仙台
257件の記事があります。
2007年11月19日大きな鳥達も受難です。
仙台 三宅 源行
ご無沙汰しておりました。
仙台アクティブレンジャーの三宅です。
ちょっと暗い話題です。
先日、蒲生干潟で大型のシギの仲間、オオソリハシシギを1羽見つけました。
このシギ、仙台でこの時期に見かける事は少なく、珍しいなぁと思ってよく見ると・・・。
右足の先が途中からありません。
こちらの写真も以前、同じく蒲生で見つけました。
「ウミネコ」というカモメの仲間が翼に釣り糸を絡ませて死んでいました。
「オオソリハシシギに何があったのか」は実際には分かりませんが、このウミネコの様に足に釣り糸が絡まって、足を失ったのかもしれません。
蒲生を含む海岸で、使い古されたり、木や岩に引っかかって切れた釣り糸が放置されていることがあります。たったそれだけで、失われる命があります。
釣り糸は捨てない、放置しない!是非お願いしたいと思います。
ただ、足を失ったオオソリハシシギは器用に餌をとっているようでした。
無事、越冬地へと旅立てると良いのですが・・・。
そうそう、足利さんへ
足利さんが見つけた「小鳥の羽」
私も図鑑で調べたところ、「アトリ」に一票!
たまたま、鳥類調査から漏れていたのかもしれません。
仙台アクティブレンジャーの三宅です。
ちょっと暗い話題です。
先日、蒲生干潟で大型のシギの仲間、オオソリハシシギを1羽見つけました。
このシギ、仙台でこの時期に見かける事は少なく、珍しいなぁと思ってよく見ると・・・。
右足の先が途中からありません。
こちらの写真も以前、同じく蒲生で見つけました。
「ウミネコ」というカモメの仲間が翼に釣り糸を絡ませて死んでいました。
「オオソリハシシギに何があったのか」は実際には分かりませんが、このウミネコの様に足に釣り糸が絡まって、足を失ったのかもしれません。
蒲生を含む海岸で、使い古されたり、木や岩に引っかかって切れた釣り糸が放置されていることがあります。たったそれだけで、失われる命があります。
釣り糸は捨てない、放置しない!是非お願いしたいと思います。
ただ、足を失ったオオソリハシシギは器用に餌をとっているようでした。
無事、越冬地へと旅立てると良いのですが・・・。
そうそう、足利さんへ
足利さんが見つけた「小鳥の羽」
私も図鑑で調べたところ、「アトリ」に一票!
たまたま、鳥類調査から漏れていたのかもしれません。
2007年05月09日ダイサギ
仙台 三宅 源行
仙台のアクティブレンジャー、三宅です。
先日、蕪栗沼・周辺水田鳥獣保護区へ行ってきました。
首をぬぅっと伸ばしながら、獲物をねらっている大きな白いサギを見つけました。
昨年の秋にも紹介しました、ダイサギです。
ダイサギ
でもよく見ると、秋とはなにか違う事に気付きます。
秋に撮影したダイサギ
まず、くちばしの色が変化しています。また、下の拡大した写真で比べると、目の周りの皮膚の色が鮮やかな緑色になっています。
秋 春
春になると、彼らはオスもメスもこの様に体の色を変化させ、恋の季節を迎えます。
なにがどうなって、こんな鮮やかなミドリ色になるのか、本当に不思議です。
先日、蕪栗沼・周辺水田鳥獣保護区へ行ってきました。
首をぬぅっと伸ばしながら、獲物をねらっている大きな白いサギを見つけました。
昨年の秋にも紹介しました、ダイサギです。
ダイサギ
でもよく見ると、秋とはなにか違う事に気付きます。
秋に撮影したダイサギ
まず、くちばしの色が変化しています。また、下の拡大した写真で比べると、目の周りの皮膚の色が鮮やかな緑色になっています。
秋 春
春になると、彼らはオスもメスもこの様に体の色を変化させ、恋の季節を迎えます。
なにがどうなって、こんな鮮やかなミドリ色になるのか、本当に不思議です。
2007年04月17日よろしくお願いします。
仙台 三宅 源行
今年度も仙台でアクティブレンジャーとして頑張っていきます。
よろしくお願い致します。
さて、先週末に仙台の市街地周辺の公園へ行ってみると、ちょうど桜の見頃を迎えていました。
メジロ
ヒヨドリ
鳥たちの姿が隠れてしまうほどの満開の桜の中で、メジロやヒヨドリ達が顔を花粉で黄色くして、忙しく蜜を吸っていました。
当初「桜と鳥」というイメージの写真を狙い、やっと鳥の体全体が写った写真が撮れたのは、日も傾いた頃、葉桜に止まったメジロでした。
周りでは、アルコールも入りいよいよ盛り上がってきた時間に撮ったのですが、そうとは思えないほど静かに見えませんか。
私が「いいなぁ・・・」とニンマリする瞬間です。
「生き物達が生きる世界をのぞき見る」
その楽しさがこの日記から滲み出ればいいなと思って書いていきます。
どうぞよろしくお願い致します。
よろしくお願い致します。
さて、先週末に仙台の市街地周辺の公園へ行ってみると、ちょうど桜の見頃を迎えていました。
メジロ
ヒヨドリ
鳥たちの姿が隠れてしまうほどの満開の桜の中で、メジロやヒヨドリ達が顔を花粉で黄色くして、忙しく蜜を吸っていました。
当初「桜と鳥」というイメージの写真を狙い、やっと鳥の体全体が写った写真が撮れたのは、日も傾いた頃、葉桜に止まったメジロでした。
周りでは、アルコールも入りいよいよ盛り上がってきた時間に撮ったのですが、そうとは思えないほど静かに見えませんか。
私が「いいなぁ・・・」とニンマリする瞬間です。
「生き物達が生きる世界をのぞき見る」
その楽しさがこの日記から滲み出ればいいなと思って書いていきます。
どうぞよろしくお願い致します。
2007年02月06日蒲生干潟
仙台 三宅 源行
こんにちは
仙台アクティブレンジャーの三宅です。
先日の大潮の日、干潮になった仙台海浜鳥獣保護区の蒲生干潟へ行ってきました。
すると、シギやチドリの仲間がたくさんいるではないですか!
全部合わせて、約50羽!
みんな食物であるゴカイの仲間をさがすのに一生懸命です。
おなかまで水に浸かるような所まで来るハマシギ、余り深いところまでは来ないミユビシギ、完全に水が干上がった地面で走り回りながら餌を探すシロチドリ達。
20?30年前、蒲生干潟で多いときには数百羽を超えるシギやチドリ類が見られたそうですが、私は久しぶりに数十羽の群を見ました。
「シギやチドリの仲間はみんな同じ種類に見えてしまう。」といった事を良く聞きます。
私もそうだったのですが、種類はなんだろうなぁ?と思いながら、彼らのちょこまかとした仕草を見ていると時間を忘れて・・・現在に至ります。
群で飛ぶ姿もきれいです!
因みにOが無いのがハマシギ、青Oがミユビシギ、赤Oがシロチドリです。
あともう一羽青Oのミユビシギが隠れているのですが、分かるでしょうか?
ヒントはクチバシの長さ・・・。
仙台アクティブレンジャーの三宅です。
先日の大潮の日、干潮になった仙台海浜鳥獣保護区の蒲生干潟へ行ってきました。
すると、シギやチドリの仲間がたくさんいるではないですか!
全部合わせて、約50羽!
みんな食物であるゴカイの仲間をさがすのに一生懸命です。
おなかまで水に浸かるような所まで来るハマシギ、余り深いところまでは来ないミユビシギ、完全に水が干上がった地面で走り回りながら餌を探すシロチドリ達。
20?30年前、蒲生干潟で多いときには数百羽を超えるシギやチドリ類が見られたそうですが、私は久しぶりに数十羽の群を見ました。
「シギやチドリの仲間はみんな同じ種類に見えてしまう。」といった事を良く聞きます。
私もそうだったのですが、種類はなんだろうなぁ?と思いながら、彼らのちょこまかとした仕草を見ていると時間を忘れて・・・現在に至ります。
群で飛ぶ姿もきれいです!
因みにOが無いのがハマシギ、青Oがミユビシギ、赤Oがシロチドリです。
あともう一羽青Oのミユビシギが隠れているのですが、分かるでしょうか?
ヒントはクチバシの長さ・・・。
2007年02月02日冬の渡り鳥観察会?今年の冬は二本立て!動物園と蕪栗沼で見てみよう?
仙台 三宅 源行
1本目に続き、2本目も無事終了しました。
1週間前の天気予報では「大雪」、その後「晴れ」に変わったり「雨」に変わったりと、やきもきさせられましたが当日はなんとか天気に恵まれて、観察会を行うことができました。
蕪栗沼の保全活動をしているNPO、蕪栗ぬまっこくらぶの方に講師をお願いし、蕪栗沼の周辺にある田んぼで、落ち穂や草を食べるマガンを観察しました。
参加者の方「餌付けをしていないんですよね?」
講師「餌を与えなくても、これだけの数のマガンを養えるだけの餌が周辺の田んぼにはあるんです。」
観察会終了間際にマガン達が沼へと戻り始め、頭上を飛んでいきました。
マガンの戻りが遅かった事もあり、参加者の方から感想などを詳しく聞けなかったのが残念でした。また、運営の面などでバタバタしてしまった点もありましたが、「楽しかった」「勉強になった」「別の機会で観察会をやる時は連絡して欲しい」など、私たちスタッフとしても嬉しい感想を聞くこともできました。
最後に、2週間に渡って観察会に参加して頂いた皆さま、お疲れ様でした。
※今回の観察会の様子は、仙台市八木山動物公園のホームページにも掲載されています。
第1回観察会(動物園会場)
第2回観察会(蕪栗沼会場)
1週間前の天気予報では「大雪」、その後「晴れ」に変わったり「雨」に変わったりと、やきもきさせられましたが当日はなんとか天気に恵まれて、観察会を行うことができました。
蕪栗沼の保全活動をしているNPO、蕪栗ぬまっこくらぶの方に講師をお願いし、蕪栗沼の周辺にある田んぼで、落ち穂や草を食べるマガンを観察しました。
参加者の方「餌付けをしていないんですよね?」
講師「餌を与えなくても、これだけの数のマガンを養えるだけの餌が周辺の田んぼにはあるんです。」
観察会終了間際にマガン達が沼へと戻り始め、頭上を飛んでいきました。
マガンの戻りが遅かった事もあり、参加者の方から感想などを詳しく聞けなかったのが残念でした。また、運営の面などでバタバタしてしまった点もありましたが、「楽しかった」「勉強になった」「別の機会で観察会をやる時は連絡して欲しい」など、私たちスタッフとしても嬉しい感想を聞くこともできました。
最後に、2週間に渡って観察会に参加して頂いた皆さま、お疲れ様でした。
※今回の観察会の様子は、仙台市八木山動物公園のホームページにも掲載されています。
第1回観察会(動物園会場)
第2回観察会(蕪栗沼会場)
2007年01月23日2本立て観察会、1本目無事終了!
仙台 三宅 源行
先週土曜日に、仙台市八木山動物公園での観察会が無事、終了しました。
動物公園の獣医さんや、飼育係の方に講師をして頂き、剥製や展示動物を用いて、動物園ならではの解説をして頂きました。
持っているのはシジュウカラガンの剥製。皆さん、メモなどを取りながら熱心に聞き入っていました。
参加者の皆さんには、動物公園特製の「シジュウカラガン写真入り名札」を付けていただいています。
飼育係の方がマガンやヒシクイを抱きかかえて、参加者の目の前での解説。マガンの大きさや、その体重を支えて飛べるだけの羽根の堅さなどを、目で見て、手で触れることで、間近に感じていただけたようです。(手を触れた後は手を洗い、アルコール消毒をしています。)
さて、今週末には2本立ての2本目!
蕪栗沼での観察会です。
1月13日に行われたカモ科鳥類の生息調査では、蕪栗沼で約5万羽弱のマガンがカウントされています。彼らの生息環境に身を置いて観察をし、彼らの生活や、迫力を感じて頂ければと思います。
動物公園の獣医さんや、飼育係の方に講師をして頂き、剥製や展示動物を用いて、動物園ならではの解説をして頂きました。
持っているのはシジュウカラガンの剥製。皆さん、メモなどを取りながら熱心に聞き入っていました。
参加者の皆さんには、動物公園特製の「シジュウカラガン写真入り名札」を付けていただいています。
飼育係の方がマガンやヒシクイを抱きかかえて、参加者の目の前での解説。マガンの大きさや、その体重を支えて飛べるだけの羽根の堅さなどを、目で見て、手で触れることで、間近に感じていただけたようです。(手を触れた後は手を洗い、アルコール消毒をしています。)
さて、今週末には2本立ての2本目!
蕪栗沼での観察会です。
1月13日に行われたカモ科鳥類の生息調査では、蕪栗沼で約5万羽弱のマガンがカウントされています。彼らの生息環境に身を置いて観察をし、彼らの生活や、迫力を感じて頂ければと思います。
2007年01月18日蒲生干潟
仙台 三宅 源行
昨年暮れに蒲生干潟で見かけた あのチドリ について日記に書いた後、ずっと「アレじゃないかなぁ・・・?」と種名が気になっていたのです。
で、年明けの1月10日まだいました。仙台も爆弾低気圧が通過していったのですが、頑張っていたようです。
少しやつれたか・・・。
図鑑などをひっくり返して調べてみると、クチバシ基部の淡色部、太短いクチバシなどなどから
「ハジロコチドリ:数少ない旅鳥」
で良いのではないかと!
一件落着すると、気持ちが良いですね。
以前に一度見たことがあるだけで、久しぶりに見ました。
私物図鑑の「見たことがある鳥チェックリスト」を見ると、下手な字で
「1999年9月19日青森県三沢漁港」
文字を見た途端、その時の情景や仲間達との会話を鮮明に思い出したのですが、
あれから8年も経ったとは・・・。
で、年明けの1月10日まだいました。仙台も爆弾低気圧が通過していったのですが、頑張っていたようです。
少しやつれたか・・・。
図鑑などをひっくり返して調べてみると、クチバシ基部の淡色部、太短いクチバシなどなどから
「ハジロコチドリ:数少ない旅鳥」
で良いのではないかと!
一件落着すると、気持ちが良いですね。
以前に一度見たことがあるだけで、久しぶりに見ました。
私物図鑑の「見たことがある鳥チェックリスト」を見ると、下手な字で
「1999年9月19日青森県三沢漁港」
文字を見た途端、その時の情景や仲間達との会話を鮮明に思い出したのですが、
あれから8年も経ったとは・・・。
2007年01月11日冬の渡り鳥観察会?今年の冬は二本立て!動物園と蕪栗沼で見てみよう!
仙台 三宅 源行
あけましておめでとうございます
早速、告知です。
来る1月20日、27日に
冬の渡り鳥観察会?今年の冬は二本立て!動物園と蕪栗沼で見てみよう!?
を開催致します。
仙台市の八木山動物公園とタッグを組んで、2週に渡り、動物園と蕪栗沼で観察会を行います。野鳥観察の基礎、宮城県で多数越冬する渡り鳥であるマガンなどの生態について、より分かり易く、より楽しい観察会にしたいと考えています。
この日記での告知を忘れていました。
明日12日までの応募受付ですけれども、ふるってご応募ください。
早速、告知です。
来る1月20日、27日に
冬の渡り鳥観察会?今年の冬は二本立て!動物園と蕪栗沼で見てみよう!?
を開催致します。
仙台市の八木山動物公園とタッグを組んで、2週に渡り、動物園と蕪栗沼で観察会を行います。野鳥観察の基礎、宮城県で多数越冬する渡り鳥であるマガンなどの生態について、より分かり易く、より楽しい観察会にしたいと考えています。
この日記での告知を忘れていました。
明日12日までの応募受付ですけれども、ふるってご応募ください。
来る12月15日、22日に
「冬の渡り鳥観察会?冬は二本立て!動物園と蕪栗沼で見てみよう!」を開催致します。
昨年度から引き続き、仙台市の八木山動物公園とタッグを組んで、2週に渡り、動物園と蕪栗沼で観察会を行います。野鳥観察の基礎、宮城県で多数越冬する渡り鳥であるマガンなどの生態について、より分かり易く、より楽しい観察会にしたいと考えています。
10日までの応募受付しております。ふるってご応募ください。