ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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秋田

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2014年07月17日大潟草原のイラストマップ夏version

秋田 足利 直哉

 事務所で窓を開けて仕事をしていると、何処かの学校の体育祭のアナウンスらしき声や、夏の高校野球のアナウンス、竿灯祭りに備えて練習する笛や太鼓のお囃子など、夏を思わせる音が聞こえてきます。


 大潟草原鳥獣保護区に行っても青い空、花盛りのネジバナなどなど夏を感じさせる景色や物で溢れてきました。やっぱり夏も良いですね!!室内に居るのが勿体ないと感じるくらいです。




 そんな風に思って居る方が多くいらっしゃるのか?週末に一般開放している大潟草原野鳥観察舎は多くの方にご利用頂いているようです。
 そこで我々もご利用頂ける方々に少しでも役に立つような情報を提供しようと色々と取り組んでいます。(上段左)鳥獣保護区管理員さんとアクティブレンジャーが巡視で得た野鳥の生息情報を黒板に記載してます。最新情報はこちらをご覧ください。(上段右)この時期に多く見られる野鳥をピックアップしたイラストも展示しています。観察に役立てて頂ければ幸いです。(下段左)このところ報道機関からも注目頂いているようです。観察舎の一般開放について3誌で取り上げて頂きました。(下段右)解放していない平日にも多くの方がいらしてくれているようで、パンフレットの減り具合も早くなってきました。



 夏・来館者増と熱さを増している大潟草原。イラストマップも夏versionに更新しました!!

 これまで蓄積してきた観察情報をふんだんに盛り込んだ内容になってます。これを見ればどの辺にどんな野鳥がいるのか?分かっちゃいますよ。。是非このイラストマップ夏versionを片手に大潟草原で野鳥観察を楽しんでください。

 

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2014年07月10日7月の森吉山野生鳥獣センター

秋田 足利 直哉

 強い雨と台風の進路に注意が必要です。最新の情報を入手して無理のない行動を心がけましょう。


 さて、今期は7月1日に開館したセンターですが、今年も玄関に七夕飾りをあしらって皆様をお出迎えしております。
 

 色々な事が起こるこの世の中、短冊に込められた願いも様々です。


 今期も森吉山野生鳥獣センターでは常設ではない、その時々の展示入れ替えに力を入れて企画展を実施していく予定ですが、現在は森吉山ダム広報館とのコラボ企画で『森吉山ダム フォトコンテスト写真展』を開催中です。
 これは森吉山ダム工事中に計11回実施されたフォトコンへの応募作品の中から森吉山鳥獣保護区で撮影された物をピックアップしてお借りしている物です。コンテストの応募作品だけあって力作揃いですし、常設展示には無い、人物が楽しそうにしている写真なども多数あって、ほのぼのとして雰囲気の写真も多くなってます。中には、地元在住の森吉山野生鳥獣センターのスタッフも『おっ』と驚くようなシーンもあります。

 応募作品の中には元森吉山鳥獣保護区管理員の佐藤武三郎氏(故人)と成田陸雄氏の写真作品もありましたので、これまでの功労に感謝する意味を込めて特設コーナー(?)として展示しました。作業をしながらアクティブレンジャーに成り立ての頃、お二人に色々とご指導いただいた事を思い出しました。。
 
 私自身も『この写真良いなぁ~』と感じる写真が約10点ありました。我々アクティブレンジャーもアクティブレンジャー写真展を開催していますから、参考にしようかな?なんて思っています。
 写真総数84点のいずれ劣らぬ力作がご覧頂けますので、きっと皆さんの感性に訴える作品もあるのではないか?と思います。



 実施中の企画展示もそうですが、今期は連携施設とのコラボ企画にも力を入れています。その一つが、「秋田県環境と文化のむら」コーナーです。先般の地元新聞でも取り上げられたように「秋田県環境と文化のむら」は様々な年代の方に気軽に訪れていただき、クラフト体験などを通じて自然とのふれあいを発信している施設です。そのノウハウなどを森吉山野生鳥獣センターにも活かして行ければ!!と思ってます。

 施設奥の飾り棚にクラフト作品を展示中です。現在の森吉山野生鳥獣センターでは対応できない作品もありますが、これをみてどのような反応を頂けるかによってこれからどのような対応をしていけるか?検討するきっかけになるかと思っています。
 ちなみに「秋田県環境と文化のむら」には森吉山野生鳥獣センターのPRコーナーを準備したり、森吉山野生鳥獣センターと縁のある方々の写真展などを開催するコーディネイトをさせていただきました。今後もギブアンドテイクの関係をより深化しようと模索中です。


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2014年07月08日実施報告:『樹木医と歩く森吉の森』

秋田 足利 直哉

 7月6日(日)、森吉山鳥獣保護区にて森吉山野生鳥獣センター運営協議会主催の自然観察会『樹木医と歩く森吉の森』を実施いたしましたので報告いたします。

 今年度、森吉山野生鳥獣センター運営協議会ではおよそ月1回の自然観察会を実施予定ですが、今期初めての観察会は樹木医会秋田県支部にご協力を頂き、樹木医の専門家の目線で見た森吉の森を観察しようという企画でした。講師には昨年に引き続き、元営林署職員で地元森吉在住の田中さんと、秋田県立大学の学生さんにも指導している秋田市在住の吉田さんの2名。お二方は事前に色々な小道具などの観察会用アイテムを準備してきてくれていて、そこにある物を観察するという単純なスタイルでは無く、目でも手でも舌でも自然や樹木とふれあい、更には様々な体験も用意してくれていたりと色々と趣向を凝らした観察会になりました。


 今回は2班体制での観察会実施で桃洞滝までのコースを歩きましたが、行きと帰りで講師の先生に交代していただいて、参加者全員が両講師のお話を聞けるようにしました。お二方とも専門も違えば、語り口も違うし、使うアイテムも違うし、同じ場所でも切り口が違って、参加された方々からは『このスタイルはいいね』と好評を頂きました。


 この写真は、コース中にあるハリギリの大木の樹高を測定しているところです。樹高の測定方法には様々なやりかたがあるようですが、今回は身近にある道具を使って測定する方法でした。この様に普段から樹木と身近に接している樹木ならではの目線、体験に基づく観察会で、参加された方々も知的好奇心が刺激されたようで、『今日はいろんな事を勉強した』『何回も歩いたコースでも違った目線で歩くと又違った森に見える』といった感想が聞かれました。


 この日はかなり蒸し暑く、森吉山野生鳥獣センターでも暑さを感じてましたが、ブナの森は日射しを和らげ、渓谷を渡る風には心地よさを感じました。目的地の桃洞滝は水量が少なめでしたが、そのお陰で滝の間近で昼食をとる事が出来、更に涼しさを感じられる休息時間となりました。


 このあと全員無事に森吉山野生鳥獣センターに帰着し、その後森吉山麓高原で実施中の自然再生事業の一環でブナやミズナラの植樹を実施しましたが、それは次の機会にご報告いたします。


 樹木を見て、触れて、体験し、最後には苗木を植樹してとたっぷり樹木とふれあった一日。参加してくださいました皆様ありがとうございました。観察会に多大なご協力を頂いた樹木医会秋田県支部の皆様ありがとうございました。また皆様とお目にかかれる日を楽しみにいたしております。



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2014年07月04日秋田大学でアクティブレンジャー写真展始まりました

秋田 足利 直哉

 7月は熱中症予防強化月間です。私の熱中症対策はこまめな水分補給と飴チャンなどでミネラルの補給です!!皆様はどんな対策をしていますか? 


 各地で開催中のアクティブレンジャー写真展ですが、7月1日(火)より秋田大学手形キャンパス内のインフォメーションセンターにおいて東北アクティブレンジャー写真展『東北の自然 ~風景~』が始まりました。
 

 インフォメーションセンターは正門を入って直ぐの守衛さんがいる建物です。キャンパス内ではありますが学生さんや大学関係者以外の一般の方にもご来館いただけます。
 お越しいただいた方は守衛さんに『アクティブレンジャー写真展を見に来た』と伝えていただければ案内していただけますし、車でお越しいただいてもちゃんと駐車場をご案内いただけるそうです。
 
 設置作業をした日は、秋田大学の学生さんや附属中学の生徒さんなどが利用していてなかなか活気のある施設のようです。建物の外では学生さん達がベンチで話し込んでいる様子が見られたりと、いかにも大学のキャンパス内という雰囲気でした。


 会場はピアノが2台もあり、秋田大学が提携する大学の情報などが展示してあるコーナーなどがあって、そこに私達アクティブレンジャーの写真30点を展示してあります。
 毎回思うことですが会場の雰囲気が環境省が所管する施設とは異なるため、写真もどこか違って見える気がします。


 インフォメーションセンターは午前10時30分から午後5時までの開館で、学校が休みになる土曜、日曜が休館です。お近くの方は是非、足を運んでください。皆様のご来館お待ちいたしております。


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2014年07月03日登山者カウンター設置しました

秋田 足利 直哉

 梅雨が明けたとは聞いてないのでまだ期間中だとは思いますが、今年の秋田は梅雨らしからぬ天気が続いています。


 先日、森吉山野生鳥獣センターの開館作業に行ったついでに、森吉山鳥獣保護区内の2箇所に登山者カウンターを設置してきました。

 昨年は、なかなかスムーズに設置できなかったカウンターですが、今年度は少し慣れたため、一人で設置してきました。
 設置場所は昨年度と同じ場所で、1つ(写真上)は森吉山野生鳥獣センターから出発して直ぐの場所。もう一つ(写真下)は立川橋の袂です。


 今年度はしっかりと稼働してくれる事と思います。もし万が一『カウンターが倒れている』『カウンターが壊れている』など異常を発見した場合は、森吉山野生鳥獣センターのスタッフか、秋田自然保護官事務所(電話018-867-8588)までご連絡ください。



 設置作業をする中で、昨年度のブナの実が豊作だったこともあり、今年はブナの未生が歩道沿いに密生しています。前回こんなに実生が確認できたのは何年前のことだったでしょうか?記憶が曖昧なくらい時間が経ってしまいました・・・。

 久しぶりにたくさんの芽を出したブナをいたわって、踏まないように気を付けながら、設置場所や、自分の足の置き場所なども注意しながらの作業でしたが、この中から未来のブナの大木に成長するものがあるかも知れないと思うと、慎重にならざるを得ません!!

 
 これからカウンターのメンテナンスなどを行っていきますが、カウンターの側にあるブナの未生の成長を楽しみにしながらの作業だと思うと楽しみになってきます。



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2014年06月30日森吉山野生鳥獣センター開館します

秋田 足利 直哉

 2014年も今日で上半期が終了。時間の流れがとっても速いと感じている今日この頃です。


 この日記で『森吉山野生鳥獣センター開館延期のお知らせ』をしていたところですが、融雪時の被害を受け通行止めとなっていた橋の仮復旧工事も終わって、森吉山野生鳥獣センターがある森吉山麓高原への立ち入りが可能になりました。

 七月一日の開館を目指して今日まで様々な開館準備にあたってきましてようやく、皆様をお迎えする準備が整いました。


 エリアへの立ち入りが可能になった直後はまだ一帯に電気さえ通っていない状況でしたが、通電作業(左上)をし、施設内の電気設備を整え(右上)、トイレなどの水回りを整え(左下)、越冬していた建物を目覚めさせ(右下)、一連の開館準備が終了しました!


 これまで何度か、森吉山野生鳥獣センターの開館準備に携わってきましたが、今期は開館が一ヶ月遅れた事もあって、私自身も心待ちにしていた開館でしたので喜びもひとしおです!!


 森吉山野生鳥獣センターは今期で開館10周年を迎えます。豪雪地帯に立地している事もあって五ヶ月間しか開館せず、残りの七ヶ月は施設が閉鎖され、その大半の時間を雪に埋もれて過ごす施設ですのでかなり傷みも目立ってきました。しかし、雪深い山奥で人知れずじっと過ごしている時間のことを思うとその傷みにも敬意を覚えます。
 融雪時に屋根より上まで積もった雪がこすりながら消えていった痕跡が目立つ壁、初めは茶色かったのに色落ちした看板、雪の重みに耐えられずに落下してしまった看板もありました。一連の開館準備をする中で修繕が必要な箇所も色々見つかりました。これからそれらを補修する為の作業なども待ち受けては居ますが、自分が縁あって担当する施設に愛情を持って管理にあたっていきたいと思います。


 明日はいよいよ今年度の森吉山野生鳥獣センター開館日です。11月3日までの間、皆様のお越しを心よりお待ちいたしております。

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2014年06月24日実施報告:『大潟草原でいのちを育む小鳥たち』

秋田 足利 直哉

 6月22日(日)、大潟村の大潟草原鳥獣保護区にて(公財)日本野鳥の会秋田県支部と東北地方環境事務所の主催による野鳥観察会を実施しましたので、ご報告いたします。


 昨年までは、東北地方環境事務所が主催で(公財)日本野鳥の会秋田県支部の方々に講師をお願いして野鳥観察会を実施していましたが、今年度からは、(公財)日本野鳥の会秋田県支部が会員向けに実施している定例観察会を大潟で実施して頂き、これまで東北地方環境事務所が主催して、一般の方々を対象に実施する野鳥観察会と合同で実施する事となりました。


 この時期、大潟草原鳥獣保護区では繁殖のためにやってきた草原性の鳥類たちやサギなどが活動をしています。その活動は至る所で行われていて、観察会のタイトル通り『いのちを育む』舞台となっています。
 そんな野鳥たちの姿を観察しようと思ったのですが、草原性の鳥類たちは飛来数が少なく、囀りも時々しか聞かれないため、観察機会が多くありませんでした。
 少しの間、下の写真のように“鳥の出待ち”待ちながら談笑したりして情報交換したりしていましたが、あまり長居すると、繁殖活動の邪魔をしてしまいますので、そこそこに切り上げて愛想の良い野鳥を探しました。

 しかし・・・いくら観察マナーが良くても、写真のように一斉に双眼鏡やスコープやカメラを向けられたら、なかなか姿を出すのも勇気が必要だったかも知れません(苦笑)。


 それでもコロニーで繁殖活動中のサギ類や小鳥、猛禽類など32種類の鳥を観察しました。この日観察できた代表的な野鳥の写真も掲載します。左上から時計回りに①アオサギ②ゴイサギ③コジュリン④オオヨシキリです。
 アオサギやゴイサギの他、ダイサギやチュウサギが頻繁に頭上を飛び交います。中には雛が大きくなって巣の補強が必要になった為でしょうか?巣材を咥えている個体も見かけました。
 小鳥たちはまさに繁殖活動中だったようで盛んに縄張り宣言するコジュリンやオオヨシキリ、コヨシキリの姿と囀りを観察しました。特にオオジュリン♂とコジュリン♂が同時に出現したり、コジュリンの♂と♀が同時に出現した場面は観察会にうってつけのシーンでした。


 こうして観察した野鳥はこのチェックシートに書き込んでいきます。これは(公財)日本野鳥の会秋田県支部が観察会の度に使用しているチェックシートで、県内で観察記録のある全ての種が網羅されており、表裏合わせて349の野鳥の名前が記載されています。
 これだけでも資料価値の高いものだと思いますが、野鳥観察会の鳥合わせにも、非常に使い勝手の良いものでした。チェックが楽で、そこから観察場所の特性が見えたり、過去の観察記録を比較したりするのにも便利でした。

 また観察会を通して、(公財)野鳥の会秋田県支部の方が様々なアドバイスや情報提供をしてくれたりと、とても良い雰囲気の観察会でした。初めて野鳥観察会に参加されたという方も、『面白くて勉強にもなった』と満足して頂けたようでした。



 今回の野鳥観察会に参加して下さった皆様、ありがとうございました。またお会いできるのを楽しみにしています。また様々な調整をしてくださった支部のスタッフの皆様、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。


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2014年06月19日男鹿市戸賀海岸にて『海岸漂着ごみ調査』実施しました 

秋田 足利 直哉

 夏至が近づいてきて日の長さを感じている今日この頃、梅雨の中休みで野外活動がしやすい日が続いている秋田県内です。
 そんな中ですが本日、秋田海上保安本部が主体となって男鹿市戸賀海水浴場で実施した『海岸漂着ごみ調査』に参加してきました。



 この調査に協力してくれたのは男鹿市立北陽小学校の4年生から6年生までの26名の児童達と各クラスの担任の先生ら6名。それに秋田海上保安本部の職員10名と秋田自然保護官事務所の2名が一緒になって、砂浜が広がる海水浴場に漂着したごみを拾って、種類や重さなどを調べました。


 普通のクリーンアップでは各自がゴミ袋を持ってひたすらごみを拾い集めて、とにかくその場所をキレイにする事を目指しますのが通常ですが、今回は調査も兼ねてますので少人数の班に燃えるごみと燃えないごみの袋が1枚ずつと、ごみの種類などを書き込むチェックシートが配布されます。
 児童達は海岸に漂着しているごみを手に取って、もとはどんな物だったか?何で出来ているか?などを考えながらチェックシートに書き込んでいきます。分からないときは先生や海上保安本部の職員らに聞きながら書き込んでいました。

 
 私もごみ袋を持ってお手伝いしながらごみを拾っていきましたが、実に色々なものがありました。目立ったのは漁具のほか、容器や包装袋などの日常生活の中ででたであろうごみでした。そして中には日本語ではない言語が記載されたごみもありました。
 そうして集めたごみは各班1袋では足りず・・・また、袋に入りきらない大きさの物も多くありました。そして集めたゴミはすべて、重量測定をします。その結果、今年集めたゴミはおよそ60㎏。ちなみに昨年が約30キログラムだったそうですからざっと2倍の重さでした。
 
 集めたゴミを前に今日の活動を振り返る時間では、児童の代表からは『これからも自分たちの住む地域をキレイにしていきたい』という思いが語られ、海上保安本部の担当からは『海は世界の国々と繋がっているから日本で捨てたゴミが他の国を汚すことになるかも知れない。先ずはごみをポイッと捨てないこと。』と海で活動する方らしい話があり、当事務所の瀬川保護官からは『ごみは野生動物たちに思わぬ被害を与えてしまうこともある。ゴミを拾うことは野生動物たちを守ることにも繋がる』とこれまた鳥獣保護区をあずかる保護官らしい話をさせていただきました。


 では、この活動が行われた戸賀海水浴場はどうなったでしょうか?上の写真が活動前(before)のもの。下の写真が活動後(after)に撮った同じ場所の写真です。



 活動前は大きな容器などが散乱していましたが、わずか30分の活動時間でこんなにキレイになりました。


 そして自分たちがキレイにした海岸で記念撮影。海上保安本部の方に促されて全員で敬礼していました。満足感も相まってか、凛とした児童達の表情が印象的でした。

 参加してくれた児童達は今日の活動をどう感じていたんでしょうか?今日の活動は彼らにどんなインパクトを与えたのでしょうか?

 願わくば・・・今日の活動から、自分が住む地域のキレイな景色を守り続ける為、そして海で繋がっている世界の国々で暮らす人々へ思いを巡らせ、同じ地球に暮らす動物たちへも思いを馳せて、日常生活の中でごみを一つでも減らすように気を付けてくれたら嬉しいな~と思っています。

 
 

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2014年06月06日アクティブレンジャー写真展始まりました

秋田 足利 直哉

 本日、「秋田県を含む東北北部が梅雨入りしたとみられる」と発表されました。通勤時に雨に降られて『今日って雨が降る予報だったっけ?』と思ったのは梅雨入りの影響だったんですね。



 今日の日記は、秋田自然保護官事務所管内で始まった東北アクティブレンジャー写真展の話です。会場は日頃業務で様々な連携をさせて頂いている秋田県環境と文化のむらの自然ふれあいセンター1階研修室。この会場では2011年から始めて4年目の開催になります。


 施設の外観と入り口の様子です。この建物、この入り口を目印にしてお越しください。駐車場は施設入り口付近に大きな駐車場があります。そこから坂を登っていくとこの光景が見えてきます。


 入り口横には管内で開催中の企画展のチラシが掲示してあります。現在は(公財)日本野鳥の会秋田県支部の写真展『あきたの野鳥』と五城目町在住+αの有志達で実施する写真展『五城目の野鳥』が同時開催中です。


 そうした長年写真を撮り続けている方々の撮影した写真を集めた写真展の横で、アクティブレンジャー写真展は開催中です。研修室の壁面に10人(現在は一人増えて11人のアクティブレンジャーが東北各地で活動中です)のアクティブレンジャーが業務中に撮りためた写真を一人3枚選んで、合計30枚での写真展です。
 タイトルは『東北の自然 ~いきもの~』です。それぞれが自分なりの”いきもの”の写真を選んでます。”いきもの”には植物や菌類なども含まれていますし、それを連想させる物などもありますが、そこは「自分なり」のいきものということで・・温かい目でご覧ください。



 この写真展、実は各アクティブレンジャーがイチオシ・ニオシ・サンオシと写真にオススメ順位を付けているのです。ちなみにこれは私の写真ですが、イチオシは一回り大きな写真で一番上に掲示。ニオシは黒い額の写真で掲示位置も中間。サンオシは木製で白いマットの額で、掲示位置が一番低くなってます。
 各アクティブレンジャーがなぜこれを、この順番で推しているのか?そんな事も想像しながらご覧頂くのも一興かと思います。



 そしてこの写真展の様子ですが、なんと!!本日のNHK秋田放送局の番組で紹介されました。私もインタビューに答えてます。自分が展示作業をした写真をテレビ画面を通じて見るというのは、おもしろい物でなんか写真のグレードが上がったんじゃ無いか?って思うほどでした。
 テレビ効果も相まってたくさんの方々にご覧頂ければ嬉しいです。皆様のお越しをお待ちいたしております。

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2014年06月02日森吉山野生鳥獣センター開館延期のお知らせ

秋田 足利 直哉

 いよいよ6月。東北の山間部にも春が来て、この時期は各所で山開き、湖水開き、施設の開館など様々始動し始める時期です。
 本来であればこの週末、当事務所でも森吉山野生鳥獣センターの開館準備などに忙しくし過ごし、この日記で開館のお知らせをするのが恒例なのですが・・・今期は残念な事に森吉山野生鳥獣センターなどがある森吉山麓高原へのアクセス道路が融雪時に大きな被害を受けたため現在通行禁止の措置がとられているため、立ち入ることさえ出来ません。


 今期は積雪が多かったようで、この時期でも道路沿いに若干の残雪を見ながら奥森吉方面へ向かうと・・・市道大印ノロ川線入口にこの様な注意看板が設置されていました。

 森吉山野生鳥獣センターまでの全長10キロの道のりのうち4キロ地点の西ノ又橋までしか通行が出来ない事が書かれています。
 
 そして、4キロ地点にある西ノ又橋に来るとこの様な状態です。まだ諸手続の最中なのでしょうか?橋の復旧工事自体は行われていませんがこの様に通行止めになってます。ちなみにこの先では路肩の崩落現場の復旧工事が行われています。

 この情報は道路管理者である北秋田市のホームページにも掲載されていますので、場所等はそちらをご覧ください。
 この西ノ又橋の仮復旧につきましては現在6月末日までに終える予定となっています。そこから電気や水道等のライフラインを確保する作業を実施して、森吉山野生鳥獣センターの開館となります。具体の開館日が決まり次第、この日記でもお伝えしたいと思いますのでもうしばらくお待ちください。

 この影響で、6月8日(日)に予定していた(公財)日本野鳥の会秋田県支部と共催で実施する野鳥観察会は中止となりました。また6月に森吉山野生鳥獣センターで実施を予定していた同会会員による写真展『あきたの野鳥』も中止となりました。既にお申し込み頂いてました皆様には大変申し訳ありませんがご了承ください。


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