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アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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秋田

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2016年07月20日森吉山麓コウモリ観察会を実施しました

秋田 足利 直哉

 しばらく投稿の間が空いてしまいましたが、その間仕事をさぼっていたわけでも、夏バテで倒れていたわけでもありません。今日も元気な秋田の足利です。

  

 7月17日(日)、森吉山鳥獣保護区で『森吉山麓コウモリ観察会』を実施しましたのでご報告いたします。今年で3回目となるこの企画は、森吉山野生鳥獣センター運営協議会行事の一つとして実施するもので、主催は森吉山コミュニティFM開局準備会、講師及び運営協力としてNPO法人コウモリの保護を考える会に強力サポートをいただいて実施しました。

 この日は、昼頃から雨が降り出してなかなか降り止まず、ハラハラしながら観察会の準備を進めていましたが、開始時刻になってもシトシトと雨は降り続いていましたが、先ずは森吉山野生鳥獣センター内で事前レクチャーの始まりです。

 講師をつとめてくれたのはコウモリの保護を考える会の作山さん。丁寧な語り口でコウモリの生態や、北東北のコウモリ生息地情報などを色々とお話ししてくれました。質問コーナーではドンドン手が上がりなかなか切り上げら得ないほどでしたが、それが参加者のコウモリへの関心の高さを物語っているようでした。

  

  

 そして天気予報があまり芳しくなかったので、コウモリの保護を考える会の皆さんは外での観察が出来なかった場合のことも考えて、コウモリの糞や鳥獣保護センターに傷病鳥獣として保護されたものの残念ながら死亡してしまったコウモリを標本にして持参してくれていました。参加された皆さんも標本を写真撮影したり、コウモリの糞を顕微鏡で覗いたりして、じっくりと観察していました。

  

  

 いよいよ野外観察へ出発。でも雨がシトシトと降っていて雨具を着用しての観察でした。そんなあいにくの天気にもかかわらず、コウモリはそれなりに活動していて、この日のために用意したバットディテクターというコウモリが発する超音波を我々の耳に聞こえる音に変換する機械をもってコウモリの存在を確かめました。

  

 

 暗闇の中での観察会ですが、森吉山野生鳥獣センター周辺は環境に恵まれていて、森吉山野生鳥獣センター周辺にコウモリも利用する水辺があり、そこまで道が車いすでも利用できる舗装道路になっていいます。その為、参加者が歩く直ぐ後を車両が随行して万が一に備えられますし、またこうした観察会になれたスタッフが揃っているので、参加者の安全確保にもぬかりはありません。万全の体制で実施しましたが、肝心のコウモリの活動がイマイチでした。

 参加してくれた方々は残念な気持ちも隠せない様子でしたが、逆にコウモリへの好奇心や興味が膨らんでいたようです。森吉山鳥獣保護区には色々なコウモリが生息していて、車で走行しながら飛んでいるコウモリを見ることもありますし、皆さんの周りの身近な場所にもコウモリは生息しています。これを機会にコウモリに興味を持っていただければ嬉しい限りです。

  

 最後になりましたが、NPO法人コウモリの保護を考える会の皆様、森吉山コミュニティFM開局準備会の皆様、森吉山野生鳥獣センター運営協議会のスタッフの皆さん、お疲れ様でした。お陰様で無事に観察会を終えることが出来ました。本当にありがとうございました。

  

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2016年06月17日森吉で野鳥観察会

秋田 足利 直哉

 6月12日(日)、森吉山野生鳥獣センター運営協議会と日本野鳥の会秋田県支部との共催で、野鳥観察会『アカショウビンに会いたい』を実施しました。当日は曇り空で風もなく野鳥観察には最適の条件が揃いました。

 2013年度から初めて今年で3回目(2014年は道路通行不可のため中止)の開催となるこの観察会ですが、昨年はオオジシギが森吉初観察という成果を上げ、今年も期待が膨らむ中での開催となりました。

    

  

 桃洞滝までの片道4㎞程度のコースを歩きながら野鳥の声が聞こえたら立ち止まって物音を立てずにみんなが一斉に双眼鏡をのぞき込んで野鳥の姿を探すというスタイル。初めての方はつい「どこどこ?」と声を出していましたが次第に周りの空気に慣れて一緒に双眼鏡をのぞき込んでいました。

   

     

 この日、観察できた野鳥は30種類。ちなみに参加者は森吉山野生鳥獣センター運営協議会と日本野鳥の会秋田県支部会員を併せて30人。そしてその中にはなんと、今年も出ました"森吉初観察"の野鳥「アリスイ」。肝心のアカショウビンは残念ながら声だけでしたが、貴重な野鳥とその行動も観察できましたし、成果も上げて素晴らしい観察会となりました。

  

  

 そして第2部は森吉山麓高原自然再生協議会(事務局:秋田県自然保護課)が担当する植樹活動です。ここからは秋田県自然保護課の職員2名にバトンタッチして進めていただきました。

  

   

       

 野鳥に興味を持った方々が集まっての野鳥観察会後の植樹ですから、願いは一つ『○年後に私の植えたブナがクマゲラの営巣木になりますように』です。

 植え穴を掘ると意外にも条件の良い土で、植樹後の成長にも期待が持てそうな感じでした。今回は割と狭い範囲に密集して植樹しましたが、どうなっていきますかね。みんな大きく育ってくれると良いですね。

 

 

   

   

 最後になりましたが、参加してくださいました皆様、ありがとうございました。スタッフの皆様、お疲れ様でした。

  

 

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2016年06月09日海岸・海浜漂着ゴミ調査に参加してきました

秋田 足利 直哉

 6月7日(火)、秋田海上保安本部が主体となって実施する「海岸・海浜漂着ゴミ調査」が男鹿市戸賀公民館前海浜で行われ、当事務所からも参加してきました。秋田自然保護官事務所の業務では「海」とは縁が無く、プライベートでもどちらかと言えば山派の私なので、この「海岸・海浜漂着ゴミ調査」は非日常の業務です。

 この調査に参加してくれたのは男鹿市立北陽小学校の5年生と6年生。6年生の児童は4年生で初めて参加して今年で3回目になるそうです。先ずは秋田海上保安本部の担当の方々から挨拶や調査のやりかた説明などがあった後、早速海岸に移動して調査を始めました。

  

    

 

 この活動は単に海岸のゴミを拾うのではなく、そのゴミがなんなのか?どこから来たのか?などを考えながら実施します。ゴミが多くて直ぐにゴミ袋が一杯になる児童も居ましたが、みんなしっかりと調査していました。

   中には国外から流れ着いたであろうゴミもありました。児童達も慣れたもので「あっ、ハングルだ」と言いながら拾ってました。

  

    

海岸清掃+調査活動前

     

  海岸清掃+調査活動後

  

 上の写真は児童達が来る前に、清掃+調査活動をする海岸を写したもので、下の写真は児童達が調査を終えて室内学習をしている間に写したものです。大きなゴミも目立っていましたが、とてもキレイになりました。北陽小学校の5年生、6年生と教職員の皆さん、秋田海上保安本部の皆様、暑い中お疲れ様でした。

  

  

  

 みんなが一生懸命にゴミを集めて調査をしている最中、私には気になっている事がありました・・。現地に到着するなり海上保安本部の方から「調査地になにかの卵がある」といわれ、確認したのがこれ。

  

    

 地面を僅かにくぼませて、そこに巣材などは無しで4つの斑模様の緑灰色の卵でした。パッと見てチドリ類だと思ったのですが、近くに親鳥の姿はなく・・・。これから始まる活動が原因で放棄なんて事にならなければ良いなと思いながら、内心ハラハラしながらの活動でした。

   活動終了後、遠巻きに卵の様子を見ているとコチドリがやってきて抱卵したので、ホッと一安心です。海岸をキレイにするための清掃をして野鳥に悪影響を与える事にならず良かったなと思っています。

  

 

  

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2016年06月03日森吉山野生鳥獣センター開館しました

秋田 足利 直哉

 6月1日は、色々とスタートの日。近傍では太平湖の湖水開き、竜ヶ森の山開き等がありますが、当事務所が所管する森吉山野生鳥獣センターも開館しました。昨年11月初旬に閉館してから約7ヶ月の冬期閉鎖を経て、13回目のシーズンが開幕です。

   

 早速、館内では企画展示が始まっています。先ずは日本野鳥の会秋田県支部の皆様が撮影した秋田県内の野鳥写真を集めた「あきたの野鳥」写真展。既に恒例の企画となりまして、この時期森吉山野生鳥獣センター周辺の夏鳥を見て、ついでにこの写真展も見ていただければ、その日の野鳥観察が更に印象に残るのではないでしょうか?。

            

        

 続いて今年初めて企画した「藍染め作品展」です。こちらは長年、北海道から森吉山麓に通ってこられて、6月と10月のそれぞれ一月をこの地で過ごしている徳村さんとそのお仲間の作品展です。作品点数が多く見応えのある展示になってます。また北海道らしいモチーフや森の住人らしいモチーフも多く魅入ってしまう物ばかりでした。

      

    

 これから約5ヶ月間、奥森吉と呼ばれる秘境の入り口で森吉山野生鳥獣センターは、期間中休まず開館していますので是非とも足を運んでみてください。皆様のお越しをお待ちいたしております。

  

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2016年05月20日平成28年度 愛鳥学習会

秋田 足利 直哉

 5月だというのに夏日が続いている秋田市内。暑さにはまだ慣れておらず、朝晩の気温の差が大きいので体調を崩さないように気をつけている足利です。

  

 昨日(5月19日)、秋田県事業「平成28年度 愛鳥学習会」に野鳥ガイドとして参加してきました。

 この学習会は愛鳥週間(毎年5月10日~16日)にあわせて実施するもので、毎年県内から1校を『愛鳥指定校』として指定し、愛鳥週間の目的にそって実施しているものです。今年の愛鳥指定校は南秋田郡井川町の井川小学校。この日は4年生37名が隣の五城目町にある秋田県環境と文化のむらに来て野鳥観察をしました。

 

 開会式の様子です。ここでは秋田県自然保護課の職員から愛鳥指定校の認定書、表札、双眼鏡などが授与されました。

 このあと、4班に分かれて秋田県環境と文化のむら内の散策路を歩きながら野鳥観察を行いました。天候に恵まれ気温がぐんぐん上昇していましたが、まだ午前中でしたからそれなりに野鳥たちが現れたり囀りを響かせていました。愛鳥学習会で講師をつとめるのは何度か経験していますが、秋田県環境と文化のむらで野鳥ガイドをするのは初めての事だったので、この時期の鳥相など情報不足で不安もありましたが、概ね予想通りの鳥の声が聞こえてました。こうした学習会では時間が限られた中で大勢で歩く上、ガイドの説明など話し声も絶え間なく続くので鳥の確認が少なくなる傾向がありますが、私が担当した班ではいくつかの野鳥をじっくりと観察する機会がありました。

 途中、水鳥池と秋田県鳥獣保護センターの傷病鳥獣収容施設、愛鳥山荘に立ち寄りながら学習会を行い約1時間で野鳥観察は終了しました。

   

 閉会式の様子です。児童の一人が感想を発表してくれましたが、この短い間にしっかりと勉強したことが分かる素晴らしい発表でした。

 井川小学校は国花苑という公園に隣接していて、湖沼や果樹園なども近くにあって学校の周辺でもたくさんの野鳥が観察できます。この学習会をきっかけに学校の周辺にはどんな野鳥がいるのか?などと興味を持ってくれたら、素晴らしい環境で野鳥観察が出来る事でしょう。

   

 この日、確認した野鳥はカルガモ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、クロツグミ、ホオジロ、アオジの10種(足利調べ)。このうちカルガモとコゲラは割と愛想の良い個体でじっくりと観察できました。ちなみに、これら10種全て井川小学校の周辺でも観察可能です。

  

 このが愛鳥学習会の様子は、井川小学校のFacebookにも記事が掲載されてます。こちらも併せてご覧ください。https://www.facebook.com/ikawasyo/

   

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2016年05月18日森吉山野生鳥獣センター運営協議会総会とイベント情報2016

秋田 足利 直哉

 各地から冬期閉鎖道路の開通、山開き等の情報が聞こえてくる今日この頃、当事務所でも6月1日の森吉山野生鳥獣センター開館に向けて色々と準備が忙しくなってきました。

  

 そんな中、5月13日に森吉山野生鳥獣センター運営協議会総会が開催されました。議題は平成27年度の事業報告と決算、平成28年度の事業計画と予算案の審議です。当事務所は同協議会の事務局を務めている事から私も資料説明等を行いました。

  

 総会の様子です。津谷北秋田市長をはじめ、国、県、市、地元機関等が顔を揃えて森吉山野生鳥獣センターの運営について話し合いました。

  

 そこで承認された平成28年度森吉山野生鳥獣センター運営協議会の活動計画に沿って作成した『森吉山野生鳥獣センター2016イベント情報』のチラシです。北秋田市内の観光施設等で配布していますのでお近くに立ち寄った際に是非お手にとってご覧いただき、興味のあるイベントがありましたらご参加下さい。

   

 

  

 今年も野鳥・コウモリ・星空・樹木などの観察会やクラフト、各種企画展示など盛りだくさんの内容を実施していきます。6月のイベントは①観察会は野鳥観察会『アカショウビンに会いたい』、②クラフトは『バードコール作り』、③企画展は写真展『秋田の野鳥』と『藍染め作品展』です。皆様のお越し、イベントへのご参加をお待ちいたしております。

  

 

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2016年04月20日クリーンアップ活動と大潟草原野鳥観察会

秋田 足利 直哉

 前回の日記でお知らせしていました大潟草原鳥獣保護区でのクリーンアップ活動+野鳥観察会を実施しましたのでご報告いたします。4月17日(日)の天気予報は雨。午前10時以降には激しい雨になる予報でした・・。予定では午前に野鳥観察をして、午後はクリーンアップ活動の予定でしたが天気予報通りだとすると予定通りに実施するのは難しいと考え、前日から天気予報を睨みながらどのようなスケジュールで実施するのが最善か?頭がいっぱいでした。

 

 当日スタッフで検討した結果、野鳥観察も時間を短縮して、お昼までに観察会もクリーンアップ活動も併せて実施する事としました。野鳥観察会は大潟草原野鳥観察舎から南の池公園の間をユックリと歩きながら行い、今期初確認(?)のコムクドリをはじめ27種類の野鳥を観察することが出来ました。この時期は囀りを響かせている野鳥もいて耳でも楽しめる野鳥観察会でした。

  

  

 

  

 やはりというか・・途中で雨が落ちてきましたので歩く速度を速めて野鳥観察舎に帰着し、クリーンアップ活動の準備に取りかかった時には本降りになってしまっていましたが、参加者の方々からの『今日はこのために来たんだ!』という力強い言葉を聞いて気を引き締め直してのクリーンアップ活動でした。

  

 こちらは秋田県自然保護課の方々が担当してくださり、軍手やトングなどの用具の提供をしていただき、大潟村からはゴミ袋をご提供いただいてのクリーンアップ活動となりました。

 参加者とスタッフが野鳥観察舎のある特別保護地区に面した村道沿いの上下それぞれに分かれて落ちているゴミを拾い集めました。我々は毎年繰り返してクリーンアップ活動をしていますし、同じ場所を6月に大潟村の方々がクリーンアップ活動をしてくれているのですが、ゴミが減っている感覚は持てませんでした・・・。中には茂みや側溝の中に隠すように捨てられているゴミもありました。下の写真は側溝の中に数十本まとめて捨てられていた煙草の吸い殻を拾っている様子ですが、枯れ草も混じっている中から全部を拾い集めるのはかなりの時間がかかっていました・・・。

  

 

 こうして集めたゴミは大潟村の廃棄物処理場に運ばれて処分(埋め立て)されます。投棄されず適正に処分された空き缶・ペットボトル、雑誌などであれば皆さんご存じのようにリサイクルされることになりますから大きな違いですね。。下の写真はこの日集めたゴミです。引越のタイミングで出たであろうゴミなども含めて20袋以上のゴミが集まりました・・・。

  

 参加者の皆様、雨の中クリーンアップ活動にご協力いただきありがとうございました。続々とやってきて繁殖を始める野鳥たちもより良い環境で子育てできる事でしょう!またこの日一緒に実施した秋田県自然保護課、大潟村環境エネルギー室の皆様もお疲れ様でした。。

  

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2016年03月31日冬の仕事と春の観察会のお知らせ

秋田 足利 直哉

 年度末、今事務所が入居する合同庁舎の他の官署の方が大勢の方々に見送られて庁舎から去って行く光景を見ました。別れの季節です・・・。

  

 このところ、東北のアクティブレンジャー日記は「冬の仕事」についての記事が続いてますので、私もそれにのっかって、この冬、まだ真っ暗なうちから出かけていって、寒い中一人でやっていた渡り鳥の飛来状況調査についてお伝えします。

  

 この調査は全国39カ所の地点で渡り鳥の飛来状況の調査を行っているもので、渡りのシーズン中、各月の上旬、中旬、下旬に、国指定鳥獣保護区等にどんな種類の渡り鳥がどのくらい飛来しているかという傾向を把握することが目的であり、各調査地で記録されている渡り鳥等の種類及び個体数は、調査地全体または一定のサンプル区間において調査されたものです。

 この調査は以下のサイトで結果を公開しているので見たことがある方もいらっしゃるかと思います。私は大潟草原鳥獣保護区での調査のうち月の上旬の調査を担当していました(中旬下旬は鳥獣保護区感管理員さんにお願いしていました。)。

   

渡り鳥飛来状況調査のサイトはこちら↓

http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/bird_flu/migratory/ap_wr_transit/index.html

   

 渡り鳥の羽数を把握するのに最も都合がいいのは塒での調査です。ガンやハクチョウ達はおよそ決まった塒で夜を過ごして夜明けの頃に採餌場所等へ飛び立って行くのでその時間帯を逃さないように調査をする必要があります。事務所から保護区までは車で約1時間。真冬の凍結した道路でしかも未明の間に移動するのはなかなか大変です・・・。

  

 そんな感じで、調査地に行くまではつらいのですが・・・いざ現地に到着すれば、普段は見られないような幻想的な光景が見られたりして、結構楽しく過ごしていました。早起きは三文の得と言いますが本当に得した気分で仕事していました。

 下の写真は3月の調査時に撮った写真ですが、何とも言えない色の空を鳴き声を高らかに響かせてガン達が飛んでいく様子は何度見てもキレイだな~と思います!!

   

  

 塒での調査が終わると鳥獣保護区内を巡回しながら調査を続けるのですがこの時も、嬉しい出会いが続出です!!3月はオオワシがじっくりと観察に付き合ってくれました。

  

 

 その時その時色々な出会いがあって、それも楽しみの一つでした。私は早起きが苦手なので、まだ夜も明けないうちに布団を出るのは本当にきつかったですが、現地に行くと毎回そんなものは吹き飛んでしまいます。

  

   

  

 この調査が終了していよいよ春に突入!!先ずは冬の間に投棄されたゴミが目立っている大潟草原鳥獣保護区内のクリーンアップ活動と続々とやってきている野鳥達を観察する企画が4月17日(日)に予定されています。これは秋田県が定めるクリーンアップ強化月間である4月にの第3日曜日を「ビューティフルサンデー」として一斉清掃活動を呼びかけているのに併せて東北地方環境事務所と秋田県、大潟村が主催するものです。

 これから繁殖のために多くの鳥たちがやってきますが、彼らがより良い環境で過ごせるようにとの目的で実施するものです。

   

クリーンアップ強化月間とビューティフルサンデーについての秋田県のサイトはこちら↓

http://www.pref.akita.lg.jp/www/contents/1349404755664/index.html

  

 お申し込みは秋田自然保護官事務所までFAX(018-867-8589)か葉書(〒010-0951秋田市山王7-1-4秋田第二合同庁舎1階)でお申し込み下さい。皆様のご協力をお願いいたします。

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2016年02月15日冬の野鳥観察会 in 大潟

秋田 足利 直哉

 例年の2月中旬頃には、平野部にも白銀の世界が広がり、車の運転もかなり気を遣いながら・・というのが当たり前ですが、今年は秋田市の事務所から大潟村に向かう道路も田んぼも転々と雪が残っている程度となっています。

 野鳥たちはと言いますと既に「北帰行」を思わせる状況となっています。秋田市上空も南から北へ向かうガンの群れが見られますし、大潟村ではほぼ全域でガンの群れが採餌しているのが観察できます。塒となっている水域も既に結氷範囲はごく僅かとなっています。

 そんな中、2月14日(日)大潟村で野鳥観察会を実施しました。まさか、こんな状況になるとは思っていなかったのでタイトルを『冬の野鳥観察会』としていましたが、実際は冬と春が混在したような感じでした。

 観察会は東北地方環境事務所と秋田県鳥獣保護センターなどがある秋田県環境と文化のむらのとの共催で実施し、講師は日本野鳥の会秋田県支部の三浦(憲)さんと浜谷さんにお願いしました。

 当日はあいにくの雨・・雨・・雨・・・。でもあまり冷たさを感じさせない雨で、冬って感じがしませんでした。そんな雨の中、野鳥たちはいつもと変わらず過ごしていました。田んぼにはマガンやヒシクイのほか、ハクガンやシジュウカラガンがオオハクチョウ、コハクチョウらがそれぞれ群れで過ごしていました。数年前まではハクガンやシジュウカラガンはガンの中では少数派であったためか?マガンやヒシクイの群れの中に混じっている状態でしたが、最近は「ハクガンだけの群れ」、「シジュウカラガンだけの群れ」で過ごすのが当たり前になっているようです。この日もそれぞれの群れを遠巻きに観察しました。

じっくり観察できたのはハクチョウの群れ。数百羽の塊の中にオオハクチョウとコハクチョウが混じって観察し甲斐のある状況でしたが、更に亜種アメリカコハクチョウが混じっていたので、それぞれの違いをじっくりと観察することが出来ました。

   

 野鳥観察の様子。傘をさしたりレインウェアを着ながら。時にマイクロバスの中からやバスを風よけにしての観察でした。観察会当日は野鳥写真を撮影する暇は無かったので、前々日までに撮影した同じ様なシチュエーションの写真でご紹介!

     

 カモの群れです。池や水路で見られました。

  

 シジュウカラガンの群れです。比較的乾いた田んぼが好みでしょうか?

  

 ハクチョウの群れです。水路や田んぼで固まって過ごしています。

  

 この日、観察できた野鳥は25種+1亜種。あいにくの雨でバスから降りる機会が少なかったことを考えると

まずまずの数でしょうか?それでもハクガンやシジュウカラガンなど貴重な野鳥が雨でも元気に過ごす様子を観察できて、参加してくださった皆さんもそれなりに満足していただいたようです。

   

 これにて今年度の観察会は全て終了しました。これまでに参加して下さいました皆様、講師をつとめて下さった皆様、どうもありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

  

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2015年12月25日つなげよう、支えよう森里川海 ミニフォーラム in 大潟

秋田 足利 直哉

 現在、全国各地で実施され、あるいは実施が予定されている『つなげよう、支えよう森里川海 全国リレーフォーラム』の一環で12月19日(土)、環境省主催で、大潟村の共催を得て『つなげよう、支えよう森里川海 ミニフォーラム in 大潟』が開催されました。

   

 『つなげよう、支えよう森里川海』の詳細はこちらをご覧ください。

 http://www.env.go.jp/nature/morisatokawaumi/index.html

   

 大潟村で開催されたフォーラムの「地域の取組報告」はコガムシの会:今野克久氏、大潟村干拓博物館名誉館長:高橋一郎氏、馬目川上流部にブナを植える会:阿部淳氏の3氏に発表して頂き、渡り鳥観察会を大潟村の自然を愛する会:堤朗氏と私が担当しました。

 発表は上記サイトで詳しく報告されることと思いますので、私からは担当した野鳥観察会についてご報告いたします。

     

 マイクロバス2台で村内の野鳥生息地を回ります。普段の野鳥観察会では探鳥しながら方々を巡って野鳥を観察して回るのですが、今回は時間も限られており、地元で活動している堤さんと相談しながら特に見てもらいたい2箇所に絞って観察会を実施しました。

 

 最初は会場の大潟村干拓博物館の目と鼻の先の距離で採餌していたハクガンの群れの観察。周りにヒシクイとマガンも見られて一目三種の観察が出来ました。周囲には既に先客のバードウォッチャー、農作業中の方もいて、オジロワシが上空を通過したりとガン達があまり落ち着きが無く・・・しばらくしたら飛んでしまいました。

 

 続いてカモが大群で見られる場所へ。広い干拓地ですから移動にも時間が掛かりますが、その間はイラストを使って解説やら、観察情報などをお話しして観察場所へ。ざっと2万羽くらいはいたでしょうか?大半がマガモで次いでオナガガモ、カルガモ、コガモなどがいて、トモエガモも確認できました。此処でも観察中に突然カモ達が乱舞しだして観察は終了。どうやらオジロワシが出現してカモ達が逃避していたようです。

 この観察会ではマガン、ヒシクイ、ハクガン、マガモ、カルガモ、コガモ、オナガガモ、トモエガモ、ハシボソガラス、ミヤマガラス、オジロワシ、トビ、ノスリなどが観察できました。トータル1時間程で2箇所に絞った観察でもこれだけの観察が出来ます。

 最後になりましたが、共催頂きました大潟村の高橋村長始め職員の皆様、ご参加頂きました皆様、どうもありがとうございました。お陰様で実りある機会となりました。これからもよろしくお願いいたします。

  

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