白神山地
202件の記事があります。
2011年02月22日突然の来訪者
白神山地 谷口 哲郎
全国的な豪雪のニュースがぴたりと止み、週末からの穏やか天気の中、冬の終わりと春の訪れを感じられる西目屋ですが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、穏やかな陽気につられてか、白神山地遺産センター西目屋館には、たまに変わった珍客が「突然」やってきます。
珍客その1(昨年のアオゲラ)
さて、本日の珍客には、本当にびっくりさせられました。
皆さんどこにいるかわかりますか?
非常に分かりづらいかと思います。
そっと近づいて写真撮影を試みます。
(相手が相手でだけに、慎重に慎重に。)

「突然の来訪者(その1)」 photo 2011.2.21
やっとのことで近づくことができ、シャッターを切りますが、木の枝が多く、顔をはっきり写すことが出来ません。
相手も、相当眠い(?)らしく動きません。
あまり負荷を与えないように離れて観察。

「突然の来訪者(その2)」 photo 2011.2.21
午後の麗らかな日射しの中、しばらくその木にとまっていました。
熟睡していたのでしょうか?
夕方から、小学校で週末の総合学習の打合せの為に外出。
その頃には、その場所にはいませんでした。
・・・・・・が。
何気なく戻ってくると「ドキッ」
職員用通用口の上のスピーカーの上に鎮座。
・・・いつのまにか職員??
お互いの距離3mそこそこで、思わず目がばっちり合いました。
取りあえず、2月21日付でアクティブレンジャーの「ふくすけ」に命名。
(辞令交付は当所の山崎R。命名は檜垣AR。)

「アクティブレンジャーふくすけ」 photo 2011.2.21
出勤日は、気が向いたとき?
白神山地世界遺産センターの新しい職員紹介でした。
当分の間、活動報告(観察日記)ができればな。と思うのでした。
さて、穏やかな陽気につられてか、白神山地遺産センター西目屋館には、たまに変わった珍客が「突然」やってきます。
珍客その1(昨年のアオゲラ)
さて、本日の珍客には、本当にびっくりさせられました。
皆さんどこにいるかわかりますか?
非常に分かりづらいかと思います。
そっと近づいて写真撮影を試みます。
(相手が相手でだけに、慎重に慎重に。)
「突然の来訪者(その1)」 photo 2011.2.21
やっとのことで近づくことができ、シャッターを切りますが、木の枝が多く、顔をはっきり写すことが出来ません。
相手も、相当眠い(?)らしく動きません。
あまり負荷を与えないように離れて観察。
「突然の来訪者(その2)」 photo 2011.2.21
午後の麗らかな日射しの中、しばらくその木にとまっていました。
熟睡していたのでしょうか?
夕方から、小学校で週末の総合学習の打合せの為に外出。
その頃には、その場所にはいませんでした。
・・・・・・が。
何気なく戻ってくると「ドキッ」
職員用通用口の上のスピーカーの上に鎮座。
・・・いつのまにか職員??
お互いの距離3mそこそこで、思わず目がばっちり合いました。
取りあえず、2月21日付でアクティブレンジャーの「ふくすけ」に命名。
(辞令交付は当所の山崎R。命名は檜垣AR。)
「アクティブレンジャーふくすけ」 photo 2011.2.21
出勤日は、気が向いたとき?
白神山地世界遺産センターの新しい職員紹介でした。
当分の間、活動報告(観察日記)ができればな。と思うのでした。
2010年12月01日みんなで「よいしょ!」 西目屋小学校収穫感謝祭
白神山地 谷口 哲郎
ついに師走になってしまいました。
通勤途中にある弘前公園周辺では色鮮やかなイルミネーションが先日より点灯し、クリスマスや正月を意識させられるようになりました。
さて、皆さん、師走と言えばどんな行事があるでしょうか?
ちなみに『白神山地世界遺産地域科学委員会設置記念シンポジウム』や『子供パークレンジャー ~親子で作ろう!!自然の素材を使ったクラフト&白神山地の食文化~ 』などもあります。
さて師走と言えば、クリスマス会やしめ縄づくり、大掃除などこの時期ならではのイベントが目白押しですね。
その中でもお正月を迎える為といえば・・・。そう『餅つき』です。
総合学習や観察会などに参加してくれる『西目屋小学校』で、児童が1年かけて育てた餅米を使い『餅つき』が行われました。
もちろん、機械に頼らない、『杵』と『臼』を使った餅つきです。
まずは重い『杵』を担いで、『臼』の中の餅米めがけて『ヨイショ!』
おばあちゃんと仲間のかけ声に合わせてもひとつ、『ヨイショ!』

「ヨイショ! ヨイショ!!」 photo 2010.12.1
回数を重ねるごとに餅米が、『お餅』に変わります。
つきあがったお餅は、餅つきのベテランのおばあちゃんやお母さん達と一緒に、みんなで丸めていきます。
つきたてのお餅の感触に、みんなちょっと楽しそうです。

「おいしいお餅にな~れ! !」 photo 2010.12.1
できあがったお餅は、きな粉やあんこ、くるみなど思い思いの味をつけて食べます。なかには、チョコレートをつけるという子もいました。
用意された物はこれだけでなく、さらにお雑煮のなかに入れて食べます。中には全部で8個や10個食べたという子もいました。
自分でついたお餅をおいしそうに頬張る子ども達の姿に、お腹がすいてしまいました。

「おいしいお餅を頬張る! !」 photo 2010.10.23
餅つきの最後には、子ども達の収穫に関する感謝や喜びの感想がありました。その中で一緒に餅米作りに尽力してくださった地元の方々への感謝の言葉には、大変心打たれるものがありました。
これから年末に掛けて、全国で『餅つき』や『しめ縄作り』が行われると思います。
本来、『餅つき』や『しめ縄作り』は収穫に感謝し、新年を祝う準備を行う為の物です。
ぜひ、自分の力で杵をふり、今年の収穫に感謝し、おいしいお餅を食べてみてはいかがでしょうか?
通勤途中にある弘前公園周辺では色鮮やかなイルミネーションが先日より点灯し、クリスマスや正月を意識させられるようになりました。
さて、皆さん、師走と言えばどんな行事があるでしょうか?
ちなみに『白神山地世界遺産地域科学委員会設置記念シンポジウム』や『子供パークレンジャー ~親子で作ろう!!自然の素材を使ったクラフト&白神山地の食文化~ 』などもあります。
さて師走と言えば、クリスマス会やしめ縄づくり、大掃除などこの時期ならではのイベントが目白押しですね。
その中でもお正月を迎える為といえば・・・。そう『餅つき』です。
総合学習や観察会などに参加してくれる『西目屋小学校』で、児童が1年かけて育てた餅米を使い『餅つき』が行われました。
もちろん、機械に頼らない、『杵』と『臼』を使った餅つきです。
まずは重い『杵』を担いで、『臼』の中の餅米めがけて『ヨイショ!』
おばあちゃんと仲間のかけ声に合わせてもひとつ、『ヨイショ!』

「ヨイショ! ヨイショ!!」 photo 2010.12.1
回数を重ねるごとに餅米が、『お餅』に変わります。
つきあがったお餅は、餅つきのベテランのおばあちゃんやお母さん達と一緒に、みんなで丸めていきます。
つきたてのお餅の感触に、みんなちょっと楽しそうです。

「おいしいお餅にな~れ! !」 photo 2010.12.1
できあがったお餅は、きな粉やあんこ、くるみなど思い思いの味をつけて食べます。なかには、チョコレートをつけるという子もいました。
用意された物はこれだけでなく、さらにお雑煮のなかに入れて食べます。中には全部で8個や10個食べたという子もいました。
自分でついたお餅をおいしそうに頬張る子ども達の姿に、お腹がすいてしまいました。

「おいしいお餅を頬張る! !」 photo 2010.10.23
餅つきの最後には、子ども達の収穫に関する感謝や喜びの感想がありました。その中で一緒に餅米作りに尽力してくださった地元の方々への感謝の言葉には、大変心打たれるものがありました。
これから年末に掛けて、全国で『餅つき』や『しめ縄作り』が行われると思います。
本来、『餅つき』や『しめ縄作り』は収穫に感謝し、新年を祝う準備を行う為の物です。
ぜひ、自分の力で杵をふり、今年の収穫に感謝し、おいしいお餅を食べてみてはいかがでしょうか?
2010年11月30日そば粉を使ったクレープ&ピザ作り《試作編》
白神山地 檜垣 育子
こんにちは。
白神山地遺産センター西目屋館周辺でも、月曜日から雪がつもり始め、すっかり雪景色になりました。いよいよ冬到来ですね。
さて、今日はこの冬に行うイベント「親子で作ろう!自然の素材を使ったクラフト&白神山地の食文化」(イベント詳細は、前回の記事をご覧ください)の準備のために、西目屋産のそば粉を使ったピザとクレープの試作を行いました。
今回は、その様子をお伝えします!
ピザの材料を混ぜて、しっかりこねて、

具材をのっけて焼き上げます。
こちらは、クレープ。

生地をまあるく、薄く焼くのがポイントです。

そば粉を使ったピザ&クレープの完成!
美味しそうでしょう!?
初めて作った「そば粉ピザ&クレープ」は、とっても美味しく出来上がりました♪♪
まだまだ、参加者募集中です!
ぜひ、皆さんも12月19日にご一緒に作ってみませんか?
白神山地遺産センター西目屋館周辺でも、月曜日から雪がつもり始め、すっかり雪景色になりました。いよいよ冬到来ですね。
さて、今日はこの冬に行うイベント「親子で作ろう!自然の素材を使ったクラフト&白神山地の食文化」(イベント詳細は、前回の記事をご覧ください)の準備のために、西目屋産のそば粉を使ったピザとクレープの試作を行いました。
今回は、その様子をお伝えします!
ピザの材料を混ぜて、しっかりこねて、

具材をのっけて焼き上げます。
こちらは、クレープ。

生地をまあるく、薄く焼くのがポイントです。

そば粉を使ったピザ&クレープの完成!
美味しそうでしょう!?
初めて作った「そば粉ピザ&クレープ」は、とっても美味しく出来上がりました♪♪
まだまだ、参加者募集中です!
ぜひ、皆さんも12月19日にご一緒に作ってみませんか?
2010年11月26日『子供パークレンジャー』の募集のお知らせ
白神山地 谷口 哲郎
今年も残すところあとわずかになってきました。
町にはクリスマスツリーやサンタの飾りつけが目立つころになってきました。
大人は慌ただしい時期ですが、子供たちは心待ちな時期ですね。
白神山地世界遺産センターも、先日お知らせした『白神山地世界遺産地域科学委員会設置記念シンポジウム』の準備に追われる日々です。
さて、当センターでは、もう一つ大きなイベントを企画しています。
それは『子供パークレンジャー ~親子で作ろう!!自然の素材を使ったクラフト&白神山地の食文化~ 』です。
夏に赤石川と岩木川で、それぞれ大自然の中で2泊3日のキャンプを行いました。
詳細はこちらをご覧ください。
今回は白神山地がある西目屋村で採れたそば粉を使い『そばクレープ』と『そばピザ』を作ります。
残念ながら、山でのキャンプではありませんが、料理やクラフト作成など面白いイベントになると思います。
昨年は、そば粉を使って、おいしい『手打ちそば』を作ることができたとのことです。
さぁ、皆さんも、昨年に負けないおいしいクレープとピザを作ってみませんか!!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【日時】12月19日(日)9:00~15:00
(集合8:30弘前駅前シティーホテル横 解散15:40弘前駅前シティーホテル横)
【場所】白神山地世界遺産センター
【内容】
★『落ち葉を使って「しおり」を作ろう!』
★『そば粉でクレープとピザを作ろう!』
★『クラフト教室「白神山地の鳥」を作ろう!』
【対象】小学校以上とその保護者。お子さんだけの参加もOKです。
【参加費】子ども500円、大人1,000円
【応募締切】定員になり次第締切
【主催】環境省東北地方環境事務所
【お問い合わせ申し込み先】NPO法人岩木山自然学校
TEL/FAX 0172-85-2670
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
お友達や家族を誘って、是非参加してくださいね。
町にはクリスマスツリーやサンタの飾りつけが目立つころになってきました。
大人は慌ただしい時期ですが、子供たちは心待ちな時期ですね。
白神山地世界遺産センターも、先日お知らせした『白神山地世界遺産地域科学委員会設置記念シンポジウム』の準備に追われる日々です。
さて、当センターでは、もう一つ大きなイベントを企画しています。
それは『子供パークレンジャー ~親子で作ろう!!自然の素材を使ったクラフト&白神山地の食文化~ 』です。
夏に赤石川と岩木川で、それぞれ大自然の中で2泊3日のキャンプを行いました。
詳細はこちらをご覧ください。
今回は白神山地がある西目屋村で採れたそば粉を使い『そばクレープ』と『そばピザ』を作ります。
残念ながら、山でのキャンプではありませんが、料理やクラフト作成など面白いイベントになると思います。
昨年は、そば粉を使って、おいしい『手打ちそば』を作ることができたとのことです。
さぁ、皆さんも、昨年に負けないおいしいクレープとピザを作ってみませんか!!
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【日時】12月19日(日)9:00~15:00
(集合8:30弘前駅前シティーホテル横 解散15:40弘前駅前シティーホテル横)
【場所】白神山地世界遺産センター
【内容】
★『落ち葉を使って「しおり」を作ろう!』
★『そば粉でクレープとピザを作ろう!』
★『クラフト教室「白神山地の鳥」を作ろう!』
【対象】小学校以上とその保護者。お子さんだけの参加もOKです。
【参加費】子ども500円、大人1,000円
【応募締切】定員になり次第締切
【主催】環境省東北地方環境事務所
【お問い合わせ申し込み先】NPO法人岩木山自然学校
TEL/FAX 0172-85-2670
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お友達や家族を誘って、是非参加してくださいね。
2010年11月25日『かがく委員会』設置記念シンポジウムのお知らせ
白神山地 谷口 哲郎
『かがく委員会』ってご存じですか??
白神山地では、今年の6月に世界遺産としての価値を将来にわたって保全するため『かがく委員会(白神山地世界遺産地域科学委員会)』を発足しました。
『かがく委員会』は、白神山地に詳しい研究者の方々が集まって白神山地を将来にわたって守り伝えるために、科学的なアドバイスをおこなうものです。
まだ『かがく委員会』を知らない方、もっと詳しく『かがく委員会』を知りたい方!耳よりな情報です。
12月12日(日)に青森県弘前市内にて、『かがく委員会』を知って頂くためのシンポジウムを企画しました。
このシンポジウムでは『かがく委員会』のメンバーが、「かがく委員会ってなんだろう?」「白神山地にはどんな価値があるんだろう??」などの疑問にわかりやすく楽しく教えてくださいます!!
ぜひお気軽にお越しください!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆白神山地世界遺産地域科学委員会設置記念シンポジウム☆
★★「みんなで学ぼう白神山地!かがく委員会ってなぁに?」★★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【日時】12月12日(日)13:00~16:00(開場:12:30)
【場所】弘前市総合学習センター 多目的ホール
【内容】
★「科学委員会ができるまで」(白神山地世界遺産地域科学委員会事務局)
★中静 透氏(東北大学大学院生命科学研究科教授)
「かがく委員会は、白神に何ができるの?」
★檜垣 大助氏(弘前大学農学生命科学部教授)
「地すべりがおこるのに、森林の豊かな白神山地のなぞ」
★幸丸 政明氏(岩手県立大学名誉教授)
「あらためて、白神地域にとっての『世界遺産』の意味を考える」
【申し込み】入場無料・事前申込不要。(直接会場においでください。
【詳細】http://c-tohoku.env.go.jp/to_2010/1115a.html
http://www.sizenken.biodic.go.jp/park/tohoku/banner/10/shinpo_poster.pdf

【主催】白神山地世界遺産地域科学委員会事務局、白神山地世界遺産地域連絡会議
【お問い合わせ】東北地方環境事務所西目屋自然保護官事務所
白神山地では、今年の6月に世界遺産としての価値を将来にわたって保全するため『かがく委員会(白神山地世界遺産地域科学委員会)』を発足しました。
『かがく委員会』は、白神山地に詳しい研究者の方々が集まって白神山地を将来にわたって守り伝えるために、科学的なアドバイスをおこなうものです。
まだ『かがく委員会』を知らない方、もっと詳しく『かがく委員会』を知りたい方!耳よりな情報です。
12月12日(日)に青森県弘前市内にて、『かがく委員会』を知って頂くためのシンポジウムを企画しました。
このシンポジウムでは『かがく委員会』のメンバーが、「かがく委員会ってなんだろう?」「白神山地にはどんな価値があるんだろう??」などの疑問にわかりやすく楽しく教えてくださいます!!
ぜひお気軽にお越しください!
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☆白神山地世界遺産地域科学委員会設置記念シンポジウム☆
★★「みんなで学ぼう白神山地!かがく委員会ってなぁに?」★★
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【日時】12月12日(日)13:00~16:00(開場:12:30)
【場所】弘前市総合学習センター 多目的ホール
【内容】
★「科学委員会ができるまで」(白神山地世界遺産地域科学委員会事務局)
★中静 透氏(東北大学大学院生命科学研究科教授)
「かがく委員会は、白神に何ができるの?」
★檜垣 大助氏(弘前大学農学生命科学部教授)
「地すべりがおこるのに、森林の豊かな白神山地のなぞ」
★幸丸 政明氏(岩手県立大学名誉教授)
「あらためて、白神地域にとっての『世界遺産』の意味を考える」
【申し込み】入場無料・事前申込不要。(直接会場においでください。
【詳細】http://c-tohoku.env.go.jp/to_2010/1115a.html
http://www.sizenken.biodic.go.jp/park/tohoku/banner/10/shinpo_poster.pdf

【主催】白神山地世界遺産地域科学委員会事務局、白神山地世界遺産地域連絡会議
【お問い合わせ】東北地方環境事務所西目屋自然保護官事務所
2010年11月15日白神山地の今を伝える!-白神山地、冬仕舞い(白神ライン)-
白神山地 谷口 哲郎
日に日に寒さが身に染みてくる西目屋ですが、如何お過ごしでしょうか。
まだまだ紅葉の地域。もう雪化粧の地域。様々かと思いますが、当事務所から見える岩木山は本格的な雪化粧を始めたようです。
さて、先週より岩木山より標高の低い白神山地も雪化粧が始まったようで、ちらほらと降雪の情報が寄せられていました。
私たちが設置している入山者カウンターも、雪の中に取り残されないうちに撤収する必要があるため、白神ライン(岩崎⇔西目屋)の撤収作業を行って来ました。
今回は、その時のことをお伝えしたいと思います。
まずは白神山地の東側、暗門の滝の入口に設置しているカウンターの撤収です。
周りには多くの落ち葉が見受けられ、秋の終わりと冬の始まりを感じることが出来ます。

入山カウンター(暗門の滝) photo 2010.11.9
さらに、白神ラインを西方の岩崎(深浦)方面に走ると景色は一変します。
白神ライン(岩崎⇔西目屋)の中間点付近の天狗峠では、2cm程度の積雪と降雪を確認することができ、入山者カウンター周辺も真っ白な状態になっていました。

入山カウンター(天狗峠) photo 2010. 11.10
さらに天狗峠の展望台より向白神・白神岳方面を望むと、山頂付近から裾野にかけて積雪が見受けられます。
もう、すでにこちらは冬景色でした。

向白神岳 photo 2010. 11.10
白神山地も冬支度の時期になっています。
それに伴い白神ライン(暗門⇔岩崎)は、11月17日から来年の平成23年5月25日(予定)まで冬季閉鎖となります。
また、白神ライン(大川⇔暗門)、二ツ井線(西目屋⇔藤里)も11月25日をもって冬季閉鎖になりますのでご注意ください。
春までの長い閉鎖となりますが、次のシーズンを楽しみに待ちたいと思います。
まだまだ紅葉の地域。もう雪化粧の地域。様々かと思いますが、当事務所から見える岩木山は本格的な雪化粧を始めたようです。
さて、先週より岩木山より標高の低い白神山地も雪化粧が始まったようで、ちらほらと降雪の情報が寄せられていました。
私たちが設置している入山者カウンターも、雪の中に取り残されないうちに撤収する必要があるため、白神ライン(岩崎⇔西目屋)の撤収作業を行って来ました。
今回は、その時のことをお伝えしたいと思います。
まずは白神山地の東側、暗門の滝の入口に設置しているカウンターの撤収です。
周りには多くの落ち葉が見受けられ、秋の終わりと冬の始まりを感じることが出来ます。

入山カウンター(暗門の滝) photo 2010.11.9
さらに、白神ラインを西方の岩崎(深浦)方面に走ると景色は一変します。
白神ライン(岩崎⇔西目屋)の中間点付近の天狗峠では、2cm程度の積雪と降雪を確認することができ、入山者カウンター周辺も真っ白な状態になっていました。

入山カウンター(天狗峠) photo 2010. 11.10
さらに天狗峠の展望台より向白神・白神岳方面を望むと、山頂付近から裾野にかけて積雪が見受けられます。
もう、すでにこちらは冬景色でした。

向白神岳 photo 2010. 11.10
白神山地も冬支度の時期になっています。
それに伴い白神ライン(暗門⇔岩崎)は、11月17日から来年の平成23年5月25日(予定)まで冬季閉鎖となります。
また、白神ライン(大川⇔暗門)、二ツ井線(西目屋⇔藤里)も11月25日をもって冬季閉鎖になりますのでご注意ください。
春までの長い閉鎖となりますが、次のシーズンを楽しみに待ちたいと思います。
2010年10月26日白神でみごろ? 手のひらもみじ!
白神山地 谷口 哲郎
今朝の弘前・西目屋地域は一段と冷える朝でした。
通勤途中の岩木山に今季初めての積雪を確認しました。
さて、10月の23日、24日に白神山地ビジターセンターにて行われた「ふれあいデー」について、イベント報告を行いたいと思います。
今回の「第10回 ふれあいデー」でも「草木をつかったちびっ子アート教室」を実施しました。
前回の「ふれあいデー」の記事はこちらをご覧ください
今回の「草木をつかったちびっ子アート教室」のなかでは、「ナチュラルペイント」・「手のひらもみじ」を実施しました。
「ナチュラルペイント」は石や流木、トチ・ナラなどの実に、生き物の姿や顔など思い思いのものを絵の具で描きました。一方「手のひらもみじ」は、参加者自身の手を紅葉の葉に見立てて、色とりどりの葉をスタンプの様に押してもらいました。
今回は、その中の「手のひらもみじ」について報告したいと思います。
参加者は、白神山地ビジターセンター周辺に植えられている紅葉の樹を参考に、自分の手を思い思いの色に染めていきます。

「手のひらもみじ」作成風景 photo 2010.10.23
最初は、全く葉っぱのない寂しい木でしたが・・・、
イベント開始2時間後には徐々に色づきはじめ・・・、
イベント開始6時間後には見事な紅葉の木になりました。

「手のひらもみじ」作成過程 photo 2010.10.23
完成した「手のひらもみじ」は参加してくれた子ども達の勢いがそのまま伝わってくる作品だと思います。
参加してくれた皆さんありがとうございました!!

「手のひらもみじ」完成作品 photo 2010.10.24
「手のひらもみじ」は23日と24日の両日実施し、のべ参加者は約500人以上になりました。
作成された「手のひらもみじ」は現在、西目屋の白神山地ビジターセンターにて現在展示中です。
今後は、ビジターセンターに隣接する「白神山地世界遺産センター西目屋館」や、秋田県藤里町の「白神山地世界遺産センター藤里館」でも展示する予定です。
是非、子ども達の勢い溢れる「手のひらもみじ」をご覧になっては如何でしょうか!?
通勤途中の岩木山に今季初めての積雪を確認しました。
さて、10月の23日、24日に白神山地ビジターセンターにて行われた「ふれあいデー」について、イベント報告を行いたいと思います。
今回の「第10回 ふれあいデー」でも「草木をつかったちびっ子アート教室」を実施しました。
前回の「ふれあいデー」の記事はこちらをご覧ください
今回の「草木をつかったちびっ子アート教室」のなかでは、「ナチュラルペイント」・「手のひらもみじ」を実施しました。
「ナチュラルペイント」は石や流木、トチ・ナラなどの実に、生き物の姿や顔など思い思いのものを絵の具で描きました。一方「手のひらもみじ」は、参加者自身の手を紅葉の葉に見立てて、色とりどりの葉をスタンプの様に押してもらいました。
今回は、その中の「手のひらもみじ」について報告したいと思います。
参加者は、白神山地ビジターセンター周辺に植えられている紅葉の樹を参考に、自分の手を思い思いの色に染めていきます。

「手のひらもみじ」作成風景 photo 2010.10.23
最初は、全く葉っぱのない寂しい木でしたが・・・、
イベント開始2時間後には徐々に色づきはじめ・・・、
イベント開始6時間後には見事な紅葉の木になりました。

「手のひらもみじ」作成過程 photo 2010.10.23
完成した「手のひらもみじ」は参加してくれた子ども達の勢いがそのまま伝わってくる作品だと思います。
参加してくれた皆さんありがとうございました!!

「手のひらもみじ」完成作品 photo 2010.10.24
「手のひらもみじ」は23日と24日の両日実施し、のべ参加者は約500人以上になりました。
作成された「手のひらもみじ」は現在、西目屋の白神山地ビジターセンターにて現在展示中です。
今後は、ビジターセンターに隣接する「白神山地世界遺産センター西目屋館」や、秋田県藤里町の「白神山地世界遺産センター藤里館」でも展示する予定です。
是非、子ども達の勢い溢れる「手のひらもみじ」をご覧になっては如何でしょうか!?
2010年09月28日体感!子どもパークレンジャー (赤石川:3日目)
白神山地 谷口 哲郎
キャンプを振り返り、思い出深い出来事の一つとして大量のアブとの遭遇だったと思います。
アブは白神山地のどの川でも集ってきて、鋭く噛みついて逃げていきます。
そんなやっかい物のアブですが、最近聞いた話ではイワナ釣りの餌になるようです。実際に水面付近のアブに飛びつくイワナを見かけたという話も聞きました。
赤石川のキャンプでは、文字通り肌で感じる生態系。生物同士の繋がりを感じる体験になりました。・・・が、なるべくならアブのいない時期にキャンプはしたいものですね。
さて、今回の日記には、このキャンプの3日目の活動について報告したいと思います。
リンク前回までの記事はこちらをご覧ください(1日目)
リンク前回までの記事はこちらをご覧ください(2日目)
8月2日の朝。前日の然ヶ岳登山のおかげか、テントから出てくる勢いが前日より弱々しい朝でした。しかし、起きてしまえば元気いっぱいで、早朝から元気に遊ぶ子、昆虫を探す子、カメラで遊ぶ子など様々でした。

然ヶ岳 photo 2010.8.2
最終日はキャンプ地のある赤石川上流を離れ、イトウの養魚場や赤石水産漁業協同組合を訪問し、最終活動地の赤石川河口まで下りました。
イトウの養魚場では幼魚から成魚まで実際に餌を与え、食欲旺盛なイトウを目の当たりし、野生のイトウが鹿を飲み込むという話を思い出してしまいました。子ども達は、実際に出荷間近のイトウに触れる機会を頂き、イトウの大きさや荒々しさを体感しました。次に赤石水産漁業協同組合では、鰺ヶ沢周辺の漁について伺うことが出来ました。その中で、山が荒れると、海や海岸も荒れてしまうことを伺いました。
実際に海や川を仕事場として営まれる方お話を伺い、体験することで、白神山地と日本海は、赤石川で繋がっていることを学ぶ機会になりました。

海との繋がり授業@赤石川 photo 2010.8.2
最後の活動地である赤石川河口では、前日までの山の中から打って変わり、海岸での活動になりました。海岸での活動は、浜辺に打ち上げられている自然物や人工物を活用し、ストーン・ペイントとビーチコーミング行いました。ストーン・ペイントでは、思い思いの石に絵の具で好きな絵を描き、キャンプの思い出として持ち帰りました。ビーチコーミングでは、キャンプ最後の班活動として、各班の思う「家」を作ってもらいました。班ごとに個性が出て、中には(個性が強すぎ?)悪戦苦闘している班も・・・。そんな中、ちゃんと3人が入れる家を見事完成させる職人達も現れました。

ビーチコーミング@赤石川河口 photo 2010.8.2
さて、今回のキャンプは、赤石川の上流から河口域までを2泊3日のキャンプで巡ってきましたが、参加者の皆さんはどう感じられたでしょう?
・アブが大変だった。(人生であんなにアブに好かれることはないと思います。)
・初めてホタルを見ました。ホタルがあんなにきれいだと初めて知りました。(私も久しぶりのホタルでしたが、ホタルの飛翔を見る事が出来て感激です。)
・然ヶ岳への登山が大変だった。(うっそうと茂った道を歩く機会はなかなかないと思います。もちろんクマの爪痕がたくさんある山は少ないと思います。)
・マタギの吉川さんのお話が面白かった。(とても貴重な体験だと思います。クマの撃退方法や遭遇した時の話はとても面白かったですね。ただ、クマと登山道でばったりは勘弁です・・・。)
etc…..

閉会式@鰺ヶ沢町 photo 2010.8.2
いろいろな感想があったようです。みなさん貴重な経験が出来てよかったと思います。しかし、吉川さんの仰った言葉を忘れないでください。
「白神山地も昔とは大夫変わった。」
私にも分かりませんが、50年近く白神山地を見続けている吉川さんの言葉です。本当に変わってきているのでしょう。
今回は、本当に白神山地の一部の部分しか見ることが出来ませんでした。是非、5年後、10年後、20年後にもう一度赤石川を尋ねて見てください。
ブナに新しいクマの爪痕が残っていれば、白神の森は絶えず保たれているのかもしれません。
最後に、盛夏の報告が、秋押し迫る時期になって申し訳ありません。是非来年も楽しく、面白く、興味深い体験をできればと思い、今回の日記に活動報告をまとめました。
次回も、参加してくれたみんなと元気に再会出来る機会を楽しみにしています。
それでは。
アブは白神山地のどの川でも集ってきて、鋭く噛みついて逃げていきます。
そんなやっかい物のアブですが、最近聞いた話ではイワナ釣りの餌になるようです。実際に水面付近のアブに飛びつくイワナを見かけたという話も聞きました。
赤石川のキャンプでは、文字通り肌で感じる生態系。生物同士の繋がりを感じる体験になりました。・・・が、なるべくならアブのいない時期にキャンプはしたいものですね。
さて、今回の日記には、このキャンプの3日目の活動について報告したいと思います。
リンク前回までの記事はこちらをご覧ください(1日目)
リンク前回までの記事はこちらをご覧ください(2日目)
8月2日の朝。前日の然ヶ岳登山のおかげか、テントから出てくる勢いが前日より弱々しい朝でした。しかし、起きてしまえば元気いっぱいで、早朝から元気に遊ぶ子、昆虫を探す子、カメラで遊ぶ子など様々でした。

然ヶ岳 photo 2010.8.2
最終日はキャンプ地のある赤石川上流を離れ、イトウの養魚場や赤石水産漁業協同組合を訪問し、最終活動地の赤石川河口まで下りました。
イトウの養魚場では幼魚から成魚まで実際に餌を与え、食欲旺盛なイトウを目の当たりし、野生のイトウが鹿を飲み込むという話を思い出してしまいました。子ども達は、実際に出荷間近のイトウに触れる機会を頂き、イトウの大きさや荒々しさを体感しました。次に赤石水産漁業協同組合では、鰺ヶ沢周辺の漁について伺うことが出来ました。その中で、山が荒れると、海や海岸も荒れてしまうことを伺いました。
実際に海や川を仕事場として営まれる方お話を伺い、体験することで、白神山地と日本海は、赤石川で繋がっていることを学ぶ機会になりました。

海との繋がり授業@赤石川 photo 2010.8.2
最後の活動地である赤石川河口では、前日までの山の中から打って変わり、海岸での活動になりました。海岸での活動は、浜辺に打ち上げられている自然物や人工物を活用し、ストーン・ペイントとビーチコーミング行いました。ストーン・ペイントでは、思い思いの石に絵の具で好きな絵を描き、キャンプの思い出として持ち帰りました。ビーチコーミングでは、キャンプ最後の班活動として、各班の思う「家」を作ってもらいました。班ごとに個性が出て、中には(個性が強すぎ?)悪戦苦闘している班も・・・。そんな中、ちゃんと3人が入れる家を見事完成させる職人達も現れました。

ビーチコーミング@赤石川河口 photo 2010.8.2
さて、今回のキャンプは、赤石川の上流から河口域までを2泊3日のキャンプで巡ってきましたが、参加者の皆さんはどう感じられたでしょう?
・アブが大変だった。(人生であんなにアブに好かれることはないと思います。)
・初めてホタルを見ました。ホタルがあんなにきれいだと初めて知りました。(私も久しぶりのホタルでしたが、ホタルの飛翔を見る事が出来て感激です。)
・然ヶ岳への登山が大変だった。(うっそうと茂った道を歩く機会はなかなかないと思います。もちろんクマの爪痕がたくさんある山は少ないと思います。)
・マタギの吉川さんのお話が面白かった。(とても貴重な体験だと思います。クマの撃退方法や遭遇した時の話はとても面白かったですね。ただ、クマと登山道でばったりは勘弁です・・・。)
etc…..

閉会式@鰺ヶ沢町 photo 2010.8.2
いろいろな感想があったようです。みなさん貴重な経験が出来てよかったと思います。しかし、吉川さんの仰った言葉を忘れないでください。
「白神山地も昔とは大夫変わった。」
私にも分かりませんが、50年近く白神山地を見続けている吉川さんの言葉です。本当に変わってきているのでしょう。
今回は、本当に白神山地の一部の部分しか見ることが出来ませんでした。是非、5年後、10年後、20年後にもう一度赤石川を尋ねて見てください。
ブナに新しいクマの爪痕が残っていれば、白神の森は絶えず保たれているのかもしれません。
最後に、盛夏の報告が、秋押し迫る時期になって申し訳ありません。是非来年も楽しく、面白く、興味深い体験をできればと思い、今回の日記に活動報告をまとめました。
次回も、参加してくれたみんなと元気に再会出来る機会を楽しみにしています。
それでは。
2010年09月14日体感!子どもパークレンジャー (赤石川:2日目)
白神山地 谷口 哲郎
関東地方や九州地方、はたまた北海道地方では、ゲリラ豪雨やら集中豪雨、異常気象など今年の夏は雨やら嵐やらに悩まされる夏でした。
赤石川でのキャンプも、初日からぐずつく天気の中での実施となりました。
さて、今回の日記には、このキャンプの2日目の活動について報告したいと思います。、リンク前回までの記事はこちらをご覧ください(1日目)
8月1日の朝。朝から子ども達は元気いっぱい。カブトムシだ。クワガタムシだ。探しに歩きに行ったのですが・・・。クワガタムシ♀を1匹確認。寝ぼけ眼の私は途中でダウン、さすがに『朝4時』からのムシ探しは堪えました。
2日目のメインイベントは、マタギの吉川さんにガイドしていただきキャンプ場の裏に見える然ヶ岳に登山しました。

森の授業@然ヶ岳 photo 2010.8.1
歩きながら吉川さんにキハダを胃腸薬代わりに使っていたことやクロモジを咥(くわ)えて仕事をしていたことなど自然環境の利用の仕方やつきあい方など教わりながらの登山となりました。東京から参加していた子ども達には、目の前に広がる奥深い森や藪に、不安と疲れを感じながらも、どきどきしながら歩いていたのでしょう。
途中疲れながらも、子ども達はブナの実を食べるためにツキノワグマが幹を伝って登ったつめ跡などを発見し、なんとか全員で頂上に到着。
大人達は息も絶え絶えでしたが子ども達の瞳には達成感とドキドキ感が溢れていました。

集合写真@然ヶ岳 photo 2010.8.1
下山途中の山の中で、吉川さんが、白神らしい山の遊び方を教えてくださいました。
その名も、『白神ターザン(谷口AR命名)』
太いミズナラに絡まったツタを使い、空中ブランコ。

白神ターザン@然ヶ岳 photo 2010.8.1
小学4年生の男の子も、山崎Rにしっかり掴まり・・・猿のようにジャンプ。楽しそうな声がブナ林の中に広がっていきました。
下山後は、みんなで夕食の準備を手分けして行いました。
男の子は、ストーブに火をおこし、焚き火の準備。女の子は、カレーやサラダの具材を切って料理の準備を手伝いました。男の子はなかなか火を育てることが出来ず苦戦を強いられていましたが、一方で、女の子はしっかりとした手つきで野菜達を切っていました。
登山後でお腹はぺこぺこになり、自分たちが作ったカレーとサラダは、外でという調味料もあり大変おいしいかったと思います。

食事準備 photo 2010.8.1
赤石川でのキャンプも、初日からぐずつく天気の中での実施となりました。
さて、今回の日記には、このキャンプの2日目の活動について報告したいと思います。、リンク前回までの記事はこちらをご覧ください(1日目)
8月1日の朝。朝から子ども達は元気いっぱい。カブトムシだ。クワガタムシだ。探しに歩きに行ったのですが・・・。クワガタムシ♀を1匹確認。寝ぼけ眼の私は途中でダウン、さすがに『朝4時』からのムシ探しは堪えました。
2日目のメインイベントは、マタギの吉川さんにガイドしていただきキャンプ場の裏に見える然ヶ岳に登山しました。

森の授業@然ヶ岳 photo 2010.8.1
歩きながら吉川さんにキハダを胃腸薬代わりに使っていたことやクロモジを咥(くわ)えて仕事をしていたことなど自然環境の利用の仕方やつきあい方など教わりながらの登山となりました。東京から参加していた子ども達には、目の前に広がる奥深い森や藪に、不安と疲れを感じながらも、どきどきしながら歩いていたのでしょう。
途中疲れながらも、子ども達はブナの実を食べるためにツキノワグマが幹を伝って登ったつめ跡などを発見し、なんとか全員で頂上に到着。
大人達は息も絶え絶えでしたが子ども達の瞳には達成感とドキドキ感が溢れていました。

集合写真@然ヶ岳 photo 2010.8.1
下山途中の山の中で、吉川さんが、白神らしい山の遊び方を教えてくださいました。
その名も、『白神ターザン(谷口AR命名)』
太いミズナラに絡まったツタを使い、空中ブランコ。

白神ターザン@然ヶ岳 photo 2010.8.1
小学4年生の男の子も、山崎Rにしっかり掴まり・・・猿のようにジャンプ。楽しそうな声がブナ林の中に広がっていきました。
下山後は、みんなで夕食の準備を手分けして行いました。
男の子は、ストーブに火をおこし、焚き火の準備。女の子は、カレーやサラダの具材を切って料理の準備を手伝いました。男の子はなかなか火を育てることが出来ず苦戦を強いられていましたが、一方で、女の子はしっかりとした手つきで野菜達を切っていました。
登山後でお腹はぺこぺこになり、自分たちが作ったカレーとサラダは、外でという調味料もあり大変おいしいかったと思います。

食事準備 photo 2010.8.1


さて、本日のAR日記は、元気一杯な西目屋小4年生と一緒に歩いた「雪山トレッキング」についてレポートします。
今回の「雪山トレッキング」は、白神山地世界遺産センター西目屋館のお隣さん、西目屋小学校4年生の総合学習の一環として実施しました。
この総合学習は、白神山地の魅力や楽しさ、価値を、自然体験を通して学ぶことをテーマに実施しています。昨年6月には、遺産センターで生き物や生態系について学び、9月には、実際に白神山地を流れる大川を中心に、川遊びやブナ林での活動を行って来ました。
さて、今回の「雪山トレッキング」は、西目屋村村内の小高い丘までを、スノーシュー(西洋かんじき)で散策する自然体験プログラムでした。
歩き出しからとても元気に、鼻歌交じりで歩いていきます。
自然体験活動 (上:リンゴ農家さんの説明、下:山腹の杉の巨木の下で休憩) photo 2011.2.26
途中で、リンゴ農家の三浦さんから、リンゴの剪定作業やリンゴ畑開墾時に自身が発見された石器についての説明を伺いました。特に石器を触れたことが無い子どもたちには、石器が(はやり?)鰹節に見えたらしく、臭いを嗅いでみたり、頬ずりしてみたりと大変興味深い物だったようです。
三浦さんと分かれた、西目屋村の家々が見渡せる丘まできて小休憩。大きな杉の木の下で自分の家を探します。
その後、山頂までの間、白銀の森を歩きます。慣れないスノーシューと急な斜面に悪戦苦闘。何度もスノーシューが外れてしまう子も。鼻歌は無くなり、一生懸命歩きます。
自然体験活動(白銀の森を歩く) photo 2011.2.26
頂上まで到着すると、みんなの顔にも笑顔が戻ってきました。
頂上では、周辺の森を歩きながら雪山の不思議探しや、自分達が昼食をする雪のテーブル作成を行いました。
自然体験活動(左上:雪山山頂到着、左下:雪のテーブル作り、
右上:雪山の不思議ヤドリギ、右下:何を見つけてきたか発表) photo 2011.2.26
普段見つけることが出来ない、ヤドリギの新芽や謎のメッセージ(虫の食痕跡)、ホタテみたいなキノコ(サルノコシカケ)など様々な不思議を見つけてくれました。
活動の最後は、しり滑りで下山。各自思い思いの格好で滑り下りてきました。なかなか、まっすぐ滑れない子。途中からきりもみしながら下って来る子。様々な滑り方で下りてくる子がいましたが、その日1番の笑顔を歓声に包まれました。
上:自然体験活動(しり滑り)
下:ふりかえり活動(今日の体験を思い出カードに) photo 2011.2.26
下山後は、温かい遺産センターで一休み。その後、今日1日の発見や体験をふりかえる為、その日の思い出を「カード」にしてみました。
みんなの思い出には何が残ったのでしょう?
完成後は、みんなの前で発表。お互いにどんなものが思い出に残ったのかな?
石器や樹木の冬芽、葉痕、ウサギの足跡、ウサギの糞、キノコ、しり滑り、様々な物が思い出に残ったようです。
今回で、屋外での総合学習は終わってしまいました。
西目屋小4年生はとても元気で明るく、楽しく活動を行うことができました。
来年も是非、元気なみんなで、白神山地へ探検に行きたいですね。