三陸復興国立公園 宮古
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2015年07月21日アクティブ・レンジャー写真展in宮古
三陸復興国立公園 宮古 古館 百合子
みなさん、こんにちは!宮古の古館です。宮古でもアクティブ・レンジャー写真展を開催中です!
写真展テーマ「四季」の中から、東北地区11人のアクティブ・レンジャーが撮影した「春」「夏」の写真と、各アクティブ・レンジャーのお仕事紹介や東北地区の国立公園、世界遺産、鳥獣保護区などの紹介も行っています。
さらに!今回は浄土ヶ浜ビジターセンターのスタッフさんとのクイズ企画「アクティブ・レンジャー探偵団」も実施中!クイズに答えて、問題用紙を浄土ヶ浜ビジターセンタースタッフに渡すと記念のカードがもらえます!
スタッフのひとり、前田さんが手にしているものを拡大すると...!
表は認定証、裏はアクティブ・レンジャー日記のQRコードや今後の宮古でのアクティブ・レンジャー写真展スケジュールなどが載っています。
「アクティブ・レンジャー写真展」というと、つい写真にばかり目がいってしまいますが、このクイズを通してアクティブ・レンジャーのことをより知っていただく機会になれば嬉しいです。カードには東北地区のアクティブ・レンジャーが撮影したステキな夏の写真も入っていますので、ぜひアクティブ・レンジャー探偵団に挑戦してみてください!!
さて、気になる今月の会場は...
浄土ヶ浜ビジターセンターです!ちなみに、今後宮古で行うアクティブ・レンジャー写真展スケジュールは下記のとおりです。(各1ヶ月間)
7月 浄土ヶ浜ビジターセンター
8月 休暇村陸中宮古
10月 浄土ヶ浜パークホテル
11月 浄土ヶ浜ビジターセンター
12月 休暇村陸中宮古
浄土ヶ浜ビジターセンターでは、夏休み期間中もクラフト体験やイベントが目白押しです!写真展とあわせて、ぜひ夏の思い出は浄土ヶ浜ビジターセンターで作ってみてはいかがでしょうか?スタッフ一同お待ちしております♪♪
◆浄土ヶ浜ビジターセンター
岩手県宮古市日立浜町42-69
TEL 0193-65-1690
浄土ヶ浜ビジターセンターホームページ
2015年06月10日みちのく潮風トレイルの情報はこんなところにも!!
三陸復興国立公園 宮古 古館 百合子
突然ですが問題です!
Q.平成27年6月現在、みちのく潮風トレイルにないものはどれでしょうか??
① みちのく潮風トレイルのホームページ
② みちのく潮風トレイルのフェイスブック
③ みちのく潮風トレイルの全区間のマップ
④ みちのく潮風トレイルの歌
答えはこのアクティブ・レンジャー日記の中に...!!
みちのく潮風トレイルの公式ホームページをご存じですか?
★みちのく潮風トレイル公式ホームページ
http://www.tohoku-trail.go.jp/
歩きたいけど何を準備すればいいか分からない!どこにどんな見どころがあるか知りたい!
という初めての方でも分かる解説や、ルートの紹介などがあります。
みちのく潮風トレイルを歩いた際の様子をアップしている「トレイル体験記」もあるのでご覧になってみては...?
また、みちのく潮風トレイルの公式ホームページのほかにFacebookでも随時発信しています!
★みちのく潮風トレイルFacebookページ
https://ja-jp.facebook.com/michinoku.trail
通れる道のスポットやイベント情報はもちろん、今準備中の道の様子もアップしています。
今回のアクティブ・レンジャー日記では、その準備中の道の一つ、宮古市区間を少しだけご紹介!
●潮風感じられる浜辺ルート(満潮・高潮時は迂回路をご通行ください。)
●木漏れ日広がる緑のトンネル
●初夏の訪れを知らせてくれるハマエンドウの群落
●大沢地区から眺めるローソク岩と日出島
ローソク岩は○で囲んだところですが、角度によって見え方が変わります。この角度から見た私はゾウの鼻に見えました...!
宮古区間は、山あり谷あり浜辺あり...!アップダウンが連続するルートです。
登り坂が辛くて励まされたいとき、潮風気持ち良くて鼻歌歌いたくなったときには、みちのく潮風トレイルの歌を!
歌が気になった方はこちらから聴けます↓
https://www.youtube.com/watch?v=IB0Ay528iE8
歩くはやさで触れてみる~みちのく潮風トレイル~♪
...ということで、正解は、③の「みちのく潮風トレイルの全区間のマップ」でした!
みなさん、正解しましたか?
今回ご紹介した公式ホームページ・Facebookをはじめ、今年もみちのく潮風トレイルの話題から目が離せません!
アクティブ・レンジャー日記でもみちのく潮風トレイルの情報をみなさんにお伝えしていきますので、引き続き読んでいただけると嬉しいです!
2015年03月27日特別企画!みちのく潮風トレイル踏破奮闘記その②~階上編~
三陸復興国立公園 宮古 古館 百合子
みなさん、こんにちは!
八戸自然保護官事務所の中居アクティブ・レンジャーに続き、リレー方式で調査の様子をお送りしています!第2章は八戸市の南に位置する青森県階上(はしかみ)町。沿岸から離れ、階上岳を目指します!
~第2章 階上町編~
◆中居:階上町エリアのメインは、なんといっても階上岳登山!海岸線だけではなく階上岳もトレイルコースとなっており、海も山も両方楽しめます。
★古館:階上岳のキャンプ場まで体力が持つか心配ですが景色を楽しみながら目指します!
上:水平線のパノラマが広がる海沿いコース
下:階上町最初のチェックポイントに到着
★古館:海沿いのコースは、水平線のパノラマが広がっていて、全身で三陸の潮風を感じられますね。
◆中居:地元の小学生が描いた壁画があり、どれも個性あふれる作品ばかりで元気をもらいました!
★古館:さらに海沿いを進んで階上町最初のチェックポイントに到着です!階上町エリアのチェックポイントは4ヵ所。訪れる際には、定休日や営業時間を確認してから行くようにしましょう。
◆中居:さて、いよいよ海沿いを離れて、商店街や階上駅を通り、階上岳に登ります!
★古館:階上駅では、大正13年に開業し、平成17年まで使用されていた駅がそのまま残されています。腕木式の遮断機もあり、トレイル沿線上の見どころの一つにもなっています。
◆中居:さらに歩みを進めていくと、薪ストーブの販売をしているお店があります。こちらでは薪割りや、薪に火をつける体験もできるそうです。また訪れた時に体験したくなりました!
左:大正13年から平成17年まで使用されていた階上駅
右:薪ストーブ販売しているお店。店内は非常に暖かく、体の芯まで温めてくれた。
◆中居:2つ目のチェックポイントでも無事スタンプを押し、水分補給をしてもうひと踏ん張り。今日はつつじの森キャンプ場を目指します。
★古館:16時半過ぎに、鳥屋部登山口に到着しました。陽も傾いてきたので、ここからはヘッドライトを付けます。
◆中居:階上岳には、矢印で進路が示されている標識があるので安心して登山することができます!
★古館:中居さん、動作がすばやすぎて写真の手がぶれています...。
上:鳥屋部登山口
左下:暗くなってきたのでヘッドライトを装着
右下:階上岳登山道の標識
★古館:17時30分、キャンプ場に到着。気力で登ったためか1時間という速さで到着しましたが、普通は1時間半~ゆっくり登ると約2時間かかります。私たちのように夕暮れに焦って登らないように、余裕を持って登山を計画するよう心掛けましょう...!私たちも反省します。。。それにしても中居さん、ペースが早すぎてついていくのが必死でした。
◆中居:予定より歩くのに時間がかかったから、その分遅れを取り戻さないとという気力が足を動かしたのさ。この日は食事もしっかり摂れず足が悲鳴を上げるなか、事前に運んであるテントを避難小屋に取りに向かおうとすると、一筋の明かりが...!宮古自然保護官事務所の櫻庭自然保護官が、サポートに駆けつけてくださりました!テントなども運んでくださったほか、食事などの世話もしてくださり、本当に助かりました。ありがとうございました!ゆっくり疲れをとって、翌日に備えます。
《翌日》
★古館:朝の5時半頃のキャンプ場の様子です。風が多少ありましたが晴れていたので星空を観察することができました。
◆中居:階上岳は、初心者の方でも登りやすい登山道です。キャンプ場から上は比較的穏やかな道になっていて、6月初旬頃はツツジ、秋は紅葉と、何度訪れても飽きません!
★古館:山頂からの景色は、晴れていれば遠くは八甲田連峰までくっきりと見ることができます。この日は雲があり、見ることができませんでしたが、八戸市街地が見えました!
左・右下:階上岳登山道
右上:階上岳山頂からの景色
◆中居:階上岳の山頂に登ったら、再び海岸線に向けて歩き出します!階上岳を下山してからも景色がよい場所がいくつもあります。放牧場がコースとなっているため、牛も見ることができます。気持ちよさそうに寝転んでいる牛を見ていると寝転がりたくなってきた...。
★古館:気持ちは分かりますが、海岸線の潮風が待っていますよ!
★古館:海岸線に向かう道も、森・砂利道・アスファルトなど様々なところを通っていきます。中でも、寺下観音に抜ける森のトンネルは木漏れ日が差してとても綺麗ですよ!
左:森のトンネル。来た道を振り返ると木漏れ日が差していました。
右上・右下:トレイルコースの道も様々。
◆中居:階上岳キャンプ場から海岸線のルートまでたどり着くと、もう夕方になっていました。途中、寺下観音の近くでコウモリに遭遇するサプライズもありましたね。あとは、道の途中にあった「ど根性ひまわり」!アスファルトを突き破り立派に立つ姿に元気をもらいました(笑)
左:コウモリ(写真中央)
右:中居アクティブ・レンジャーが元気をもらった「ど根性ひまわり」
★古館:コウモリは、このあと中居さんの顔をめがけて飛びました(笑)私たちを出迎えてくれたのかもしれませんね。階上町のチェックポイントも4ヵ所集め、ついに岩手県に足を踏み入れます。この続きは洋野町編でお伝えしますので、次回お楽しみに!
2015年03月27日特別企画!みちのく潮風トレイル踏破奮闘記その③~洋野編~
三陸復興国立公園 宮古 古館 百合子
青森県八戸市をスタートして3日目、岩手県洋野町に入りました!1日あたり約20キロペースで歩いてきました。久慈市・小袖海女センターを目指し、後半戦まだまだ続きます。
~第3章 洋野町編~
◆中居:陽もだんだんに傾いてきましたね...。本日の宿までもう少し!
★古館:宿に向かう前に、次の日の出発が早いので洋野町のチェックポイント「ひろの水産会館ウニーク」に行きたいです!
◆中居:朝出発するときは開店前ですもんね。行きましょう!
18時の閉店時間迫るなか、二人の歩くペースも速くなります。
◆中居:古館さん、ペースが早い...どんどん速くなってますよ...。気力の強さには脱帽だな...。
★古館:何か言いました?!
◆中居:いえ、何も!!
その後も徐々に二人の距離は離れ、古館アクティブ・レンジャーが閉店時間5分前に「ひろの水産会館ウニーク」に到着。その後5分遅れで中居アクティブ・レンジャーも無事に到着しました。
◆中居:ここはスタンプを押せる他にも海産物やお土産を買うことができます!
★古館:中居さんが到着する前にスタッフの方から色々とお話を伺っていました!お食事処もあって、美味しそうな料理の写真もたくさん並んでいます!
◆中居:古館さん、食べ物には目がないですね。でも確かに美味しそう...!スタンプも押したので、今度こそ本日のお宿「マリンサイドスパたねいち」に向かいましょう!
◆中居:この日は、海のすぐそばに建つ波音が聞こえる宿に宿泊です。お風呂から上がって夕飯を...と思ったら、待ち合わせ時間になっても古館さんが来ない!!
★古館:...すみません、時間に間に合うように来たつもりですが、ついお風呂でゆっくりしてしまいました...。
◆中居:どんどんペースを上げて歩いていたけど、疲れが溜まっていたんですね!今日の疲れをしっかりと取って翌日に備えましょう。
《翌日》
★古館:本日も晴れの予報です。宿から太平洋に昇る朝日を見ることができます。それにしても綺麗ですね!
◆中居:朝食でも、太平洋を眺めながら新鮮な食材が食べられて幸せです!栄養をつけて、本日は久慈の侍浜を目指して歩きましょう!
★古館:あ!サケが遡上しています!
◆中居:トレイルマップにも載っていますが、秋になるとサケの遡上がみられる場所もあります。一生懸命川を遡ろうとしている姿を見ると泣けてくる...。このようにトレイル沿いには、まだまだ見どころがたくさんあります!
左上:黄金に染まる稲穂と収穫後の風景。遠くに太平洋が望める。
下:原子内付近のトレイルコース。
右上:有家の海岸には大きな砂浜があり、サーフポイントにもなっている。
★古館:海から離れると田園風景が広がっているほか、集落の中を通り抜けたりと、地域の方々の生活を間近に感じられますね。
◆中居:そうですね!また、海沿いコースも波を間近に感じながら通るコースがあり癒やされます。ただ波が高い時は無理せずマップ上に記載してある迂回路を歩きましょう。
左:洋野町中野エリアのルートは、海岸線に沿って続く松林の中の道路。
右:洋野町と久慈市の境界。この川を渡って久慈市エリアに入る。増水時は迂回路もある。
★古館:時間が経つのが早いもので17時を過ぎ、暗くなってきましたね。陸中中野から北侍浜キャンプ場まで結構距離ありますけど、大丈夫ですか?
◆中居:んー...なんだか心配だな...。どうしましょうか...。
そんな話しをしていると、1台の車が停車。通りすがりの地元の方でした。
●地元の方:「どこまで行くの?」
◆中居・★古館:「侍浜までです。」
●地元の方:「暗くなってきたから車に乗りなさい。」
◆中居・★古館:「でも、私たち歩いて侍浜まで行くことを目指しているんです。」
●地元の方:「森の中はもっと暗いから乗りな。ちょうど帰る道の途中だから。今まで人の世話になって生きてきたから、今度は自分が人の世話をしたいんだ。」
私たちも引くに引けなくなり、お言葉に甘えて乗せていただくことに。久慈市のチェックポイントの1つ「侍の湯きのこ屋」で降ろしてくださりました。スタンプを押し、夕食・お風呂をいただいた後は北侍浜キャンプ場まで歩き、テント泊。着いた頃には月も高く上がっていました。
◆中居:洋野町エリアを歩き終えて、いかがでしたか?
★古館:3日目は特に人の温かみに触れた日でした。洋野町のチェックポイントも全箇所を訪れ、そのうちの1つでは、トレイルハイカーにいつもプレゼントしているからと昆布を頂きました。昆布を噛む度に、汗をかいた体に塩分が浸透するのが分かりました。本日も予定より、遅れてしまったのが反省ですが...。
◆中居:そうですね、反省します...。「人の温かさ」と言えば、「うにめし」「ほやめし」のお持ち帰りパックの販売を始めたお店もあったり、ハイカー向けのサービスをしているところで気遣いが感じられました。また、JR八戸線のレストラン列車が通過するときに、地元の方々が大漁旗などを振る「おもてなし」の取り組み「洋野エモーション」も偶然見ることができましたね。
★古館:洋野エモーションで温かく迎えてくださった方々、チェックポイントでお世話になった方々、車に乗せてくださった方、ありがとうございました。
◆中居:次回はいよいよ最終章・久慈編に続きます!無事に小袖海女センターまでたどり着けるのか!?
◆中居・★古館:それではまた最終章で!
2015年02月05日山田町でモニターツアー開催しました!~復興エコツーリズム事業~
三陸復興国立公園 宮古 古館 百合子
みなさん、こんにちは。
前回のアクティブレンジャー日記でお知らせしました、山田町での復興エコツーリズムモニターツアーの様子をお伝えします。
モニターツアーの参加者は10名。当日の朝に降っていた雨もあがり、太陽の日差し降り注ぐ中でツアー開始!
ツアータイトルは「山田の楽しさ見て触れて!!人・海・祭り!3つ揃って山田町エコツアー」で、キーワードは「山田湾」。
山田町中心部が見渡せる丘や、地元の漁師のガイドで海上から、さらに海の幸の収穫作業の一部を体験し、魅力あふれる山田湾を伝えるツアーとなっています。
まずは、地元の漁師のガイドによる「山田湾クルーズ」!海上から震災の爪痕が残る海岸線や、カキの養殖棚を間近で見学しました。
カキの養殖棚の見学では、ガイドが育てているカキの養殖棚へ船を近づけ、1年ものと3年もののカキの大きさの比較に、ガイドが海中からカキを引き上げると参加者も興味津々。「カキは何を食べて育ちますか?」など質問が飛び交いました。
ちなみに、カキはプランクトンを食べて育つそうです!
船から降りると、カキがいくつも密着して1つの塊になっているものを、1つ1つ切り離す作業とカキの殻むき体験です。
漁師ガイドにカキを切り離すポイントを教わり、最初は手慣れず苦戦していた参加者もだんだんと慣れてきて夢中になっていました。
また、カキの殻むき体験では「カキの塊を切り離すよりも難しい!」と話しながらも、参加したみなさん、きれいにむいていました。
体験も一段落し、待ちに待ったお昼ごはんの時間!
昼食は、山田町名物の「わかめラーメン」とカキ・ホタテなどの海産物の蒸し焼き。
写真のとおり、わかめラーメンの特徴は麺の色。わかめが麺に練り込まれているため、きれいな緑色をしています。
ラーメンの上にホタテなどをトッピングして海鮮ラーメン風にする方も!会場はあっという間に海の幸の香りに包まれました。
ツアーの中では、山田町のお祭りの映像も流しました。実は、この映像も今回のツアーのキーワード「山田湾」と関係があり、お祭りで、みこしを担いだ人々が山田の海に入っていく海上渡御が行われるのです。
映像でお祭りの歴史を振り返りながらスタッフが自信の体験談を交えながら語ります。郷土芸能の虎舞や海上渡御が映し出されると、語りにも熱が入ります。郷土愛が強い方が多く、この山田のお祭りを見るために帰省する人も少なくないそうです。
参加者の中には山田町のお祭りに訪れた方もおり、一気に祭りムードに。初めて知る方も興味深そうに見入っていました。
昼食後は、神社のある高台へ向かい、登りきると山田湾や復興に向けて日々姿を変えつつある町の中心部が見渡せました。
スタッフが、復興に向け日々変わり続けている山田町の復興の様子についても触れ、最後に町の復興を祈願してツアーを締めくくりました。
夏に行われたモニターツアーの反省会では、スタッフの緊張が参加者にも伝わっていた様子だった、参加者とスタッフの交流の時間をもっと持てたら良かった、などの意見があり、今回のツアーは参加者と交流する時間を増やしました。そのためか、ツアー中は参加者とスタッフとの心の距離が近く、お見送りの際には参加者がスタッフに駆け寄り感謝の気持ちを伝える場面も多く見受けられ、終始和やかな雰囲気に包まれていました。
ツアー終了後は振り返りを行い、良かったところ・もっと工夫が必要なところ・今後の目標など様々な意見を出し合い、スタッフの結束を深めました。
モニターツアーに参加してくださったみなさま、ありがとうございました!
最後に...。ツアー後に撮影した山田湾の夕暮れ。
途中雪が舞うこともありましたが、最後まで天候も味方になってくれました!
2015年01月09日山田町でモニターツアー開催します!~復興エコツーリズム事業~
三陸復興国立公園 宮古 古館 百合子
新しい年最初の内容はこちらです!
来る1月17日(土)に山田町にてモニターツアーを開催します!
山田町では、「海山チーム」と「まちなかチーム」に分かれてプログラム作りを進めており、「まちなかチーム」は昨年の秋にモニターツアーを行いました!
まちなかチームがモニターツアーを行うまでの様子はこちらから↓
http://tohoku.env.go.jp/blog/sanriku/a-miyako/index.html
昨年はテーブルでの検討を重ねたほか、海山チームは夏にモニターツアーを経験していますが、今回は「冬」!
当初、昨年12月にモニターツアーを行う予定でしたが、夏のモニターツアーを行う際に、余裕を持った準備が行えなかったと反省し、1ヶ月ずらし準備期間を増やして開催する運びとなりました。
【H26年度海山チームの取り組み】
海山チームは「山田湾」をキーワードとし、
・トレッキングで山田湾を上から眺める
・山田湾に出て海上から美しい山田湾を楽しむ
・山田湾でとれた新鮮な魚介類を食べて楽しむ
ツアーを目指して取り組んできました。
まちなかチーム同様検討会の中で講師の方からツアーへのアドバイスをいただきながらツアーづくりを行いました。
■昨年夏のモニターツアーの様子
8月30日(土)にはモニターを募り、ツアーを開催。
天候にも恵まれ、参加者もツアーを楽しんでいた様子でした。
ただ、初めてのモニターツアーで、スタッフが準備に余裕を持てなかったり、ツアーや安全面に関しての説明・気配りがもう少しできたのではないかという反省も出ました。
あれから4ヶ月半...
反省や成果などをメンバー内で共有し、今回の冬のツアーづくりに生かしました。
前回はシーカヤックで山田湾を海上から楽しむ体験を含んでいましたが、今回は漁師の方の船に乗り山田湾クルージング・カキ収穫体験を盛り込みました。その後は温かいごはんも用意。海からも陸からも「山田湾」を楽しめる内容のツアーとなっております。
前回同様フェイスブックにも載っていますので興味のある方は来週17日(土)山田町にお越しください。
https://ja-jp.facebook.com/fukkoecotourism
本年もエコツーリズムやみちのく潮風トレイルなど、ホットな記事を載せていきますので、どうぞよろしくお願い致します。
2014年12月04日アクティブレンジャー写真展開催中! 東北の自然~風景~
三陸復興国立公園 宮古 古館 百合子
今年度第1弾として、8月に「東北の自然~いきもの~」をテーマに展示しましたが、今回のテーマは「東北の自然~風景~」です。
東北地方のアクティブレンジャーが撮影した風景写真をはじめ、「アクティブレンジャーって何者!?」「どんな仕事をしているの?」という方へ、アクティブレンジャーの仕事を知っていただける仕事紹介コーナーもあります。
仕事紹介コーナーでは、
①主な仕事内容
②管轄している地域の紹介
③東北地方のアクティブレンジャーの紹介
があり、③では各アクティブレンジャーのコメントを顔写真付きで掲示しています。
また、日々更新をしている「アクティブレンジャー日記」の最新版も置いてあるので、まとめてご覧頂くこともできます!
さらに、アンケート回収箱やアンケート用紙置きも前回からパワーアップ!
写真展の会場となっている休暇村陸中宮古の職員の方が、アンケート用紙のスタンドに、竹でスタンドを作って下さいました。なかなかステキな雰囲気を醸し出しています!
写真展にお立ち寄りの際には、ご意見・ご感想もお願いします。
休暇村陸中宮古での東北アクティブレンジャー写真展は、12月いっぱい開催しています。この写真展を通して私たちアクティブレンジャーの仕事内容を知っていただくきっかけになれば嬉しいです。
宮古でも雪が舞うようになり、浄土ヶ浜も雪化粧をする日は遠くなさそうです。夏とは違った表情を見せる冬の浄土ヶ浜もステキなので、ぜひ三陸に訪れてみてはいかがでしょうか。
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開催場所 休暇村陸中宮古
"http://www.qkamura.or.jp/miyako/"
岩手県宮古市崎鍬ヶ崎18-25-3
開催時間 8:00~20:00 入場無料
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2014年11月21日みちのく潮風トレイルをひらくin普代村
三陸復興国立公園 宮古 古館 百合子
普代村では、11月12日から14日までの3日間「みちのく潮風トレイルをひらくin岩手県普代村」と題して、みちのく潮風トレイル開通を目指して草刈イベントを行いました!
連日20名を越えるメンバーで作業。私は2日目の11月12日に参加しました。チラシやインターネットで呼びかけをしていたため、トレイル草刈イベントの募集を見て参加した方もおり、地元普代村や三陸沿岸の市町村在住の方、岩手県内陸の花巻市からも参加して下さりました。
まず、普代村職員の方が作業の内容や注意点などを説明した後、3チームに班分けをしました。チームが決まったら現場に移動し、道具を持っていざ作業開始!
背丈ほどある草や笹がありましたが、参加者した方々はカマを持ってどんどんヤブの中を進んでいきます。みなさん、カマを使い慣れているためか午前中の作業は予定より早く終了!さすがです!
お昼は普代村の食堂でおいしいものを食べて英気を養い、午後の部作業開始!午後は斜面や倒木が多い区間です。倒木も太いものがいくつもあり、苦戦しながらの作業でしたが、こんな収穫も!地元の方がヤマナシを発見!秋の味覚ですね。食べると多少の渋みがありましたが、みずみずしかったです。作業が終わり、事務所に帰って調べてみると、生食用というより果実酒などにするとおいしくいただけるようです。このように自然のめぐみを見つけるのも楽しみの一つですね。
頂上付近にさしかかると、木々の隙間から普代村のまちなみが見えました。これから冬に近づき、葉が落ちるにつれて、三陸ではさらに景色の良い場所が増えていきます。
この日の空は移ろいが速く、青空が出ていると思ったら曇り始めて雨やみぞれ…。しかし、晴れ間には虹が架かり、トレイル草刈イベントを見守っているようでした。
動物には出会いませんでしたが、クマの引っかいた痕跡を発見!木から下りる際についた傷ではないか、と地元の方がおっしゃっていました。この季節、クマも冬眠に向けて準備をしているのでしょうね。
ほぼ予定時刻の15時に、この日予定していた作業は終了。ケガをされた方もおらず無事に終わりました。
この日の参加者は約30名。集合写真を見て分かるように、年齢も様々で、20代からなんと80代まで!みなさん、元気な方々ばかりでした!!私は残念ながら2日目のみの参加でしたが、3日間参加された方も…!改めて、トレイル草刈イベントに参加して下さった方々、ありがとうございました。
みちのく潮風トレイル全区間約700km…開通に向けての作業はまだまだ続きます。
2014年11月04日山田町でモニターツアー開催します!~復興エコツーリズム事業~
三陸復興国立公園 宮古 古館 百合子
来る11月8日(土)山田町にてモニターツアーを開催します!
山田町の歴史、食、震災語り部を体験するツアーです。
復興エコツーリズム事業に取り組み始めて今年で3年目。山田町では「海山チーム」と「まちなかチーム」に分かれ、プログラム作りを進めてきましたが、本日は、上記のツアーを行う「まちなかチーム」にスポットを当てて紹介していきます。
復興エコツーリズムについて詳しく知りたい方はこちらから→
http://www.env.go.jp/jishin/park-sanriku/green-reconstruction/vision3.html
昨年度の山田町の取り組みについて知りたい方はこちらから→
http://c-tohoku.env.go.jp/blog/2013/11/1845.html
http://c-tohoku.env.go.jp/blog/2013/12/1855.html
http://c-tohoku.env.go.jp/blog/2013/12/1857.html
【H26年度まちなかチームの取り組み】
今年度は山田町の歴史や文化、震災当時の様子を紹介する「語り部」に、地元のお母さん方と山田町の郷土料理を作る体験を加えたエコツアープログラムを作る取り組みを行っています。
検討会の中で山田町の自然や歴史に詳しい先生を講師にお招きし、山田町のことを深く知る勉強会を実施したり、株式会社岩手県北観光の方をお招きし、旅行会社の視点からのアドバイスをいただきました。
検討会以外では、
6月…同じくエコツアーづくりに取り組んでいる宮城県気仙沼市唐桑地区にて、唐桑流エコツアーを体験
7月…11月8日のモニターツアーに向けて、まちなかチームで現地調査
8月…モニターツアープログラムの一部をメンバー同士で試行。反省点の修正を行い、プログラムの磨き上げを行う
と、野外での積極的な活動もありました。
モニターツアーの参加費は一人1,000円。午前10:00 宮古駅集合です!!
FaceBookにも詳細が記載されています!
https://ja-jp.facebook.com/fukkoecotourism
11月8日の御予定が空いているという方は、11月6日(木)まで申し込み可能ですので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
さらに、もう1つのチームである「海・山チーム」のツアーも12月に予定していますので、後日ご紹介致します!
宮古では休暇村陸中宮古に会場を移し、8月も1ヶ月間アクティブ・レンジャー写真展を開催しています!
宮古駅からバスに揺られること約30分、休暇村陸中宮古に到着。周辺には自然散策路があり、鳥のさえずりや波の音を聞きながらゆったりと自然を満喫できます。
上の写真は夕方に撮影しましたが、太陽のスポットライトを浴びた森で一生懸命鳴くヒグラシの大合唱が夏の夕暮れに響いていて、うっとりしてしまい、しばらく動けませんでした(笑)
また、自然散策路には見晴らしの良い場所がいくつもありますが、姉ヶ崎展望台からはこのような景色が見えます。写真中央に移っている岩場はウミネコ・ウミウの生息地。子育ての時期は終わりましたが、双眼鏡を使うと生活している様子がよく見えます!
さらに、30分ほど足を伸ばすと、浸食された岩穴から海水が吹き出す「潮吹穴」があります。波が穏やかな時は高く上がりませんが、台風の次の日など海が荒れている時には、吹き出す高さが30メートルほどとなることも。また、「ゴォー」っという海水が吹き出す時の音は迫力満点!
木陰やそよ風が気持ち良い散策路でも、この季節歩くと汗びっしょりになりますよね...。休暇村陸中宮古では宿泊をされない方でも入浴できるので、汗を流して気分さっぱり!お風呂上がりは1Fのティーラウンジでゆったりくつろぎながら写真展を見ていただければ嬉しいです。
写真展はティーラウンジ内にて開催中!「夏」と「秋」の写真を22点展示しています。
ぜひ休暇村陸中宮古周辺も楽しみながら、カメラを片手にあなただけの三陸の「夏」の写真を撮ってみてはいかがでしょうか?
会場の詳細はこちら↓↓
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休暇村陸中宮古
岩手県宮古市崎鍬ヶ崎18-25-3
TEL 0193-62-9911
HP http://www.qkamura.or.jp/sp/miyako/
8:00~20:00 入場無料