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アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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三陸復興国立公園

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2019年06月03日ニッコウキスゲが咲き始めました

三陸復興国立公園 大船渡 坂本麻由子

みなさんこんにちは。大船渡自然保護官事務所の坂本です。

市街地が晴天でも、「やませ」に覆われて視界は真っ白、涼しい日が多い最近の三陸。

沿岸各地で初夏を告げるニッコウキスゲが咲き始めましたよ!

暖かい南から咲き始めるので、宮城県唐桑半島から広田半島、碁石海岸と順に

キスゲ前線が北上してきました♪

碁石海岸においてはまだまだ蕾がたくさん、あと2~3週間は楽しめそうです。

ニッコウキスゲはやや水分の多い高山帯に群生する植物。

高山でもない沿岸部に見られるのは、「やませ」が一役かっている様子。

  1. ニッコウキスゲ、別名ゼンテイカ。朝開き夕方にはしぼむ1日花。

    その習性からつけられた花言葉は『日々あらたに』。

    この時期、毎朝新しく咲く花に元気をもらえます。

  2. 三陸復興国立公園を代表する初夏の花

    青い海と松林、パッと目を引く山吹色。

    是非この時期の三陸でお楽しみいただきたい景色です。

    1. *おまけ*

    ニッコウキスゲが咲く時期と同じくして、ウミネコの島が賑やかになります。

    三陸沿岸南部にはウミネコの繁殖地になっている小島がたくさん。

    孵ったばかりの雛、見つけられますか?

    卵も雛も見事な保護色。岩の色に溶け込んでいます。

  3. (答え)

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2019年05月29日ウミネコさん抱卵中@蕪島とヤマツツジが見頃@階上岳

三陸復興国立公園 八戸 大友千夏

八戸自然保護官事務所の大友です。

三陸復興国立公園の北の玄関口、蕪島(かぶしま)ではウミネコさんが抱卵真っ盛りで、早くも先週からふ化が始まっています!

今年は例年より菜の花が多く咲き、ウミネコさんにとっては隠れ家になるのかも!?

蕪嶋神社の再建工事はウミネコさんの繁殖期は一時中断しておりますが、

年内に完成予定です。

蕪島休憩所横の遊歩道にも多くの巣がありますが、

ウミネコさんはとても縄張り意識が強いので通る時は注意が必要です!

蕪島休憩所内にはウミネコさんのクイズコーナーがあったり、

ウミネコさんぬいぐるみを抱っこして記念写真を楽しむ事も出来ます!

ウミネコさんの抱卵を間近で見ることができる蕪島ですが、

お越しの際はぜひ蕪島休憩所にもお立ち寄り下さい。

また、お隣の階上町では階上岳が新緑のシーズンに入り、清々しく登山を楽しめるようになりました!

ヤマツツジも見頃を迎え、登山客もいつもより多いように感じます。

(階上岳8合目のヤマツツジ)

6/1(土)・2(日)には鳥屋部登山口で臥牛山まつりが開催されるので、

おまつりもフレッシュな登山もヤマツツジもトリプルで楽しめます!

トリプルです!!!!

ぜひ遊びに来ていただけたらと思います♪

臥牛山まつり.pdf

     ↑おまつりの詳細はこちら。

ジャンボ階上早生そば早食い大会が気になります...

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2019年04月18日春の自然観察会 in 碁石海岸

三陸復興国立公園 大船渡 坂本麻由子

こんにちは。大船渡自然保護官事務所の坂本です。

やっと碁石海岸の桜も開き始めました。

待ちに待っていた春の訪れにワクワクします。

桜の蕾がまだ堅く閉じていた先週末、碁石海岸で自然観察会を行いました。

桜より一足先に見頃になるカタクリを愛でる会です。

パークボランティアの自然解説付きで、いつもの散歩道も発見の場に。

カタクリの発芽から花を咲かせるまでの説明や、春の味覚フキノトウの雄雌など

皆さん身近な植物のなるほど!に耳を傾けていらっしゃいました。

カタクリは花をつけるまでに7~8年要するそうです。

今年咲いているカタクリは震災の年に咲いた花の子孫かもしれませんね。

フキノトウに雄雌があることはご存知でしたか?

雄は花粉を飛ばし終えたら枯れてしまい、背高く伸びているフキノトウはすべて雌。

砂山に生えていたフキノトウを見つけたので根の観察もしました。

そのほか見られた春を告げる花たち。

これから訪れるうららかな春、色とりどりの花が楽しみですね。

今回の観察会では、通常通行止めでいくことができない"トンボロ"という場所へ許可を得てお連れしました。

この場所は大船渡港の湾口防波堤の根元です。

大船渡湾を守る湾口防波堤を目の前にするとその巨大さに驚きます。

震災前と現在の構造の違いなどを聞き、豊かな大船渡湾の成り立ちを学びました。

今回の参加者は地元の皆さんでしたが、知らないことも多かったようで、

このような地元の方が学べる場で今後もお手伝いしていきたいと思いました。

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2019年04月16日三陸復興国立公園・階上岳の山開き安全祈願祭が行われました!

三陸復興国立公園 八戸 大友千夏

八戸自然保護官事務所の大友です。

先日、三陸復興国立公園・階上岳の鳥屋部登山口で、

山開き安全祈願祭が行われました。

今年は例年よりぽかぽかな陽気で、

春らしい天候の下、出席された方々で今シーズンの無事故を祈願しました。

階上岳は6月に全線開通するみちのく潮風トレイルのルートでもあるので、

たくさんの方が訪れ、階上岳を楽しんでいただければと思います!

↑2週間前の7合目付近です。

↑2週間前の頂上です。

まだ少し雪はありますが、多くの方が登っています!

残雪も例年ゴールデンウィーク頃には融けるそうです。

春・夏・秋はもちろん、冬も登る事ができ、

年中たくさんの方が訪れ愛されている階上岳にぜひ登ってみませんか♪

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2019年04月15日復興のシンボル 気仙沼大島大橋開通

三陸復興国立公園 大船渡 坂本麻由子

こんにちは。大船渡自然保護官事務所の坂本です。

新年度早々、雪が降ったり暴風吹き荒れたりと天気も落ち着かない三陸でしたが

4月7日は穏やかな春らしい気候で記念すべき1ページが歴史に残されました。

宮城県気仙沼市の大島と本土を結び、東北初の離島架橋となる気仙沼大島大橋が開通したのです。

地域の方々にはそれぞれの立場で様々な思いがあり、実現までに50年かかった事業です。

地元の悲願が半世紀を経て、東日本大震災からの復興の象徴として実現した形になりました。

島民の利便性向上や島内観光の振興に加え、非常時の緊急輸送路としての役割が期待されます。

大島大橋は長さ356m、本土の鶴ヶ浦と大島の亀山をつないでいることから愛称は"鶴亀大橋"。

2車線車道の片側に歩道が設けられていますので、車だけでなく歩行者も島への行き来ができることに。

気仙沼大島は、気仙沼湾に浮かぶ東北最大級の島で、周囲約24㎞。

この美しい島は、『緑の真珠』と詠われ、島の最高地点亀山山頂からの眺めは絶景です。

周囲の海域も一部、海岸線ほとんどが三陸復興国立公園に指定されていて、

美しい砂浜の海水浴場、鳴き砂の浜、360度パノラマ満天の星空、キャンプ場などなど

見所あふれる自然豊かな島です、今年の夏は気仙沼大島にいかなくちゃ!!ですよ。

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2019年03月08日鳥獣保護区 三貫島(釜石市)へ上陸

三陸復興国立公園 大船渡 坂本麻由子

こんにちは。大船渡自然保護官事務所の坂本です。

先週、国指定三貫島(さんがんじま)鳥獣保護区の調査へ行ってきましたのでその様子をご紹介します。

三貫島は、釜石市箱崎半島の南東に浮かぶ島。

国指定の鳥獣保護区であるのと同時に、島全域が三陸復興国立公園特別保護地区であり、

オオミズナギドリ及びヒメクロウミツバメ繁殖地として国の天然記念物にも指定されています。

また、3種のウミツバメ類「コシジロウミツバメ」「ヒメクロウミツバメ」「クロコシジロウミツバメ」が

同所的に繁殖する場所としては国内唯一だそうです。

この貴重な島は上陸に許可が必要で、誰もが立入れる場所ではありません。

三貫島へはもちろん船で向かいます。

外洋に位置するため、島に近づいて波を確認してから上陸できるかどうかが決まるのですが、

実際、何度、船で沖まで出たのに波が高く上陸できず泣く泣く帰港したことか・・・

この日は過去最高じゃないかと言われるほどのグッドコンディションで上陸できました!

鳥しか住んでいない島、言ってみればほ乳類のいない島です。不思議な、幻想的な空間です。

今回のミッションのひとつは、オオミズナギドリがこの時期に飛来しているかどうか。

オオミズナギドリは夏の繁殖期に合わせて初春に飛来します。

三貫島での調査上、3月上旬の飛来記録があるそうで、2月末に行った今回飛来が確認できれば

調査上最速記録となります。

オオミズナギドリは地面に横穴を掘って巣とします。

左の写真のように、前シーズンの巣穴は使われない期間があるため、落ち葉でふさがれています。

今回、真ん中の写真のように落ち葉がどかされ、使われているらしい巣穴がいくつか見られました。

そして決定的なのは右側の写真。オオミズナギドリの羽と骨。

かわいそうですが、捕食されてからそんなに時間が経っていないものです。

以上より、三貫島では2月末に飛来を確認できたということで、記録を塗り替えたことになります。

オオミズナギドリの面白い生態を少し。

左の写真はタブノキの幹ですが、なにやら刃物で傷つけたような筋が沢山見えますね。

これはオオミズナギドリの引っ掻き跡です。

地表から飛び立つのが苦手な彼らは、高い木に登って飛び降りながら羽ばたくことをするそうです。

木を登るときに爪を立てて走るため、このような引っ掻き跡がつくんですね。

シーズンにはこのジャンプ台に何百羽と順番待ちの行列ができるとか。

そして右側の写真は海に向かって下がっている緩やかな斜面。

オオミズナギドリが地面を走って加速をつけ、パラグライダーのように飛び立つ、飛行場です。

早朝に沖へ飛び立ち食事に行って夕方まで帰ってこない彼ら、昼間の調査で見ることはなかなかないのですが、順番待ちをしている姿、にぎやかでかわいいでしょうね。

調査の大変さも少しご紹介します。

藪をかき分け進んだり(写真左)、ほぼ垂直の岩場を登ったり(写真真ん中)、足場のもろい急斜面を這ったり(写真右)。周囲4kmの小さな島ですが、様々な顔を持っています。

最後に。

右側の写真赤丸部分が上陸部です。

上陸したところに救命胴衣を置いてきたのですが、肉眼で確認できないほど高いところまで

這い上ったんですね。登ったはいいがあそこまで降りるのか~とちょっとがっかりした瞬間でした。

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2019年02月04日碁石海岸で野鳥観察会

三陸復興国立公園 大船渡 坂本麻由子

大船渡自然保護官事務所の坂本です。こんにちは。

今朝は起きたら外気温9℃!あったか!

昨日までは暴風で震えるほど寒かったのに...

今週末もまた寒波がやってくると耳にしています。

寒暖差、乾燥、インフルエンザ、そして早々花粉を感じている人も出ているようですね。

まだまだ気が抜けない三陸の冬です。

そんな中、先週末の碁石海岸では野鳥観察会が行われました。

四季を通じて碁石海岸の自然を楽しんでほしいと、

今年度インフォメーションセンターが企画した年4回の自然観察会のトリを飾った野"鳥"観察会。

野鳥観察においてあまり活発な活動を耳にしない大船渡で

新たな自然の楽しみ方、冬でも楽しめる自然を提案できたのではないでしょうか。

当日の様子を写真でご紹介します。

 野鳥観察『初級編』ということで開催、観察開始の前に双眼鏡の使い方をレクチャー。

 うまくピントを合わせられなくて悪戦苦闘している方も...

 

 視界が広く取れる場所で、遠くで休んでいる鳥を観察。

 双眼鏡練習の他に、フィールドスコープも登場。

 

 いよいよ遊歩道に出て実践です。

 歩き始めて数分でカラの混群に遭遇。

 シジュウカラ・ヤマガラ・キクイタダキ・コゲラ・エナガなど可愛らしい小鳥たちが沢山!!

 動きの速い小鳥たちを慣れない双眼鏡で何とか見ようと皆さん必死です。

 それを察してか、小鳥たちは長い時間同じ場所にとどまって食事をしてくれていました。

  

 次は海鳥の観察です。

 海に突き出た碁石崎展望台は絶好の海鳥観察所。

 ウミネコ・ウミウ・シノリガモ・ウミアイサ・クロガモなどが観察できました。

 

 最後は、今日のおさらい。

 出逢えた鳥たちを参加者みんなでチェックしました。その数24種。

 この日は強風で野鳥観察には向いている日とは言えませんでしたので上出来だったのではないでしょうか。

 

寒い中みなさんお疲れ様でした。

出逢える鳥も季節によって変わります。

また三陸復興国立公園・碁石海岸へ遊びに来てくださいね。

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2018年12月12日きれいな浜で初日の出を

三陸復興国立公園 坂本麻由子

みなさん、こんにちは。大船渡自然保護官事務所の坂本です。

師走も半ば、寒さと忙しさとで外の空気を味わう時間を取れずにいる方も多いでしょうね。

私はこの時期ならでは、キリリと冷えた空気が見せるクリアな景色を楽しんでいます。

三陸復興国立公園、南部を代表する景勝地碁石海岸にて

地域の皆さんによるおもてなし清掃活動がありましたのでご紹介します。

碁石海岸は初日の出を拝もうと市内外から人が集まる、人気スポットです。

夏場と比べて観光客が少なくなる冬ですが、元日は大変な賑わいを見せます。

そんな碁石海岸の名の由来であるとされる 碁石のような石の浜『碁石浜』

年末年始気持ちよくお客様に訪れてほしい!と

碁石地域の住民・関係者で碁石浜のごみ拾いを行うことになり、

パークボランティアの皆さんにも参加いただき、一緒に汗をかきました。

流れ着いているゴミはそれほど多くありませんでしたが、

碁石のような玉石をきれいに見せたいので、海藻や落ち葉も回収しました。

きれいになった碁石浜で素敵な初日の出を拝んでいただけますように。。。

*脱線します*

碁石浜で必ずやってしまうこと...「碁石探し」

碁石の黒石のような真っ黒で真ん丸な石をさがします。

今日イチの黒石をみつけて写真に収めて満足するだけですけど。

がしかし、この日は違った石が見つかりました!

ハート♡が埋め込まれている石です。

堆積岩のようで、うまく削られた結果ハートが浮き出たみたいですね。

恋する灯台もある碁石海岸、恋人の聖地になるかも??とちょっと盛り上がってしまいました。

国立公園内の浜です。

好みの石探しをした後は、持ち帰ることはせず、自然に帰してあげてくださいね。

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2018年11月05日出前授業に行ってきましたpart2~陸前高田市・広田小学校

三陸復興国立公園 大船渡 坂本麻由子

みなさんこんにちは。大船渡自然保護官事務所の坂本です。

9月に報告しました、広田小学校への出前授業ですが、

先月末、第二弾の授業として野外授業へ行ってきましたのでご紹介します。

野外授業の舞台は、広田町内、東北自然歩道にもなっている"黒崎仙峡を訪ねるみち"。

国立公園内、海岸線に沿って整備された約5キロの遊歩道です。

みちのく潮風トレイルでもこの遊歩道をルートとして設定しています。

三陸復興国立公園らしい海岸線の景色、松林、豊富な植物など

自然を体感するにはもってこいの散策路です。

広田小学校の目と鼻の先にあるこのコース、歩いたことがあるという生徒はなんとたったの1名でした。

震災後、周囲は浸水地域や工事車両の作業路ということで、登下校はスクールバスで、

学校周辺を自由に歩く機会がほとんどない彼ら。

みんなで歩くというだけでとても盛り上がっていました。

そんな機会に立ち会えて、こちらもとてもうれしくなる授業でした。

こどもたちと歩くと、目線が低いためか、我々が気が付けない場所の植物を見つけます。

彼らの視線の高さでの発見が、私にはとても新鮮でした。

自然や植物、ジオからの地球の歴史、海と山の関係や漁業、松くい虫被害や石浜での水切り。

散策路でたくさんの興味のタネを見つけられたようです。

こどもたちが学ぶ舞台として、国立公園がもっと利用されるよう、働きかけができたらいいなと思います。

講師をしながらだったので思うように記録に残せませんでしたが、

自然に触れる生徒たちの様子をご覧ください。

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2018年10月18日首崎(こうべざき・大船渡市)の自然環境調査

三陸復興国立公園 大船渡 坂本麻由子

こんにちは。大船渡自然保護官事務所の坂本です。

紅葉の便りが各地から聞こえていますが、三陸沿岸はまだもう少し先のようです。

先月になりますが、大船渡管内でも特に自然性が高く、独特な景観を持つ

三陸町崎浜の首崎(こうべざき)へ自然環境調査へ行ってきました。

昨年6月以来で、今年は季節を変えて初秋に実施しました。

首崎は太平洋に突き出た半島先端にあり、雄大な外洋・海食崖・連なる半島など絶景が眺められる場所です。

徒歩でしか到達できない先端、そこで見る景色は格別ですよ。

気軽に訪れることができないため、パークボランティア活動の一環で不定期に調査しています。

半島先端へ向かうため、序盤は林道を歩きます。

この林道はしっかりした作業車であれば通行できます。

私たちはせっかく気持ちのいい道なので歩いて進みます。

 

 

林道に別れを告げ、先端へ向かううっすら残る道へ逸れます。

半島先端部の自然の厳しさを示すように、木々はまっすぐ高く伸びずぐにゃぐにゃ。

強風で倒れている木もいい雰囲気です。

 

 

林道を逸れてから1㎞ほどでこの辺りでは珍しい、カシワの群生林。

その先いよいよ木々は少なくなり、視界が開けてきます。

夏と違って咲いている花は少なく、木の実や種など落ち着いた感じ。

 

 

馬の背、道なき道を先端目指して進みます。

陸中南部地区の海岸部では珍しい草地の植生になっています。

すぐ下に崖、岩場、荒波が見えるので高いところが苦手な方はちょっと大変です。

いよいよ首崎灯台が見えてきました。

すぐ下の斜面が崩れてきているように見えます。

このまま崩れが進んでいくと、灯台のある先端へ行けなくなってしまうかもしれません。

昨年の調査の写真と比べてみます。

撮影するときの立ち位置がちょっとずれていて、左側の斜面の崩れ具合が昨年の写真では見えませんが

赤丸の箇所に注目、昨年は崩れて草が剥げてしまっていた箇所が植物で修復されているのがわかります。

稜線に沿って生えるマツも一回り大きくなっています。

崩れが進んでいるかと思われる左側の斜面を次回はしっかり記録してこなくては。。。

引き続き、首崎の植生、地形などの変化を記録していこうと思います。

この日見られた植物たち。

厳しいこの秘境の地でひっそりと生きているかと思うと愛おしくて仕方ありません。

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