ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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十和田八幡平国立公園 十和田

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2006年11月08日白神山地リター回収

十和田八幡平国立公園 十和田 持塚 陽子

 先日、西目屋自然保護官事務所より協力依頼を受けて、白神山地のモニタリング調査のお手伝いに行きました。内容は、月に一度行われているリター(植物の落葉・落枝・種子など)の回収で、今月は今年最後の回収となり、同時にリタートラップの撤収作業も行いました。回収したリターは、乾燥、分類し、重量を測定してデータとして整理されます。
(西目屋の工藤ARの日記もご参照下さい。【リタートラップ設置】 【リター回収】

 白神山地と言えば、ブナを中心とした自然豊かな森。アクアグリーンビレッジANMONから未舗装の道路を車で1時間以上走ってようやく登山口に着きました。白神山地の森の奥深さを感じました。




 モニタリングサイト(トラップを設置している場所)は3箇所あり、私は登山口に近い方の2つのサイト、櫛石山尾根と櫛石山中腹部(通称クマゲラの森)での作業をお手伝いしました。登り始めはとても急でハァハァ言いながら登りましたが、尾根に出て、すっかり葉が落ちたブナ林の中を落ち葉のカサカサする音を聞きながら歩いていたら、とても爽やかな気分になりました。この日の天気は穏やかな秋晴れ。寒さを覚悟して行ったのですが、逆に歩いていると暑いくらいの陽気でした。




 さて、ブナの葉が落ちているということは…?

 リタートラップにもたくさんの落ち葉がたまっていました。決して重くはありませんが、リュックサックは回収した落ち葉でパンパンでした。




 作業は順調に進み、15時に下山しました。
 見通しの良くなった林の中で、黄色に色づいたオオバクロモジや鮮やかな緑色のシダ類が光に照らされてきらきらしている様子が、すごく印象に残っています。


  クマゲラの森の様子

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2006年11月02日ネズミじゃないよ.

十和田八幡平国立公園 十和田 村田 野人

 10月27日に鳥獣保護区の制札の位置確認を兼ねて巡視に行ってきました.その途中,水路から泡がブクブクと出ていたので,しばらく注目していると・・・こんな動物が水の中から現れました.



 この動物はカワネズミです.名前はネズミですが,モグラの仲間です.青森県レッドデータブックによると,主に山地の渓流に棲み,潜って小魚や水生昆虫を食べる生活に適応しているそうです.なんと体の一部が耳栓の機能を果たすようになっているとか.


水生昆虫を食べています.


前足で器用に押さえていますね.


おかわりをとりにいきました.

 1930年頃までは,平野部の小川でも生息していたという記録はあるそうですが,今では森林の伐採による渓流環境の悪化などで深い森の渓流でしか見られないそうです.

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2006年10月23日仙人岱

十和田八幡平国立公園 十和田 持塚 陽子

昨日22日は、八甲田地区パークボランティアの皆さんと一緒に、登山道のロープ柵撤去作業を行いました。場所は、北八甲田の仙人岱で、登山口の酸ヶ湯(すかゆ、と読みます)温泉から1時間ほど登った所です。ここから北八甲田の主峰大岳へと向かう登山道沿いに春から秋の間ロープ柵を設置し、冬の雪が降る前に撤去しています。


撤去作業をするパークボランティアの皆さん


今年の6月にも、パークボランティアの皆さんと設置しました。
このロープ柵、残雪期には登山者の道しるべとなります。雪渓に刺した鉄のピンは雪解けと共に倒れてしまうので、この時期、パークボランティアの皆さんが定期的にパトロールし、ピンを立て直して下さいました。


2006年6月4日


雪が解けてお花畑が広がる夏には、湿原への立入防止柵になります。雪解けが遅かった今年は、春の花と夏の花が一緒に咲いていました。


2006年8月20日


そして秋。紅葉のピークが過ぎ、21日には霧氷が見られた八甲田山。
もう冬はすぐそこです。
今日は天気があまり良くなく、大岳へ登るのはあきらめることになりました。今年の登り納めかも知れない、ということで、作業の後すぐに下山するのがなんとなくもったいないような気がして、仙人岱の山小屋で、昔の八甲田山の話をパークボランティアさんに聞いたりしながらお昼ご飯を食べ、天気が悪くなる前に足早に下山しました。

短い夏は本当にあっという間に過ぎてしまいました。
また、長い長い冬がやってきます。

ちなみに、奥入瀬・十和田湖の紅葉は、今だんだん深まってきているところです。

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2006年10月18日秋の十和田山 自然ふれあい登山

十和田八幡平国立公園 十和田 村田 野人

 10月15日に、秋のふれあい行事『秋の十和田山 自然ふれあい登山』を行いました。その様子をご紹介します。空はきれいに晴れ、集合場所の宇樽部桟橋駐車場には参加者とスタッフ合わせて30名ほどが集まりました。
(行事の準備の様子は10/4、10/10の日記をご覧下さい。)

 受付、開会式をすませ、国道103号線に沿ってしばらく歩いたあと、細い道路を入っていくと、十和田山の山頂がくっきり見えました。


十和田山

 登山口までの間には「ここ通っていいの?」というようなあぜ道の部分もあります。
 あぜ道を通り花鳥渓谷を抜けるといよいよ登山口。登山口から山頂までは高低差約600mで、最初の急な登りや、頂上直下にある洗掘(せんくつ)が進んで滑りやすい登山道など、難所がいくつかありました。




 しかし、夏の登山と違って涼しいのでさほど苦痛には感じません。紅葉やきのこなど風景を楽しみながらゆっくり登りました。また、今回はリーダーが種名を書いた札を木の葉や木の実につけ、後ろから来る参加者の方に登りながら見てもらいました。参加者の皆様には楽しんでいただけたでしょうか?


ツリバナ?

 山頂も快晴で、惣辺牧野や奥入瀬渓流など、普段はここからあまり見る事のない景色が新鮮でした。


山頂からの展望

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2006年10月10日自然観察会の下見

十和田八幡平国立公園 十和田 持塚 陽子

 10月15日(日)、十和田自然保護官事務所では、環境省主催の自然観察会「秋の十和田山自然ふれあい登山」を開催します。今日は、外崎自然保護官とアクティブレンジャーの村田さん、パークボランティアさんと共にその下見に行き、登山道や自然の状況の確認を行いました。
 十和田湖はいい天気だったのですが、十和田山の山頂付近には雲が・・・。案の定、登り始めるとだんだん曇っていき、残念ながら山頂からの景色はあまり良くありませんでした。天気がよければ、十和田山の山頂からは、十和田湖、八甲田の山々、遠く岩木山や岩手山など360度の展望が楽しめるんです!観察会当日は、天気に恵まれるといいなと思います。

 登山道は、土日の悪天候の影響か、一部倒木が見られましたが、通行はできそうだったのでひと安心。途中、洗くつが進んで歩きづらい箇所もあったので、当日は参加者へ注意・呼びかけをして安全に歩けるようにしたいと思います。
 紅葉はというと、だんだん色づいてきているところです。5日後の観察会当日までにどのくらい進んでいるか楽しみです。十和田湖は、最近では朝晩は冷え込んで10度以下になり、寒暖の差が大きくなっています。紅葉の見頃は、来週から再来週と言ったところでしょうか。
 また、歩きながらブナハリタケやツキヨタケ等のキノコや、ミズナラ、サルナシ等の木の実など色々見られました。
どうやら当日は様々な秋の様子が観察できそうです。
それを楽しみに、観察会の準備を進めていきたいと思います。

サルナシの実:見た目も味もキウィフルーツにそっくりです。

十和田山の紅葉

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2006年10月04日【お知らせ】 秋の十和田山 自然ふれあい登山

十和田八幡平国立公園 十和田 村田 野人

 今回は十和田八幡平国立公園の自然と親しんでもらうためのふれあい行事のお知らせです。
 秋のふれあい行事では十和田湖畔の宇樽部から4?の山道を歩き、十和田山(とわだやま)標高1053.8mを目指します。日にちは10月15日(日)、目玉は紅葉です。十和田湖の水際から山頂へと木々が徐々に色づいていく様子を体感できます。


山頂からの展望

 また、紅葉のほかにも様々な生き物たちが秋の訪れを感じさせてくれるはずです。先日、1回目の下見に行ってきました。紅葉はまだまだですが、夏の終わりの花や色づいた木の実、キノコなどたくさんの生き物を見ることができました。講師は八甲田パークボランティアで、自然解説のベテランです。登山の合間にどんな自然解説が展開されるのか楽しみです。

詳細を知りたい方は
【開催予定】秋の十和田山自然ふれあい登山

をご覧ください。

 参加を希望される方は住所、氏名、年齢、電話番号を十和田自然保護官事務所まで電話(0176-75-2728)又はFAX(0176-75-2746)でご連絡下さい。申し込みは10月11日(水)17時半までですが、募集定員の20名になりしだい締め切りますので、お早めにお申し込み下さい。


オクトリカブト


ユキザサ


ツキヨタケ?

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2006年06月27日自然観察会の準備

十和田八幡平国立公園 十和田 持塚 陽子

 今日は、自然観察会の打ち合わせを岩田自然保護官と村田アクティブレンジャーとしました。自然観察会といっても環境省が企画する観察会ではなく、地元の高校から、実習として十和田八幡平国立公園で自然観察を行うので案内・解説をして欲しいと依頼をうけたものです。
 場所は蔦野鳥の森です。ここには約1時間ほどで一周できる散策路があり、気軽に歩ける所でありながら、自然豊かなブナ林の中で様々な植物や野鳥などが観察できる素敵な場所です。
 これから植物の勉強をしていくという高校生の皆さんに、国立公園の素晴らしい自然を知ってもらえるように頑張りたいです。

22日に蔦野鳥の森に下見に行った時の写真。
モリアオガエルが道に姿を現しました。瓢箪沼近くの木の枝には今年もたくさんの卵が産卵されていました。

今年芽生えたブナ。5月にたくさん芽生えたブナの中には、すでに枯れてしまっているものも…。厳しい自然の中でこの子たちはどこまで大きくなれるかな?

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