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アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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磐梯朝日国立公園 裏磐梯

154件の記事があります。

2020年11月30日磐梯朝日国立公園指定70周年記念シンポジウム【出羽三山地域】

磐梯朝日国立公園 田中謙行

こんにちは、裏磐梯自然保護官事務所国立公園利用企画官の大橋です。皆様にお伝えしたいことがあり、裏磐梯自然保護官事務所アクティブ・レンジャーの田中の日記を使わせていただいております。

師が走ると書いて[師走]、冬至に向かってその走りも一段と急ぎ足になっているようですね。磐梯朝日国立公園の指定70周年イヤーもあとわずかになった11月21日に出羽三山地域をテーマにした磐梯朝日国立公園指定70周年記念シンポジウムが開催されました。

地域のパークボランティアさん(PV)、鶴岡市、羽黒町観光協会、月山ビジターセンターの皆さまの支援をいただいたシンポジウムは磐梯朝日国立公園指定70周年イヤーのイベントのオオトリを飾るイベントでした。

(PVさんによる受付と検温・消毒対応、ありがとうございました!)

基調講演では出羽三山の動植物、地形などの自然の成り立ちとここに暮らす人々や、山岳信仰、登山利用の歴史といった楽しくもあり出羽三山ならでは話があり、ムササビ話など楽しい内容で盛りだくさん! 巣箱内の温度を測ってムササビがいることを確認していたなんて、思わず"なるほど"って呟いちゃいました。

(月山山頂に鎮座する月山神社、近くに断層が走ってるなんて。。知りませんでした。)

そしてパネルディスカッションでは出羽三山地域のこれからに関して"鋭く"て"楽しそう♪"で"ゆっくり過ごす"ためのご提案をいただきました。

パネリスト後部のシンポジウムの看板は手作りなんですよ。ありがとうございます・

雄大な山々と信仰の山として人の暮らしに寄り添ってきた出羽三山へ、皆さん「よぐきたの~」(いらっしゃい)

追伸:同じ磐梯朝日国立公園にある裏磐梯ビジターセンターではこの秋に入館者150万人を達成いたしました。ありがとうございます。 そしてインスタグラムを始めました。

旬な情報をお届けしますので"#裏磐梯ビジターセンター"で検索して、フォローしてね。

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2020年11月25日11月の裏磐梯AR及びPV活動報告(前篇)

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 田中謙行

11月の裏磐梯AR及びPV活動報告(前篇)

こんにちは。裏磐梯自然保護官事務所の田中です。

11月に入って裏磐梯は、あっという間に紅葉も過ぎ、初雪も降りました。

そのような中でのARおよびPV(パークボランテイア)活動を写真で報告です。

■まず、ありがとうございます。10月31日(土)に裏磐梯ビジターセンターの来客数が

150万人に達成いたしました。記念式典の様子。

■11月1日(日)は、小野川不動滝探勝路、小野川湖畔探勝路の巡視にPV(パークボランテイア)の皆さんと行って来ました。

不動滝は滝のすぐそばまで行けるので直接肌で感じられるマイナスイオンに包まれる事ができます。

この日は滝底に虹が架かっていました。

小野川湖畔探勝路は、紅葉の見頃でした。

ただ、熊さんの落とし物が多めにあるので単独ではなく、複数での行動をお願いしたいと思います。


続いて、小野川湖畔探勝路を歩きます。

  

              「熊だな」と「爪痕」

■11月5日(木)は雪の中、雄国沼トイレ閉所作業にいってきました。

雨樋の撤去、貯水槽及び各トイレ内タンクの排水、電源盤のOFF作業、防雪板の設置などの作業があります。


■11月6日(金)はPV活動で五色沼自然探勝路と堂場山どんぐり探勝路の巡視に行って来ました。

五色沼は最後であろう紅葉が残っていました。


堂場山どんぐり探勝路はその名のとおり、浜にもどんぐりが沢山落ちいたので、どんぐり浜と名付けました。

ヤマブシタケを確認しました。ヤマブシタケは中国では四大山海(他はフカヒレ、ナマコのいりこ、熊の嘗の珍味の一つとされています。

今回(前篇)は、ここまで。

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2020年11月24日「裏磐梯のウチダザリガニ」

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 小野寺浩詩

こんにちは。裏磐梯自然保護官事務所の小野寺です。

先日、実施した裏磐梯地区パークボランティアスキルアップ研修会についてお伝えします。

今回の研修会は、裏磐梯地区で課題となっている特定外来生物のウチダザリガニについて、NPO法人裏磐梯エコツーリズム協会から講師お二人をお招きして、実際にウチダザリガニの防除作業を経験し、意見交換を行うことで、外来生物の防除に関する知識と経験を深め、さらに自然観察会活動やガイド等において、より適切で実感のこもった解説等を行っていただくことを目的に開催しました。

今年度のパークボランティア(以下PV)全体に関わる野外活動はこの日が最後で、締めくくりの活動でしたが、大きな心配事がありました。

研修会の数日前まで日中の最高気温が5℃前後の日が続いたことで、かなりウチダザリガニの活性が下がり、姿を見られるか分からないと講師から伝えられていたのです。

これまで長年調査や防除活動に関わってきた講師のお二人も、この時期の調査等は行ったことがないとのことで、かなり不安を感じながら当日を迎えました。

しかし、その心配をよそに当日は天気にも恵まれ、次々と思いがけない展開が待っていました。

最初の場所で、事前に仕掛けておいたカニカゴを引き上げてみると「おっ!」「入っている!」「いたいた!」そんな声が飛び交いました。ウチダザリガニが入っていたのです。


捕れているかな!?                      いました!

比較的大きな雄が8匹。参加した皆さんの目も輝いていました。

立派なオスの個体です

その後講師の指導の下、体長、頭胸甲長、雌雄の別、欠損箇所の有無などについて一個体ずつ記録を取り、その後は殺処分となりました。特定外来生物のウチダザリガニの防除も目的であったため、皆さん心を鬼にしてウチダザリガニの命と向き合いながら絞めていました。

一個体ずつ記録を取ります

2か所は3匹でしたが、なんとメスの抱卵個体と出会うことができました。メスは11月から6月頃まで卵(300個前後)を抱えているとのことです。

卵を抱えています

3か所目は0匹でしたが、最後の4箇所目は・・・。どうぞ写真を御覧ください。

4か所目のカゴ

まさかこれほどとは!

夏に一度同じ場所で防除活動に参加した時とほとんど変わらない数が捕れました。その数300以上!

この場所は繁殖地になっているらしく、メスの抱卵個体も多く見られました。

協力しながら記録を取り、絞めていきます

講師のお二人も、これほどの成果が上がるのであれば11月の活動も今後考えていきたいし、抱卵個体の防除は特に意味があると話されていました。

なお今回の活動は、特定外来生物に関わる法令手続き等を確認し、それぞれの土地所有者の了承を得た上で実施していることをお伝えさせていただきます。

午後の講義では、外来種や外来生物法について基本的な事柄を学ぶと共に、講師からこれまでの活動の歩み等についてお話しをしていただきました。

その中で、この日調査した4か所は、これまでの調査から繁殖地になっていることや、どのように広がっていっているのか(水系による違い等)を知る上で重要な場所であるとのことでした。

調査によって多くのことが分かり、防除活動によって個体の大きさ(平均値)が小さくなってきているなどの成果が挙げられるそうです。

午後の講義(外来種について)

午後の講義(これまでの活動の歩み)

ただ、今後さらに繁殖地を突き止め、防除活動を続けていくには圧倒的にマンパワーが足りないということです。周りにどのように活動を理解してもらい広めていくか、調査データの集約等、課題も多く挙げられました。

研修会を終えたPVの方々は、とても勉強になったし、ぜひこれからできる限り協力していきたいと口々に話していました。

身近な自然に興味を持つこと、目を向けること、知ること、できることから行動してみること、今回の研修で私も学ばせていただきました。

何の変哲もない小さな池に見えたのですが・・・。

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2020年11月19日11月の裏磐梯AR及びPV活動報告(後篇)

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 田中謙行

「11月の裏磐梯AR及びPV活動報告(後篇)」

こんにちは。裏磐梯自然保護官事務所の田中です。

(前篇)に続き、11月の裏磐梯でのARおよびPV(パークボランテイア)活動(後篇)を写真で報告です。

■11月9日(月)、10日(火)、12日(木)は、雪が積もって撤収できなくなる前に

磐梯山の噴火口と銅沼に設置している登山者カウンターの2か所の撤収及び

八方台と裏磐梯登山口にある回収トイレBOXの回収をしました。

登山者カウンターは、大まかにバッテリー及び電源BOX・センサー本体・太陽光パネル・鉄柱4本から

構成されており、かなりの重量になります。50~60Lのリュックを担いでの撤収作業です。

銅沼では若熊の足跡を確認しました。


■11月13日(金)は、PV活動でスキルアップ研修会についてお伝えします。

今年は、NPO法人裏磐梯エコツーリズム協会のスタッフを講師として招き、

実際にウチダザリガニの防除作業を経験し意見交換を行うことで、

外来生物の防除に関する知識と経験をより深めていただくとともに、

自然観察会等で参加者に対してより適切に解説などを実施していただくことを目的として開催しました。

11月分(後篇)は、以上でおわり。

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2020年11月17日11月の裏磐梯AR及びPV活動報告(前篇)

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 田中謙行

11月の裏磐梯AR及びPV活動報告(前篇)

こんにちは。裏磐梯自然保護官事務所の田中です。

11月に入って裏磐梯は、あっという間に紅葉も過ぎ、初雪も降りました。

そのような中でのARおよびPV(パークボランテイア)活動を写真で報告です。

■まず、ありがとうございます。10月31日(土)に裏磐梯ビジターセンターの来客数が

150万人に達成いたしました。記念式典の様子。

■11月1日(日)は、小野川不動滝探勝路、小野川湖畔探勝路の巡視にPV(パークボランテイア)の皆さんと行って来ました。

不動滝は滝のすぐそばまで行けるので直接肌で感じられるマイナスイオンに包まれる事ができます。

この日は滝底に虹が架かっていました。

小野川湖畔探勝路は、紅葉の見頃でした。

ただ、熊さんの落とし物が多めにあるので単独ではなく、複数での行動をお願いしたいと思います。


続いて、小野川湖畔探勝路を歩きます。

                「熊だな」と「爪痕」

■11月5日(木)は雪の中、雄国沼トイレ閉所作業にいってきました。

雨樋の撤去、貯水槽及び各トイレ内タンクの排水、電源盤のOFF作業、防雪板の設置などの作業があります。


■11月6日(金)はPV活動で五色沼自然探勝路と堂場山どんぐり探勝路の巡視に行って来ました。

五色沼は最後であろう紅葉が残っていました。


堂場山どんぐり探勝路はその名のとおり、浜にもどんぐりが沢山落ちいたので、どんぐり浜と名付けました。

ヤマブシタケを確認しました。ヤマブシタケは中国では四大山海(他はフカヒレ、ナマコのいりこ、熊の嘗の珍味の一つとされています。

今回(前篇)は、ここまで。

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2020年10月29日「猪苗代湖クリーンアクション2020」

磐梯朝日国立公園 田中謙行

「猪苗代湖クリーンアクション2020」

こんにちは。裏磐梯自然保護官事務所の田中です。

10月24日(土曜)に「猪苗代湖クリーンアクション2020」の活動をしてきたので写真と共に報告です。ヨシの刈り取りは白鳥浜、水草及びゴミ回収は天神浜で行った。

この活動は、猪苗代湖の水環境を保全するため、県民、事業者、行政、関係団体が協働してヨシの刈り取り、漂着水草及びゴミの回収をするもの。

猪苗代湖湖岸のヨシ群落は、湖内に流入した窒素やリンを吸収する水質浄化機能があるため、地上部が枯死する時期に刈り取るなど、ヨシ群落の適切な保全・管理が重要であり、また、湖岸には毎年多量の水草が打ち上げられ腐敗によって水質汚濁の一因になっており、湖の環境や景観を損ねているため、回収する必要がある。

まずは、開会式の様子。

水草(作業前)の様子。

作業の様子。

作業後の浜。きれいになりました。

サギも大喜び。作業後に現れました。

午後に作業が無事に終了したので、そのまま猪苗代湖をドライブ一周することにした。

写真で湖畔を紹介します。

猪苗代湖の天橋立でしょうか。

猪苗代湖に虹が架かった。

白鳥さん、こんにちは。

今回はここまで。

是非、猪苗代湖にもいらしてください。

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2020年10月22日「10月後半の裏磐梯PV活動報告」

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 田中謙行

「磐梯山巡視」

こんにちは。裏磐梯自然保護官事務所の田中です。

10月18日(日曜)にPV活動の一つ磐梯山巡視に行ってきたので写真と共に報告です。

その前に磐梯山の概略として、磐梯山は溶岩層と火山灰層でできた標高1,816mの成層火山です。今から132年前の1888(明治21年)7月、大噴火がおきました。マグマや溶岩によって地下水や地表水が加熱されて生じた水蒸気爆発による壊滅的な噴火でした。強力な爆発によって磐梯山の4つの峰の一つ「小磐梯」(磐梯山北側の標高1,800mの峰)が山体崩壊し、大規模な岩なだれを引き起こしました。岩なだれは村落を完全に破壊し、渓谷をせき止め、およそ300の湖沼が形成されました。現在ではその美しさが磐梯朝日国立公園の大きな魅力となっています。磐梯山は、固くなった溶岩層や、火山灰、軽石、岩屑などで構成されており、山体崩壊は、この種の火山の断面を目視できる珍しい場所で、地質学上でも重要な場所になっています。

磐梯山の頂上に登るには難易度の異なる6つの登山道があります。

今回の巡視は、裏磐梯登山口から噴火口経由~天狗岩分岐~弘法清水小屋~磐梯山山頂~弘法

清水小屋~お花畑~銅沼経由~裏磐梯登山口のルートで巡視を行った。

R2.10.18 am9:15 出発。

駐車場はいっぱいいぱい。 am秋晴れ。

「携帯トイレ回収BOX」この他計3か所に設置及び撤収を裏磐梯ARが行っている。

「噴火口登山者カウンター」この他に管内計9か所設置及びデータ回収、撤去を裏磐梯ARが行っている。

噴火口と火口原。

火口原。

足元にはシロタマノキの群生。めんこい。


白樺の林。

振り返れば喜多方市上空の雲海。

櫛ヶ峰。

三合目分岐からの磐梯山。

左に喜多方市雲海、手前は銅沼、奥には桧原湖、右手は五色沼。

奥には安達太良山系。

左に赤埴山、中央に沼ノ平、奥には猪苗代湖。

弘法清水小屋前。

弘法清水小屋簡易トイレブースが2つになりました。携帯トイレ袋のみ使用可能で1袋350円。

山頂。

山頂からの猪苗代湖。

山頂からの会津若松市内。

山頂からの桧原湖。

紅葉シーズンと日曜日というのもあってか、かなりの人出があり賑やかな磐梯山であった。

お昼になってからは、あいにくの曇り空になり気温も冷え込んで来たので弘法清水小屋の「なめこ汁」を頂く。身体もあたたまるし、お味も絶品。

帰りは、行きとは違うコース(お花畑経由で八方台登山口方面に下り、途中分岐で銅沼を経由して裏磐梯登山口)で下山する。