秋田
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2010年07月16日スズメとムクドリの幼鳥
秋田 足利 直哉
明日から3連休という方も多いかと思います。連休最後は「海の日」ですがこれまで秋田でもかなりの量の雨が降っていますし山間部にも相当量の雨が降っているようです。ということで海のレジャーは慎重に!!
さて、この日記でも多くの野鳥の繁殖の様子をお伝えしています。この時期は多くの新しい命が生まれ、育ち、自立していく時期です。
今日は多くの野鳥の雛の中から皆さんもお目に掛かる機会が多いと思われる【スズメ】と【ムクドリ】を取り上げました。
先ずは【スズメ】です。現在は親鳥たちは2回目の繁殖の真っ最中ですが1回目の繁殖で生まれた雛たちは自立を目指して日々精進しているようです。
この日記でお伝えしていた繁殖場所の近くで巣立ち後、間もない【スズメ】の雛を見つけました。嘴の口角の部分が黄色いのが目印です!

この【スズメ】は1羽で過ごしていました。私が見ている間中、鳴き声をあげ続けていました。まだまだ心細くて親鳥にすがりたい心持ちだったのでしょうか??
【スズメ】達はこうして苦難を乗り越えて逞しく成長していくのでしょうか??
さて、続いて【ムクドリ】です。最近、この時期としては珍しい「鳥の群れ」を見るようになりました。その群れの正体は【ムクドリ】で・・各地で繁殖を終えた【ムクドリ】が巣立ち後、間もない雛達を連れて仲間と合流し、数百羽の群れを形成しているようです。

電線に止まる【ムクドリ】の群れです。こうしてみると若い個体が多いようです。所々に成鳥の姿も見えますが圧倒的に若い個体が多い!!
こうなると家族単位での行動と言うよりは同じ種の仲間での共同生活のようです。【ムクドリ】は自分が育てた雛を自分たちで慈しむよりは集団の中で育てる方法を選択しているのでしょうか??
お馴染みの【スズメ】と【ムクドリ】ですが、生まれたばかりの雛達の日々の生活は随分と異なるようです。
ところで・・・この時期いつも戸惑うのですが・・・生まれたばかりの若い個体を何と呼べば良いのでしょうか??
巣立ち後間もないから:『巣立ち雛』でしょうか?
幼い個体だから:『幼鳥』でしょうか?
若い個体だから:『若鳥』でしょうか?これらにもキチンとした段階があるのでしょうか?う~ん・・・戸惑います。
さて、この日記でも多くの野鳥の繁殖の様子をお伝えしています。この時期は多くの新しい命が生まれ、育ち、自立していく時期です。
今日は多くの野鳥の雛の中から皆さんもお目に掛かる機会が多いと思われる【スズメ】と【ムクドリ】を取り上げました。
先ずは【スズメ】です。現在は親鳥たちは2回目の繁殖の真っ最中ですが1回目の繁殖で生まれた雛たちは自立を目指して日々精進しているようです。
この日記でお伝えしていた繁殖場所の近くで巣立ち後、間もない【スズメ】の雛を見つけました。嘴の口角の部分が黄色いのが目印です!

この【スズメ】は1羽で過ごしていました。私が見ている間中、鳴き声をあげ続けていました。まだまだ心細くて親鳥にすがりたい心持ちだったのでしょうか??
【スズメ】達はこうして苦難を乗り越えて逞しく成長していくのでしょうか??
さて、続いて【ムクドリ】です。最近、この時期としては珍しい「鳥の群れ」を見るようになりました。その群れの正体は【ムクドリ】で・・各地で繁殖を終えた【ムクドリ】が巣立ち後、間もない雛達を連れて仲間と合流し、数百羽の群れを形成しているようです。

電線に止まる【ムクドリ】の群れです。こうしてみると若い個体が多いようです。所々に成鳥の姿も見えますが圧倒的に若い個体が多い!!
こうなると家族単位での行動と言うよりは同じ種の仲間での共同生活のようです。【ムクドリ】は自分が育てた雛を自分たちで慈しむよりは集団の中で育てる方法を選択しているのでしょうか??
お馴染みの【スズメ】と【ムクドリ】ですが、生まれたばかりの雛達の日々の生活は随分と異なるようです。
ところで・・・この時期いつも戸惑うのですが・・・生まれたばかりの若い個体を何と呼べば良いのでしょうか??
巣立ち後間もないから:『巣立ち雛』でしょうか?
幼い個体だから:『幼鳥』でしょうか?
若い個体だから:『若鳥』でしょうか?これらにもキチンとした段階があるのでしょうか?う~ん・・・戸惑います。
2010年07月15日渓谷のニホンカワトンボ
秋田 足利 直哉
今期、平日の森吉山野生鳥獣センター基点のハイキングコースには入山者も少なく、普段の巡視も静けさの中で行うことが多くなっています。これを喜んで良いのか?憂うべきなのか?判断しかねますが・・・もうすぐ夏休みですから渓谷も「涼」を求めて訪れる方が増えてくるかも知れません。
今日は、そんな渓谷沿いにてヒラヒラと優雅な舞いを見せてくれているトンボをご紹介します。
確か昨年はミヤマカワトンボを取り上げました。こちらは身体も大きく、メタリックグリーンの身体に暗褐色の羽が目を引くオス♂と身体も羽も暗褐色のクールな印象のメス♀がいますが、どういう訳か・・・私の目にはオス♂の数が多くメス♀は僅かしかいないように見えます。単にオス♂目を引くだけなのか?それとも確かにオス♂とメス♀の生息数に差があるのか?解りません・・・。
話は変わって・・・取り上げたのは【ニホンカワトンボ】です。こちらは羽の色がオレンジに近い褐色をしている個体と黒い繊維で透明な個体とがいるそうです。ここでも私の印象で恐縮ですが・・・もっとも目に付くのは羽が透明なタイプのメス♀です。
【ニホンカワトンボ】の中でも目を引くのは羽がオレンジに近い褐色の個体だと思いますし、同じ羽色をしているのであればメス♀よりはオス♂の方がより目を引く物と思うのですが・・・どういう訳か?【ニホンカワトンボ】に関しては最も控えめな印象の個体が多いように見えます。これも確かに個体数が多いのか?たまたまこの時だけ近くたくさんにいたのか?真相は不明です・・・。
さて写真で取り上げたのは全て【ニホンカワトンボ】の羽が透明なタイプのメス♀個体です。クリッとした大きな目が印象的でスレンダーな身体としなやかな動きに一目惚れしちゃいそうです。

やはりたくさんいる印象があるからでしょうか?レンズもついついこのタイプのメス♀に向けてしまいます。

こちらには食事中の【ニホンカワトンボ】が居ました。レンズを近づけても逃げる様子がなかったので調子になってしまったところ・・・

そっぽを向かれてしまいました・・・。やはりレディが食事しているときに上から横からとジロジロと見ては嫌われるのも無理はありませんね・・・。
カワトンボ達は歩いていても、休憩していても私たちの近くをヒラヒラと飛び回ります。きっと探すこともなく出会えることと思いますので、ちょっと目をこらして色んなタイプの【ニホンカワトンボ】を探してみるのも一つの楽しみになるのではないでしょうか??
今日は、そんな渓谷沿いにてヒラヒラと優雅な舞いを見せてくれているトンボをご紹介します。
確か昨年はミヤマカワトンボを取り上げました。こちらは身体も大きく、メタリックグリーンの身体に暗褐色の羽が目を引くオス♂と身体も羽も暗褐色のクールな印象のメス♀がいますが、どういう訳か・・・私の目にはオス♂の数が多くメス♀は僅かしかいないように見えます。単にオス♂目を引くだけなのか?それとも確かにオス♂とメス♀の生息数に差があるのか?解りません・・・。
話は変わって・・・取り上げたのは【ニホンカワトンボ】です。こちらは羽の色がオレンジに近い褐色をしている個体と黒い繊維で透明な個体とがいるそうです。ここでも私の印象で恐縮ですが・・・もっとも目に付くのは羽が透明なタイプのメス♀です。
【ニホンカワトンボ】の中でも目を引くのは羽がオレンジに近い褐色の個体だと思いますし、同じ羽色をしているのであればメス♀よりはオス♂の方がより目を引く物と思うのですが・・・どういう訳か?【ニホンカワトンボ】に関しては最も控えめな印象の個体が多いように見えます。これも確かに個体数が多いのか?たまたまこの時だけ近くたくさんにいたのか?真相は不明です・・・。
さて写真で取り上げたのは全て【ニホンカワトンボ】の羽が透明なタイプのメス♀個体です。クリッとした大きな目が印象的でスレンダーな身体としなやかな動きに一目惚れしちゃいそうです。

やはりたくさんいる印象があるからでしょうか?レンズもついついこのタイプのメス♀に向けてしまいます。

こちらには食事中の【ニホンカワトンボ】が居ました。レンズを近づけても逃げる様子がなかったので調子になってしまったところ・・・

そっぽを向かれてしまいました・・・。やはりレディが食事しているときに上から横からとジロジロと見ては嫌われるのも無理はありませんね・・・。
カワトンボ達は歩いていても、休憩していても私たちの近くをヒラヒラと飛び回ります。きっと探すこともなく出会えることと思いますので、ちょっと目をこらして色んなタイプの【ニホンカワトンボ】を探してみるのも一つの楽しみになるのではないでしょうか??
2010年07月14日活き活きカエル
秋田 足利 直哉
空梅雨と思わせる日が続いていたかと思ったらいきなりの豪雨です。あまりに振り幅が大きく戸惑うこともあります。またこの豪雨は各地で大きな被害をもたらしています。森吉でも森吉山野生鳥獣センターに向かう県道が冠水し一時不通となっていましたが現在は復旧しています。ご安心下さい。
さて、今日の日記は雨の日に出会うカエルたちの話題です。
皆さんも雨の日に車を運転していると道路に沢山のカエルが飛び出してきて・・・なんて経験をお持ちではないですか?あの状況はなにも車の走る道路に限った話ではなく登山道でも同じような事が起きています。
その中で出会いの頻度が高い2種を取り上げました。先ずは【アズマヒキガエル】です。カエルの苦手な方々には申し訳ありませんが・・・この風貌でのっしのっしと歩く姿は嫌でも目を引きます。

この【アズマヒキガエル】を見つけたら・・『触るなキケン!!』と直ぐに頭に浮かんでしまいます。
実は目の後ろにある耳線(じせん)に毒をもっているのです。例えばヘビなどに捕らえられて噛まれたとき耳線が圧迫されるとそこから毒を分泌するのだそうです。
その事が頭にあるので直ぐに『触るなキケン!!』と思ってしまいますが・・以前、桃洞滝コースを知人達と歩いている時、ふと【アズマヒキガエル】が現れました。するとカエル好きの方がすっと手を伸ばして【アズマヒキガエル】を持ち上げました。私は『えぇぇぇ~触っても大丈夫なんですか?』とビックリして聞きましたが、ケロッとした顔で『毒はもってますけどちゃんと持ち上げれば平気ですよ』と言い切っていました。恐らく圧迫しないように柔らかな手つきで持ち上げていたのでしょうが、ちょっとショッキングな光景でした。
この方のカエル好きは相当なレベルですので普通の感覚では捉えない方が懸命です。決して真似はしないで下さい(だったら何故書いたんだ?と言われそうですが・・・)。
続いてもう1種。今度は【ヤマアカガエル】です。歩道と言わず、渓谷と言わずよく目にするカエルです。よく似ている種にニホンアカガエルという種がいますが、そちらとは出会いが少なく、是非お目に掛かりたいと思いながら歩いているのでアカガエルらしき姿を見つけるとついマジマジと見てしまいます。
この時も滝の側で休憩していると近くにひょっこりと顔を出しました。

この状態ではアカガエルとまでは解りますが、ニホンアカガエルなのか?【ヤマアカガエル】なのか?解りません・・・。
後ろに回って背中を見たり、姿勢を低くして横顔を見たりします。その時の私の姿を誰かに見られたらきっと赤面してしまう行動をしていると思いますが・・・この時もニホンアカガエルには逢えず、【ヤマアカガエル】でした。そこで私がガッカリしてしまうのですがこの【ヤマアカガエル】にしてみれば折角近くに来てやったのに背中や横顔をジロジロ見られて挙げ句にガッカリだなんて言われる筋合いは無いはず・・・。全く失礼な観察者です・・・・。
さてさて、この他にもいくつかの種が生息していますが、私はこの2種以外との出会いのチャンスが極端に少なくなっています。また新しい出会いがありましたらご紹介します。
さて、今日の日記は雨の日に出会うカエルたちの話題です。
皆さんも雨の日に車を運転していると道路に沢山のカエルが飛び出してきて・・・なんて経験をお持ちではないですか?あの状況はなにも車の走る道路に限った話ではなく登山道でも同じような事が起きています。
その中で出会いの頻度が高い2種を取り上げました。先ずは【アズマヒキガエル】です。カエルの苦手な方々には申し訳ありませんが・・・この風貌でのっしのっしと歩く姿は嫌でも目を引きます。

この【アズマヒキガエル】を見つけたら・・『触るなキケン!!』と直ぐに頭に浮かんでしまいます。
実は目の後ろにある耳線(じせん)に毒をもっているのです。例えばヘビなどに捕らえられて噛まれたとき耳線が圧迫されるとそこから毒を分泌するのだそうです。
その事が頭にあるので直ぐに『触るなキケン!!』と思ってしまいますが・・以前、桃洞滝コースを知人達と歩いている時、ふと【アズマヒキガエル】が現れました。するとカエル好きの方がすっと手を伸ばして【アズマヒキガエル】を持ち上げました。私は『えぇぇぇ~触っても大丈夫なんですか?』とビックリして聞きましたが、ケロッとした顔で『毒はもってますけどちゃんと持ち上げれば平気ですよ』と言い切っていました。恐らく圧迫しないように柔らかな手つきで持ち上げていたのでしょうが、ちょっとショッキングな光景でした。
この方のカエル好きは相当なレベルですので普通の感覚では捉えない方が懸命です。決して真似はしないで下さい(だったら何故書いたんだ?と言われそうですが・・・)。
続いてもう1種。今度は【ヤマアカガエル】です。歩道と言わず、渓谷と言わずよく目にするカエルです。よく似ている種にニホンアカガエルという種がいますが、そちらとは出会いが少なく、是非お目に掛かりたいと思いながら歩いているのでアカガエルらしき姿を見つけるとついマジマジと見てしまいます。
この時も滝の側で休憩していると近くにひょっこりと顔を出しました。

この状態ではアカガエルとまでは解りますが、ニホンアカガエルなのか?【ヤマアカガエル】なのか?解りません・・・。
後ろに回って背中を見たり、姿勢を低くして横顔を見たりします。その時の私の姿を誰かに見られたらきっと赤面してしまう行動をしていると思いますが・・・この時もニホンアカガエルには逢えず、【ヤマアカガエル】でした。そこで私がガッカリしてしまうのですがこの【ヤマアカガエル】にしてみれば折角近くに来てやったのに背中や横顔をジロジロ見られて挙げ句にガッカリだなんて言われる筋合いは無いはず・・・。全く失礼な観察者です・・・・。
さてさて、この他にもいくつかの種が生息していますが、私はこの2種以外との出会いのチャンスが極端に少なくなっています。また新しい出会いがありましたらご紹介します。
2010年07月13日カンムリカイツブリの親子
秋田 足利 直哉
夏本番間近となってきました。巷では「夏祭り」の準備で賑やかさを増し「夏休み」が近くなって気持ちが高ぶっている方もいらっしゃるでしょう。そんな中でも我々アクティブレンジャーは夏休みもなくあっという間に夏が過ぎていくんじゃないか?と始まる前から焦っている今日この頃です・・・。
毎年恒例のように観察しないと落ち着かない気持ちにさせられる光景というのがいくつかあるのですが・・・今日ご紹介する【カンムリカイツブリ】のこの光景もそんな毎年恒例にしたい観察の一つです。

ちょっと遠くて見づらいですが・・・背中に小さな雛を乗せた【カンムリカイツブリ】です。
このシーンは結構前に観察できていたのですが・・・他でちょっと立て込んでいる時期に重なり・・撮影が出来ずにいました。そんな日が続き、やばいなヤバイナと思いながら過ごしていてようやくギリギリ間に合いました。良かった^^。
大半の番は既に雛も大きくなってきていてこの様に親鳥と寄り添って一緒に行動しています。

この親子の姿はとても仲睦まじく、親の姿を見て真似をするかのように同じ行動をしていました。この時は一緒に羽繕いをしています。

現在、多くの【カンムリカイツブリ】が大きく成長した雛を脇に控えさせて一緒に行動しています。この時期の親鳥は自分の雛を気遣って神経質になっていますので釣り人の皆さんや野鳥観察の皆さんは野鳥の気持ちを理解した上で行動していただきますようお願いいたします。
追記:先日予告した「森吉山麓自然再生事業が必要になったわけ」は都合により掲載しないこととなりました。申し訳ございません。
毎年恒例のように観察しないと落ち着かない気持ちにさせられる光景というのがいくつかあるのですが・・・今日ご紹介する【カンムリカイツブリ】のこの光景もそんな毎年恒例にしたい観察の一つです。

ちょっと遠くて見づらいですが・・・背中に小さな雛を乗せた【カンムリカイツブリ】です。
このシーンは結構前に観察できていたのですが・・・他でちょっと立て込んでいる時期に重なり・・撮影が出来ずにいました。そんな日が続き、やばいなヤバイナと思いながら過ごしていてようやくギリギリ間に合いました。良かった^^。
大半の番は既に雛も大きくなってきていてこの様に親鳥と寄り添って一緒に行動しています。

この親子の姿はとても仲睦まじく、親の姿を見て真似をするかのように同じ行動をしていました。この時は一緒に羽繕いをしています。

現在、多くの【カンムリカイツブリ】が大きく成長した雛を脇に控えさせて一緒に行動しています。この時期の親鳥は自分の雛を気遣って神経質になっていますので釣り人の皆さんや野鳥観察の皆さんは野鳥の気持ちを理解した上で行動していただきますようお願いいたします。
追記:先日予告した「森吉山麓自然再生事業が必要になったわけ」は都合により掲載しないこととなりました。申し訳ございません。
2010年07月12日コムクドリの繁殖経過
秋田 足利 直哉
梅雨空が続きますね?雨合羽や登山靴のメンテナンスが大変な今日この頃です・・・。
以前にもこの日記でご紹介していた優良物件を手に入れた【コムクドリ】ですが、順調に子育てを行っているようです。
これまではオス♂だけが餌を運び入れていましたが数日前からはメス♀も一緒になって餌を運ぶようになりました。私が観察していた1時間の間に、メス♀が14回、オス♂が6回巣の中に餌を運び入れていました。

餌を加えて近くの木の上で様子をうかがうオス♂

餌を持ったら一直線に巣に向かってきて餌を与えるメス♀が餌を持っている写真を撮るのは困難・・・。なので巣から出るシーンでご勘弁を・・・。
というわけで・・・今のところ【コムクドリ】の子育ては順調のようです。これからも見守って行きたいと思います。
それから・・・以前紹介したトビは先週無事に巣立ちをしました。私の予想よりも大幅に遅れました(まだまだ修行が足りませんね・・・)。念のためご報告します。
以前にもこの日記でご紹介していた優良物件を手に入れた【コムクドリ】ですが、順調に子育てを行っているようです。
これまではオス♂だけが餌を運び入れていましたが数日前からはメス♀も一緒になって餌を運ぶようになりました。私が観察していた1時間の間に、メス♀が14回、オス♂が6回巣の中に餌を運び入れていました。

餌を加えて近くの木の上で様子をうかがうオス♂

餌を持ったら一直線に巣に向かってきて餌を与えるメス♀が餌を持っている写真を撮るのは困難・・・。なので巣から出るシーンでご勘弁を・・・。
というわけで・・・今のところ【コムクドリ】の子育ては順調のようです。これからも見守って行きたいと思います。
それから・・・以前紹介したトビは先週無事に巣立ちをしました。私の予想よりも大幅に遅れました(まだまだ修行が足りませんね・・・)。念のためご報告します。
2010年07月08日ブナの植樹
秋田 足利 直哉
暑い日が続いています。蒸し暑いものですからついつい冷たい物が欲しくなりますが・・・夏バテには気をつけて生活したいものです。
今日の日記は、昨日予告していた観察会後のもう一つのメイン事業であるブナの植樹について書きます。
森吉山麓での自然再生事業はおよそ500haの牧場、牧草地跡地のうちキャンプ場などと利用しているエリアをのぞく大半を対象として秋田県が主体となって森林再生事業を展開し、広く力を集めて森林を再生しようとする取り組みを展開中です。勿論我々環境省もかなりの部分で関わりを持ちながら再生を目指しているところです。
さて、観察会が無事終わり、全員帰着して直ぐにブナの植樹を行いました。ここからは秋田県農林水産部森林整備課の担当者が取り仕切って実施しました。
この時は遠くに雷が聞こえ、今にも雨が降ってきそうな空でした・・・。今年で3回目となる観察会&植樹体験ですから、参加者の半数くらいはこれまでにブナの植樹を経験しています。そんな事情も絡んで(?)自発的にかつ適切に植樹を始める方々も居る一方で、初めて植樹をされる方々のために担当者が丁寧に解説し、見本を見せてくれます。

そしていよいよ植樹!となるわけですが・・・植え穴を掘るとそこには大きな石があったりして苦労している方もいました。
担当者からは『今此処で植樹して貰ったブナの中から100年後に2本か3本生き残って成長してくれたら大成功』といった発言がありましたが、それを聞いた皆さんはおそらく『その2~3本は自分の植えたブナであるように・・』と願いを込めて植樹したはずです!!

植樹したブナは森吉山麓で採取した種から育てた5年生の苗木です。ちなみに昨年植樹した箇所の直ぐ隣に植樹しましたが、昨年分の活着率は100%でした。どうやらこの場所は条件が良いようですからきっと今年植樹したブナも順調に成長してくれることでしょう!!

私たちは100年後の未来を目にすることは出来ませんが、今植樹したブナ達が大きく成長して、また此処にブナの森が再生されることを願ってやみません。
昨日紹介した観察会の目的地であったヒバクラ岳からは、この跡地つまり森林再生を行う対象地が一望できます。その光景はこの再生事業を推し量るに充分な眺めですので、是非ご紹介しようと思いますが・・・今日のところは長くなってしまいましたのでまた後日ということで・・・
今日の日記は、昨日予告していた観察会後のもう一つのメイン事業であるブナの植樹について書きます。
森吉山麓での自然再生事業はおよそ500haの牧場、牧草地跡地のうちキャンプ場などと利用しているエリアをのぞく大半を対象として秋田県が主体となって森林再生事業を展開し、広く力を集めて森林を再生しようとする取り組みを展開中です。勿論我々環境省もかなりの部分で関わりを持ちながら再生を目指しているところです。
さて、観察会が無事終わり、全員帰着して直ぐにブナの植樹を行いました。ここからは秋田県農林水産部森林整備課の担当者が取り仕切って実施しました。
この時は遠くに雷が聞こえ、今にも雨が降ってきそうな空でした・・・。今年で3回目となる観察会&植樹体験ですから、参加者の半数くらいはこれまでにブナの植樹を経験しています。そんな事情も絡んで(?)自発的にかつ適切に植樹を始める方々も居る一方で、初めて植樹をされる方々のために担当者が丁寧に解説し、見本を見せてくれます。

そしていよいよ植樹!となるわけですが・・・植え穴を掘るとそこには大きな石があったりして苦労している方もいました。
担当者からは『今此処で植樹して貰ったブナの中から100年後に2本か3本生き残って成長してくれたら大成功』といった発言がありましたが、それを聞いた皆さんはおそらく『その2~3本は自分の植えたブナであるように・・』と願いを込めて植樹したはずです!!

植樹したブナは森吉山麓で採取した種から育てた5年生の苗木です。ちなみに昨年植樹した箇所の直ぐ隣に植樹しましたが、昨年分の活着率は100%でした。どうやらこの場所は条件が良いようですからきっと今年植樹したブナも順調に成長してくれることでしょう!!

私たちは100年後の未来を目にすることは出来ませんが、今植樹したブナ達が大きく成長して、また此処にブナの森が再生されることを願ってやみません。
昨日紹介した観察会の目的地であったヒバクラ岳からは、この跡地つまり森林再生を行う対象地が一望できます。その光景はこの再生事業を推し量るに充分な眺めですので、是非ご紹介しようと思いますが・・・今日のところは長くなってしまいましたのでまた後日ということで・・・
2010年07月07日【実施報告】 自然観察会『ヒバクラ湿原のお花畑』
秋田 足利 直哉
七夕の今日は『クールアースデー』でもあります。夏至の日にもライトダウンキャンペーンのサイトを紹介しましたが、今日も同様の取り組みが各地で行われます。「星に願いを・・・」って時に街の灯りが煌々としていては願いが届くかどうか心配になりますもんね?街の灯りがいつもよりも少なく星に願いが届きやすいこの日、皆さんはどんな願い事をされますか?
さて、暫く(?)ご無沙汰の間に、自然観察会を実施しましたのでご報告します。
梅雨のこの時期、野外での活動では天候が気になりますよね?週間予報に実施日が含まれるようになってくると連日「大丈夫かな?」と不安げに見てしまいますよね?この日も週間予報は曇りか雨でずっと推移していて、直前には大雨注意報まで発令されたりとかなりヤキモキしましたが幸いにも観察会の最中は雨にも降られず、実施することが出来ました。
すると今度は湿気が気になり、更に気温も高くなっていたので熱中症の心配も出てきます。とにかく・・この時期の野外活動は心配事、注意事項が沢山です。
今回も地元で活動するベテランガイド2人に講師を依頼して観察会を実施したのですがもうひとりの講師は不祥私が務める事となりました。
観察会のコースは密な樹林帯を通っている事と風上に稜線が走っている事で風もそれほどあたらず・・・ムンッとした湿気の中を歩いていきます。そんな中でもブナの森はいくらか涼しさを与えてくれます。皆さん汗をぬぐいながらも講師の説明を聞き、歩を進めて高度を上げていきます。

植生の垂直分布が見て取れるこのコースで、周りがモロビ(オオシラビソ=アオモリトドマツの事を森吉ではこう呼びます)中心に変わり、この先に急な斜面が待っているというタイミングで湧き水が現れます。
コースを外れて寄り道をしなければならない湧き水へも皆さんが立ち寄り、口に含んだり顔を洗ったりしていました。

冷たい水で元気を回復した後は急な坂を上り詰め、いよいよヒバクラ湿原へと辿り着きます。この日はニッコウキスゲ、ハクサンシャクナゲ、ウラジロヨウラク等など多くの花に出迎えられてこれまでの疲れも何処かに吹き飛んでいたようです。

ここから見える景色は頑張った人のもの。と言うことで景色の写真は割愛します。是非ご自分の目でご覧下さい。湿原では今、ニッコウキスゲが見頃を迎えていますよ!!
森吉山野生鳥獣センター運営協議会が主催する観察会としてはややハードなコースで行う観察会ですが、このコースは見所が山頂部の湿原の他にもたくさんありますから観察ポイントも充実しています。そのポイントで講師の説明を聞きながら、汗をぬぐい、呼吸を整えて歩を進め、辿り着いた花イッパイの湿原で景色をおかずに昼食を食べている時の皆さんの顔が楽しそうで、我々スタッフもイイ時間を過ごせました。
全員無事に下山した後は、共催している秋田県が森吉山麓高原で取り組んでいる森林再生事業の一環としてブナの植樹体験をしていただきました。
今回の観察会にはこの植樹目当てで参加された方もいますし、毎年植樹するのを楽しみにされている方もいます。と言うわけで・・植樹の模様もお伝えしたいと思いますが、長くなりましたのでまた日を改めて!!
※この記事の写真は当事務所の保護官が撮影した写真も使わせていただいてます。
さて、暫く(?)ご無沙汰の間に、自然観察会を実施しましたのでご報告します。
梅雨のこの時期、野外での活動では天候が気になりますよね?週間予報に実施日が含まれるようになってくると連日「大丈夫かな?」と不安げに見てしまいますよね?この日も週間予報は曇りか雨でずっと推移していて、直前には大雨注意報まで発令されたりとかなりヤキモキしましたが幸いにも観察会の最中は雨にも降られず、実施することが出来ました。
すると今度は湿気が気になり、更に気温も高くなっていたので熱中症の心配も出てきます。とにかく・・この時期の野外活動は心配事、注意事項が沢山です。
今回も地元で活動するベテランガイド2人に講師を依頼して観察会を実施したのですがもうひとりの講師は不祥私が務める事となりました。
観察会のコースは密な樹林帯を通っている事と風上に稜線が走っている事で風もそれほどあたらず・・・ムンッとした湿気の中を歩いていきます。そんな中でもブナの森はいくらか涼しさを与えてくれます。皆さん汗をぬぐいながらも講師の説明を聞き、歩を進めて高度を上げていきます。

植生の垂直分布が見て取れるこのコースで、周りがモロビ(オオシラビソ=アオモリトドマツの事を森吉ではこう呼びます)中心に変わり、この先に急な斜面が待っているというタイミングで湧き水が現れます。
コースを外れて寄り道をしなければならない湧き水へも皆さんが立ち寄り、口に含んだり顔を洗ったりしていました。

冷たい水で元気を回復した後は急な坂を上り詰め、いよいよヒバクラ湿原へと辿り着きます。この日はニッコウキスゲ、ハクサンシャクナゲ、ウラジロヨウラク等など多くの花に出迎えられてこれまでの疲れも何処かに吹き飛んでいたようです。

ここから見える景色は頑張った人のもの。と言うことで景色の写真は割愛します。是非ご自分の目でご覧下さい。湿原では今、ニッコウキスゲが見頃を迎えていますよ!!
森吉山野生鳥獣センター運営協議会が主催する観察会としてはややハードなコースで行う観察会ですが、このコースは見所が山頂部の湿原の他にもたくさんありますから観察ポイントも充実しています。そのポイントで講師の説明を聞きながら、汗をぬぐい、呼吸を整えて歩を進め、辿り着いた花イッパイの湿原で景色をおかずに昼食を食べている時の皆さんの顔が楽しそうで、我々スタッフもイイ時間を過ごせました。
全員無事に下山した後は、共催している秋田県が森吉山麓高原で取り組んでいる森林再生事業の一環としてブナの植樹体験をしていただきました。
今回の観察会にはこの植樹目当てで参加された方もいますし、毎年植樹するのを楽しみにされている方もいます。と言うわけで・・植樹の模様もお伝えしたいと思いますが、長くなりましたのでまた日を改めて!!
※この記事の写真は当事務所の保護官が撮影した写真も使わせていただいてます。
2010年07月06日コジュリンも順調に
秋田 足利 直哉
大変長らくご無沙汰いたしました。しかも前回の記事で『竿灯』とすべきところを『関東』と誤表記したまま数日を過ごし、恥をさらしてしまいました。なんともオハズカシイ・・・気を引き締めていきます。
さて、その前回の記事は大潟草原に飛来しているオオセッカの話題でしたが、今日は同じく大潟草原に飛来している【コジュリン】の話し。
【コジュリン】と言えば・・環境省版レッドデータでは絶滅危惧Ⅱ類、秋田県版レッドデータでは順絶滅危惧種に指定されている、希少な野鳥です。が・・・大潟村にいるとそんな事を忘れてしまうほど沢山の【コジュリン】を見かけます。その生息環境は保護区のヨシ原に留まらず、時に水路沿いのヨシ原であったり、時に麦畑であったり、時に田んぼの周りの草地であったり・・・少々乱暴ないい方をすれば至るところで見ることが出来る種です。
なので地元では親しみも込めて『頭の黒いスズメ』なんて表現もされるほどです。
保護区のヨシ原では今年も沢山の【コジュリン】が繁殖しているようです。

さき程まで餌を運んでいたかと思ったら囀りを始めた【コジュリン】のオス♂

オス♂の行動は見ていて興味深い物です。一見、子育てのための餌運びはメス♀に任せっきりかと思いきや、沢山の餌を咥えて巣のあるらしき方向へ飛んでいったり、かと思いきやまたこうして囀ったり・・・。
恐らく【コジュリン】の子育ても終盤に入っているかと思います。間もなく沢山の巣立ち雛たちが益々大潟草原を賑やかにしてくれる事でしょう!!
さて、その前回の記事は大潟草原に飛来しているオオセッカの話題でしたが、今日は同じく大潟草原に飛来している【コジュリン】の話し。
【コジュリン】と言えば・・環境省版レッドデータでは絶滅危惧Ⅱ類、秋田県版レッドデータでは順絶滅危惧種に指定されている、希少な野鳥です。が・・・大潟村にいるとそんな事を忘れてしまうほど沢山の【コジュリン】を見かけます。その生息環境は保護区のヨシ原に留まらず、時に水路沿いのヨシ原であったり、時に麦畑であったり、時に田んぼの周りの草地であったり・・・少々乱暴ないい方をすれば至るところで見ることが出来る種です。
なので地元では親しみも込めて『頭の黒いスズメ』なんて表現もされるほどです。
保護区のヨシ原では今年も沢山の【コジュリン】が繁殖しているようです。

さき程まで餌を運んでいたかと思ったら囀りを始めた【コジュリン】のオス♂

オス♂の行動は見ていて興味深い物です。一見、子育てのための餌運びはメス♀に任せっきりかと思いきや、沢山の餌を咥えて巣のあるらしき方向へ飛んでいったり、かと思いきやまたこうして囀ったり・・・。
恐らく【コジュリン】の子育ても終盤に入っているかと思います。間もなく沢山の巣立ち雛たちが益々大潟草原を賑やかにしてくれる事でしょう!!
2010年07月01日オオセッカ 今年も
秋田 足利 直哉
夕方、事務所の窓を開けていると外から、竿灯のお囃子が聞こえてくるようになりました。東北の短い夏のピークがもうすぐやって来るのを感じて、楽しみになるやら・・寂しい思いもするやら・・・
さて・・・
何処何処に野鳥を見に行こう!と思い立ったとき、その場所場所に応じて特徴的な野鳥と言いますか、是非見ておきたい野鳥というのがあると思います。森吉ではクマゲラでしょうし、冬の大潟村ならばハクガンやシジュウカラガンがそれにあたるでしょうか?
では、この時期の大潟で是非見ておきたい、或いは最も気になる野鳥と言えば・・・・【オオセッカ】ですよね?
『大潟にはもう【オオセッカ】は来なくなったんじゃないの?』なんて言われたこともありますが、保護増殖事業を行っている成果も実って!!ここ数年は確実に飛来数を増やしてきております。
とは言ってもまだまだ往時に比べると物足りなさは否めないのでしょうが・・・でも確実に毎年数羽の飛来を確認できています。いつの日か・・・また大潟草原の至るところで【オオセッカ】の囀り飛翔が見られることを期待して止みません。
さて、私がアクティブレンジャーになって以来の4シーズンを振り返ってみても今年が最も多い飛来数となりました。とは言え・・・【オオセッカ】の習性や私が腫れ物にでも触るかのように緊張しながら観察していることもあってなかなか皆様にお伝えできるような写真の撮影が出来ません。いるのは解っているし、大体同じような場所にいるのですが・・・写真はまた別の問題です。
でも先日、千載一遇のチャンスが巡ってきました。私がいる直ぐ近くに囀り飛翔した【オオセッカ】が降りたんです。もう必死で探してカメラのフレームに納めはしたのですが・・・・

写真はこんな感じです。近くには居るのですが・・・なにせヨシの中を潜って行く習性があり、なかなか視界のクリアな場所には留まってくれません。
大潟の【オオセッカ】は確実に復活しつつあります。きっとこれからも飛来数が増えていくと希望的に予測しております。皆さんも期待していて下さい。
そして・・「大潟村の鳥」の座をハクチョウに奪われた【オオセッカ】が再び大潟村を代表する鳥に復権する事を願ってやみません。
さて・・・
何処何処に野鳥を見に行こう!と思い立ったとき、その場所場所に応じて特徴的な野鳥と言いますか、是非見ておきたい野鳥というのがあると思います。森吉ではクマゲラでしょうし、冬の大潟村ならばハクガンやシジュウカラガンがそれにあたるでしょうか?
では、この時期の大潟で是非見ておきたい、或いは最も気になる野鳥と言えば・・・・【オオセッカ】ですよね?
『大潟にはもう【オオセッカ】は来なくなったんじゃないの?』なんて言われたこともありますが、保護増殖事業を行っている成果も実って!!ここ数年は確実に飛来数を増やしてきております。
とは言ってもまだまだ往時に比べると物足りなさは否めないのでしょうが・・・でも確実に毎年数羽の飛来を確認できています。いつの日か・・・また大潟草原の至るところで【オオセッカ】の囀り飛翔が見られることを期待して止みません。
さて、私がアクティブレンジャーになって以来の4シーズンを振り返ってみても今年が最も多い飛来数となりました。とは言え・・・【オオセッカ】の習性や私が腫れ物にでも触るかのように緊張しながら観察していることもあってなかなか皆様にお伝えできるような写真の撮影が出来ません。いるのは解っているし、大体同じような場所にいるのですが・・・写真はまた別の問題です。
でも先日、千載一遇のチャンスが巡ってきました。私がいる直ぐ近くに囀り飛翔した【オオセッカ】が降りたんです。もう必死で探してカメラのフレームに納めはしたのですが・・・・

写真はこんな感じです。近くには居るのですが・・・なにせヨシの中を潜って行く習性があり、なかなか視界のクリアな場所には留まってくれません。
大潟の【オオセッカ】は確実に復活しつつあります。きっとこれからも飛来数が増えていくと希望的に予測しております。皆さんも期待していて下さい。
そして・・「大潟村の鳥」の座をハクチョウに奪われた【オオセッカ】が再び大潟村を代表する鳥に復権する事を願ってやみません。


その後、ツツドリの観察はさっぱりなのですが、【カッコウ】の方は観察しやすい大潟村で着実に事例が増えてきました。今のところ・・・私が観察した【カッコウ】に下尾筒が黄色味を帯びている個体はいませんでした。今後幼鳥が巣立つ時期になるのでその時どんな事例が見られるか今から楽しみですが、先ずは途中経過として日記を書くこととしました。
電線に止まる【カッコウ】です。下面は喉元から下尾筒まで白ベースに黒い横斑が見られます。そのベースとなっている白い羽は「白よりも白い」と言いましょうか?光沢があって色鉛筆で塗ったような真っ白とはちょっと違う印象を受けます。勿論、その日の観察条件によって差はあるとは思いますが、それでも皆一様に光沢というか・・透明感というか・・色鉛筆では出しにくい白の色合いです。
下尾筒を注目しても他の下面の羽と大きく変化があるようには見えず、連続しているように感じられます。先に例を挙げた図鑑に記述を見てもそのポイントでツツドリと【カッコウ】が識別できる旨の記述がありましたが、これまでの観察事例から「確かにそうかも?」と思えます。こうなると早くツツドリ
を見たいと思ってしまいますが・・・なかなか難しいんですよ・・・。
この時はたまたま飛び立つシーンも撮影できたので脇羽も見ることが出来ました。
この写真を見る限りでは脇羽も翼下面の羽も白い部分は身体下面の羽と大差はなく「白よりも白い白」のようです。
毎度思うことですが・・・鳥の羽って一枚一枚を見ても、その部分部分を見ても、全体を見ても本当に良くできてるな~と思いますし、本当にキレイだな~と思いますね!!
地味な羽色と言われがちな【カッコウ】ですが、その羽はとてもキレイで魅力的です。私事で恐縮ですが・・・鳥に興味を持つキッカケはある日、拾った一枚の羽からでした。その不思議な魅力に惹かれ、次第に羽を見つける度に拾うようになっていきました。
野鳥を観察する時は、その行動などにも大きな魅力を感じますが羽をじっくりと観察して見比べてみるというのもこれまた大きな魅力を感じます。
皆さんの周りにもそんな魅力的な羽が落ちているかも知れませんよ!!羽から始まるバードウォッチングもアリだと思いますよ!!!