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アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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秋田

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2010年01月28日ツグミの水浴

秋田 足利 直哉

 昨日の引き続き2月21日(日)大潟草原鳥獣保護区とその周辺に於いて実施する野鳥観察会のご案内です。昨年度までは3月の上旬に行っていたこの野鳥観察会ですが、最近は3月の上旬ではガン達が既に北へと去ってしまっていたので大きな群れの観察が出来ませんでした。そこで今年は前倒しして実施します!!

 
 気温が低く、時々吹雪となる日に大潟に行きました。こんな日でもやっぱり窓は開けなくてはなりません。車内にいるのに屋外にいるのと全く変わりません・・・。(その後の車内の掃除・整理が大変です・・)
 でもそんな時でも野鳥たちは逞しく生きていますから、観察機会もそこら中にあります。
 今日はその中から【ツグミ】の水浴びシーンをお伝えします。



 周囲のヤブがうるさいのでトリミングしてみましたがそれでも未だ見にくいですね?スミマセン。
 この【ツグミ】上のヨシでオオジュリンやシジュウカラが採餌しているところへ”ひょいと”出てきてくれました。落ち着かない様子で周囲を見渡していたので直感しました。


 瞬膜を閉じているのが解りますね?【ツグミ】の水浴びは頭から水に突っ込むスタイルでした。(←この個体だけでしょうか?)
 少々落ち着かないようで・・数回水浴びしたら羽繕いもそこそこにまたヤブの中へと消えていきました。言うなれば『ツグミの行水』って感じでしょうか?



 余談ですが・・・
 【ツグミ】を観察していると、思うことがあります。
 このオドオドした感じ、落ち着き無く周囲を見渡す様子など、某マンガのキャラクターを連想させるような様子が随所に見られるんですよね(笑)。
 自宅に帰って久しぶりにそのマンガを読み返して『そうそう・・こんな感じ!!』ともの凄く共感してしまいました!!



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2010年01月27日肩羽

秋田 足利 直哉

 秋田自然保護官事務所では2月21日(日)大潟草原鳥獣保護区とその周辺に於いて野鳥観察会を実施予定です。こちらに詳細が掲載されていますのでご覧頂き、是非ともご参加いただきますようお願いいたします。 



 先日、撮りたかった写真が撮れましたのでそれで日記を書こうと思います。

 大潟草原鳥獣保護区の管理棟には不幸にして死亡した野鳥の羽を一枚一枚キレイに並べて、額装して『羽標本』として展示している事はこの日記でも何度か取り上げたことがあります。その時に疑問に思っていたのが『肩羽』という羽のこと・・・。
 大きさは翼を構成する風切羽や大雨覆などの大きな物と同等で、幅も広い!!でも飛翔に役立つ羽ではなさそうだ・・。ではどんな感じで身体に付いていて、どんな役割をするのか?本などで読んで一応の予備知識は持っていましたが実際に見てみたい!!
 と思い、羽ばたきをするハクチョウを後ろから撮影できる機会を虎視眈々と狙って過ごしてきました(←ってそんなに大袈裟なものでもないんですけど・・)。

 出来れば図鑑などの「羽の解説・図解」をしているページをご覧になりながら読んでいただけると、よりよろしいかと思います。でもほとんどの図鑑には『肩羽』は記載されていないですね・・・。



 近くにいた一羽の【オオハクチョウ】幼鳥が羽ばたきを始めました。実は羽の真っ白な成鳥の撮影に一応成功していたのですが・・・色が均一すぎてイマイチ分かり辛かったんですよ・・・


 なので、今度は幼鳥で!!と思っていたので、シャッターを押しながら小さくガッツポーズでした!!しかも勢いよく羽ばたいてくれたので『肩羽』がふわっと浮き上がっています。


 アップにしてみました。ふわっとなってますでしょ??

 どうです?羽の大きさは翼のものと同等か、むしろより大きく見えますよね?でも生えてる場所(人間で言えば肩胛骨(けんこうこつ)の辺りでしょうか?)からして飛翔に役立つ羽ではなさそうですよね??



 では実際にはどんな役割を果たすのでしょうか??

 調べてみると・・・飛翔時には身体に張り付くようになっていると言われています。このことからも飛翔時に使うのではない事が推察できます。
 そして静止して翼を畳んでいる時には、ハッキリと見えています。飛翔に使う羽は『肩羽』の下にたたみ込まれ覆い隠されています。

 『肩羽』は年中屋外で過ごす鳥に特に発達した羽だそうです。ハクチョウは年中屋外にいますよね??巣穴なんて利用しませんもんね?屋根のある場所で過ごすハクチョウって言うのも想像できませんもんね??

 もうお分かりですね??『肩羽』は言わば傘の役割を担う羽なんだそうです。屋外でジッとしている時など翼が直接濡れないように、雨や雪を付着させないように、或いは暑い地域に暮らす鳥の場合は直射日光からの保護という役割もあるそうです。



 厳しい自然の中で年中日差しや風雨にさらされている彼らにとって『肩羽』はかなり重要な役割を持つ羽である事が解りました。サイズが大きな事にも納得です。
 毎度思うことですが・・・野鳥たちの羽って本当によく出来てますね!!



<追記>
 大潟草原鳥獣保護区の管理棟には【オオハクチョウ】成鳥の羽標本もあります。興味のある方は是非足を運んでみて下さい。

 

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2010年01月26日オオハクチョウの食事

秋田 足利 直哉

 道路にはすっかり雪が無くなり、パッとそこだけ見ると季節を勘違いしそうな程ですが、今日はチラチラと雪が舞っています。風も強いので積もる気配はありませんけど・・・。今年の秋田市内の冬は季節が行ったり来たりです。



 今日も大潟の野鳥の話し。取り上げるのは【オオハクチョウ】です。それも食事風景を取り上げるのですが、場所は田んぼでも畑でもなく、水辺です。
 よく『ハクチョウたちは田んぼで落ち穂なんかを食べてるんでしょ?雪が積もってそれが食べられなくなるとどうするの?』と心配する声を頂きます。その時は決まって、『彼らも食事メニューは色々あって、田んぼや畑でなくてもちゃんと餌は食べられるようですよ。』と答えます。今日はそれを補完するような内容です。


 水路に4羽の【オオハクチョウ】がいました。彼らはちょうど食事の最中だったようですが、私が近づいたので一時中断していましたが、その中の1羽がまた餌を採り始めました。


 大きな植物を捕らえています。その中の白い柔らかそうな部分を引きちぎろうとしています。頭を振ったりしてかなり激しい動きをします。


 少しして・・・引きちぎることに成功しました。こうして植物の茎や根を引っ張り出して、引きちぎって食べる姿を時々見かけます。


 秋田県内ではかつて、各地でハクチョウなど水鳥へ餌を与えていましたが、今ではそれが出来なくなっているので、ハクチョウの安否を心配している方が大勢いらっしゃいます。
 今日の日記がそういった方々に安心していただける一因になれば幸いです。





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2010年01月25日シメの大群

秋田 足利 直哉

 このところデスクワークが増えて、肩こりに悩まされています。寒さも原因なんでしょうか?と言っても大寒以降それほど寒い日が続いてませんけど・・・余談ですが、今日は気象庁に記録がある中で最も低い気温を記録した日なんだそうです。今日がそれほど寒い日ではなかったことにホッとしてしまいます。



 先日、大潟でハクチョウの群れを観察していた時、反対側に小鳥の群れの気配を感じました。またムクドリかな?と思ってその方向に目をやると、ざっと100羽以上の【シメ】の大群でした。

 ハクチョウたちは直ぐに移動することはないでしょうけど、【シメ】の大群なんてこれまで1度見たきり!しかも春の移動中と思われる群れを男鹿半島の山の山頂で見ただけ・・・大潟村では初めてのこと(【シメ】自体の観察はそれほど珍しくはありませんが・・・)。ちょっと興奮気味にカメラを向けてみましたが・・・何処を撮ったらいいのか??『100羽以上の群れ』をそれらしく写すことが出来ない・・・。動きにもついて行けない・・・。そうこうしているうちに大きな群れは林の向こう側へ・・・。 


 結局撮れたのはこれくらい・・・。100羽にはほど遠い・・・。撃沈です(´Д`)

 なので、近くにやって来てくれた【シメ】を撮影することに・・・あれだけ(←どれだけだよ?って言われそうですが・・・)大きな群れになると色々と個性を持った者がいるようで・・・


 地面まで降りて採餌する者がいたり・・・


 樹上で採餌する者がいたり・・・

 その他にはヨシだったり、田んぼだったり、松の木だったり、アスファルトの上だったり・・・。色んな場所で採餌していました。
 でも危険を感じて逃げ込む先はみんな一緒!!最初の写真にあったような低木へ!!

 この群れは統率がとれていると言えるのか?はたまたとれていないのか??どっちでしょうか??


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2010年01月22日ハイイロチュウヒの巡回

秋田 足利 直哉

 日曜日NHK総合の『ダーウィンが来た 生きもの新伝説』で大潟村のチュウヒが取り上げられます。村での関心も高く様々な施設で大きなポスターも見かけます。きっと村内の視聴率はかなり高くなる事でしょう!!



 さて、今日はチュウヒの仲間の【ハイイロチュウヒ】を取り上げます。今年の大潟村は『【ハイイロチュウヒ】の当たり年』のようで行けば必ず出会えると言っても過言ではありません!

 個人的にはチュウヒよりも精悍な顔つきをしたメス♀がいかにもタカらしくて好きなのですが名前の根拠となっているオス♂の綺麗な羽の色もやはり目を引きます。そもそも「何にも似ていない」その姿はやはりバードウォッチャーの憧れの的になるのも当然と言えば当然かも知れませんね?
 




 大潟ではヨシ原の上空や水路沿いのヨシや低木の上空を『巡回』しながら獲物を探す様子が観察できます。
 あっ!!何気なく「上空」と書いてしまいましたが、【ハイイロチュウヒ】ですからね「中空」と書いた方が適切かも知れません!!(中空を飛ぶからチュウヒと呼ぶとか・・・)その高さは目線よりも下の時があるほどですから・・。

 このシーンは何度観察しても、威圧感というか、緊張感というか、独特の雰囲気が味わえます。『目力』が強いからですかね??
 小鳥や小型哺乳類がこの姿を見たら・・是非生でその雰囲気を味わってみて下さい。



 この週末は大潟に来て生のチュウヒ&【ハイイロチュウヒ】の観察をして、自宅に帰ってゆっくりとテレビでチュウヒを見る!!これでいかがですか??

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2010年01月21日シジュウカラの食事 ~ヨシ原編~

秋田 足利 直哉

 昨日の大寒は、激しく雨が降り屋根を激しく叩いていましたが、今は雪が降ってきました。しかもここに降る雪は上からではありません。窓に打ち付けるような降り方をしています・・・



 昨日お伝えしたヨシ原で採餌するオオジュリンに続いて、今日は同じ場所で観察した【シジュウカラ】の食事風景についてお伝えします。また以前にも『シジュウカラの食事』と題して記事を書いていました。その時は、木の実を食べるシーンをお伝えしていましたが、今回はそちらと区別するためにタイトルに『~ヨシ原編~』と付け加えてみました。 


 昨日のオオジュリンと全く同じ場所にやってきたシジュウカラの5羽ほどの小群。同じように『ブチッ』という音をさせています。


 オオジュリンは時々地面にも降りて採餌していましたが、この時の【シジュウカラ】は地面には降りずに専ら茎にしがみついて採餌していました。


 オオジュリンに比べて身体が丸い印象のある【シジュウカラ】は随分とがっしりとしがみついていたように感じました。風で揺れても気にする素振りもなく、バランスも崩さず、しかりとしがみついています。なんとなくヨシに止まる時のスタンスがオオジュリンよりも広いようです。



 で・・やはり何を食べているのか?気になったので・・・またもや思いっきりトリミングしてみました。


 多分・・これもムシですよね??



 さて、「勘の良い方」は気がついていらっしゃるかも知れませんが・・・
 ここ数日の日記って同じような場所で撮影してない??と思った方。スルドイ!!
 実はそうなんです。ホオジロ→アカゲラ→オオジュリン→シジュウカラと食事風景をお伝えしてきましたが、全て撮影場所は同じ。全く移動していません。変わったのはレンズの方向だけ・・・。
 『混群』は各地で見られるかも知れませんが、大潟ではこんな野鳥たちが『混群』を形成しています。さらにはエナガ・スズメ・ヒガラなどが加わります。その地域によって場所によって異なる『混群の組み合わせ』を調べてみるのも楽しいかも知れませんね??


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2010年01月20日オオジュリンの食事

秋田 足利 直哉

 今日は24節季の『大寒』です。1年で最も寒くなる時期とされていますが・・・そもそもこちらでは2月が最も寒くなるので、ちょっとズレを感じますが、今日は温かすぎて別の意味で大きなズレを感じてます。
 こんな時は屋根の雪が落ちてきたり、道路脇の斜面がなだれたりするかも知れません。気をつけて下さい!!


 さて、先日ヨシの実を食べるホオジロをご紹介しましたが、今日は同じくヨシで食事をしていた【オオジュリン】を紹介します。

 数年前まで・・・夏期に大潟で調査をしていればそれなりの数が確認できた【オオジュリン】ですが、この前の夏にはすっかり数を減らしてしまい、レアな野鳥となってしまいました。なので大潟では【オオジュリン】は冬鳥に変わってしまったかも知れません・・・。

 そんな【オオジュリン】ですが、現在はヨシの生えているところに行けば群れで行動しているのを見かけます。私のフィールドノートにも最近は毎回記録が残っています。この日も西部承水路脇のヨシに10羽ほどの群れが採餌しているのが確認できたので観察してみました。


 【オオジュリン】が餌を採るのはヨシの茎の部分です。窓を開けて静かに観察していると【オオジュリン】達がヨシの茎を折ったり、裂いたりする『ブチッ』という音が頻繁に聞こえてきます。


 風が吹けばヨシは大きく揺れます。そんな時でも食事は止めません。翼や尾羽を広げてバランスを保ちながら食べ続けていました。
 
 ところで・・・何を食べているのでしょうか?気になったので写真を思いっきりトリミングしました。


 これって何かの幼虫とか・・・ですよね??


 ヨシの茎に潜んできたムシをどうやって見つけるのでしょうか?毎回思うことですが野鳥たちの餌を見つける能力の高さには感心させられてしまいます。

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2010年01月19日アカゲラ 嘴の活用法

秋田 足利 直哉

 今日は少々気温も上がって、道路の雪もとけて運転もしやすくなりました。先日の寒波で氷止めをしていたにもかかわらず水道が凍結していた大潟の管理棟も午前には復旧しました。それにしても氷止めしていても凍結してしまうんですね??ドンだけ寒かったか想像できますよね??


 樹に止まった【アカゲラ】がそこで餌を採ろうとする時、どのように嘴を使って餌を得るか?と聞かれると・・・真っ先に浮かぶのは文字通り樹を突いて穴を開けて樹の中に潜む虫などを食べる姿を思い浮かべますよね?
 今日はそれ以外の方法で餌を採る【アカゲラ】の様子をご紹介します。


 嘴を樹の皮が剥がれた場所や枝が折れたような場所に差し込むようにする。
 写真のように横から、あるいは下から嘴を差し込む様子は結構頻繁に観察できます。もしかしたら突くよりも多いかも知れません。


 嘴で樹の皮などを摘んで、更に投げ飛ばす。
 啄木鳥の採餌した樹の下に行くと削りカスに混じって、木の皮が落ちていることが多いのですが、この様にして引っぺがして、投げ飛ばしていたんですね?



さて、ここで質問です。 

Q:啄木鳥はどの様にして樹に潜んでいる虫などを食べるか知ってますか?

A:__________



 どうです?答えは書けましたか??

         

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2010年01月18日ホオジロの食事

秋田 足利 直哉

 今年って「暖冬になる」って言ってなかったけ??と思ってしまいますし、そういう声が多く聞かれます。このところ秋田では真冬日が続いたりと厳しい寒さが身にしみます。まとまった積雪もあったりして・・・もう「暖冬」とは程遠い毎日です。



 小鳥たちとの出会いは、ある種「運」が大きく影響するように感じます。天気によって、時間帯によって、周辺にいる鳥や動物によって、人通りによって、交通量によって等など小鳥たちを取り巻く環境によって出会えるか?出会えないか?大きく左右される気がします。
 その分、出会えた時の嬉しさもひとしおです。今日紹介する【ホオジロ】も決して珍しい野鳥ではなく、こちらでは年間を通じて観察できますし、繁殖も身近な場所で行っていたりするので、見慣れたお馴染みの野鳥ですが、この時期になると出会えたり出会えなかったりとちょっと「お馴染み感」が薄れてきます。私のフィールドノートを見ても随分と久しぶりの観察でした。

 その観察は採餌シーンでしたので、今日はそれをご紹介します。







 大潟村であれば何処に行ってもありつける身近な食材『ヨシの実』を食べていました。もし、仮に【ホオジロ】がこの実が大好きだったとすると・・・この大潟村は『天国』でしょうね??村中何処でも大量のヨシを見つけるのは難しいことではありませんから・・・


 でもきっと「好きな食材」でも無ければ「主食」でもないですね・・・小鳥たちが『ヨシの実』を食べるシーンが観察できるのは荒天の日が多いようですから、恐らく雪が降って地面が覆われ、地上で採餌することが出来なくなった時の「一時しのぎ」の感覚で手を出す食材なんだと推察しています。この日も風が強く、雪が降り続け、キーンと冷えた日でした。

 しかし別の言い方をすれば、大潟にいればどんだけ荒天が続いても「ヨシの実」だけは大量にあるから食いっぱぐれはない!!と言えそうですね。そうするとやはり大潟村は小鳥たちから見れば『天国』なのかも知れません。


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2010年01月15日ヒシクイの嘴掻き

秋田 足利 直哉

 秋田は昨日今日と連続して「真冬日」となりました。こんな日は内陸部は底冷え、沿岸部は強風と相まって寒さが身にしみます。



 そろそろ・・・「何日同じネタで続けるつもりだよ?」という声が聞かれそうですが・・・(苦笑)今日も『掻き』について。

 大潟では、塒で過ごす以外、ほとんど水辺で過ごすガン類を見ることが無く、専ら田んぼでの観察が多いのですが、この日はラッキーにもオオハクチョウの群れに混じって数羽の【ヒシクイ】がいて、しかも更にラッキーなことにじっくり観察することが出来ました。
 その時、水上にいる【ヒシクイ】が嘴を掻くシーンが観察できたのでお伝えしようと思います。


 一言で言えば・・・昨日のコハクチョウと同じ感じ。水上で身体を捩って足を上げ、頭を下げて、頭や嘴を掻くのですが、やはり真ん中の指爪をつかっていました。
 【ヒシクイ】とコハクチョウって似たような生態なんですかね??


 水中に隠れてしまって解りにくいかも知れないと思い、おもいっきりトリミングしてみました。確かに真ん中の指爪を使っていますよね??


 現在、大潟には数千羽の【ヒシクイ】が確認できますが(日中の場合)、警戒心が強く、群れで行動しているのでなかなかじっくりと間近で観察する機会がありません・・・。遠くにいる群れをスコープの倍率を上げて観察しても細かな動きまでは観察するのはかなり難しいことです。
 しかし、この時はたった1羽でしたが、直ぐ側で、羽繕いしたり、頭や嘴を掻いたり、水中から採餌したりと貴重なシーンを観察することが出来ました。私自身過去最短距離での観察だったかも知れません。一緒に過ごしていたオオハクチョウに感謝です!!

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