十和田八幡平国立公園 十和田
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2015年05月19日蔦野鳥の森歩道整備
十和田八幡平国立公園 十和田 大野 花南
5月14日(木)に蔦野鳥の森歩道整備を行いましたので、
その様子をご紹介いたします。
ご参加いただいた十和田八甲田地区パークボランティアの14名の皆さんと一緒に
約3kmの歩道で雪解け後の作業をしながら3時間かけて回りました。
前日までの台風が嘘のように、青空が広がっています。
エゾハルゼミも一生懸命鳴いていて、初夏を感じる爽やかな陽気でした。
↑危険木撤去
歩道上に倒れてきそうな枯死木などを撤去します。
ちょっと太めの木も手ノコで作業していただき、頼もしい限りです。
↑歩道脇のロープ柵修繕作業
↑歩道のぬかるみ解消作業
側溝に詰まっている泥や落葉を掻き出したり、
歩道上に水が溜まらないように水のはけ口を作ります。
この他に歩道にかかる笹の刈払いやゴミ拾いなども行いました。
ご参加いただいた皆さま、ご協力いただきありがとうございました!
大変おつかれさまでした!
最後に...
↑月沼
蔦野鳥の森歩道には、「沼めぐりの小路」と「野鳥の小路」の2コースあり、
1周の目安はおよそ90分です。
大小様々な沼が織りなす美しい景色や季節の植物、
野鳥のさえずりを楽しみにいらしてみませんか?
2014年11月17日自然観察会(十和田湖外輪山)
十和田八幡平国立公園 十和田 大野 花南
行われましたので、その様子を紹介いたします。
今回のルートは発荷峠~甲岳台~赤岩山です。
↑ 観察中の様子 / 甲岳台
勾配が少なく、ゆったりと周りの景色を楽しみながら散策できるルートです。
昔々、マタギの人が使っていた道だと、解説員の方が話していました。
今回の所要時間は行き(発荷峠~赤岩山)2時間半、帰り(赤岩山~発荷峠)1時間半でした。
↑ 赤岩山からの眺め
いつもは葉っぱで隠れている十和田湖や外輪山の姿を見ることができます。
↑ 甲岳台からの眺め
この日は十和田湖に波がなく、湖面に中山半島が映り、とてもきれいでした。
今年最後の観察会でしたが、天候にも恵まれ、普段なかなか見ることのない方向から眺める外輪山や十和田湖の景色に参加者のみなさんと感動した1日でした。
2014年11月17日蔦野鳥の森歩道整備
十和田八幡平国立公園 十和田 大野 花南
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
11月6日(木)にパークボランティアによる「蔦野鳥の森歩道整備」が
行われましたので、その様子を紹介いたします。
↑ 木道の修繕 / 倒木の撤去
パークボランティア総勢15名で歩道にかかる危険木撤去や笹の刈払いなどを行いました。このところ寒い日が続いていましたが、当日は天候にも恵まれ、動くと汗ばむ陽気でした。
↑ ロープの張り直し / 危険木の撤去
みなさん手慣れた手つきで作業がサクサク進みます。
国立公園の安全な利用の裏には、このようにパークボランティアの方々が汗する場面がたくさんあり、改めて感謝の気持ちが沸いてきます。
みなさま、歩道整備おつかれさまでした!
↑ 長沼 / 蔦沼
2014年10月23日秋の十和田
十和田八幡平国立公園 十和田 大野 花南
日中でも外に出ると寒さを感じる今日この頃です。
さて、十和田湖では産卵のため遡上するヒメマスが沢山見られます。
↑ヒメマス / 遡上する魚道 ’14.10/10
和井内ふ化場で育った稚魚は初夏に十和田湖へ放流され、3年後の秋に再び産卵のため、魚道を遡上し、ふ化場へ帰ってきます。十和田湖の名物となっているヒメマスは、和井内貞行が支笏湖の稚魚を購入し、苦労と失敗の末、十和田湖での養魚に成功したものです。遡上する様子は9月~10月下旬まで見ることができます。
そして、10/19(日)には十和田八甲田地区PVによる田代湿原のロープ回収作業が行われました。
↑田代湿原 ’14.10/19
↑作業中の様子
植生保護のため設置された7カ所のロープ回収作業は
ベテランのみなさんの手によって、あっという間に手際よく終了。
天候にも恵まれ、青空の下、紅葉を楽しみながらの作業となりました。
みなさま、ロープ回収作業おつかれさまでした!
最後に…
↑十和田湖(恵比寿大黒島) / 休屋休憩所広場 ’14.10/19
朝日が差込む十和田湖がキレイでした。朝の十和田湖畔散策もおすすめです。
2014年10月03日酸ヶ湯で楽しむ秋の自然体験プログラム
十和田八幡平国立公園 十和田 大野 花南
9月27日(土)に晴天の中「酸ヶ湯で楽しむ秋の自然体験プログラム」が
行われましたので、ご紹介いたします。
このイベントは酸ヶ湯集団施設地区運営協議会主催のもので、ダッチオーブンを使った調理体験、酸ヶ湯周辺の散策を楽しむプログラムです。
調理体験のメニューはパエリア、タンドリーチキン、燻製です。
↑調理中の様子(パエリア)
パエリアは女性陣が担当。野菜を切る手つきなど、みなさん手慣れています。
野菜や魚介類などの具材を煮込んだだけで既に美味しそうな香りが辺りに広がります。
↑調理中の様子(タンドリーチキン/燻製/火力の調整)
タンドリーチキンは玉ねぎやニンニク、ヨーグルトなどでたれを作り、1時間半ほど漬け込みます。その間に、ウィンナーの燻製作りです。みなさん普段なかなか使わないダッチオーブンに興味津々の様子でした。
料理が全て揃い、待ちに待った昼食の時間です。
↑パエリア / タンドリーチキン / ウィンナーの燻製 / キノコ汁
酸ヶ湯ガイドさんが作ったキノコ汁とともに、みんなで作った料理をおいしく頂きました。
昼食後は、ガイドさんの解説を聞きながら、酸ヶ湯周辺(キャンプ場から地獄沼まで)の散策です。動植物や歴史、著名人のお話など分かりやすく解説して頂きました。
八甲田周辺は例年に比べ、紅葉の時期が1週間ほど早いとのことで、
紅葉も少し楽しんでもらいながらの散策でした。
最後に八甲田周辺の紅葉の様子をご紹介します。
↑睡蓮沼 / 毛無岱(北八甲田) 9月28日撮影
朝晩の冷え込みで秋の訪れを感じる今日この頃、
木の葉が色づいた十和田八幡平国立公園へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
十和田自然保護官事務所 大野
2014年09月24日十和田湖北岸観察会
十和田八幡平国立公園 十和田 畑中 亮輔
当日は、夏と思うほどの強い日差し、秋を思わせる十和田湖からの涼しい風、冬を思わせる雪(正体は「ドロノキ」の種子)と1日で四季を体験したようでした。
雪を思わせた「ドロノキ」の種子
今回の観察会では、ブナ林の中を散策したり、十和田湖の湖岸にせり出した「大畳石」と呼ばれる大きな石の上から湖を眺めたりと非常に変化に富んだ景色を楽しむことができました。さらに、リス、アナグマといった動物たちも見ることができ、常連の参加者の方々にも楽しんでもらえたと感じています。
写真左上:ブナ林 写真右上:大畳石
写真左下:講師の方による解説 写真右下:アナグマ観察の様子
十和田湖の神秘にまた少し触れたような気がします。秋にはこの場所で素晴らしい紅葉が見られると講師の方から教えていただきましたので、また足を運んでみたいと思います。
昼食をとった場所
2014年09月24日酸ヶ湯クリーン作戦
十和田八幡平国立公園 十和田 大野 花南
酸ヶ湯周辺、国道103号、登山道の3班に分かれゴミ拾い等を行うもので、私は酸ヶ湯周辺班で作業を行いましたので、その様子を紹介します。
↑集合(酸ヶ湯インフォメーション前にて)
参加者は、東北森林管理局、青森県(観光国際戦略局、東青地域県民局)、十和田湖国立公園協会、自然公園財団十和田支部、酸ヶ湯温泉株式会社、十和田八甲田地区パークボランティア、環境省、合わせて21名です。
↑左:歩道脇の雑草除去の様子 右:回収ゴミ分別中の様子
ゴミ拾いの他に歩道にかかる雑草の除去も行いました。
パークボランティアの方に話を聞くと、ゴミは年々少なくなっているそうで、キレイになるとゴミを捨てる人も少なくなるのかな、と嬉しい気持ちになりました。
少し風が冷たかったですが、日差しが出ていて、作業すると汗ばむ陽気でした。
クリーン作戦に参加された皆さま、お疲れさまでした。
↑地獄沼
全体的に見るとまだまだ緑が多いですが、紅葉している葉も見られました。
2014年09月10日パークボランティア合同研修
十和田八幡平国立公園 十和田 大野 花南
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○1日目
<十和田ビジターセンターにて>
・開会式
・講演 NPO法人奥入瀬自然観光資源研究会 理事長 河井大輔 氏
・パークボランティア活動報告
岩手山地区「モモンガの会」 原さん
南八幡平地区「ホシガラスの会」 佐々木さん
八幡平地区「ヒナザクラ会」 見上さん
十和田八甲田地区 高田さん
・閉会式
○2日目
・奥入瀬渓流自然観察会 (石ヶ戸~子ノ口の約9㎞散策)
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<1日目>
開会式の様子 (十和田八甲田地区パークボランティア福村会長あいさつ)
講演の様子
“ネイチャーガイドの視点で見た奥入瀬のコケ─新たな「観光資源」としての価値と魅力をさぐる”と題して、昨年「日本の貴重なコケの森」に認定された、奥入瀬渓流で見られるコケや、コケ類とシダ植物、地衣類の違いなど、普段、疑問に思っていた事など、分かりやすく講演して頂きました。パークボランティアの皆さんはメモを取ったり、時には頷きながら、熱心に聞き入っている様子でした。
パークボランティア活動報告の様子 (岩手山地区)
各地区の方より、植生保全や登山道維持管理への取り組み等、
PCのスライドや配布資料で紹介しながら、報告して頂きました。
※1日目の様子は鹿角自然保護官事務所・高橋AR撮影
<2日目>
(上段 左:コケを観察中 / 右:コケ類と地衣類)
(下段 左:コツボゴケ / 右:ミヤマホツツジ)
奥入瀬渓流自然観察会では、前日の河井さんの講演で聞いたコケがたくさん見られ、みなさん顔を近づけて、じっくり観察されていました。立ち止まってしゃがんで見ていると、いつもは通り過ぎて見逃している魅力をたくさん発見することが出来ます。今回は時間に限りがありましたので、少し駆け足になる場面もありましたが、お時間がある時にまたぜひ足を運んでいただきたいと思います。観察会も無事に終了です。みなさま、奥入瀬渓流9㎞の散策お疲れさまでした。
今回のパークボランティア参加者は岩手山地区、八幡平地区、南八幡平地区、十和田八甲田地区合わせて、55名となりました。
合同研修会担当地区となった、十和田八甲田地区のみなさま、準備、当日の運営等、たいへんお疲れさまでした。
2014年08月20日第3回井戸岳植生復元
十和田八幡平国立公園 十和田 大野 花南
十和田自然保護官事務所の大野です。
8月9日(土)に第3回井戸岳植生復元作業を関係機関の方々計13名で行ってきましたので、ご紹介します。
前日まで雨が降り続いており、当日の天気が心配されましたが、雨はピタッと止み、曇り空なものの、青空も垣間見える天気になりました。
(左)毛無岱 / (右)イワギキョウ
山頂へ向かう途中にある毛無岱ではキンコウカが咲いていて辺りが黄色く染まっていました。
この辺りは平らな木道が続き、周りの景色やその時々の植物をゆっくり見ながら歩けるので、
個人的に毎回楽しみにしている場所です。
(左)井戸岳からの眺め / (右)作業の様子
10時半に大岳避難小屋へ到着し、作業の打合せをした後、10分ほど歩き、
いよいよ井戸岳での作業開始です。
(左)調査の様子 / (右)イワブクロの芽
調査区内の植物がどのくらい成長しているか前回の結果と比べながら植生調査を行います。
調査中、イワブクロの芽が出ているのが見られました。調査に同行したのは今回が初めてでしたが、
新たな芽吹きが見られ、嬉しくなりました。
(左)修復作業の様子 / (右)播種の様子
施設の修復作業や、調査区へ種子の播種も行いました。
※前回の畑中ARの記事でもお知らせしていましたが、今回行った種子の播種については、許可を得ており、国立公園特別保護地区では許可なく種子を播種することは禁止されています。
下山中、仙人岱の水場でヒメネズミが見られました。
右手に怪我のあとが見られ、そのせいであまり遠くへ行けないのではないか、とパークボランティアの方が話してくれました。じっとしていると足元まで寄ってくるほど警戒心が少なく、少し心配です。
最後に八甲田大岳山頂からの眺めです。曇り空でしたが、雲海がとてもきれいでした。
参加者の皆さま、作業お疲れさまでした。
次回の第4回井戸岳植生復元作業も宜しくお願い致します。
みなさま、こんにちは。
十和田自然保護官事務所の大野です。
朝晩は相変わらず冷え込みますが、日中汗ばむ陽気が増えてきました。
初夏を感じるこの季節、いかがお過ごしでしょうか?
さて、酸ヶ湯インフォメーションセンターにて、
AR写真展「四季」を開催中です。(6/2~6/30)
近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。
■酸ヶ湯インフォメーションセンター
所在地:青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50
開館時間:9時~17時
入館料:無料
▼AR写真展詳細 (報道発表)
http://tohoku.env.go.jp/pre_2015/post_7.html
写真展の準備を終えた後、田代平方面へ行ってきました。
田代平湿原
レンゲツツジ / ヒメシャクナゲ / ワタスゲ
写真には撮りませんでしたが、ニッコウキスゲのつぼみが膨らんでいました。
7月上旬には開花すると思われ、今から楽しみです。