ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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白神山地

199件の記事があります。

2006年10月25日二ツ森

白神山地 石橋 史朗

西目屋のアクティブレンジャーの工藤・石橋は青森県側の世界遺産担当なので秋田県側に行くことは普段はあまりないのですが、

今日は久しぶりに秋田県側の二ツ森へ行き、
鳥獣保護区の標識を交換しました。


二ツ森登山口近くの展望台より撮影


この写真を見ればこの山がなぜ「二ツ森」と名付けられたか
分かるでしょう。
夏は展望台の前のブナが葉をつけているので
このような写真はなかなか撮れません。


青秋林道途中から撮影

ダケカンバ(シラカンバの親戚)の白い樹皮と空の色が印象的でした。
ダケカンバの葉はだいたい落ちてしまったようです。

山ばかり見ていたわけではありません。
ちゃんと仕事もしましたよ。
今回は車で横付けできる場所に標識があったので
あのときのような苦労をしなくてすみました。


交換しました。

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2006年10月20日不思議な木

白神山地 石橋 史朗

事務所から暗門へ行く時に不思議な木を見つけました。




どうなっているのか分かりますか?

根元を見てみると実は2本の木がほぼ同じ場所から生えていることが
分かります。


よく見ると…

赤と黄色の葉っぱがハウチワカエデ
緑の葉っぱがスギです。

ハウチワカエデは落葉樹で冬に葉を落とすのに対して
スギは常緑樹で冬にも葉は落ちません。


ハウチワカエデ

落葉樹と常緑樹がたまたま同じ場所で成長した結果、
この時期に、不思議な景色を醸し出してくれているという訳でした。

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2006年10月18日櫛石山の紅葉

白神山地 工藤 倫代

10月18日に鳥獣保護区管理員さんと鳥獣保護区の巡視をしました。
巡視に訪れたのは櫛石山で、10月7日のリター回収に訪れた雨の時とは大違いの晴天!とてもすがすがしい一日でした。(10/7日記参照)
そして、違ったのはお天気だけではなく、落葉することによって太陽の光が漏れて森が明るくなり、紅葉がすすんでいてお化粧をしたように色鮮やになっていました。


晴天に映えるハウチワカエデの紅葉


太陽の光に照らされると葉が薄く透き通ってきれいですね。


2色に輝くオオカメノキ

皆さんの周りに落ち葉があったらぜひ太陽の光にかざしてみてください。太陽にかざすと葉が輝いて見え、また違った美しさを見せてくれると思います。

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2006年10月16日入山カウンター点検

白神山地 工藤 倫代

12日に、白神岳への入山者数を測定している入山カウンタの点検のため、白神岳登山口と十二湖に行ってきました。
(入山カウンタについては、石橋ARの6/6日記をご覧下さい。)


白神岳登山口に設置しているカウンタ

2カ所とも先週の風の被害も見られず、いつも通り正常に作動していたので一安心。

十二湖には、設置してあるカウンタへ向かう途中に青池があります。青く透き通っていて、吸い込まれるような美しさです。


青池


鶏頭場の池

十二湖でも紅葉が少しずつ始まっています。

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2006年10月13日白神山地の紅葉

白神山地 石橋 史朗

そろそろ白神山地は紅葉のシーズンです。


10/12津軽峠から撮影

とはいっても津軽峠から太夫峰、向白神岳、天狗岳の方を臨んでも、まだ紅葉と呼ぶのはちょっとはばかられます。

でも、そんな時期でも木の1本1本を見てみると、様々に紅葉する様子を見る事が出来るんです。

例えば……


10/12天狗峠にて撮影

この写真はツタウルシの子供です。(↑)
どうやらツタウルシは木の中でも紅葉するのが早いようです。



10/12白神ラインにて撮影

この写真は、ウルシはウルシでもヤマウルシです。(↑)
赤くなるのが早いだけでなく、とても鮮やかな紅色を見せてくれるので、車に乗っていてもすぐに見つけることが出来ます。



10/9白神山地ビジターセンターにて撮影

次の写真はハウチワカエデ。(↑)
緑と赤が混ざってとてもいい具合です。
これから、赤一色に染まっていくのでしょう。


左上に白い月がでているのが見えますか?中国の伝説によると月には大きなカツラが生えているのだそうです。
10/12暗門にて撮影

次はカツラの写真。(↑)
葉が黄色くなるので、紅葉ではなく黄葉です。
だんだんと緑から黄色に変わって行くのが分かります。
今の時期、カツラの木の下を通るととても甘くいい匂いがします。

と、こういう風に楽しむことが出来ます。
みなさんも、白神山地を訪れた時に山が紅葉していなくてもがっかりせず、周りに生えている木をよく見てください。
きっといろんな発見がありますから。

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2006年10月10日リター回収

白神山地 工藤 倫代

10月7日(土)は、6月から毎月行っているリター回収の日でした。リター回収とは、白神山地の櫛石山に設置してある網に落ちた葉っぱや枝を集める作業です。(6/17日記参照)
でも朝からあいにくの悪天候…雨風にうたれながらの出発です。
今回、私は赤石川河岸部のリター回収のため、沢歩きでした。


ヤナタキ沢

今回歩いたヤナタキ沢は滑りやすく、バランスをとって歩かなければいけません。石から石へと跳んだり、もうちょっとで転びそう…なんて時もありましたが、スパイク付き足袋のおかげもあり転ぶことなく歩けました。
雨の中でしたが、川の音、水の冷たさはとても気持ちが良かったです。

回収場所に着き、網の中を見てみると…


網に落ちていたリター

網の裏側では虫たちが雨宿りをしていました。

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2006年09月29日鳥獣保護区の標識交換

白神山地 石橋 史朗

今日は、工藤ARと二人で鳥獣保護区の標識の立て替えに行ってきました。

いままで立っていた標識は雪に弱く、設置して2年余りですが、もうボロボロ…。
ということで、雪に強い標識を新しく立てることになりました。

それにしても、新しい標識は重さが13kg、長さが2mという代物。
それに加えて、標識を立てる穴を掘るためのスコップなども運ばねばなりません。

こんなに長くて重いものを持つだけでもなんせ初めてですから、どうやって運ぶのか考えなくてはいけません。

まず、二人で肩に担いで運ぶという方法を考えましたが、バランスは悪いし肩は痛いしということですぐに挫折。

次に、標識とザックをひもで縛り右脇にぶら下げて二人で運んでみました。
でも、歩幅は違うし、前の人が止まっても後ろの人はそのまま進んだりと二人の動きが合わず、やはり別の方法を考える事にしました。

結局いろいろ考えた末、写真のようにザックにひもで縛り、一人で運んだ方が楽ではないかと気付きました。


↑標識を運ぶ石橋AR

実際にやってみると、これが一番楽なようです。
もっとも、重さは二人で運ぶときの2倍になりますが…。
そんなこんなでなんとか無事目的地に到着し、穴を掘って標識を設置しました。


↑釘で表示板を打ち付ける工藤AR



平地だと一人で運ぶよりは二人で運んだ方が楽なのでしょうが、山道では平地での理屈は通らないということを勉強しましたとさ。



↑交換終了

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2006年06月17日リタートラップ設置

白神山地 工藤 倫代

 6月17日に白神山地の櫛石山の計60カ所にリタートラップを設置してきました。リタートラップとは、落葉や落枝、種子等の落下物を回収するための道具です。リタートラップに落ちたそれらの重さから、その林の一年の生産量などを見積もることができます。これから11月まで月に一度のペースで網に入った落下物を回収する予定です。


3人1組の連携プレイで手際よく設置します。


広?い範囲に設置されたリタートラップ

 今回、設置のため人手が沢山必要ということで、環境省の他の事務所、またボランティアの沢山の方に参加していただきました。
 以前から参加されている方や山を歩き慣れている方は、登るのがそれはもう速くて速くて!
 今回の設置が初櫛石山だった私は、少しでも体を鍛えられれば!と思い、この速さに付いて行こうと決めました。う?ん、でもやっぱり苦しい!
 がしかし、そのまま「根性根性!」と言い聞かせ、山を歩き続けました。


そんな私を癒すように?櫛石山の登山道には少し遅めの春をむかえたシラネアオイが満開でした。

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2006年06月06日入山カウンターを設置しました。

白神山地 石橋 史朗

日は入山カウンタを設置してきました。
入山カウンタというのは白神山地に設置している入山者、下山者の人数を調べるための機械です。

↑入山カウンター

一番下についている機械から赤外線が出ていてそれを遮ると、数字が一つ増えるのです。
電気はバッテリーとソーラーパネルから供給されています。
お日様が出ていると、一番上のソーラーパネルが電気を作って赤外線センサーに送り、
お日様が隠れてしまうとバッテリーから電気を赤外線センサーに送るという仕組みです。
なかなか良くできたもんでしょう。
もし、白神山地に入ってこのような機械を見たら
横目で機械を見ながら、何食わぬ顔で通りすぎで下さい。
いたずらしたらだめですよ!


植物大好きな人にとっては
機械の話だけでは、おもしろくないでしょうから、
今日もおまけの写真を撮りました。


暗門に生えていたトチの花

今はトチノキの花が満開です。
秋になるととても渋い実をつけるのですが、
渋抜きをしてトチ餅を作るととてもおいしいそうですよ。

実はトチノキはこの塔が一つの花ではありません。
これは、たくさんの花が寄せ集まったものです。



↑たくさんの花の集まり

植物がきれいな花をつける理由は
虫を呼び寄せるためです。
一つの花をばらばらにつけるより、
このトチノキのように集まって花をつけたほうが、
虫へアピールできるということでしょうか?
 

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