨&雷の日が多くなっています。出勤時は傘なんて必要なさそうなのに帰りには傘無しでは帰れない・・・鞄にいつも入っている折りたたみ傘が活躍しています。


 最近、私の記事は以前書いたネタにかぶせる機会が多くなっているような気がしますが・・・今回も思いっきりネタがかぶってます(笑)
 7月30日の日記で書いた【ヒバリ】の土浴びの様子。この時は『イマイチ分かりにくい写真だったね』と指摘を受けて気になっていました・・・で、先日少しはまともな写真が撮れたつもりなので再投稿します!





 場所は前回投稿時と全く同じ農道です。僅かな窪みがあってそこに柔らかな土が溜まっている場所で腹部・下腹部・胸部・翼下面・側頭部などを入念に擦り付けていました。その動きはなかなか激しく時に土埃が舞うほどでした。その模様も写っているのですが解りますかね?(画質を落として載せているので解りにくいかも知れませんね・・・)2枚目の写真なんですけど・・・



 ↑の写真ではその土埃が目に入ったのか(私の感覚ですが・・)?煙たそうに目をつぶっている様子が写っています。
 ここまで書いて、また今回も『ちょっと解りにくいんじゃない?』って声が聞こえてきそうな・・・(苦笑)


 最近は観察機会がめっきり減ってきた【ヒバリ】ですが、時々出会うとこんな貴重な観察機会を提供してくれます。観察機会が減って、観察する羽数も減ってきたのは、ここよりも暖かい地方へ移動したからでしょうかね?今年は色々と貴重な観察機会をくれた【ヒバリ】達・・・越冬地で無事に冬を過ごして、また春になったら大潟草原で会えるのを心から願うばかりです。


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2008年11月05日私が見たのは・・・コガモだよね?

秋田 足利 直哉

 先日の大潟巡視の際、西部承水路でカモの観察をしようと車を止めて徒歩で近づく私の接近に気付かず、気持ちよさそうに水面を漂っている【コガモ】を見つけました。
 


 カメラを構えてもまだ気付きません。警戒心の強いカモに対してこんなラッキーな接近は滅多にありません。気をよくして撮影&観察をしました。
 サイズが明らかに他のカモよりも小さい。鮮やかな緑色の羽がチラッと見えている。一瞬にして【コガモ】と解るが、しっかり観察すると嘴の基部が黄色っぽいのが確認できてメス♀であると確認できました。ようやくコガモにも冬羽に変わった個体が見られるようになりましたが、エクリプスも多くいるので識別は慎重に行わなければなりません。でもこんな近くなら識別も容易です。
 「コガモのメスってなかなか可愛いな~」なんて思いながら観察を続けていると彼女が私に気付いてハッとした次の瞬間・・・



 近くにいた仲間達と一緒に飛び去ってしまいました。偶然にも近くで観察できたとはいえ惜しいチャンスが去っていきました。まぁ、そもそもこんな偶然があったこと自体を喜ぶべきですけど・・・

 この時、気になったのが【コガモ】が飛び去る後ろ姿。もっと言えば翼鏡の色具合。どう見ても青色というか群青色というか青紫色というか・・・さっきチラッと見えていた緑色の羽とは明らかに違っていました。
 「今のは確かに【コガモ】だったよな?」と思い、着水した先で再確認しても間違いなく【コガモ】です。でもあの翼鏡の色はマガモやカルガモのそれに似ているし・・・結局、直ぐに【コガモ】と識別しておきながら後に得た情報で混乱する事になりました。

 そして、その混乱は事務所に来て更に深まることになろうとは・・・



 完全な失敗写真をお見せするのは気が引けますが、↑写真を見てください。
 左の翼には鮮やかな緑色の羽が見えていますし、右側の翼には鮮やかな青紫色の羽が見えています。
 水面を泳いでいる時には『緑』、飛翔時に見えたのは『青紫』、飛び立つ時に見えたのは『緑と青紫』。ハッキリしませんが脚は黒いようですし、色々考えても【コガモ】で良いのでしょうけど、この個体っていったい・・・?????

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2008年11月04日堂々として

秋田 足利 直哉

 先日、大潟草原の巡視中、私の運転する車の前をゆっくりとしかも堂々と歩く【キジ】に出会いました。この日記にも時々登場している【キジ】は大潟ではかなり頻繁に見かける鳥ですが、どうやら彼らにとって私は警戒する対象からは外されているのではないか?と感じています。

 この時は【キジ】のオス♂2羽が「南の池」の周囲にあるヤブの中から舗装された道路を横断中でしたが、私の乗る車が近づいても急ぐでもなく、ましてや逃げる気なんてさらさら無いかのような堂々とした態度で歩いていました。



 特に急いでいるわけではないので、車を止めて彼らが通り過ぎるのを待っていましたが、あろう事か彼らは道ばたで何か(餌?)を探し始めました。車を進めるには大きく迂回するか、彼らに避けてもらいしかないのですが、彼らに避ける気は無いようなので、そう言えば最近【キジ】は見ていたけどじっくり見てなかったなぁ~と思ってじっくり観察することにしました。
 その堂々として太々しくも感じる【キジ】を普通のオスの個体かと思って見ていましたが、よく見ると尾羽がまだ短く、所々に幼羽が残っている今年生まれの個体のようでした。しばらくの間じっくり観察していなかった事が悔やまれるほど大きく、立派に成長していました。


 ただこの状況はかなり心配になります・・・。と言うのも11月は狩猟が解禁になり、なんともブルーな気持ちになる時期。大潟村は国指定大潟草原鳥獣保護区と秋田県の指定する八郎潟西部鳥獣保護区と一部の特定猟具使用禁止区域を除いて狩猟が可能です(オスのイタチは全域で捕獲禁止)。
 秋田県の狩猟期間は11月15日から翌年2月15日まで、ただしカモ類(11種)は11月1日から翌年1月31日まで、キジ・ヤマドリは11月15日から翌年1月15日までとなります。『秋田県鳥獣保護区等位置図(平成20年度版)より』
 
 つまりこうしている今もカモ類(11種)が・・・今月15日になると【キジ】も・・・
 この観察場所は国指定の鳥獣保護区内なので、大きく移動しない限り彼が狩猟の対象になるおそれはありませんが、規制のない区域にいる【キジ】もこの様に堂々としていたら・・・


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2008年10月31日初冠雪

秋田 足利 直哉

 いよいよ10月も最終日、そしていよいよ今日を以て森吉山野生鳥獣センターの開館期間が終了し、長い冬期閉鎖期間が始まります。6月1日の開館日以来、今日まで多くの方々にご利用いただきました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。誠にありがとうございました。

 これからは「いつ雪が降ってもおかしくない」冬の気配が日に日に色濃くなっていきます。昨日森吉に行ったとき森吉山を始め外輪山も頂上部分が白くなっていました。



 写真は森吉山野生鳥獣センター前から見た小池ケ原方面です。周囲を見渡すと焼山や八幡平なども頂上付近が白くなっていました。森吉山野生鳥獣センターの清掃をしてくれている方の話では29日に初冠雪を確認したそうです。私が見たのは冠雪2日目でした。


 秋田県内では国土交通省と秋田県建設交通部が主体となって11月を「冬タイヤ装着月間」として早めの冬タイヤへの交換を呼びかけています。私自身「まだ早いでしょ!」と思っていましたがこの景色と朝晩の冷え込みを考えると「そろそろかな?」と思い直しています。登山などで山間部に出かける方は早めに冬タイヤへの交換をお奨めします。


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2008年10月30日カシラダカ飛来

秋田 足利 直哉

 森吉のブナの森は昨日お伝えしたように葉が落ちて空が広く見えるようになってきました。と、いうことは森の中の見通しも利くようになってきたということ!
 そうなると野鳥たちの姿も見やすくなってきました。これまでは「声はすれども姿は見えず・・」じっくりと観察する機会は多くはありませんでしたが、ようやく観察しやすくなりました。とはいえ・・野鳥たちにしてみれば隠れる場所が少なくなり、気の抜けないシーズンの到来なのでしょうけど・・・

 そのように観察しやすくなって、野鳥たちを見かける機会が増えたから単純に観察する野鳥の数が増えたのかな?と考えていましたが全くの見当違い!冬鳥達が渡ってきていました。



 森吉山野生鳥獣センター周辺では【カシラダカ】の姿を多く見かけます。
 新緑のころまではあちらこちらで見かけていましたが、緑の深まりと共に姿を消していました。そしてまた紅葉が最盛期を迎える頃に姿を見せ始め、現在に至っています。
 【カシラダカ】を観察していると写真の個体のように全体に淡色をした個体の割合が多いように感じます。その個体がメス♀の冬羽なのか幼鳥なのか私には識別できませんが「春まで森吉で過ごしていた個体が今年生まれた幼鳥を引き連れて戻ってきたんじゃないか?」と勝手に思いこんで、一人で”なんか良い気分”に浸っています。


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