ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2016年10月

14件の記事があります。

2016年10月27日秋から冬へ

十和田八幡平国立公園 阿保 聡

 業務で蔦野鳥の森に行き、蔦沼の写真を撮影し事務所に戻ったところ、田畑首席自然保護官が前日に撮った写真を見せてくれました。2枚を比べると、この時期の1日の変化が見て取れたので皆さんに紹介しようと思いました。

蔦沼26日

 これが26日に田畑首席自然保護官が撮った写真です。

蔦沼27日

 そしてこれが27日に私が撮った写真です。思っていたよりも紅葉が進んでいて、もう終わりかけでした。

 日の当たり方やカメラの違いもありますが、結構葉が落ちたように見えます。

 こうしてみると、1日ずつ着実に冬に向かっていることを実感できますね。秋から冬への移行期間はなんとなく寂しさがありますが、冬には冬のおもしろさがありますので個人的にはとても楽しみにしています。

 国内だけではなく、世界的に見ても有数の豪雪地帯である八甲田。その冬の魅力もお伝え出来ればと思っていますので、楽しみにしていて下さい。

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2016年10月26日松見の滝巡視

十和田八幡平国立公園 阿保 聡

 このところ朝、出勤時に家から出ると、車のフロントガラスに露がついていることが多くなり、だんだんと暖機が必要な季節になってきました。

 十和田八甲田エリアでは、山には雪が積もり始め、奥入瀬渓流の紅葉は後半にさしかかり、蔦沼や十和田湖の紅葉は見頃を迎えそうな感じです。

 先日、松見の滝まで巡視に行ってきました。

 松見の滝は、南八甲田山域を源流とする黄瀬川にある滝で、日本の滝百選にも選ばれています。上下2段の流れになっていて、合計の落差は90mと大変見応えがあります。

黄瀬林道

 松見の滝までは、黄瀬川沿いの林道歩きがしばらく続きます。まだ紅葉を楽しめます。奥入瀬渓流と違ってこちらは静かです。

松見の滝入口

 松見の滝への入口です。ここから先は急斜面をトラバースしながら歩く場所が多く、滑りやすいので注意が必要です。

松見の滝

 そして、これが松見の滝です。

 肉眼ではスケール感に圧倒される位迫力があるのですが、写真ではうまく伝わらないのが残念です。

 紅葉には少し遅いかなと思っていたのですが、まだきれいな紅葉を見ることが出来ました。

 一見の価値のある滝なのですが、アプローチが長く(片道3時間前後)、林道歩きが続くので、八甲田や奥入瀬と比べると、訪れる人はかなり少ないです。

 八甲田では道路に雪が積もり一時的に道路が閉鎖されるなど、着実に冬に向かっていることを実感します。山へお出かけの際は気象条件や路面状況の把握に努め、十分注意してお出かけ下さい。

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2016年10月25日「講師」の仕事

秋田 足利 直哉

 日に日に寒さが増していますが皆様いかがお過ごしですか。この時期は紅葉、初雪など気になる事が多く、各地のアクティブレンジャーもそうした自然情報を発信していますので、私は視点を変えて私達アクティブレンジャーが行う仕事内容の話題を。

 決して多いわけではありませんが年に何回か、「講師」として招かれて、業務で培った実践的な話をする事がありますが、先週はそうした仕事が2つありました。

   

 一つ目は10月17日(月)に秋田県が主催して実施した平成28年度「野鳥の識別及び高病原性鳥インフルエンザ防疫研修会」が国指定大潟草原鳥獣保護区を会場に行われ、その中で「野鳥の識別とカウント」について鳥獣保護区管理員さんと2人で日頃から調査等で実践している事などを中心にお話ししてきました。

 研修に参加されているのは、秋田県の各地域振興局の職員であったり、鳥獣保護員として日頃から県指定の鳥獣保護区を巡視されている方々です。この時期、国内各地で高病原性鳥インフルエンザ対応の為に渡り鳥の飛来状況調査を行っており、特に毎年1月には全国で実施される「ガンカモ一斉カウント調査」などの調査がありますが、それに向けて実施する研修です。

 ちなみに環境省では9月より各地で渡り鳥の飛来状況調査をしてその情報を提供していますが、これは高病原性鳥インフルエンザ対応における取り組みの一つです。なので我々は日頃から鳥獣保護区内の野鳥生息状況を調査していますがその際に行っている事をお話ししてきました。

    

 二つめは、10月20日(木)に森吉山野生鳥獣センターと国指定森吉山鳥獣保護区に秋田県立秋田北鷹高校スーパーサイエンスハイスクールの「森吉フィールドワーク」として「国指定森吉山鳥獣保護区の森とそこに生息する野生鳥獣について」というテーマでお話、周辺の森での野外巡検に講師として、これも鳥獣保護区管理員さんと2人で対応してきました。

 この日、勉強しに来てくれたのは環境や林業について学ぶ緑地環境科の1年生35名。森吉山鳥獣保護区では自分たちが学ぶ地域にある豊かな自然環境について学ぶのが目的。そこで日頃からそうした環境に身を置いて仕事している我々と縁が出来たのでした。

   

 我々アクティブレンジャーは自分の担当フィールドに関わることであれば、講話や現地指導などで講師をつとめることが出来ます。高度な専門性は有していませんが、現地で活動する者ならではの話なら(きっと各地のアクティブレンジャーみんなが)得意ですよ。もしそんなご要望がありましたらお近くの自然保護官事務所までお問い合わせください。

 

 

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2016年10月24日月山8合目の公園線封鎖

磐梯朝日国立公園 羽黒 古川望

 10/24(月)15:00より、月山公園線が封鎖されました。

 月山公園線は月山の麓の羽黒から8合目まで50分程度の道路です。冬期~翌年6月下旬頃までは毎年封鎖しています。道路の封鎖に伴い、外来種除去マットの回収と木道巡回をしてきました。

 マットは7月に設置して冬期は回収となります。写真の青いものがマットです。この他、男女トイレ前、木道前に設置していた合計5枚を回収しました。来年皆さんが月山8合目にお越しになる際は、ぜひマットで靴底をゴシゴシと擦ってからのご通行、ご協力お願いいたします。

【外来種除去マットの回収】

 マット回収後に寒い、寒いと思いながら木道を巡回していると、木々に氷の塊がついていました。霧氷です。中でも美しいと感じたのはアカミノイヌツゲで、赤い実に氷が張り付く様子がとても美しかったです。

【アカミノイヌツゲの霧氷】

 他にもミネザクラやヤハズハンノキに霧氷がたくさん見られました。ミネザクラの霧氷の向こうには緑のササと、盛りを終えたキンコウカが一面に広がっていて、初めて目にする光景に感動しました。

【ミネザクラの霧氷】

 8合目は秋から冬へ着々と支度を済ませていました。ビュービューと吹く風から冬のにおいをたくさん感じた8合目でした。皆さんも季節の変わり目、体調に気をつけてお過ごし下さい。

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2016年10月24日蕪栗沼クリーン作戦

仙台 鎌田 和子

こんにちは、仙台自然保護官事務所の鎌田です。

初雁情報から1ヶ月が過ぎ、伊豆沼や蕪栗沼周辺では、沢山のマガンが飛び交っています。沼周辺、田んぼ、上空、どこにでもマガンがいる、その鳴き声に混じりオオハクチョウの大声も響き渡るそんな季節となりました。それはそれはにぎやかです。

 

毎年恒例になっている大崎市田尻観光協会主催「蕪栗沼クリーン作戦」に参加してきましたので報告いたします。

 

クリーン作戦の主力は、地元大貫小学校の5年生、6年生の皆さんです。開催日を休日から平日に変更してから授業の時間を割いて参加しています。そして蕪栗沼に関わる皆さんと一緒に蕪栗沼に通じる道路の清掃活動をしてきました。私たちの清掃状況を見守るかのように上空をマガンが飛んで行きます。

 

 

 

上の写真が2016年今回、そして下の写真は2010年のものです。ゴミの量が減っているなと思いませんか。継続している結果でしょうか。それとも・・・・。いつか、ゴミを道端に捨てる人がいない、ゴミゼロになったらと願っています。

クリーン作戦に参加の皆様、お疲れ様でした。

 

 

私たちが清掃活動をしているころのマガンの群れです。写真を拡大すると奥にも無数のマガンが飛んでいるのがわかります。

伊豆沼や蕪栗沼周辺に渡ってきているガン類は合わせて10万羽を超えているようです。これからまだまだ増える予定です。

 

ガン類の朝の飛び立ち、日中の田んぼでの行動、ねぐら入り、一日を通して、越冬するガン類の観察ができます。ぜひ、宮城県北部3つのラムサール登録湿地にいらして、ガン類の日本最大の越冬地を堪能してみてはいかがでしょうか!

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2016年10月21日白神山地の紅葉情報

白神山地 野原七恵

10月も半分以上過ぎ、西目屋村はかなり寒いです。

今日の山の気温は5℃でした...

ここ数日の冷え込みもあってか、紅葉もちょうど見頃になってきています。

暗門の滝へのアクセス路の「暗門渓谷ルート」はブナの「黄葉(こうよう)」がちょうど良い時期でした。

五葉松の緑とのコントラストがとてもキレイです。

ブナ林の黄葉を楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか?

暗門渓谷ルートは名前の通りに渓谷沿いを歩きます。

昨年の落石事故から管理を見直し、ほとんど整備をしていない道となっています。

途中で渡渉して川を渡らなければならない場所もあるため、今の寒い時期に暗門の滝へ行くのはなかなか過酷です。

ですが、上の写真のように昔の歩道が残っている場所もあるので、川沿いをのんびり歩きながら渓谷の景色と黄葉を楽しむのも、良いかも!滝に行けなくてもブナ林や渓谷の白神らしい自然の魅力が伝われば良いな~と思いながら入山数カウンターまでの道を巡視していました。

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2016年10月21日滝ノ上温泉周辺は紅葉の見頃を迎えました。

十和田八幡平国立公園 盛岡 工藤紀恵

 こんにちは。盛岡自然保護官事務所の工藤です。

 「食欲の秋」「芸術の秋」楽しんでいますか?私は前者の担当です。

 

 本日は滝ノ上温泉付近の紅葉の様子をお知らせいたします。
岩手県雫石町の葛根田渓谷沿いは紅葉真っ盛り。
曲がりくねった道やトンネルが秘境ムードを盛り上げます。

 

 

 

鳥越の滝の滝壺から上がる地熱の蒸気も、見ることが出来ました。

滝ノ上駐車場から対岸を撮りました。大地から蒸気が上がる大迫力の景色が
広がっています。

 

 

 盛岡市内から滝ノ上温泉は1時間程度ですので、ドライブにはちょうどいい時間です。
雫石町には美味しいおそば屋さんや、日帰り入浴施設があちこちにありますので
秋の国立公園を満喫するコースが出来上がりそうですね。
素晴らしい景色が皆さんをお待ちしています。

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2016年10月20日10/22に草刈りイベントがあります!!

三陸復興国立公園 八戸 大友千夏

八戸自然保護官事務所の大友です。

今週末の10/22に、種差海岸インフォメーションセンター主催の、

「第4回草刈清掃活動」が行われます!

種差海岸は、地域の方々を中心として草刈りによる景観維持が行われており、

皆さんで楽しく美味しく草刈り活動しよう!ということで、昨年度より草刈りイベントが行われています。

今回はその下見ということで現地確認をしてきました。

草刈り場所はみちのく潮風トレイル八戸区間のコース内にある大須賀海岸~白浜の間です。

今回も去年同様、実生松の抜き取りです。

クロマツは過去に人為的に植えられたものであり、

マツの持つアレロパシーという作用により他の植物が生えなくなってしまいます。

マツばかりの林にならないように、抜く必要があります。

どのように抜くか、袋に入れるか、運び入れるか、などを確認しました。

また、うるしなどもあるので草刈りイベント当日は注意して行いたいと思います。

草刈りイベント後は美味しいご飯を食べながら参加者同士の交流会もあるので、

是非参加してみませんか!!!!

http://tanesashi.info/program.html#kusakari4

詳しくはこちら↑↑

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2016年10月19日愛鳥週間ポスター展とクラフト総選挙

秋田 足利 直哉

 今日の秋田市内は快晴で爽やかな一日となっています。時が経つのが日に日に早くなっているかのようで・・10月もあっという間に後半に突入。11月3日で開館期間を終えて冬期閉鎖に入る森吉山野生鳥獣センターも閉館に向けての準備が増えてきました。

    

 とは言え閉館まではまだ15日間ありますし、周辺の森にはこの時期ならではの魅力がありますので、情報発信はまだ終わりませんよ。

 現在、森吉山野生鳥獣センターでは『愛鳥週間ポスター展2016』と『クラフト総選挙』の2つの企画展が開催中です。

  

 『愛鳥週間ポスター展2016』では、秋田県内の小学生、中学生らが愛鳥週間ポスターコンクールのために描いた作品を集めて展示しています。このコンクールは全国規模で行われているもので、最優秀作品は5月の愛鳥週間の啓発用ポスターに採用されるので、皆さんも見かけたことがあるかと思います。そのようにポスターにはならないものの、素晴らしい作品は数多くあるのです。今年、秋田県内では176点の作品が集まりました。そのうち173点の作品が森吉山野生鳥獣センター壁面を覆っています。

 個性豊かな作品もあれば、クラスの仲良しグループが同じモデルで作品を描いたのかな?なんて想像できるものもあって、見ていて「ほっこり」する作品が並びます。

  

  

 『クラフト総選挙』は、森吉山野生鳥獣センターのスタッフや連携機関の秋田県環境と文化のむらのスタッフらが制作したクラフト作品が並び、その中で『このクラフトをやってみたい』と思ったものに投票できる様になってます。そして人気を集めた作品は来年の森吉山野生鳥獣センタークラフト企画に取り入れて行こうという企画です。写真ではお伝えしきれないので、是非足を運んで、気に入った作品に投票して下さい。ちなみに私も出品していますので、そちらも併せてご笑覧下さい。

  

 

 この2つの企画展では作品を写真に納める方が時々見られます。親御さんと一緒来館されて自分が描いた作品と記念写真を撮ったり、親類の方が写真を撮ったり、はたまた今後、自分のところでやるクラフトの参考にしたいのでなんて方もいらっしゃいました。そんな様子を見るとちょっと嬉しくなりますし、ちょっとだけ自信も持ったりします。今週末や次の週末の予定がまだお決まりでは無い方、是非森吉山野生鳥獣センターまで足をお運び下さい。お待ちいたしております。

  

 

  

 

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2016年10月17日碁石海岸で写真展 開催中です

三陸復興国立公園 大船渡 坂本麻由子

大船渡自然保護官事務所の坂本です。

皆さん、芸術の秋ですね。

各地で紅葉の便りが聞こえている今日この頃、

碁石海岸でアクティブ・レンジャー、アクティング・レンジャー写真展が開催されています。

 

大船渡自然保護官事務所では今年度よりアクティブ・レンジャーが配置されたので

今回が初の写真展開催となります。

東北各地の大自然の魅力を

アクティブ&アクティング・レンジャーたちが切り取った一コマで

お伝えできればいいなと思います。

おでかけの計画に『国立公園』や『世界遺産地域』、『鳥獣保護区』などが組み込まれて、

たくさんの皆さんが東北の大自然を楽しんでいただけたらとても嬉しいです。

 

それでは写真展会場の様子をご紹介します。

  

 

写真だけでなく、アクティブ・レンジャーとは?アクティング・レンジャーとは?

わたしたちのお仕事紹介コーナーもあります。

そして写真展に関するアンケートにご協力いただけると

環境省特製ポストカードをプレゼントするという嬉しい特典も。

 

さらに、ここ碁石海岸会場では『特設・碁石海岸写真展』を併設しています。

私が撮りためていた写真の中から厳選9点を展示しました。

 

碁石海岸のどこで撮ったのかのお問い合わせもいただくので、

各写真の撮影スポットもご案内しています。

 

楽しい展示を心がけ、見やすく会場を作ったつもりです。

たくさんの方々に見ていただけますように。。。

ご来場お待ちしております。

 

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東北 アクティブ・レンジャー、アクティング・レンジャー 写真展

会場:碁石海岸インフォメーションセンター

期間:平成28年10月8日(土)~11月13日(日)

時間:8:30~17:15

お問い合わせは碁石海岸インフォメーションセンター(TEL:0192-29-2359)まで。

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