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アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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磐梯朝日国立公園 裏磐梯

154件の記事があります。

2009年09月18日飯豊山合同巡視

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 小長井 崇大

 9月10日から11日にかけて、飯豊連峰において福島県の自然公園行政を担う県職員の方々と合同で巡視を行いました。
 飯豊連峰は新潟、山形、福島の3県にまたがる東北最大級の奥深い山岳です。福島県側の主要な登山口である川入登山口から、飯豊山の山頂までの間において、今年度改修が予定されている標識や指導標などについて確認を行ったほか、避難小屋に新しく設置された避雷針の確認などを行いました。


「地蔵水場道」の指導標。積雪により根元から折れていました。この他にも、「剣ヶ峰」の指導標などにも破損が見られました。登山者の安全に必要なこれらの指導標などは今年度中に改修される予定です。


本山小屋の避雷針です。今まで悩まされていた落雷もこれで大丈夫でしょう!


早朝切合小屋から本山方向へ向かうところです。だんだんと朝日が当たり始めた山々には神々しさすら感じました。

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2009年08月28日安達太良山(沼尻登山口)

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 小長井 崇大

 登山道や施設の状態とマーキングの状況、及び利用状況の確認のため、安達太良山の巡視を行いました。
 安達太良山登山は、二本松市からゴンドラを利用する方法が最も人気がありますが、ゴンドラを利用しないルートとしては、今回利用した沼尻登山口からの登山道が主要なものとなっています。このルート上には途中途中にはさまざまな見どころがあり、時間と体力に余裕がある方には、こちらのルートは一押しです。



 船明神山側のルートから谷を撮影した写真です。谷間には登山道が通っており、かつての硫黄採掘跡や、湯の花採取場などを見ることができます。
 谷間を登っていくと岩くぐりができる「胎内岩」や鉄山避難小屋があり、遠くからみると船の形をしている「船明神山」や、以前ご紹介した沼ノ平などを望むことができます。


 こちらは安達太良山の登山道のマーキングを写したものです。大変わかりやすいのですが、過剰だという声が以前からあり、私自身も「少しやりすぎ」のような印象を受けました。マーキングに関しては関係機関の間で話し合いがもたれ、ルールが決められましたので、今後は改善されていくのではないかと思います。

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2009年08月21日オオハンゴンソウ駆除活動 その2

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 小長井 崇大

 8月20日、五色沼探勝路において裏磐梯パークボランティアの皆さんとオオハンゴンソウの駆除活動を行いました。
 五色沼周辺のオオハンゴンソウに関しては、今月5日に関係機関とともに大々的に駆除を実施しましたが、やはり完全に取り除くことはできなかったようで、今回は前回駆除を行った場所を回り、取り残したものの駆除を行いました。


 取り残しは意外に多く感じました。前回取り残したものは、おそらくその時花を付けていなかったものでしょう。黄色い花が目立っているものはまず間違いなく取り残すことはないので、同じ場所であっても日にちをずらして、1シーズン中に何度か駆除を行うと効果的だと思いました。


 午前中いっぱい作業していただき、歩道沿いから林内まで、目につくものはほぼ全てなくなりました。暑い中ご苦労様でした。

 裏磐梯地区のオオハンゴンソウ駆除は、この他にも自然保護団体に作業を業務としてお願いしています。休暇村さんなど意識の高い一部の方も自主的に駆除を行っており、裏磐梯が国立公園である限り、これから先も協力して少しずつ範囲を広げながら駆除を行っていきます。

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2009年08月07日オオハンゴンソウ駆除活動

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 小長井 崇大

8月5日、磐梯朝日国立公園裏磐梯地区の五色沼周辺において、特定外来生物であるオオハンゴンソウの駆除活動を実施しました。
 五色沼周辺は国立公園の中でも特に保護を必要とする区域に設定されているため、通常植物を採ったり、傷つけたりすることができません。しかし、在来種の生育に悪影響を及ぼすオオハンゴンソウは駆除することが認められています。既にかなりの数が侵入しているオオハンゴンソウを駆除するのは非常に手間がかかるのですが、関係者や地元の方を併せた63名の方々の協力の下、一斉に作業を行うことにより、短時間の内に効果的な駆除を行うことができました。



東北地方環境事務所からのあいさつの様子。当日は福島県自然保護協会、裏磐梯観光協会、裏磐梯エコツーリズム協会、パークボランティア、裏磐梯ロイヤルホテル、福島県庁、北塩原村役場の方々や、地元の一般参加の方々にお集まりいただきました。暑い中ご苦労様でした。


歩道沿いの作業の様子。オオハンゴンソウは歩道からは見えない林内の日当たりのよい場所にも数多く生育しており、歩道付近から藪の中まで駆除が行われました。


 裏磐梯地区における今回のような大規模なオオハンゴンソウの駆除活動は、平成19年から行われています。年々オオハンゴンソウの大きさが小さくなってきている印象を受ける反面、なかなか劇的に数が減らないのが実情です。やはり一度はびこってしまった外来生物を完全に取り除くことは容易ではなく、今後も継続的な駆除活動を行っていく必要があると感じました。



オオハンゴンソウです。もともとは北米原産で、写真のような大きな黄色い花をつけます。周りの植生によって背丈が違い、近くに大きな植物が生えているような場所では、2mを超える個体も見られました。

なおオオハンゴンソウは特定外来生物に指定されていているため、除草は外来生物法に則って行われました。特定外来生物の取扱は法で定められており、生きている個体(個体には種子や胞子、種によっては器官も含まれる)を持ち運んだりすると罰せられることがありますのでご注意ください。

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2009年08月03日猫魔ヶ岳

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 小長井 崇大

 先日登山道の状況確認と、登山者カウンターの管理のため、猫魔ヶ岳に巡視に行ってきました。
 猫魔ヶ岳は雄国沼の外輪山で、八方台登山口から雄国沼へ向かうルートの途中、磐梯山から西側の尾根上にあります。
 「猫魔」という少し怪しい名前には由来があり、その昔黒猫の魔物がいたことから、猫魔ヶ岳と名付けられたようです。

 猫魔ヶ岳から雄国沼方向へ20分ほどのところには、退治された黒猫が変じたといわれる猫石と呼ばれる石があり、登山道上にあるため、間近で見ることができます。




分かりづらいかもしれませんが、手前の峰のてっぺんに突き出しているのが猫石です。奥に見えるのは雄国沼。


尾根上から眺めた猪苗代湖です。開けた場所からは猪苗代湖や磐梯山、裏磐梯、雄国沼などの展望を楽しむことができます。


猫石です。あまり猫のようには見えませんが。

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2009年06月26日雄国沼その2

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 小長井 崇大

先週ご紹介した雄国沼が、ニッコウキスゲが満開で見ごろとなっています。



ニッコウキスゲは一日花で、朝開いて夜にはしぼみます。ひと株に幾つかつぼみを付けるので、次の日には隣のつぼみが開きます。
写真は湿原の中の木道上から撮影したものです。梅雨の合間の青空の下、湿原はあたり一面ニッコウキスゲの黄色に覆われていました。



金沢峠から望む雄国沼


※ 車の乗り入れは7月20日まで規制されており、喜多方市側にある県営雄国萩平
駐車場から金沢峠までシャトルバスが運行しています。
北塩原村側は登山道があり、沼までは徒歩で一時間ほどです。

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2009年06月18日雄国沼

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 小長井 崇大

 先日設置した登山者カウンターの様子を見るのを兼ねて、雄国沼の巡視に行ってきました。「雄国」とは「小国」であり、そこだけ別世界のように美しい、という意味があるようです。ちょうど今はレンゲツツジが満開を少し過ぎ、ニッコウキスゲがちらほらと咲き始めています。このニッコウキスゲの大群落を見るために、毎年多くの人が雄国沼を訪れます。

レンゲツツジと雄国沼です。青空と白い雲が湖面に映りこみ綺麗でした。



 登山道を歩いていると、生まれて間もない感じの子ネズミが目の前に転がり落ちてきました。どうしようかと思いましたが、すぐに慌てた様子の親らしきネズミ(アカネズミに見えました)が出てきて、子ネズミをくわえて駆け去りました。こんなことで大丈夫なのだろうかと不安を感じつつも、ネズミの慌てた姿が少し可笑しかったです。


 なお車の乗り入れは7月20日まで規制されており、喜多方市側にある県営雄国萩平駐車場からの金沢峠までシャトルバスが運行しています。
北塩原村側は登山道があり、沼までは徒歩で一時間ほどです。巡視はこちらの登山道で行いました。

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2009年06月10日登山者カウンターを設置しました

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 小長井 崇大

磐梯山に引き続き、登山道の再整備に必要なデータの一環として登山者数を把握するため、飯豊連峰の川入登山口に登山者数をカウントするカウンターを設置しました。
飯豊連峰は新潟県、山形県、福島県の三県にまたがる山脈です。山形県・新潟県側を羽黒自然保護官事務所が担当し、福島県側を裏磐梯自然保護官事務所が担当しています。
 


登山者カウンターを設置しているところ。太陽光によって充電されるため、日当たりがよい場所を選びます。

飯豊山は古来より山岳信仰の場となっていた山です。川入口にも、かつては御沢小屋という小屋があり、登山者は山に入る前に沢で身を清め、小屋で身支度を整えていたそうです。ご神木として祀られていた4本のスギと2本のトチの大木は今でも登山口で見ることができます。

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2009年06月05日写真展開催してます

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 小長井 崇大

6月3日より裏磐梯ビジターセンターでは、東北地方の国立公園や自然遺産地域等の紹介と、そこにすむ生き物の大切さについて知っていただくため、東北地方各地で活躍する環境省のアクティブレンジャーが撮影した動植物の写真を展示した写真展「いきもの達のいる風景」を開催しています。
現場事務所ならではの貴重な野生生物の姿を捉えた写真展となっていますので、お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

主催:東北地方環境事務所
開催期間:平成21年6月3日~7月31日(9:00~16:30)
開催場所:裏磐梯ビジターセンター
火曜定休
入館無料
開館時間:午前9時~午後5時(入館は16:50まで)
      所在地 〒969-2701 福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字剣ヶ峯1093-697
電話  0241-32-2850
URL  http://www.urabandai-vc.jp/



写真展の様子です。季節の移り変わり、可憐な高山植物、動物たちの一瞬の表情など、東北アクティブレンジャーとっておきの20作品が見られます。

裏磐梯ビジターセンターです。平成15年に開館したばかりの比較的新しい、きれいな木造平屋建ての建物です。いつも親切な職員の方が丁寧に旬の自然情報を教えてくれます。展示も充実していて、裏磐梯の自然の成り立ちや特徴をビデオや写真、模型などで知ることができます。写真展と一緒にぜひご覧ください。


ビジターセンターの側には「雪室」があり、冬の間にこの中に雪を入れ、夏の冷房に使うというエコな作りになっています。この雪室の中も観察窓から覗けます。

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2009年05月26日カウンター設置

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 小長井 崇大

先週金曜日と本日の2日間にわたり、磐梯山に登山者数を計測するためのカウンターを設置しました。
磐梯山は会津富士とも呼ばれ、福島県を代表する山です。標高1819mの主峰磐梯山と、櫛ヶ峰、赤埴山、丸山からなる山塊の総称でもあります。以前にも少しふれましたが、明治時代に水蒸気爆発を起こし、現在の形になりました。独立峰であることからの360°の展望の良さや、多種多様な高山植物が魅力で、毎年多くの登山客が訪れます。
金曜日は山麓から続く6本の登山道のうちの4本に5台、それらの登山道に続く登山道に1台、計6台を設置し、本日は残る2本の登山道には設置しました。
カウンターにより計測した利用者数は、利用状況を把握する上での基本的な情報となります。そのデータはすぐには使い道がないかもしれませんが、例えばオーバーユースの問題が生じたとき、現在どれくらいの人数が利用していて、どれくらいの人数ならば問題ないのか、というようなことを考えるときに活用されるのではないかと思います。



カウンターを設置しているところ。ソーラーパネルにより充電されるので、日当たりのよい場所に設置します。

猪苗代スキー場中腹から見下ろした猪苗代町。設置に適当な場所が登山口から離れているところも多く、カウンターを担いで登っているところです。

裏磐梯登山口から登ってくると爆裂火口が見られます。普段遠目に見るだけでは味わえない迫力ある景色でした。

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