ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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十和田八幡平国立公園 十和田

364件の記事があります。

2007年05月15日冬の幕引き

十和田八幡平国立公園 十和田 村田 野人

 先日、十和田湖の湖畔は夏鳥がいっぱいです、と紹介しました。今週は冬鳥のツグミが大挙して押し寄せています。休屋にある太陽広場では、草の合間に30?40羽ほどが散らばってエサを採っている姿が見られます。ツグミは冬の十和田湖にはいないので、今、休屋にいるツグミは、みんな渡りの途中と思われます。

ツグミ

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2007年05月08日【開催予定】バードウォッチング入門in蔦

十和田八幡平国立公園 十和田 村田 野人

 こんにちは、5月に入り、きれいな夏鳥たちに囲まれて、頬がゆるみっぱなしの十和田自然保護官事務所アクティブレンジャー、村田野人です。
 今日は、そんな夏鳥たちをメインにした自然観察会のご案内です。当事務所では十和田八甲田地域の自然とふれあう機会を提供し、国立公園に対する理解を深めてもらうことを目的として、今年度、四季に合わせた4回の自然観察会を開催する予定でいます。
 その第一回目、バードウォッチング入門in蔦?春を告げる小鳥たちの歌声を聴きにいこう!?を5月13日(日)に蔦温泉裏の蔦野鳥の森で行います。木々の葉が開ききっていない今が森の小鳥たちを観察するには最良の時期です。この機会に、普段なにげなく皆さんの回りにいる小鳥たちの世界をのぞいて見ませんか?
 申し込みは5月8日から9日までです。定員の20名になりしだい締め切ります。お早めにお申し込みください。
 詳細を知りたい方は東北地方環境事務所WebページTOPICSの一覧にある【開催予定】バードウォッチング入門in蔦をご覧ください。


キビタキ♂が皆さんを迎えてくれます。

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2007年04月16日ごあいさつ

十和田八幡平国立公園 十和田 村田 野人

こんにちは、十和田自然保護官事務所アクティブレンジャーの村田野人です。

 十和田湖や八甲田に関心を持ち、支えて下さる皆様のおかげをもちまして、何とかアクティブレンジャーを1年務め、2年目に入ることができました。今年度は、ビジターセンターや酸ヶ湯インフォメーションセンターでの自然情報の掲示に、さらに力をいれていきたいと思います。よろしくお願いします。

 十和田湖は、まだ冬と春の間のどっちつかずの季節です。徐々に春が優勢になってきてはいますが・・・。十和田自然保護官事務所の中ではムササビの食べ残しのブナの枝が花を咲かせています。けれども、外は昨日からの雪で冬景色に戻ってしまいました。ふきのとうもこのとおりです。

ブナの花と葉

雪をかぶったふきのとう

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2007年03月26日波乗りする鳥たち

十和田八幡平国立公園 十和田 持塚 陽子

今日の十和田湖はいい天気でしたが、風の強い一日でした。
御前ヶ浜に、ハクチョウやカモたちの様子を見に行きました。
湖畔は強風のせいで、まるで海のように波しぶきが上がっていました。

ハクチョウやカモたちはというと…




ご覧の通り。

みんな沖の方を向いて、波を待つサーファーと化していました。
観光客の方からは「みんな波乗り上手だねぇ」なんて声も聞かれました。
ちなみにこのとき見られたのはオオハクチョウ、ホシハジロ、オナガガモでした。
これが人だったら、真夏の海岸のような風景ですが…




外輪山はまだ雪に閉ざされています。
そして風も冷たく、春は近いようで遠い十和田湖です。

もう3月も終わりです。
先週行われた東北地区のレンジャー、アクティブレンジャー(AR)が集まった管内会議では、AR同士で意見交換する時間がありました。
他の地区のARがどんな風に業務を行っているのかを改めて聞くことができ、特に巡視や自然観察会の実施、自然情報等の提供について等、自分の業務を見直すきっかけとなりました。
私は、来年度からAR3年目となります。
2年間で学んだこと、経験したことをフルに活用して頑張っていきたいと思います!

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2007年03月06日冬の終わりの始まり

十和田八幡平国立公園 十和田 村田 野人

 こんにちは、十和田のアクティブ・レンジャー村田野人です。
 3月に入り、寒暖の差が一段と激しくなった気がします。桃の節句には小鳥たちが春本番のようにさえずっていましたが、ここ一週間ぐらい事務所の机の上で育てていたミズナラは夜の寒さのためか根を伸ばすのを止めてしまいました。たぶん死んでしまったのでしょう。毎日家に持ち帰るべきでした。
 今日は、こんなに寒暖の差が激しくなる前に十和田湖を訪れた、冬の終わりの始まりの話です。どんな物に季節の移り変わりを感じるかは人それぞれと思います。2月9日に、私にとって冬の終わりの始まりを感じさせる鳥、「キレンジャク」をようやく見ることができました。


キレンジャクは、全長19.5?、スズメより二回りほど大きく、シベリアやアラスカなどで夏を過ごし、越冬のために日本を訪れる冬鳥です。私の中では、キレンジャクは、1月の後半から2月ぐらいに30羽から60羽くらいの大きな群れで街に現れては、街路樹に残っている果実を食べ尽くしつつ、移動していくイメージがあります。休屋に現れたのはたったの2羽で北駐車場に点々と植えてあるナナカマドの萎びた果実を食べていました。


 レンジャクの仲間の話になると必ず話題に上るのが、ヤドリギとレンジャクの共生の話です。簡単に言いますとレンジャクはヤドリギの果肉を冬の貴重な食物として利用し、ヤドリギはレンジャクにふんと一緒に種を運んでもらって新しい場所で子孫を残している、のだそうです。実際、ヤドリギの果肉は非常に粘るのでヤドリギを食べたレンジャクのふんが枝に絡まってブラブラしているのをたまに見ます。


今回は、キレンジャクがヤドリギの実入りのふんをするシーンを見ることができました。一羽のキレンジャクがナナカマドの実を食べるのを止めたかと思うと、細長いフンをし始めました。自分の体の1.5倍ほどの長さのフンをする間レンジャクはじーっと動きません。ふんをしている間は飛ぶことができないと知人から聞いたことがあります。シャッターチャンスではありましたが、あんまり注視するのも居心地が悪いだろうと思って、フンをしている間に近寄って写真を撮るのはやめました。

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2007年02月23日第20回十和田湖の四季写真コンテスト

十和田八幡平国立公園 十和田 持塚 陽子

2月24日(土)から、十和田湖にある十和田ビジターセンターでは「第20回十和田湖の四季写真コンテスト」での入選作品展が行われます。
すでに作品が展示されていると聞き、十和田自然保護官事務所の外崎自然保護官と村田アクティブと一緒に、現地調査に行く途中にビジターセンターに立ち寄りました。
その前日、たまたま青森県の新聞でこのコンテストのことが記事になっていて、環境大臣賞に選ばれた「早春の頃」という作品が白黒写真で載っていました。
それは滝を写したものだったのですが、本物を観てびっくり!
白黒写真では見えなかったものが、本物の写真には写っていたのです!
そこには、滝の前でこちらを向いているカモシカが写っていました。
新聞との違いに驚き、これはすごい!と3人で大絶賛。
写真には、
「こうした野生が残され本来の姿が存在するという感動を覚えました。一期一会をキチンと残した作者に拍手を送りたいと思います。」
という、審査員である風景写真家:丹地敏明さんの選評が書き添えられていました。
こんな場面に出会えた時、そしてそれを写真に残すことができた瞬間は、どんなにうれしく、そして興奮することだろうと思いました。

十和田湖、奥入瀬渓流、八甲田山と、ここには素晴らしい景色が本当にたくさんあるんだなぁ…と、しみじみ感じました。

十和田・八甲田ファンの皆さん。ぜひぜひ足をお運び下さい。
展示は4月10日まで行っています。
8月には東京の「環境省新宿御苑インフォメーションセンター」でも開催予定となっております。


そして、写真家の皆さん。
撮影に夢中になるあまり、歩道等から外れて足下の自然を壊してしまわないよう気を付けて下さいね。





環境大臣賞の「早春の頃」
これでは感動は伝わらないですね…。是非、実物を観に来て下さい!


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2007年02月13日昼休みの日課

十和田八幡平国立公園 十和田 村田 野人

 ここのところ「暖冬」という言葉をよく聞きます。十和田湖も真冬日は数えるほどしかなく、自然公園財団の方が『十和田湖冬物語』のために作った雪灯籠も次々崩れていきます。
 そこで、私の最近の日課は昼休みに雪灯籠の修理をすることです。お昼ご飯を食べてからやっているので1日1個しかできません。崩れるのも早くてなかなか数がそろいません。でも、意外と簡単にでき、火を灯すと大変きれいです。作り方を説明します。


バケツに雪を半分ほど詰めます。


その上に穴の開いた缶を置き、さらに雪を詰めます。


上までいっぱいになったら


缶の中の雪をとり、缶抜いて


ひっくり返して、穴を開けたら


完成です。

暗くなったらコップの中のろうそくに火を灯せば・・・。


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2007年01月25日しぶき氷

十和田八幡平国立公園 十和田 村田 野人

 前回、「冬の十和田湖の雪の白と湖の青の世界もなかなか神秘的でいいですよ」とお話ししました。今回はその続きで、冬の十和田湖の魅力の一つである“しぶき氷”を、自然公園財団十和田支部主催(東北地方環境事務所後援)の十和田湖しぶき氷観察会の様子と合わせてご紹介します。しぶき氷は打ち寄せた湖や川の水が岩や木などに付着してできる氷柱や氷塊で、冬の十和田湖を代表する風物詩です。


冬の十和田湖

 観察会が開かれた1月23の朝の気温は?5℃、時折薄日がさすものの雪が舞う天候でした。観察会といえば、いつもは始めに講師の方からテーマ説明があるのですが、「今日は寒いのでまず歩きましょう!!」ということで、話もそこそこに十和田湖畔の子の口から大畳石に向けて出発しました。


開会式

 講師の久末さんによると、しぶき氷は子の口から小畳石の間でよく見られるそうで、歩き出すと次々と様々な形のしぶき氷が見られました。しぶき氷はいろいろなでき方があって、それによって形が変わるそうです。写真のしぶき氷はどんなふうにできたのでしょうか?


岩についたしぶき氷


木についたしぶき氷


ツルの先にぶら下がっているしぶき氷

 参加者の中にはたくさん写真を撮っていらっしゃる方もいました。西日がしぶき氷に当たる午後が写真を撮るのに最適な時間帯だそうです。


 この日の観察会ではしぶき氷だけではなく、小畳石から大畳石の間では雪の上に様々な動物の足跡が見られました。講師の久末さんがそれぞれの動物の歩き方を実演してくれました。私もテンの歩き方の実演に挑戦しました。


タヌキの歩き方を実演中


私の作ったテンの足跡


本物のテンの足跡

なかなかそっくりに作れません。一人前のテンへの道は遠いようです。

 今年は風向が例年と違うため、岩や木にまんべんなく氷が付いていて小さいけれどきれいなしぶき氷だそうです。皆さんも一度しぶき氷を見に行ってみてはどうでしょうか? 子の口に車を止め、冬季通行止めの国道102号線を北に進むと湖畔沿いにしぶき氷が見られます。

※しぶき氷を見る際はくれぐれも足下にお気をつけ下さい。岸に水が打ち付けられ、地面が凍っているので非常に滑りやすいです。

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2007年01月22日雪像作り

十和田八幡平国立公園 十和田 村田 野人

 先日、お昼ご飯を買うついでに休屋の中を歩いてみたところ、多目的広場では『十和田湖冬物語』のための雪像作りが進んでいました。今年は雪が少ないので、例年と違いどこかから雪を運んできていました。

 夏の十和田湖は見たことがあっても、冬の十和田湖を見たことがある人は少ないのではないでしょうか。『十和田湖冬物語』はそういう方のための冬の十和田湖入門編的(?)イベントです。冬は十和田湖に行けないと思ってる方が時々いらっしゃるようですが、雪の白と湖の青だけの世界もなかなか神秘的でいいですよ。


雪を枠に詰め込んでいます。


広場にできた大きな雪の直方体


縦15m、横30m、高さ10mぐらいでしょうか?

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2007年01月17日瞰湖台自然観察会

十和田八幡平国立公園 十和田 持塚 陽子

自然公園財団十和田支部で主催(東北地方環境事務所後援)している自然観察会に、サポートとして参加しました。
この日の観察会は、十和田湖の絶景が楽しめる瞰湖台(かんこだい)を目指すコース。昨年12月に冬期閉鎖となった国道をスノーシューで歩きました。

どんな動物の足跡が見られるかな?と楽しみにしていると、
さっそく何かが走り回った跡が。


これは、イタチの足跡だと教えていただきました。イタチはおなかを雪に引きずって歩くので、歩いた所は溝のように跡がつき、その中に小さな足痕が見えました。


自然公園財団のスタッフの方が、その溝の中に灰色の動物の毛が落ちているのを発見!きっと、ネズミか何か、獲物を追いかけ回して捕まえたのでしょうか?
さらに、雪の中にもぐったりしながら歩いた跡もありました。


穴が開いているところが雪の中に潜った入口。
出たり入ったりしながら写真の下から上の方向に進んだようです。
最後は雪の中に潜って・・・どちらへ行ったのでしょう?
雪の上の足跡をたどっていくと、いろいろ想像がふくらみます。
車が通らなくなったこの道を、ウサギ、カモシカ、テンなど、いろんな動物たちが走り回っていることでしょう。
他にも冬芽やムササビの食痕の観察、倒木を利用しての樹高測定など、十和田湖の自然の豊かさを体験できた発見がたくさんありました。

そして瞰湖台に到着。


心のどこかがすぅっと透明になっていくような、静かな景色に見とれてしましました。
気候的には少々厳しいですが、冬の十和田湖、おすすめです!




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