ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

RSS

磐梯朝日国立公園 裏磐梯

166件の記事があります。

2010年07月15日登山者カウンター計測中

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰

皆さん、こんにちは。
梅雨の季節だけに、最近は曇りや雨の日が多い裏磐梯です。
昨年、東北南部は梅雨明け宣言されませんでしたが、さて今年は無事明けてくれるのでしょうか…。

現在裏磐梯事務所において、磐梯山の各登山口(渋谷、翁島、川上、八方台、裏磐梯、猪苗代)に6ヶ所、雄国沼(雄子沢、八方台)に2ヶ所、飯豊山(川入)に1ヶ所と、計9ヶ所に登山者カウンターを設置しています。最近では、全国各地の国立公園や山岳地域でも設置されることが多くなり、他地区のAR日記でも紹介がされています。
計測期間はおおむね、登山シーズンの6月から11月まで計測する予定で、日常の保守点検は、2週間に1度アクティブレンジャーがおこないます。

さて、長雨が続く最近では草木が伸びるスピードが速く、しばらくカウンターの保守点検をしないでおくと、とんでもないことになります。
それが下の写真です。


(渋谷登山口 登山者カウンター周辺の様子 H22.7.14)
ご覧のように、登山者が少ない登山道では草木が伸び放題の状態でした。
右にみえるのが登山者カウンターですが、このような状態にしておくと誤作動や故障の原因になってしまいます。


なんとか必要最小限のところだけを刈払いし、カウンターを助け(?)だしました。
カウンターの保守点検は意外と大変なものです。


先日、保守点検にいった際いろんな昆虫と出会いました。いろんなところから拾ってきた写真のように見えてしまいますが、すべて渋谷口登山道で撮影しました。
(左上:ミヤマカラスアゲハ、右上:クジャクチョウ、左下:ミヤマアカネ、右下:モンキチョウ H22.7.14撮影)

渋谷口登山道は磐梯山の登山道の中でもあまり利用が多くない登山道で、比較的に他の登山道と比べると生きものの種類が多いという印象を受けます。山頂まで行くのに決して楽なコースとはいえませんが、多様な生きもの達に出会いたいのであれば、渋谷登山口をオススメいたします。なお、雨が降った後は、ぬかるみや滑りやすい箇所が多いので注意して歩くようにしてください。

ページ先頭へ↑

2010年07月09日日本のいのち、つないでいこう! COP10まで100日前 

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰

○雄国沼のニッコウキスゲ

前回行った6月に引き続き、7月5日に雄国沼へ行ってみました。

前日の新聞記事でニッコウキスゲが見頃を迎えていると報じられていたことから、この日は県内から多くの観光客で賑わっていました。


(雄国沼湿原 ニッコウキスゲ 2010.7.5)
・ゼンテイカ(別名:ニッコウキスゲ)
 ユリ科 ワスレグサ属
ニッコウキスゲという名は別名であり、本名はゼンテイカ(禅庭花)と呼びますが、一般的にはニッコウキスゲがメジャーでしょうか…。
一日花なので、花は朝開いて夕方にはしぼみます。

湿原一面ニッコウキスゲが咲き乱れ、黄色の絨毯のようになっていました。
雄国(おぐに)の由来通り、まるで別天地のような雰囲気が漂っています。
私もこれほど多くのニッコウキスゲを見るのは初めてです。


シャトルバス発着所の金澤峠からも、うっすらですが黄色くなっているのがわかります。
ですが、そのニッコウキスゲもレンゲツツジなどと同じように、年々数が減ってきているとのことです。(毎年来ている利用者からの話)


前回の記事にも書きましたが、雄国沼湿原は国の天然記念物に指定されています。
一時期雄国沼は、ニッコウキスゲの大群落が見頃となる季節には多くの観光客が訪れ、湿原を踏み荒らしたり、交通渋滞など周辺環境に悪影響を及ぼしていました。最近では、マイカー規制が実施されるなどオーバーユース対策がおこなわれ、公園の保護と利用が見直されてきています。

湿原には大群落となるニッコウキスゲだけでなく、多様な生きものたちが生息し、互いに支え合って生きています。これからも生物多様性の面から、そして貴重な湿原を守るためにも、公園の適正な保護と利用にご理解ご協力をお願いいたします。

ページ先頭へ↑

2010年07月02日西吾妻山巡視

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰

皆さん、こんにちは。
時が経つのもはやく、7月になりました。
あともう少しで夏休みがはじまりますね。

さて先日(7月1日)、西大巓(にしだいてん)から西吾妻山間の登山道で荒廃や浸食が問題になっていることから、保護官と林野庁職員と共に現場を確認しつつ、西吾妻山までの巡視をおこないました。

当日は、雨の予報がでていましたが、まったく雨が降ることなく順調に登山することができました。(但し、前日まで雨が降っていたので、登山道はぬかるみ、水たまりが多いです。また滑りやすいところもあるので、登山される方はご注意ください。)


現場確認の様子です。(西大巓から西吾妻山方面へ少し下った箇所)
足場はガレ場で、もとから地盤がもろく、長い間放置されてきたことから山側の斜面が浸食され、登山道の道幅も広がりつつあります。こうした荒廃は、雪解け水や降雨時に登山道を流れてくる水が原因のようです。今のところ一時的な応急処置として、水の通り道をつくるなど、まずは水はけを良くすることが考えられます。今後、解決に向けた取り組みが必要です。


ちょうど登山道沿いでは、色とりどりの高山植物が綺麗に咲き乱れていました。
今が一番種類豊富で見頃の時期です。
(左上からベニバナイチゴ、右上ヒナザクラ、左下チングルマ、右下イワカガミ)


吾妻山の最高峰こと、西吾妻山(2,035m)の山頂まで行きました。
山頂だからといっても眺望はまったく期待できません。林の中です。
ちょっと残念。

ページ先頭へ↑

2010年07月01日写真展はじめました(浄土平)

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰

6月より開催している東北地区アクティブレンジャー写真展ですが、7月からは浄土平ビジターセンターでも開催いたします。
浄土平は、磐梯吾妻スカイラインの中間地点に位置し、福島市内から車で約1時間です。また福島駅からは、1日2便スカイライン巡回というバスが出ており、浄土平までの所要時間は約1時間半です。
ぜひ、浄土平へお立ち寄りの際は、アクティブレンジャー写真展をお楽しみください。

以下、開催内容です。


開催内容:いきもの達のいる風景2010
開催場所:浄土平ビジターセンター(レクチャールーム内)
開催期間:平成22年7月1日~7月30日(開館期間中無休)
開館時間:午前9時~午後4時
入館料:無料
電話:024-543-0986
※事情により開催期間、展示内容が変更されることもあります。ご了承ください。


写真展会場は、ビジターセンターのレクチャールーム内です。(写真では、ちょっと薄暗い感じもしますが、落ち着いた雰囲気で鑑賞できるかと思います…)
また、東北各地区の国立公園のビジターセンターや観光案内のパンフレットも配布していますの、ご自由にお持ち帰りください。

※浄土平へ行く方へお知らせです


浄土平の一切経山は、平成20年の11月より大穴火口から大規模な噴気を上げており、今現在も続いています。風向きによっては、火山ガスが浄土平周辺へ流れることもあります。特に、呼吸器系疾患を患っている方はご注意ください。目や鼻、喉に異常を感じたら、建物や車などへ避難をお願いいたします。

ページ先頭へ↑

2010年06月25日白い絨毯のデコ平湿原

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰

6月もそろそろ終わろうとしていますね。
雨の日も続き、すっかりエゾハルゼミも鳴りを潜めたかのように静かになりました。

今日は久しぶりの晴れ間とあって、西吾妻山方面のデコ平湿原へ行ってみました。

湿原一面にワタスゲの果穂が白い絨毯のように広がっていました。
私もこれほどたくさんのワタスゲを見たのは初めてです。
バックには少し霞んでいますが、宝の山で有名な磐梯山が見えます。


今年は当たり年(?)なのでしょうか、コバイケイソウも綺麗に咲きそろいました。


日当たりの良い湿原などに咲く、食虫植物のモウセンゴケを発見。(ちょっと小さくて見つけづらいかもしれません…)
葉にある粘毛からネバネバした粘液を出して虫を捕まえます。今日は特に獲物はないようでした。

デコ平湿原へは、グランデコリゾートからゴンドラリフトもしくは、デコ平口の駐車場から行くことができます(ただし駐車場までは砂利道なので運転にはご注意ください)。

天気の良い休みの日は多くの観光客で賑わいそうですね。
デコ平湿原おすすめです。

ページ先頭へ↑

2010年06月22日磐梯朝日国立公園指定60周年記念行事開催

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰

今年、磐梯朝日国立公園は指定60周年を迎え、ここ裏磐梯地区ではさまざまな行事が開催されました。

記念事業のひとつとして、6月19日(土)に登山家の田部井淳子さんをゲストに迎え、雄国沼エコトレッキングが開催されました。
当日は朝から雨が降りそうで降らなそうな天気ではありましたが、幸い中止になるほどの雨でもなく一安心。参加された方々は、パワフルな田部井さんと共にトレッキングを楽しみ、ガイドを担当してくださったパークボランティアさんの熱心な自然解説に耳を傾け、雄大な磐梯朝日国立公園の自然を満喫しました。


田部井淳子さんと一緒に記念撮影

続いて、6月20日(日)裏磐梯猫魔ホテルにて、磐梯朝日国立公園指定60周年記念式典が行われました。式典では、磐梯朝日国立公園の優れた自然景観の保護に功績のあった方々が表彰され他、国立公園内で自然保護活動などに取り組んでいる団体から活動報告がありました。あらためて自然の大切さ、保護活動の大変さが伝わってくる内容でした。


東北地方環境事務所小林香所長より受賞者に表彰状が贈られる

式典後、午後からは「磐梯朝日国立公園の環境と観光を考えるシンポジウム」が開催され、田部井淳子さんによる基調講演をはじめ、行政機関の関係者と専門家等によるパネルディスカッションが行われました。「国立公園内の豊かな自然をどう守り、生かすか…」、といった保護と利用をテーマに、知識経験豊富なパネラー同士の熱い論議が交わされました。


登山経験そして人生経験豊富な田部井淳子さんによる講演

60周年記念事業にいうことで、エコトレッキング、式典、シンポジウムととても有意義な2日間でした。ありがとうございます。また記念事業に関わった皆さん、お疲れ様でした。

ページ先頭へ↑

2010年06月21日雄国沼の様子

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰

皆さん、こんにちは。
東北南部はようやく梅雨入りしたようで、裏磐梯は雨や曇りの日が多いです。

さて、ちょっと遅くなりましたが、先週の6月17日に行った雄国沼の様子をご紹介いたします。

雄国沼周辺では、毎年6月から7月にかけて色とりどりの高山植物が咲き誇り、湿原は国指定の天然記念物に指定されています。特にニッコウキスゲの大群落は見もので、見頃になる時期には多くの登山者やハイカーで賑わいます。


コバイケイソウ
開花の時期は、雪解けが遅かったこともあり、若干いつもの年に比べ遅いようです。コバイケイソウもちらほらと咲いていましたが、今年はさて、豊作か不作か…。


レンゲツツジ
花はほぼ見頃となっていますが、全体的に固まって咲くというよりはところどころ咲いているという感じです。昔は今より数も多く、喜多方方面からは山が赤く見えることもあったとか。


タテヤマリンドウ
リンドウにはいろいろと種類はありますが、雄国沼の湿原ではタテヤマリンドウが咲きます。天気が良かったので、この日は綺麗に咲いていました。

ちなみに、ニッコウキスゲはわずかながら1~2本咲いているのを確認しましたが、大群落になるのはもう少し先のようです。だいたい6月下旬から7月上旬にかけてが見頃になるでしょうか。これからが楽しみですね。


最後に雄国沼へ行く方へのお知らせです。

※1 金澤峠から雄国沼へ行かれる方
平成22年6月5日(土)~7月19日(月)までの間、雄国萩平駐車場から金澤峠までの間は、マイカー規制が行われており、規制期間中は代替交通機関としてシャトルバスが運行されております。おおむね1時間に1~2本程度運行されていますので、金澤峠から雄国沼へ行かれる方はシャトルバスをご利用ください。なお、シャトルバスは有料です。
■シャトルバス運行についての問い合わせ
 ・会津乗合自動車(株) TEL.0242-22-5560

※2 雄子沢登山口(雄国沼登山道)から雄国沼へ行かれる方
 レンゲツツジやニッコウキスゲが見頃となる時期(だいたい6月~7月)、雄子沢川駐車場は大変混み合います(特に天気が良い土日など)。登山道入り口には、バスの停留所もありますので、バスなどの公共交通機関のご利用もおすすめいたします。
■運行バス
 ・磐梯東都バス(裏磐梯ロイヤルホテル~喜多方駅)
  時刻表などはバス会社へお問い合わせください。

ページ先頭へ↑

2010年06月14日磐梯山登山道巡視

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰

6月も半ばになり、天気が良い日には裏磐梯周辺の巡視へ出掛けることが多くなってきました。それでも、まだまだ行ったことのないところは山ほどあります。

さて、先日(6月11日)は、磐梯山周辺の登山道の巡視をおこないました。

上の写真は、銅沼(あかぬま)という沼です。裏磐梯登山口から登っていくのが一般的なのですが、今回はあえて八方台から中ノ湯を経由して行ってみました(時間的にはそんなに変わりませんが…)。名前の通り、沼の色が赤茶けています。今は新緑のベストシーズンで登山する方も多いのですが、今日は私一人しかいませんでした。ひっそりと静かに佇む銅沼と荒々しい磐梯山の組み合わせがベストマッチです。

エゾハルゼミの抜け殻を発見。この日も元気よく大合唱していました。(元気が良すぎて、やや耳障りにも感じましたが…)

今の時期、割と登山道や道路沿いでよく見られる、スイカズラ科落葉低木のタニウツギの花が綺麗に咲いていました。今は丁度、田植えの時期でもあることから「田植え花」とも呼ばれるそうです。淡いピンク色の花で目立ちやすいですから、すぐに見つけることができます。

ページ先頭へ↑

2010年06月10日パークボランティア清掃・保全活動実施

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰

皆さん、こんにちは。
ここ最近、裏磐梯は晴天が続き、汗ばむような陽気です。夏になったらもっと暑くなるのでしょうか?

さて先日、6月9日に裏磐梯地区パークボランティアの方々と一緒に、裏磐梯野鳥の森探勝路の清掃・保全活動をおこないました。参加メンバーはパークボランティア5名、裏磐梯ビジターセンター職員1名と私の計7名で、ちょっと少ない人数でしたが、皆さん熱心に取り組んでくださり、作業は順調に進みました。


主な作業は、木道の上に積もった落ち葉や枯れ葉の掃き掃除や木道にかかった笹や木の剪定などを行いました。

あまり利用者が少ないところでは、木道が笹などに覆われていましたが・・

作業後は、ご覧のようにスッキリしました。
だいぶ手入れがされていなかったようで、パークボランティアの方々も「とてもやりがいがあった」と感想を述べていました。今回の作業に限らず、自分の身の回りもしっかり整理整頓しスッキリしたいものですね・・。

今回ご協力してくださった皆さま、ありがとうございました。
今後の保全活動もよろしくお願いいたします。

ページ先頭へ↑

2010年06月07日アクティブレンジャー写真展開催中

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 星 彰

昨年からはじまった、東北地区アクティブレンジャー写真展を今年もビジターセンターなどで展示会を開催しています。ぜひ、お時間をみつけてお立ち寄りいただければと思います。

現在、裏磐梯で開催している写真展は以下の通りです。

開催内容:アクティブレンジャーのおすすめスポット2010
開催場所:裏磐梯ビジターセンター(レクチャールーム内)
開催期間:平成22年6月2日~7月30日(火曜定休日)
開館時間:午前9時~午後5時(入館は16:30まで)
入館料:無料
電話:0241-32-2850(裏磐梯VC)
※事情により開催期間、展示内容が変更になる場合もあります。ご了承ください。




美しい風景写真が中心の展示となっています。個性的でユニークな作品が揃っていますよ!

各東北地区の国立公園のビジターセンターや観光案内のパンフレットも配布しております。ぜひ、お気に入りのところを見つけて、お出かけしてみてはいかがでしょうか?

ページ先頭へ↑

ページ先頭へ