ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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仙台

257件の記事があります。

2017年02月10日北へ帰る準備

仙台 鎌田 和子

こんにちは!仙台自然保護官事務所の鎌田です。しばらく、日記投稿を控えておりました。

渡り鳥がやってきたと情報を流してから、間もなく高病原性鳥インフルエンザの流行となり、宮城県でもマガンから高病原性鳥インフルエンザのウィルスが検出され、巡視や検査に追われておりましたが、宮城県に出ておりました野鳥監視重点区域が2月4日をもって解除になりました。少し、ほっとしました。

秋田自然保護官事務所の足利さんから、厳しい冬の渡り鳥たちの様子が報じられましたので、こちらからは、北帰行を間近に控えたハクチョウやオオヒシクイの様子をお伝えいたします。

伊豆沼の一角に集まっているのは、オオハクチョウ、オオヒシクイです。例年より伊豆沼・内沼の水位が低くなっているためオオハクチョウは、沼に繁茂するハスのレンコン堀り、オオヒシクイは、名前の通り、ヒシ実を食べるのに集まってきています。

オオハクチョウは、逆立ちしてお尻をあげて、レンコンを食べています。時折、顔を上げると首から頭は泥だらけになっています。

ヒシの実は殻は固く両端に刺があるのですが、パクパククチバシを器用に使い刺を取り除いて食べているのを見ると、名前の由来の通りのしぐさでヒシクイだなと実感できます。私たちが大きな飴玉を口の中でコロコロするようにして食べている姿を観察することができます。

 

 

内沼のオオハクチョウは、食事を終えて、まったりと岸で休んでいます。

 

内沼のオオヒシクイの群れ、気持ち北の方向を眺め、北のにおいをかいでいるように見えます。いつになったら北帰行を始めようか、観天望気というところでしょうか。

 

宮城県北部に位置する伊豆沼・内沼、蕪栗沼・周辺水田、化女沼の3つの国指定鳥獣保護区の渡り鳥たちは、しっかり食事をして、元気に北に帰る準備をしています。

気の早い群れは、北に向かいだしているようです。間もなく、そして静かな沼に戻るのかと思うと寂しいところですが、今年の一番の願いは、「北帰行、みんなが無事に」、鳥インフルエンザで倒れることなく、家族とはぐれることなく、元気に故郷に帰ってほしいと願っています。

まだまだ、鳥インフルエンザは流行中です。油断せず、巡視してまいります。

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2016年12月01日「わたり鳥の日」イベント開催のお知らせ

仙台 鎌田 和子

こんにちは!仙台自然保護官事務所の鎌田です。

平成28年12月4日(日)に仙台市八木山動物公園ビジターセンターに於いて、「わたり鳥の日」と題してイベントを開催いたします。午前11時から午後2時までの短い時間ですが、八木山動物公園のシジュウカラガンのお話しや、宮城県北部のラムサール条約湿地の渡り鳥のこと、湿地のめぐみでクラフト体験などを企画しています。詳しくは、仙台市八木山動物公園のホームページでご確認いただけます。

12月4日には、ぜひ、仙台市八木山動物公園にお越しくださいませ。

 

  

 栗原市から、くりはらツーリズムネットワークの皆さんがヨシのコースター作りやしめ飾りのクラフト体験、数量限定になりますが、教えていただけます。

 また、12月2日から27日まで、東北アクティブレンジャー・アクティングレンジャー写真展を八木山動物公園ビジターセンター内で開催します。東北の国立公園や鳥獣保護区などの魅力を、アクティブレンジャー・アクティングレンジャーの写真で紹介します。こちらも是非ご覧ください。

 

 

 

 

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2016年10月24日蕪栗沼クリーン作戦

仙台 鎌田 和子

こんにちは、仙台自然保護官事務所の鎌田です。

初雁情報から1ヶ月が過ぎ、伊豆沼や蕪栗沼周辺では、沢山のマガンが飛び交っています。沼周辺、田んぼ、上空、どこにでもマガンがいる、その鳴き声に混じりオオハクチョウの大声も響き渡るそんな季節となりました。それはそれはにぎやかです。

 

毎年恒例になっている大崎市田尻観光協会主催「蕪栗沼クリーン作戦」に参加してきましたので報告いたします。

 

クリーン作戦の主力は、地元大貫小学校の5年生、6年生の皆さんです。開催日を休日から平日に変更してから授業の時間を割いて参加しています。そして蕪栗沼に関わる皆さんと一緒に蕪栗沼に通じる道路の清掃活動をしてきました。私たちの清掃状況を見守るかのように上空をマガンが飛んで行きます。

 

 

 

上の写真が2016年今回、そして下の写真は2010年のものです。ゴミの量が減っているなと思いませんか。継続している結果でしょうか。それとも・・・・。いつか、ゴミを道端に捨てる人がいない、ゴミゼロになったらと願っています。

クリーン作戦に参加の皆様、お疲れ様でした。

 

 

私たちが清掃活動をしているころのマガンの群れです。写真を拡大すると奥にも無数のマガンが飛んでいるのがわかります。

伊豆沼や蕪栗沼周辺に渡ってきているガン類は合わせて10万羽を超えているようです。これからまだまだ増える予定です。

 

ガン類の朝の飛び立ち、日中の田んぼでの行動、ねぐら入り、一日を通して、越冬するガン類の観察ができます。ぜひ、宮城県北部3つのラムサール登録湿地にいらして、ガン類の日本最大の越冬地を堪能してみてはいかがでしょうか!

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2016年09月21日初雁情報

仙台 鎌田 和子

こんにちは!仙台自然保護官事務所の鎌田です。

やってきましたよ、マガンが!ここ国指定伊豆沼鳥獣保護区では、9月10日前後から鳥獣保護区管理員情報が入っていましたが、ついに9月14日、稲刈りの終わった田んぼに7羽が降り、初雁の確認となりました。平年より7日、昨年より5日早いとのことでした。

早速私も、9月16日に確認してきました。毎年、なぜかこのエリアに舞い降りる、たった1枚の田んぼだけ稲刈りがなされています。そこにマガンの群れが休んでいました。マガンはどうやって稲刈り情報を得ているのだろうか?いつも不思議に思いながら、初雁の季節を迎えます。

 

 

 

写真中央、帯状にマガンがいます。数えたら110羽でした。これから稲刈りがどんどん進み、それに合わせるかのように次から次と飛来します。今日はどのくらい増えていることでしょう?

今シーズンも何事もなく、無事にガンカモ類には越冬してもらいたい、そんな思いをこめて、お帰りなさい。

 

 

ガンカモ類が飛来する季節は、多くの方が観察にいらっしゃいます。沼の周辺は田んぼが広がり、農道は狭いところも多くあり、交差するのも大変な場合もあります。是非、ゆずりあいの優しい気持ち、ゆとりを持ってマナーを守り、観察をお願いいたします。

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2016年08月10日伊豆沼・内沼 「はすまつり」開催中

仙台 鎌田 和子

こんにちは!仙台自然保護官事務所の鎌田です。

今日は、お盆も間近に迫ってまいりましたので、ぜひ皆様を極楽浄土の世界にご案内いたします。

国指定伊豆沼鳥獣保護区の伊豆沼・内沼では、7月下旬から「はすまつり」が開かれており、連日大盛況です。ハスの花も見頃を迎えております。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

極楽浄土を体感するには、遊覧船(有料)をおすすめいたします。船着場は、伊豆沼に2ヵ所、内沼に1ヵ所ありますので、お好みの場から乗船ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

写真の通り、見渡す限りハスに覆われているのですが、陸からは遠くにピンクの花と葉を見ることにとなります。船であれば、航路沿いで間近にハスの花を写真撮影もできるし、極楽浄土を身近に体験できること請け合いです。船頭さんのガイドと今朝咲きたての花を紹介していただけます。おすすめですよ。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

おすすめはハスだけではありません。沼で見ていただきたい花を二つ紹介いたします。

一つ目は、遊覧船に乗船すると、ハスの花より、水面スレスレに小さな白い花が一面に咲いているところがあります。これは、ガガブタの花、聞きなれない花の名ですが、水面に鏡で蓋をした見たいに覆うことから名がつきました。近年、ハスの繁殖力が旺盛なため、在来種であるガガブタの群生を見る機会が減少しています。しかし、今年は、昨年よりガガブタの花が多いように感じられます。チャンスです。

 

 

 

 

 

 

 

  

 

次におすすめするのは、私の一押しです。沼周辺の水路を埋める黄色い花、アサザです。今、沼や田んぼ、水路といった湿地は、お花畑となっています。

冬と違った華やかな伊豆沼・内沼をお楽しみください。「はすまつり」は8月31日までとなります。

ハスの花には一番発色の美しい時間帯があります。それは、午前8時ごろ、いつか船頭さんから教えていただきました。お盆休みにぜひ出かけてみてはいかがでしょうか!

伊豆沼・内沼にお出での際は、宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター、栗原市昆虫館、登米市淡水魚館の3つの施設がありますので是非お立ち寄りください。

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2016年05月26日伊豆沼外来魚駆除 今年もスタート

仙台 鎌田 和子

こんにちは!仙台自然保護官事務所の鎌田です。

 

今年も国指定伊豆沼鳥獣保護区の伊豆沼でオオクチバスやブルーギルの駆除活動「バス・バスターズ」がはじまりました。地元やNPO、高校生など多くの人々が協力して、人工産卵床に産み付けられた卵や、稚魚掬いなど、春から初夏にかけて集中して行うもので、今年は5月22日から6月29日までの毎週日曜日に行われる初日に参加してきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

バス・バスターズの面々は、事前に設置してある人工産卵床の産卵の有無の確認、三角網で稚魚の群れ探しなどを行いました。この日は、人工産卵床1基で産卵を確認。稚魚の群れも確認、一網打尽?になるよう、丁寧に三角網で掬いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年5月のAR日記では、150基の人工産卵床のうち、17基に産卵を確認していました。今年は、5月22日に産卵の確認1基のみでした。これは長年のバスターズの取り組みの成果だとおもいます。

 

東北地方環境事務所の業務でも外来魚駆除等の事業を行っていますが、2重3重の駆除活動で伊豆沼が昔のような在来魚が多く見られる沼に回復することを願っています。希望の光は、昨年秋、ゼニタナゴが伊豆沼で19年ぶりに確認されました。また今年も確認されることを願って!

バス・バスターズのメンバーも同じように願っていることでしょう。皆様、お疲れ様でした。

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2016年04月06日なすびさんゴールと東北の新メンバー紹介

仙台 鎌田 和子

こんにちは!仙台自然保護官事務所の鎌田です。いよいよ新年度がスタートしました。

毎年、この季節は、卒業、ゴール、入学、入社、スタートなどの言葉が入ることがらが多いと思います。

まずは、ゴールの情報を一つお伝えいたします。すでにフェイスブックなどでもご承知と思いますが、「みちのく潮風トレイル」青森県八戸市蕪島を11月にスタートしたなすびさんがコツコツ歩いて3月27日に福島県相馬市松川浦環境公園(南の玄関)にゴールしました。

この日は、「第2回みちのく潮風トレイル・ウォーキングinそうま -春-」が開催され、6㎞を大勢のみなさんが歩き、なすびさんのゴールを待ちました。

ゴールするなすびさん、そして「みちのく潮風トレイル 踏破達成証明書」が渡されました。

ゴール後は取材陣の取材や、記念撮影など大にぎわいでした。少し落ち着いてから、応援してくださったみなさんからのメッセージや、トレイルルートで出会ったみなさんと撮影した写真を見て、笑顔のなすびさんです。なすびさんも、新たな目標に向けてスタートしたそうです。

東北の新アクティブレンジャーを紹介します。

4月1日、東北地方環境事務所では新アクティブレンジャーが辞令をいただき、各自然保護官事務所に配属なりました。

写真左上から、鹿角ROの髙橋麻記子さん、十和田ROの阿保 聡さん、西目屋ROの髙澤和大さん、

左下から、大船渡ROの坂本麻由子さん、盛岡ROの工藤紀恵さん、羽黒ROの古川望さんです。

これから各地でお世話になります。どうぞ、よろしくお願いいたします。

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2016年03月23日なすびさんと歩いた国指定仙台海浜鳥獣保護区

仙台 鎌田 和子

こんにちは、お久しぶり!仙台自然保護官事務所の鎌田です。

何と、今年初めての日記です。はずかしいな!ちゃんと仕事はしていたのですが、日記にしたためることができないでいました。ごめんなさい。

今日は、みちのく潮風トレイルのルートを歩いているなすびさんと私も歩いたので報告いたします。

これまで三陸復興国立公園を11月から歩かれていましたが、3月20日仙台市に到達いたしました。待ち合わせは、仙台市JR仙石線中野栄駅で午後1時。名取市閖上のメイプル館まで歩きます。いざ出発です。

仙台市のルートはまだ決まっていませんので、私のよく知っている国指定仙台海浜鳥獣保護区を一緒に歩くことにしました。震災前のこと、震災直後のこと、いろいろ話しながら歩きました。

まずは、蒲生干潟の日和山に登っていただきました。ほんの数秒で登頂です。なすびさんらしい笑顔でポーズをしていただきました。

荒浜では、震災で亡くなられた方々に長く長く手を合わせておりました。ここまでの間には、神社やお地蔵様いたる所で手を合わせ、なすびさんの優しさを感じました。

なすびさんは、みちのく潮風トレイルの公式フェイスブックに歩きながらその日、その時の様子を伝えながら歩いています。ですから、県道10号線を歩いていると、ダンプのクラクションや、車の窓を開けて、「なすびさん、応援しています。」「がんばって!」声援がありました。また、車を引き返して、わざわざ車を止めて、差し入れまで、それはそれは、なすびさん効果です。声援は、私の脚にも力を与えてくれます。沿道の人々の声は、遍路さんのお接待のようにも感じられました。「なすびが歩く みちのく潮風トレイル」を多くの皆さんに見ていただいていることも実感しました。

午後1時から歩き続け、間もなく5時20分、名取市との境近くの井土浦、名取大橋近くで歩いているなすびさん。

スピードは、私に合わせて、いつもよりゆっくり目のようです。予定していた6時に名取市閖上のメイプル館に到着です。早速、フェイスブック用に写真をパチリです。

日が長くなってきたとはいえ、すっかり暗くなり、閖上の日和山のあずまやで一休み、5時間、約25㎞を一緒に無事歩くことができました。なすびさんありがとうございました。

そして、応援してくださった沿道の皆様、ありがとうございました。

なすびさんは、今日も宮城県沿岸南部を歩いています。フェイスブックをチェックしてみてください。

https://www.facebook.com/nasubi.michinoku.trail/

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2015年12月07日ラムサール条約登録記念に沸く、伊豆沼、蕪栗沼

仙台 鎌田 和子

こんにちは!仙台自然保護官事務所の鎌田です。

宮城県北部に位置するラムサール条約登録湿地3つのうち、伊豆沼・内沼は30周年、蕪栗沼・周辺水田は10周年を迎えることから、それぞれの地域で記念行事が開催されましたので、紹介いたします。

11月22日、大崎市主催「大崎市ラムサールフェスティバル2015」が大崎市田尻文化センターで開催されました。

ラムサールフェスティバルに先駆けて11月21日には、「マガンがつなぐラムサール条約湿地を巡るバスツアー」があり、化女沼、伊豆沼、蕪栗沼の3つを巡るもの、蕪栗沼でねぐら入りを観察するコースです。(写真左上)蕪栗沼に帰ってくるマガン達に、参加者の歓声が響きました。

ラムサールフェスティバル当日は、蕪栗沼が校歌に出てくる大崎市立大貫小学校の児童校歌斉唱から始まり、基調講演「蕪栗沼や田んぼの役割と魅力について」鷲谷いづみ氏、絵本朗読、東北のラムサール登録湿地の子どもたちから見た「蕪栗沼・周辺水田」のお宝、パネル討論「蕪栗沼・周辺水田の今後の10年の展開について」様々な立場のみなさんによって討論が行われました。終了したとき、文化センター上空をガンたちが群れなして、蕪栗沼に帰っていく時間でした。

11月28日、宮城県自然保護課主催「伊豆沼・内沼感謝祭」が宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンターで開催されました。

こちらは、栗原市、登米市の伊豆沼・内沼に縁のある産物販売や、地元で関わる様々な方から「伊豆沼・内沼を語る」と題してリレートーク、昔のことや、これからを考えるトークが行われたり、「ワイズユース・賢明な利用」をワークショップで、クズでかご作り、稲わらでしめ飾り、ヨシでランチョンマットなど沼周辺の植物の活用を来館者の皆さんが体験しました。一日の終わりは、伊豆沼のねぐら入りを来館者と観察して感謝祭は終わりました。

どちらのラムサール登録記念行事は、宮城県北部の3つのラムサール登録湿地の自然の豊かさを後世につなげる必要性を感じたと思います。

「お知らせ」

お待たせいたしました、仙台自然保護官事務所管内の「アクティブレンジャー写真展 四季」を12月1日から1月15日まで、仙台市八木山動物公園ビジターセンターで開催中です。

12月6日には、仙台市地下鉄東西線が開通しました。八木山動物公園駅は日本一標高の高い地下鉄駅だそうです。地下鉄を利用してお越しください。お待ちしております。

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2015年10月02日お帰りなさい!渡り鳥の季節

仙台 鎌田 和子

こんにちは、仙台自然保護官事務所の鎌田です。

今日は、秋の渡り鳥の様子をお伝えします。

宮城県北部栗原市、登米市に位置する国指定伊豆沼鳥獣保護区では、現在次から次とマガンやオオヒシクイ、カモ類が伊豆沼・内沼をめがけて飛来しています。

9月19日に、初雁14羽が確認され、写真は9月25日、68羽でした。この時は、周囲の田んぼもまだまだ稲刈りは進んでおらず、マガンの声も聞こえない静かな田園風景でした。

10月1日の伊豆沼です。四方の空からマガンが沼に降りてきます。車の窓を開けると、マガンの声が響いてきます。思わず、空に向かって、「お帰りなさい!」声を掛けていました。

稲刈りを終えた田んぼにもこの通り、マガンでいっぱいです。伊豆沼周辺だけでちょっと数えてみたら17000羽位になりました。先週カウントした68羽が250倍です。これからまだまだ増えていきます。

マガンの季節の始まりです。当然、観察の方もこれから多く訪れることになります。是非、見ていただきたいと思いますが、観察ルールを守って、人にやさしく、野鳥に優しく、ゆずりあいの精神で、楽しく観察できるようにお願いいたします。

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