秋田
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2010年05月17日ウグイスの『ホーホケキョ』
秋田 足利 直哉
今日の秋田は雲がほとんどなく青空が広がっていますが、なんとなく霞がかかったような状態で遠くの物がぼんやりとしてしまっています。春霞とはこんな状態でしょうか?
森吉での巡視中、私の直ぐ横から【ウグイス】の『ホーホケキョ』という鳴き声が聞こえてきました。咄嗟に「近い!」と感じて、鳴き声を頼りに姿を探すと・・・いました。ヤブの中に【ウグイス】が!!この時期はまだ葉が茂る前ですから見つけやすくて助かります。

とは言え・・密なヤブの中を潜って動き回るのでなかなか全身をしっかりと捕らえるのは難しい・・。
そこで、私にちょっとした悪戯心がわき上がってきて・・・口笛で『ホーホケキョ』と【ウグイス】の鳴き声を真似てみました。すると・・・
「ちょっと変だぞ?」くらいには思われたかも知れませんが、「縄張りを侵されたらいけない!」と見やすい場所へと登ってきました。以前に『ウグイスの姿を見たかったら鳴き声を真似して見るといい。上手くいったら反応して張り合ってくるから姿を見ることが出来るよ』というアドバイス(?)を聞いたことがあったので試してみたところ意外にも上手くいったようで。姿を見ることが出来ました。
姿が見えるとやっぱり面白い観察が出来ます。今日はその中から【ウグイス】が『ホーホケキョ』を鳴いた場面をご紹介します。
【ウグイス】は全長14~16cm程の小さな鳥ですが、皆さんご存じのようにその鳴き声は遠くまで良く響きます。この小さな身体でよくもこれほど大きな鳴き声をあげるものだと感心しますが、どうやら【ウグイス】には大きな声を上げるための機能が備わっているようです。
↓写真をご覧下さい。【ウグイス】が今まさに鳴いている場面ですが、その喉元が大きく膨らんでいるのがお分かりになるかと思います。

こちら『ホーホケキョ』の『ホー』の鳴き声を上げている場面。

こちら『ホーホケキョ』の『ホケキョ』の鳴き声を上げている場面。
【ウグイス】の大きな鳴き声はこうして大きく広がって、小刻みに振るわせる事が出来る喉があればこそ!のようです。『ホーホケキョ』の囀りはこうして発せられていたんです。
森吉での巡視中、私の直ぐ横から【ウグイス】の『ホーホケキョ』という鳴き声が聞こえてきました。咄嗟に「近い!」と感じて、鳴き声を頼りに姿を探すと・・・いました。ヤブの中に【ウグイス】が!!この時期はまだ葉が茂る前ですから見つけやすくて助かります。

とは言え・・密なヤブの中を潜って動き回るのでなかなか全身をしっかりと捕らえるのは難しい・・。
そこで、私にちょっとした悪戯心がわき上がってきて・・・口笛で『ホーホケキョ』と【ウグイス】の鳴き声を真似てみました。すると・・・
「ちょっと変だぞ?」くらいには思われたかも知れませんが、「縄張りを侵されたらいけない!」と見やすい場所へと登ってきました。以前に『ウグイスの姿を見たかったら鳴き声を真似して見るといい。上手くいったら反応して張り合ってくるから姿を見ることが出来るよ』というアドバイス(?)を聞いたことがあったので試してみたところ意外にも上手くいったようで。姿を見ることが出来ました。
姿が見えるとやっぱり面白い観察が出来ます。今日はその中から【ウグイス】が『ホーホケキョ』を鳴いた場面をご紹介します。
【ウグイス】は全長14~16cm程の小さな鳥ですが、皆さんご存じのようにその鳴き声は遠くまで良く響きます。この小さな身体でよくもこれほど大きな鳴き声をあげるものだと感心しますが、どうやら【ウグイス】には大きな声を上げるための機能が備わっているようです。
↓写真をご覧下さい。【ウグイス】が今まさに鳴いている場面ですが、その喉元が大きく膨らんでいるのがお分かりになるかと思います。

こちら『ホーホケキョ』の『ホー』の鳴き声を上げている場面。

こちら『ホーホケキョ』の『ホケキョ』の鳴き声を上げている場面。
【ウグイス】の大きな鳴き声はこうして大きく広がって、小刻みに振るわせる事が出来る喉があればこそ!のようです。『ホーホケキョ』の囀りはこうして発せられていたんです。
2010年05月14日キビタキに導かれて
秋田 足利 直哉
愛鳥週間に併せて各地で野鳥の写真展などが開催されているようですね。大潟村の「干拓博物館」でも野鳥をテーマにした企画展が行われているようですよ。お近くに来られる際は是非ご覧下さい。他とはちょっと違った物が見られるかも知れませんよ!
先日、森吉に巡視に行った際、山麓高原に向かう道路沿いにたくさんの【キビタキ】を見ました。北東北各地への【キビタキ】の飛来は十和田のARも報告してますし、私の日記でも文章でお伝えしていましたが・・・その数たるや!!『【キビタキ】ばっかりじゃん!』と口からこぼれたほど・・・。
どうやら黄色い羽が鮮やかなオス♂達が一足先にやってきたようで、メス♀の姿は僅かでしたが、オス♂は行っても行っても次から次へと車の前に現れてきたほど!!まるで【キビタキ】に導かれているような錯覚を覚えました。

頭と背中の羽が黒く凛々しいオス♂成鳥

こちらは頭と背中に幼羽の残る若いオス♂。
もう少し標高の低い土地ではGW頃からその姿を見ることが出来ていましたが、ようやくオス♂本隊のご到着と言ったところでしょうか?
間もなくやって来るメス♀本隊が到着すると森の中では「囀り合戦」が繰り広げられる事でしょう。オス♂達はより良い縄張りを持つための鍔迫り合いをしているのかも知れません。所々で争う姿が見られましたから・・・。
みんな頑張れ~^^V
先日、森吉に巡視に行った際、山麓高原に向かう道路沿いにたくさんの【キビタキ】を見ました。北東北各地への【キビタキ】の飛来は十和田のARも報告してますし、私の日記でも文章でお伝えしていましたが・・・その数たるや!!『【キビタキ】ばっかりじゃん!』と口からこぼれたほど・・・。
どうやら黄色い羽が鮮やかなオス♂達が一足先にやってきたようで、メス♀の姿は僅かでしたが、オス♂は行っても行っても次から次へと車の前に現れてきたほど!!まるで【キビタキ】に導かれているような錯覚を覚えました。

頭と背中の羽が黒く凛々しいオス♂成鳥

こちらは頭と背中に幼羽の残る若いオス♂。
もう少し標高の低い土地ではGW頃からその姿を見ることが出来ていましたが、ようやくオス♂本隊のご到着と言ったところでしょうか?
間もなくやって来るメス♀本隊が到着すると森の中では「囀り合戦」が繰り広げられる事でしょう。オス♂達はより良い縄張りを持つための鍔迫り合いをしているのかも知れません。所々で争う姿が見られましたから・・・。
みんな頑張れ~^^V
2010年05月13日激しく!
秋田 足利 直哉
近頃、野鳥に興味、関心を持つ方が多くなってきているんじゃないか?と感じるている今日この頃です。
知人達から「○○でこんな鳥を見たよ」とか「こんな声でなく鳥はなに?」と言った質問されるようになってきました。鳥に興味を持つ方々が増えている一つの事例であろうと感じています。
さて、今日取り上げるのは野鳥の中でも人気が高い【カワセミ】です。
ここ秋田では綺麗な清流に限らずコンクリートの水路やちょっと濁った水辺にも姿を見せているので観察機会も意外にも多い野鳥です。
【カワセミ】はその綺麗な外見からバードウォッチャーのみならず多くの方々に知られている野鳥で、某メーカーから販売されている車に「カワセミブルー」なる色の車が発売されるなど、認知度も抜群です。
この↓写真は【カワセミ】がダイブして小魚を捕らえて飲み込んだ後、身体についた水をはじき飛ばしている時のものですが・・・もしかしたら【カワセミ】のイメージを壊してしまうかも知れません・・・。

【カワセミ】は外見もさることながら、良く動き回り、その行動も面白く観察していて楽しい野鳥の一つです。その行動を写真で切り取ると、このような一コマにも巡り会えたりします。
飛び散った水滴からもその動きの激しさを感じることが出来ますよね?

彼のイメージダウンを最小限に食い止めるために(?)キリリと獲物を狙う姿も載せておきます^^。
前段の話しに戻りますが、こうした質問をされた際、例え対象が小さくても、ややピントが甘くても写真があるとその後の話がしやすいことがよくあります。その度に写真の力って凄いな~と感じ、今日紹介したようなシーンを見ると写真って面白いな~と感じます。
そう言えば・・今日も「写真があって良かった!」と思うことがあったな~。
知人達から「○○でこんな鳥を見たよ」とか「こんな声でなく鳥はなに?」と言った質問されるようになってきました。鳥に興味を持つ方々が増えている一つの事例であろうと感じています。
さて、今日取り上げるのは野鳥の中でも人気が高い【カワセミ】です。
ここ秋田では綺麗な清流に限らずコンクリートの水路やちょっと濁った水辺にも姿を見せているので観察機会も意外にも多い野鳥です。
【カワセミ】はその綺麗な外見からバードウォッチャーのみならず多くの方々に知られている野鳥で、某メーカーから販売されている車に「カワセミブルー」なる色の車が発売されるなど、認知度も抜群です。
この↓写真は【カワセミ】がダイブして小魚を捕らえて飲み込んだ後、身体についた水をはじき飛ばしている時のものですが・・・もしかしたら【カワセミ】のイメージを壊してしまうかも知れません・・・。

【カワセミ】は外見もさることながら、良く動き回り、その行動も面白く観察していて楽しい野鳥の一つです。その行動を写真で切り取ると、このような一コマにも巡り会えたりします。
飛び散った水滴からもその動きの激しさを感じることが出来ますよね?

彼のイメージダウンを最小限に食い止めるために(?)キリリと獲物を狙う姿も載せておきます^^。
前段の話しに戻りますが、こうした質問をされた際、例え対象が小さくても、ややピントが甘くても写真があるとその後の話がしやすいことがよくあります。その度に写真の力って凄いな~と感じ、今日紹介したようなシーンを見ると写真って面白いな~と感じます。
そう言えば・・今日も「写真があって良かった!」と思うことがあったな~。
2010年05月12日 近くにはいるけど・・
秋田 足利 直哉
このところ天気予報が良く当たりますね~、今日も予報通り雨です。この雨で森吉等山の雪はドンドン消えていくんでしょうね。今年はどこの山でも「雪が少なかったし、消えるのも早いな~」という声が聞かれます。
さて、今日も森吉の話題です。既に森吉山野生鳥獣センターへ向かう道路の手前では間伐材の運び出し作業が行われていて通行が可能となっています。しかし今は一般の通行は制限されているのでお断りをして通行させていただきました。
その道路沿い、寒さを我慢して車を走らせると本当に心地良い鳥の鳴き声がそこかしこから聞こえてきます。キビタキやオオルリの美声にウグイスの囀りの競演は車のエンジン音が煩わしく感じるほど・・・。暫し車を止めて聞き入ってしまいます。
すると時々ヒヨドリのけたたましい鳴き声が混じってきたり、カケスのしゃがれた声が聞こえてきます。これもまた山のBGMとしては欠かせない鳴き声です。今日はそんな【カケス】を取り上げます。
【カケス】と言えばお馴染み山の野鳥ですが、その姿をじっくりと見る機会は意外にも少ないですよね?どうやら【カケス】は警戒心が人一倍強いらしく、ちょっとした物音でも直ぐに逃げ去ってしまいます。
ちょっと話題は逸れますが・・・登山道などを歩いていると青い羽根を見つける時がありますよね?私も良く見つけるのですが【カケス】は猛禽類に狙われて捕食される事が多いようです。その為に普段から警戒を怠らないのかも知れませんね?
先日、久しぶりに【カケス】をカメラのフレームの中に入れることが出来ました。とは言っても・・・ご覧の通り何だか解らない写真ですけど・・・

私の接近に気付いて逃げるところです。

その時チラッと私を確認した時の写真がコレ!どうにか横顔を見ることが出来ました。
この後はいつもお馴染みの後ろ姿を見送ったのは言うまでもありません。それにしても鳴き声と飛んで逃げる後ろ姿以外で識別したのは随分と久しぶりだったな・・・。今期は【カケス】をじっくり観察するのが一つの目標です。
さて、今日も森吉の話題です。既に森吉山野生鳥獣センターへ向かう道路の手前では間伐材の運び出し作業が行われていて通行が可能となっています。しかし今は一般の通行は制限されているのでお断りをして通行させていただきました。
その道路沿い、寒さを我慢して車を走らせると本当に心地良い鳥の鳴き声がそこかしこから聞こえてきます。キビタキやオオルリの美声にウグイスの囀りの競演は車のエンジン音が煩わしく感じるほど・・・。暫し車を止めて聞き入ってしまいます。
すると時々ヒヨドリのけたたましい鳴き声が混じってきたり、カケスのしゃがれた声が聞こえてきます。これもまた山のBGMとしては欠かせない鳴き声です。今日はそんな【カケス】を取り上げます。
【カケス】と言えばお馴染み山の野鳥ですが、その姿をじっくりと見る機会は意外にも少ないですよね?どうやら【カケス】は警戒心が人一倍強いらしく、ちょっとした物音でも直ぐに逃げ去ってしまいます。
ちょっと話題は逸れますが・・・登山道などを歩いていると青い羽根を見つける時がありますよね?私も良く見つけるのですが【カケス】は猛禽類に狙われて捕食される事が多いようです。その為に普段から警戒を怠らないのかも知れませんね?
先日、久しぶりに【カケス】をカメラのフレームの中に入れることが出来ました。とは言っても・・・ご覧の通り何だか解らない写真ですけど・・・

私の接近に気付いて逃げるところです。

その時チラッと私を確認した時の写真がコレ!どうにか横顔を見ることが出来ました。
この後はいつもお馴染みの後ろ姿を見送ったのは言うまでもありません。それにしても鳴き声と飛んで逃げる後ろ姿以外で識別したのは随分と久しぶりだったな・・・。今期は【カケス】をじっくり観察するのが一つの目標です。
2010年05月11日コガラの食事
秋田 足利 直哉
愛鳥週間に併せて実施する「野鳥観察会」の告知をしたいのですが・・・こういうときに限ってアップされるのが遅くなるんですよね。さて、まだ定員には達していませんので今からでも間に合います。お申し込みお待ちしてます。
さて、今日は久しぶりに森吉の話題。秋田市では既に桜も散ってしまいましたが、こちらはまだ雪の上での野鳥観察です。
こうして雪が所々に残っている時はすっかり雪が消えた場所の方が野鳥に出会う確率が高いかと思いきや・・・そうでもないことが多いのは個人的な感覚でしょうか?私的には未だ雪が残っている場所と日当たりが良くて花が咲いている場所と針葉樹があって身を隠せる場所などがコンパクトに接している場所に野鳥の姿が多いように感じます。
こうしたマクロ的な環境も多様化していた方がそこに生息する生物も多様化すると言うことでしょうか?
と話が逸れましたが・・・【コガラ】が雪の上で餌を探しています。私が見たところ落ち葉や枯れ枝などが集まっている場所のように見えますが、【コガラ】にとっては「餌場」なんですね。

ちょこまかと飛び回って餌を探しています。

雪の上に餌を見つけたようです。
カラ類は木の実などを食べる時、その皮を割って食べることが多いようですが、その時の姿勢が何とも言えず愛らしい!!この日記でもこれまでシジュウカラやヒガラでその様子をお伝えしてきました。今日は【コガラ】です。

木の実を足で押さえて嘴で殻を割っているところのようです。彼(彼女?)の中では此処が殻を割って実を食べる場所と決まっているようで・・何度も何度も雪の上で餌を探して、見つけた餌を持ってこの枝にやって来ていました。
5月も中旬。いよいよ東北各地の山々も短い夏山シーズン間近です。当事務所でも様々な問い合わせをいただくようになりました。皆さん首を長くして待ってらっしゃるようです。これからは森吉の話題も取り上げていきますのでどうぞよろしく。
さて、今日は久しぶりに森吉の話題。秋田市では既に桜も散ってしまいましたが、こちらはまだ雪の上での野鳥観察です。
こうして雪が所々に残っている時はすっかり雪が消えた場所の方が野鳥に出会う確率が高いかと思いきや・・・そうでもないことが多いのは個人的な感覚でしょうか?私的には未だ雪が残っている場所と日当たりが良くて花が咲いている場所と針葉樹があって身を隠せる場所などがコンパクトに接している場所に野鳥の姿が多いように感じます。
こうしたマクロ的な環境も多様化していた方がそこに生息する生物も多様化すると言うことでしょうか?
と話が逸れましたが・・・【コガラ】が雪の上で餌を探しています。私が見たところ落ち葉や枯れ枝などが集まっている場所のように見えますが、【コガラ】にとっては「餌場」なんですね。

ちょこまかと飛び回って餌を探しています。

雪の上に餌を見つけたようです。
カラ類は木の実などを食べる時、その皮を割って食べることが多いようですが、その時の姿勢が何とも言えず愛らしい!!この日記でもこれまでシジュウカラやヒガラでその様子をお伝えしてきました。今日は【コガラ】です。

木の実を足で押さえて嘴で殻を割っているところのようです。彼(彼女?)の中では此処が殻を割って実を食べる場所と決まっているようで・・何度も何度も雪の上で餌を探して、見つけた餌を持ってこの枝にやって来ていました。
5月も中旬。いよいよ東北各地の山々も短い夏山シーズン間近です。当事務所でも様々な問い合わせをいただくようになりました。皆さん首を長くして待ってらっしゃるようです。これからは森吉の話題も取り上げていきますのでどうぞよろしく。
2010年05月10日はをはむばん
秋田 足利 直哉
今日から愛鳥週間が始まりました。皆さんは日頃から野鳥はもとより自然を愛して止まない方々だと思うので改まって野鳥愛護を訴えるのも釈迦に説法をするような事になりそうなので・・そこは割愛します。
さて、当事務所ではその愛鳥週間に併せて「野鳥観察会」を実施します。現在参加者を募集中です。是非お申し込み下さい。
詳しくはこちら
さて、私の日記も愛鳥週間だから特別ということもなく・・・野鳥のお話し。今日は【バン】を取り上げます。
タイトルが読みにくくてスミマセン。書き直しますと・・・『葉を食むバン』となります。と言うことで、今日の話題は【バン】の食事風景です。

西部承水路脇のヤブの中に一羽の【バン】がいました。普段は水辺にいることが多く、土手の上で見るのはちょっと珍しいな~と感じながら観察していると・・・

ようやく若葉が芽吹いてきたノイバラをムシャムシャと食べ始めました。どうやら他のノイバラの新芽を食べて次ぎのノイバラまで移動している最中に私に見つかってしまったようです。

現在巷では山菜の時期を迎え、食卓を「春の味覚」が彩る事が多くなっていますが、野鳥達の食事も新芽を食す「春の味覚」が盛りのようです。
よーく見ていると棘のあるノイバラには必要以上には近づかず伸びた葉を摘むようにして食べていました。見ていると・・柔らかそうなノイバラの葉が美味しそうに見えてくるから不思議です^^。
どうです??【バン】の表情^^。美味そうですよね?
さて、当事務所ではその愛鳥週間に併せて「野鳥観察会」を実施します。現在参加者を募集中です。是非お申し込み下さい。
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さて、私の日記も愛鳥週間だから特別ということもなく・・・野鳥のお話し。今日は【バン】を取り上げます。
タイトルが読みにくくてスミマセン。書き直しますと・・・『葉を食むバン』となります。と言うことで、今日の話題は【バン】の食事風景です。

西部承水路脇のヤブの中に一羽の【バン】がいました。普段は水辺にいることが多く、土手の上で見るのはちょっと珍しいな~と感じながら観察していると・・・

ようやく若葉が芽吹いてきたノイバラをムシャムシャと食べ始めました。どうやら他のノイバラの新芽を食べて次ぎのノイバラまで移動している最中に私に見つかってしまったようです。

現在巷では山菜の時期を迎え、食卓を「春の味覚」が彩る事が多くなっていますが、野鳥達の食事も新芽を食す「春の味覚」が盛りのようです。
よーく見ていると棘のあるノイバラには必要以上には近づかず伸びた葉を摘むようにして食べていました。見ていると・・柔らかそうなノイバラの葉が美味しそうに見えてくるから不思議です^^。
どうです??【バン】の表情^^。美味そうですよね?
2010年05月07日ノスリのペリット
秋田 足利 直哉
冷たい雨が降っている秋田県内。せっかく咲いた桜も散ってしまっています。桜の盛りは公園から山肌へとうつりゆく今日この頃・・・”山笑う”も沿岸南部から始まっています。そろそろこの辺りでも楽しげな笑い声が聞かれますでしょうか?
さて、今日の日記は昨日の予告通り!【ノスリ】の話題。
先ずは昨日の食事のおさらいを・・・西部承水路でウシガエルを捕まえた【ノスリ】は近くの田んぼの畦道へと飛んでいき、周囲を確認して食事を始める。腹を割き、内臓を取り出して食べ、肉をちぎって最後には何も残さずキレイに完食しました。
はい!このあと、どの様な行動をするのでしょうか?私の予想は①直ぐに”おかわり”を採りに行くか、②血で汚れた嘴の手入れや羽繕いをして過ごすの二択でしたが・・・・
食事を終えた【ノスリ】は何やらモゾモゾとしているようでした。

暫くすると口を広げ軽く頭を振ります。『これってもしかして・・・』この感じ見たことがある!!と連写しました。

すると!!!写ってました。ペリットを吐き出す瞬間が!!!

私のような素人にはこの【ノスリ】が見せた行動が理解できませんでした。最大の疑問は『さっき食べ終わったばっかりなのに何で直ぐにペリットが出てくるのか?』ということ。
まず、ペリットとは大雑把に言うと、食べた獲物の羽や骨等の消化しきれないものを塊として吐き出すものです。
なので当然ながら消化器官で作られるものだと思っていたので、カエルを食べた後に直ぐにペリットが吐き出されたことに驚きました。
自分の身体で考えてみると・・・何か食べ物を食べた後、消化器官にある物を吐き出すとどうなりますか?(お食事中の方、スミマセン)きっと直前に食べた物が一緒に吐き出されますよね?つまりペリットだけを吐き出すことは不可能ですよね?
調べてみると【ノスリ】などのタカ科(その他にも「そのう」を持つ鳥はあるが全ての鳥類にあるわけではないらしい・・)の鳥類には食道の一部が広がった「そのう」という器官があってペリットはそこで作られるのだそうです。だから食べた直後だったのにペリットだけを吐き出すことが出来たんですね?
今回も実際に観察をして、自然とふれあうことで自然の素晴らしさ、奥深さを改めて感じることが出来ました。こうした豊かな自然の中に生きている幸せを感じました。『自然とのふれあいって本当にイイもんですね^^』
さて、今日の日記は昨日の予告通り!【ノスリ】の話題。
先ずは昨日の食事のおさらいを・・・西部承水路でウシガエルを捕まえた【ノスリ】は近くの田んぼの畦道へと飛んでいき、周囲を確認して食事を始める。腹を割き、内臓を取り出して食べ、肉をちぎって最後には何も残さずキレイに完食しました。
はい!このあと、どの様な行動をするのでしょうか?私の予想は①直ぐに”おかわり”を採りに行くか、②血で汚れた嘴の手入れや羽繕いをして過ごすの二択でしたが・・・・
食事を終えた【ノスリ】は何やらモゾモゾとしているようでした。

暫くすると口を広げ軽く頭を振ります。『これってもしかして・・・』この感じ見たことがある!!と連写しました。

すると!!!写ってました。ペリットを吐き出す瞬間が!!!

私のような素人にはこの【ノスリ】が見せた行動が理解できませんでした。最大の疑問は『さっき食べ終わったばっかりなのに何で直ぐにペリットが出てくるのか?』ということ。
まず、ペリットとは大雑把に言うと、食べた獲物の羽や骨等の消化しきれないものを塊として吐き出すものです。
なので当然ながら消化器官で作られるものだと思っていたので、カエルを食べた後に直ぐにペリットが吐き出されたことに驚きました。
自分の身体で考えてみると・・・何か食べ物を食べた後、消化器官にある物を吐き出すとどうなりますか?(お食事中の方、スミマセン)きっと直前に食べた物が一緒に吐き出されますよね?つまりペリットだけを吐き出すことは不可能ですよね?
調べてみると【ノスリ】などのタカ科(その他にも「そのう」を持つ鳥はあるが全ての鳥類にあるわけではないらしい・・)の鳥類には食道の一部が広がった「そのう」という器官があってペリットはそこで作られるのだそうです。だから食べた直後だったのにペリットだけを吐き出すことが出来たんですね?
今回も実際に観察をして、自然とふれあうことで自然の素晴らしさ、奥深さを改めて感じることが出来ました。こうした豊かな自然の中に生きている幸せを感じました。『自然とのふれあいって本当にイイもんですね^^』
2010年05月06日ノスリの食事
秋田 足利 直哉
今日もまだ連休のまっただ中という方もおられるでしょうけど、私のGWは終了しました。今朝の電車はもっと空いているものと思っていましたが意外にもいつもの混雑具合で、大半の方が私と同じように今日から日常に戻っているようです。
さて、連休の間しばらく投稿が途絶えていたので久しぶりの投稿です。
連休明け1発目は、大好きな『食事』ネタです。^^
西部承水路の巡視中、目の前を1羽の【ノスリ】が横切っていきました。嘴には何かを咥えています。直ぐに水路あたりで何かを捕まえたのだと思い、その【ノスリ】の行方を追いました。すると直ぐ近くの田んぼの畦道に止まったのでその場で観察させて貰いました。

餌を食べる前の【ノスリ】です。周囲を警戒します。幸いにも近くにはハシボソガラスもトビの姿もなかったので【ノスリ】は食事を始めました。

初めは何を食べているのか解らなかったのですが・・・・突然、内蔵が出てきました。ビローンと伸びるのを足で押さえながら、引き千切って丸呑みしました。
【ノスリ】の嘴は鋭利な刃物の様に良く切れるのでしょう!次々と内蔵やら肉片やらを引き千切っては食べていました。

で・・結局この獲物は何なのか??と思っているとこんな場面がやって来ました。大きなウシガエルです。別名ショクヨウガエル(食用蛙)と言われるウシガエルは余程美味かったのか?あっという間に完食でした。
昔、学校でやった「カエルの解剖」を彷彿とさせる映像で恐縮でした。ちょっとグロテスクでしたかね??
そう言いながら・・・明日は同じ【ノスリ】がこの直後に見せた”リバース”の映像で日記を書きます。お楽しみに~!!
さて、連休の間しばらく投稿が途絶えていたので久しぶりの投稿です。
連休明け1発目は、大好きな『食事』ネタです。^^
西部承水路の巡視中、目の前を1羽の【ノスリ】が横切っていきました。嘴には何かを咥えています。直ぐに水路あたりで何かを捕まえたのだと思い、その【ノスリ】の行方を追いました。すると直ぐ近くの田んぼの畦道に止まったのでその場で観察させて貰いました。

餌を食べる前の【ノスリ】です。周囲を警戒します。幸いにも近くにはハシボソガラスもトビの姿もなかったので【ノスリ】は食事を始めました。

初めは何を食べているのか解らなかったのですが・・・・突然、内蔵が出てきました。ビローンと伸びるのを足で押さえながら、引き千切って丸呑みしました。
【ノスリ】の嘴は鋭利な刃物の様に良く切れるのでしょう!次々と内蔵やら肉片やらを引き千切っては食べていました。

で・・結局この獲物は何なのか??と思っているとこんな場面がやって来ました。大きなウシガエルです。別名ショクヨウガエル(食用蛙)と言われるウシガエルは余程美味かったのか?あっという間に完食でした。
昔、学校でやった「カエルの解剖」を彷彿とさせる映像で恐縮でした。ちょっとグロテスクでしたかね??
そう言いながら・・・明日は同じ【ノスリ】がこの直後に見せた”リバース”の映像で日記を書きます。お楽しみに~!!
2010年04月30日3羽のセイタカシギ
秋田 足利 直哉
今日の通勤電車はいつもよりも空いてました。お休みをとってGWを満喫されている方が多いんでしょうね?ニュースでも各地の行楽地の賑わいや国際空港の混雑が報じられています。それらを羨ましく感じながらも空いてる通勤電車にささやかな喜びを感じています。
先日、大潟の巡視中に西部承水路のそれぞれ離れた場所で3羽のセイタカシギを確認しました。それぞれ個性があって面白かったので確認順に↓に写真を掲載してみました。

最初に確認した個体。目の周りや頭頂~後頭部~頸部にかけて黒々としていて、虹彩(目)が赤いのが解ります。翼には光沢を感じやや緑色がかって見えます。足も朱色に近く鮮やかな色彩をしています。

2番目に確認した個体。頭部の黒色は疎らで薄く後頭部~頸部にかけてはほぼ白い羽となっています。虹彩の赤もやや黒っぽく、足の赤色も光沢がなくピンクに近い色彩です。

最後に確認した個体です。目の周りの黒色が不明瞭ですが頭頂部~後頭部~頸部にかけてはクッキリとした黒色をしています。翼の光沢も強く緑色の金属光沢が最も鮮やかでした。虹彩もはっきりと赤色。足はややくすんだ赤色でした。
図鑑などを見ると【セイタカシギ】は「ほぼ雌雄同色」としながらも雌雄に細かな特長があるようで・・・それをこの3羽に当てはめてみると最初と3番目が「成鳥オス♂」で2番目が「成鳥メス♀」となりそうですがどうでしょうか??また同じ「成鳥オス♂」でもそれぞれの個体に個性があって面白いです。また図鑑には「個体による変異が大きい」とも記されています。
今回取り上げた【セイタカシギ】はその個体事の変異、個体差が大きく特長を捕らえやすい種です。個人的な話で申し訳ありませんが最初の個体を見たとき「綺麗な個体だな~」と感じました。感じ方は人それぞれでしょうけど、こうした野鳥達の個性を観察してみるのも楽しいかも知れません!!是非お試しあれ~。
先日、大潟の巡視中に西部承水路のそれぞれ離れた場所で3羽のセイタカシギを確認しました。それぞれ個性があって面白かったので確認順に↓に写真を掲載してみました。

最初に確認した個体。目の周りや頭頂~後頭部~頸部にかけて黒々としていて、虹彩(目)が赤いのが解ります。翼には光沢を感じやや緑色がかって見えます。足も朱色に近く鮮やかな色彩をしています。

2番目に確認した個体。頭部の黒色は疎らで薄く後頭部~頸部にかけてはほぼ白い羽となっています。虹彩の赤もやや黒っぽく、足の赤色も光沢がなくピンクに近い色彩です。

最後に確認した個体です。目の周りの黒色が不明瞭ですが頭頂部~後頭部~頸部にかけてはクッキリとした黒色をしています。翼の光沢も強く緑色の金属光沢が最も鮮やかでした。虹彩もはっきりと赤色。足はややくすんだ赤色でした。
図鑑などを見ると【セイタカシギ】は「ほぼ雌雄同色」としながらも雌雄に細かな特長があるようで・・・それをこの3羽に当てはめてみると最初と3番目が「成鳥オス♂」で2番目が「成鳥メス♀」となりそうですがどうでしょうか??また同じ「成鳥オス♂」でもそれぞれの個体に個性があって面白いです。また図鑑には「個体による変異が大きい」とも記されています。
今回取り上げた【セイタカシギ】はその個体事の変異、個体差が大きく特長を捕らえやすい種です。個人的な話で申し訳ありませんが最初の個体を見たとき「綺麗な個体だな~」と感じました。感じ方は人それぞれでしょうけど、こうした野鳥達の個性を観察してみるのも楽しいかも知れません!!是非お試しあれ~。


さて、そんな気持ちの良い季節の気持ちの良い日に巡視をしてきましたので早速この時期ならでは!の画像で日記を書きます。今日はタイトル通りに「青」くくりで!!
森吉山の外輪山ヒバクラ岳です。残雪と青空のコントラストがイイ感じでした。この景色もこの時期ならでは!!
渓谷沿いの歩道は今が芽吹きの最盛期。ブナの若葉(青葉)が目に眩しいくらい!柔らかな”毛”が見られるのはこの時期ならでは!!
このところ鳴き声を良く聞き、姿も見せてくれるようになった【オオルリ】です。こうして葉っぱに邪魔されずに【オオルリ】を観察できるのはこの時期ならでは!!
森吉山麓高原一帯は未だ冬期閉鎖(今期も6月1日にオープン予定です。)が続いているので訪れる人も少ないのですが、こうした光景が広がっていて刻一刻と変化していっています。道路が未整備であったり近くに使用可能なトイレが無かったりとオススメ出来る状態ではありませんが・・・是非この景色を生で見ていただきたい!!