三陸復興国立公園
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2017年07月28日歩くはやさで触・れ・て・み・る みちのく潮風トレイル
三陸復興国立公園 八戸 大友千夏
八戸自然保護官事務所の大友です。
7月ももう下旬になり、夏休みが始まっていますね。
夏休みは友人や家族でみちのく潮風トレイルを歩いて思い出を作りませんか。
https://ja-jp.facebook.com/michinoku.trail
↑みちのく潮風トレイルのFacebookはこちら。
旬な話題がココにあります!!!!
2017年07月28日南三陸・海のビジターセンターの生態画
三陸復興国立公園 黒田和真
こんにちは。石巻自然保護官事務所の黒田です。
南三陸・海のビジターセンターに来館すると、中央に飾られた3枚の絵に目が留まります。
この絵は、施設周辺の森・川・海それぞれの自然環境と、そこに生息する生き物を描いた生態画です。
キャンバスには生き物たちがイキイキと溢れんばかりに描かれていて、
よく見ると擬態している小さな生き物たちも隠れていますよ。
【森の生態画とゲッチョ先生の著書】
この生態画は自然観察本など多数の著書を持つ、ゲッチョ先生こと盛口満先生に描いて頂きました。
先日、「ゲッチョ先生の昆虫と自然の描き方教室」という本が出版されたのですが、
なんとビジターセンターの生態画が表紙を飾っています。
本には生態画の描き方紹介のほか、表紙となった生態画の作成秘話(?)も収録されています。
ビジターセンターの図書コーナーも置いてありますので、
絵を見て本を読んで生態画の描き方を覚えてみませんか。
▼南三陸・海のビジターセンターホームページ
2017年07月03日南三陸町・海のビジターセンター 2017・夏 イベントのお知らせ
三陸復興国立公園 黒田和真
こんにちは。石巻自然保護官事務所の黒田です。
あっという間に今年も半分が終わり、7月に入りました。
梅雨が明ければ、もう夏ですね。
【SUP(スタンドアップパドルサーフィン:通称サップ)】
夏と言えば、やっぱり海!
南三陸・海のビジターセンターでは、7月からカヤックやSUPなどの体験プログラムを提供しています。
潮風を感じながら海上散歩を楽しんでみませんか?
詳しい情報は、南三陸・海のビジターセンター公式ホームページをご覧ください。
http://kawatouminovisitorcenter.jp/umi/
さらに、夏期は環境省レンジャー写真展2017を開催しています。
環境省レンジャー写真展では、環境省のレンジャーが撮影した東北の国立公園の風景や生き物などの写真を展示しています。開催は展示写真を変更して、7月と8月の2回行う予定です。
写真展の間には、海に生える藻場を主な対象としてラムサール条約登録を目指す南三陸町作成のポスター展示も行っています。
◎南三陸・海のビジターセンター 夏期展示内容
第1回 環境省レンジャー写真展2017 7月1日~21日
「南三陸町の森・里・海とラムサール」巡回展 7月24日~8月8日
第2回 環境省レンジャー写真展2017 8月14日~31日
環境省レンジャー写真について、詳しくはこちらをご覧ください。
http://tohoku.env.go.jp/pre_2017/2017.html
初めての方も、もう行ったことがあると言う方も、夏はぜひ南三陸町・海のビジターセンターに遊びに来てください。
2017年06月22日首崎(大船渡市)の自然環境調査へ行ってきました
三陸復興国立公園 大船渡 坂本麻由子
こんにちは。大船渡自然保護官事務所の坂本です。
とうとう東北も梅雨入りした模様です。
梅雨入り宣言される前からしとしと雨の日が続いていた大船渡ですが、
お天気に恵まれた先日、パークボランティアの皆さんと大船渡市首崎(こうべざき)へ
自然環境調査へ行ってきました。
鬼の首が流れ着いたことから名付けられたと伝えられている、そんな首崎ですが、
大船渡管内では特に自然性が高い地区ということで、この自然環境の保全がミッションとなります。
太平洋に突き出た先端部は、雄大な外洋、海食崖、連なる半島などの絶好の展望台となっています。
☆左上の灯台のある場所まで行けます。
☆半島先端部分から根元部分を振り返るとこのような絶景が見られます。半島南側
その道のりも、程よく手入れされ、自然豊かな林間ハイキングが楽しめます。
この日会えた動物は二ホンジカ、ツキノワグマ(親子)、ミサゴなど。
植物については林道部分と岬部分とで違いがあり、興味深いものでした。
自然公園法で採取を規制している指定植物も多く見つかりました。
その一つで、この時期満開になるというマルバダケブキを観察することを主目的として
現地入りしたのですが、少し時期を過ぎていたものの、素晴らしい群生を見ることができました。
見ては素晴らしかったのですが、動物たちも食べないというマルバダケブキ、増えすぎているのでは...
今後も観察・記録を続る必要があると感じました。
自然豊かで絶景の首崎、この美しさを守っていかなくてはと決意した調査になりました。
☆マルバダケブキの群生 ☆アオノイワレンゲ
☆ハマウツボ(寄生植物)
☆ハマボッス
☆キリンソウ
2017年06月14日種市小学校の海洋環境保全教室・漂着ごみ分類調査
三陸復興国立公園 八戸 大友千夏
八戸自然保護官事務所の大友です。
6月12日に洋野町の種市小学校にて、海上保安庁主催による、
小学4年生向けの「海洋環境保全教室・漂着ごみ分類調査」に参加してきました。
先に海上保安庁からの環境保全教室があり、
その後に八戸自然保護官事務所から『みちのく潮風トレイル』や『ごみの生き物への影響』などを紹介させていただきました。
生徒のみなさんにトレイルを歩いて体感できる洋野町の魅力や、
実際に洋野町を歩いた方々の感想を伝えたところ、
「洋野のこと、好きだって言ってもらえて嬉しい」、
「洋野の海がきれいって言ってもらえて嬉しい、もっともっとたくさんの人に歩いてもらいたい」と、
様々な反応があり、わたしもすごく嬉しくなりました。
海洋環境保全教室のあとは、海浜清掃を行います。
毎年大潮の時期に行っているのですが、
この日も干潮でウニの増殖溝が見えていました。
ちなみにこの日の洋野町の気温は、11℃
でも子供達たちはとっても元気です。
空き缶が落ちていたり。
カニさんの抜け殻を見つけた子もいました。
最後は拾ったごみを集め、燃えないごみ・プラスチック・ビンなどに分類しました。
中には外国から流れ着くごみもありました。
ごみは資源にもなり、分別すれば再利用もできます。
少しでもごみを減らし、未来に渡って青い海を残していけるといいですね。
2017年05月11日みちのく潮風トレイル☆現地巡視の様子
三陸復興国立公園 大船渡 坂本麻由子
こんにちは、久々の投稿になってしまいました。
大船渡自然保護官事務所の坂本です。
この4月末からこちら三陸沿岸では強風の日が非常に多く、
管内での倒木などの情報があちこちで出ていた中、
大船渡事務所管轄内の釜石市尾崎半島における山林火災が発生しました。
雨の影響で火勢は弱まってきたそうですが、一刻も早く鎮火することを祈ります。
今回の日記では、みちのく潮風トレイルルートでの現地巡視の様子をお伝えしたいと思います。
すでに開通している区間でも、特に峠道・山道において、安全に歩ける状況か把握するために
定期的に現地へ足を運び、ハイカー目線で巡視をしています。
今回は大船渡市綾里峠での作業にパークボランティア5名が参加してくださいました。
ルート上で目線の高さに伸びていたり、高いところに引っかかっていたりする
危ないと思われる枝などを取り払います。
立ててあった標識杭が見えない状況を発見。
倒れた木の枝で隠されてしまっていました。
歩いている目線で見えるように調整します。
ルートの目印につけてあるトレイルテープが劣化している場合は新しいテープに替えます。
...お気づきですか?一人の男性が担いでいるもの、
そう、かけや(ハンマー)です。標識杭を打ち込むときに使うため、
たとえ厳しい山道でもこうやって肩に担いで行くのです。
わたしたちみちのく潮風トレイルに関わるアクティブ・レンジャーたちは
たくさんのハイカーがこの土地を安全に歩いて楽しんでほしいと願いながら
このような作業を続けています。
トレイルを歩いていて、標識杭やテープを見かけた際には
このような作業風景を想像してみるのも、おもしろいかもしれませんね。
≪おまけ≫
この日見られた季節の写真をご覧ください♪
2017年05月10日みちのく潮風トレイル踏査~洋野区間~
三陸復興国立公園 八戸 大友千夏
八戸自然保護官事務所の大友です。
前回の八戸区間に続き、洋野区間の踏査をしました。
洋野区間は舗装路が多く、倒木や草の繁茂で歩けない道はありませんでしたが、
標識がわかりにくい場所を確認していきました。
今後キロポストを設置したりして改善していきます。
前回の八戸区間での踏査では突然雪が降りましたが、
この日は低い気温にもかかわらず陽射しが強く、歩いていて汗をかくほどでした。
潮風に吹かれて汗をかく、これもまたみちのく潮風トレイルの魅力です。
そしておなじみ、トレイルの楽しみの「食」!
洋野町の海の幸がたくさん入った「磯ラーメン」をいただきました。
また、洋野区間も八戸区間と同じく『踏破認定』をしています。
スタンプ帳のスタンプが増えていくと嬉しくなります。
ぜひスタンプを集めて区間達成証明書と記念バッジをGETしませんか。
http://kitasanriku-mct.jp/
踏破認定についてはこちら↑↑
2017年04月24日行楽シーズン目前のみちのく潮風トレイル踏査~八戸区間~
三陸復興国立公園 八戸 大友千夏
八戸自然保護官事務所の大友です。
八戸市内は桜が開花し、あたたかい日が続いています。
先日、みちのく潮風トレイル八戸区間の踏査をしました。
標識などが壊れていないか、
通行出来ない道がないか、などを見ながら踏査していきます。
先週20℃近くまで気温が上がる日が続いていたのですが、
快晴そして強風、途中で急に吹雪になるなど、
トレイルではよく天気の移り変わりを体験しました。
(今の時期、雪は積もってもすぐ溶けます)
天気の移り変わりもトレイルを歩いていて楽しいところです!
また、トレイルの楽しみはなんといっても「食」!
この日は種差の民宿でお昼をいただきました。
「せんべい汁」や「ホヤ」、今が旬の「マツモ」など、
八戸ならではの食を食べる事ができました。
八戸区間では地域の取組として『踏破認定』を実施しており、
区間内に設置されているチェックポイントでスタンプを集めると協力金と引き換えに区間達成証明書と素敵なピンバッジを入手できます。
ぜひ、行楽シーズンはみちのく潮風トレイルを歩いてみませんか。
2017年04月19日みちのく潮風トレイル 宮城県の3区間が開通しました!
三陸復興国立公園 石巻 黒田和真
石巻自然保護官事務所の黒田です。
4月13日、宮城県の女川町区間、石巻市牡鹿半島北部と南部の2区間、
計3区間が開通しました。
みちのく潮風トレイルの開通は、宮城県内では初となります。
女川町区間は、町の南北にある山々の稜線歩きを楽しめるルートです。
町の中央に駅舎と温泉施設があるので、日帰りトレイルが楽しみやすいと思います。
【女川町 大六天山】
女川湾を眺めながら稜線歩きができます。
【女川町・石巻市 万石浦】
女川町区間と石巻市牡鹿半島区間の中間に位置しています。
石巻市牡鹿半島区間は、牡鹿半島の浜を巡り3つの離島を渡るルートです。
原生林が残る金華山、
ネコの島として知られる田代島、
海水浴場が広がる網地島(あじしま)、
個性豊かな離島を歩くことができます。
【石巻市 金華山】
島内では野生のシカやサル、天然のブナやケヤキの巨木を見ることができます。
山頂からは、牡鹿半島を一望することができます。
みちのく潮風トレイルの公式ホームページでは、
さらに詳しい情報や、マップの取り寄せを行うことができます。
ぜひ、公式ホームページをチェックしてみてください。
【公式ホームページ】
◆みちのく潮風トレイルとは
青森県八戸市から福島県相馬市までの太平洋沿岸をつなぐロングトレイル。
総延長は700km以上となる見込みで、現在は約400kmが開通しています。
こんにちは。大船渡自然保護官事務所の坂本です。
ここ三陸沿岸も長かった梅雨が明け、夏本番かと思いきや、
25度を上回る日が少なく、過ごしやすい日々が続いています。
震災後、やっと海開きができるようになった地域もありますので
夏らしい暑さがやってきて、たくさんの子どもたちが
三陸の美しい海と触れ合ってほしいなと思います。
環境省では毎年8月第一日曜日を"自然公園クリーンデー"とし、
公園利用者への呼びかけや関係機関と協同の美化清掃活動を行っています。
少し早いですが先日、その活動として穴通磯周辺の美化清掃を実施してきました。
碁石海岸インフォメーションセンタースタッフと、パークボランティア、そして我々環境省、
総勢11名で駐車場から展望地までの遊歩道を清掃しました。
遊歩道ののり面草刈り・除去、側溝の泥かき、手すりの清掃など。
屋外で蓋のない側溝ですので落ち葉や泥がたまるのは仕方のないことですが、
堆積物を取り除かれた側溝を見ると、一つ一つ石を埋めこみ、
大変手の込んだつくりをしていることがわかりました。
何気なく歩いてしまいますが、そういった細かいところを観察してみるのも面白いかもしれません。
苔もいい味をプラスしていますね。
ここ碁石海岸、夏は特にたくさんの観光客が訪れます。
その目玉が大船渡市の宝「穴通磯(あなとおしいそ)」
皆さんに訪れてもらう準備万端です。
この夏は是非碁石海岸へおいでください。