東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。
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アクティブ・レンジャーとは、自然保護官の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員です。管内には、十和田八幡平、三陸復興、磐梯朝日国立公園があります。
先日も「深夜の2時頃にVC駐車場で子クマが遊んでいた。」との連絡があり、VC職員の皆さんも驚いている様子でした。
そこで、村、VCと話し合い、19コースある探勝路の出入り口合計50箇所に、
・クマをはじめたくさんの野生生物が生活をしている場所であること
・人間の食べ物を覚えないようゴミを持ち帰って欲しいこと
・朝夕など人気が少ない時は、鈴などで人間の接近を知らせて欲しいこと
・見かけた方はVCへ連絡を入れて欲しいこと
などをメッセージにし、注意を呼びかける事にしました。
その成果かVCへ毎日情報が入り目撃データが増えてきています。
現在VCではクマの出没場所、時間帯等を集計し、分布、個体数などの情報収集を行っています。今後の人間とクマとの住み分けの為にも、大切な活動だと考えています。