磐梯朝日国立公園 羽黒
247件の記事があります。
2018年09月26日朝日連峰・飯豊連峰 合同保全作業
磐梯朝日国立公園 澁谷 満紀
皆さん、こんにちは。大分ご無沙汰してしまいました。
少し時間が経ってしまいましたが、今年度の朝日連峰、飯豊連峰における合同保全作業の報告をします。
地元山岳会、その他の朝日・飯豊連峰を愛する人々により、この登山道の保全活動は10年以上続いてい
ます。
【朝日連峰 合同保全作業】
9月1日(土)~2日(日)の二日間、朝日連峰三方境において実施されました。今回の作業にあたって
は、8月5日、6日の大雨による災害で登山口の手前徒歩20分位の箇所に林道崩落が発生し、通行止めにな
っており、開催前日も更なる豪雨で開催が危ぶまれましたが、集合場所の変更や乗り合わせによる車両台
数の調整、前日夕方の林道の状態確認などを経て実施に至りました。
朝日の作業は、今回で11回目を数え、風衝地で裸地化が進んでいる三方境では4回目の作業となります。
<三方境での作業の様子(上空から)>
参加者の中で経験者を班長に選出、4斑に分かれて雨水による洗掘を押さえる小ダムの補修を中心に
作業を行いまいた。
<作業の様子>
今回は、11団体、32名の方々の参加がありました。
【飯豊連峰 合同保全作業】
9月8日(土)~10日(月)の三日間の日程で、飯豊連峰玄山道分岐付近において行われました。現場が
山深い飯豊連峰でも中心部に位置しており、初日は移動日に設定、本山小屋に到着した人から、事前に荷
上げしていた保全資材の運搬作業を行いました。9日、風雨が強く、雨を含んで重くなった資材を苦労し
て運び、保全作業開始。洗掘された登山道を土砂とヤシ繊維を詰めた土嚢で補修したり、ササや土砂を混
ぜてヤシマットで巻いたロールを作り、登山道へ流入する水を減少させるべく水切り対策を行ったり、裸
地化しているところには、黄麻ネットやヤシネットを被覆、現地で採取した植物種子の播種を行い、試験
的な植生復元を行いました。少ない人数ながら、皆さんの段取りの良さで作業は順調に進み、無事に作業
を終えることが出来ました。
<作業中の様子> <集合写真>
今回は、7団体、19名の方の参加がありました。
両保全作業とも、当日の作業に加え、事前の資材荷上げにも大勢の方々にご協力いただきました。
作業に関わっていただいた朝日連峰・飯豊連峰を愛する多くの登山者や山岳関係・地域関係者の皆さまに
この場をお借りし厚く御礼申しあげます。
2018年07月23日国立公園看板ペンキ塗り
磐梯朝日国立公園 澁谷 満紀
こんにちは。羽黒自然保護官事務所の澁谷です。
7月21日(土)、月山ビジターセンターの職員さん、羽黒地区パークボランティアの皆さん
と一緒に国道112号線沿いに2箇所(西川町・鶴岡市)ある磐梯朝日国立公園 出羽三山地域
看板のペンキ塗りを行いました。数年に一度、羽黒地区パークボランティア活動の一環と
して行っている作業です。
暑い日の作業なので、熱中症対策として帽子を被ったり、手ぬぐいを被ったり、水分補給用
ドリンクも多めに持つなど万全の体制で臨みましたが、作業場所自体の標高が高いのと、こ
の日は爽やかな風があったので、さほど暑さを感じることもなく、もくもくと文字を塗りま
した。3日前からビジターセンター職員さんとパークボランティアさん数名とで下塗りをし
てくださっていたので、作業がはかどり助かりました。
2班に分かれての作業でしたが、私は西川町側の看板塗りでしたので、その作業風景を。
いかがでしょうか?
ちょっとペンキが垂れてしまったところもありますが、それはご勘弁。
文字がくっきりして、気持ち良くなりました。
国道112号線、山形方面から鶴岡に向かう場合、高速を下りてすこし行くと向かって右手に
現れる看板、湯殿山スキー場を過ぎて走ること5分のカーブのところに右手(後ろ向き)に
見える看板の2つです。
ご通行なさる際、ここが国立公園なんだと思いながら見ていただけたら幸いです。
2018年07月10日月山弥陀ヶ原湿原
磐梯朝日国立公園 澁谷 満紀
7月9日(月)月山8合目の巡視に行って来ました。
平日午後ですが、駐車場には50台位の自家用車がずらり。観光バスは1台。
登山口に設置した外来種対策用の足ふきマットで靴底を拭いて、いざ出発。
<ニッコウキスゲが盛りです。>
右側通行の木道を歩いていると、ふと左側を歩く可愛い先客を発見。
ビンズイもニッコウキスゲを見ながら散歩でしょうか?やがて茂みの方へ
飛んで行きましたが、しばらくご一緒しました。
<木道を歩くビンズイ>
<オゼコウホネ>
オゼコウホネは最近咲き始めたようです。この日は目視で16個開花を
確認しました。これから日に日に開いていくのが楽しみです。
ワタスゲも湿原を渡る風に気持ちよさそうに揺れていました。
他には、ヨツバシオガマ、ハクサンフウロ、イワツツジ、マルバシモツケ、
イワイチョウ、ウラジロヨウラク、コバイケイソウ、トキソウ、ハクサン
シャクナゲ、ミツガシワ、ハクサンチドリ、ヤマハハコなどが、現在の
弥陀ヶ原湿原で楽しめる花ですが、名残おしそうにイワカガミも咲いてい
ますし、雪解けの遅かったところではミズバショウもまだ見られます。
キンコウカもちらほら、これから本格的に咲きはじめるようです。
弥陀ヶ原湿原の木歩道コースは、1周約2キロ。ゆっくり歩いて60分で
高山植物を気軽に楽しめることもあって、大変人気です。
湿原の植物を楽しみに弥陀ヶ原湿原へいらっしゃいませんか。天然のお花
畑は、今、オレンジと白と緑のコントラストが綺麗です。
------------------------------------------
■お知らせ■
○月山8合目駐車場トイレについて
鶴岡市で管理しているトイレがありますが、老朽化により今シーズン改修工事が(7月10日~)
行われています。仮設トイレの利用となりますので、ご承知おきください。なお、トイレ利用1回
につき100円の協力金のお願いをしています。
○月山8合目までの県道211号線について
月山8合目までのアクセス道、通称月山公園線(県道211号線)は、幅員が狭く、路線バス、
観光バスも多いです。昨年の土砂崩れ崩落部分の法面工事もやっていますので、十分ご注意の上
ご通行ください。
2018年06月26日月山VCイベント 初夏を彩る高山植物観察会
磐梯朝日国立公園 澁谷 満紀
みなさん、こんにちは。
羽黒自然保護官事務所の澁谷です。
6月22日・23日、月山ビジターセンターイベントで月山に登って来ましたので、現在の
月山の様子をお伝えします。
6月22日午前11時、月山へのアクセス道"県道月山公園線"が冬季閉鎖から開通しました。
月山ビジターセンターにて高山植物観察会開会式後、バスで8合目駐車場へ移動、昼食を
とって登山開始です。その前に、私は一仕事。毎年設置している外来植物除去用のマットを
設置しました。登山される方は、足ふきにご協力どうぞよろしくお願いいたします。
<月山8合目登山口:外来植物除去用のマット>
緩やかな道ではありますが、8合目から9合目の間には、約400m位の間残雪を歩きます
ので、雪に慣れていない方や、天候によっては簡易アイゼンなどがあると良いかもしれ
ません。
31人の大所帯、私もスタッフの一員としてトランシーバをぶらさげ、中ほどにて参加
者の方の様子を見つつ歩きます。アイゼンに慣れていない方へ装着などのサポート。
いろいろなお花を楽しみながら、参加者のみなさんと登りました。
上段左より、シラネアオイ、ツマトリソウ、ハクサンイチゲ、ミヤマシオガマ、チング
ルマ、クロユリ、ミヤマウスユキソウ。
山頂小屋に到着すると、夕食の準備の合間に小屋のご主人で月山ガイド協会会長でもある
芳賀さんより植物観察会の講師をしていただきました。どうもありがとうございました。
ガラス越しの夕日を眺めながらの夕食は、どれも手作り、感動のおいしさでした。
日没後は、遠く鳴子の夜景も見えるとの情報で、みなさんダウンを着込んで星空と夜景の
観察をし、登って来て良かったという思いを抱きつつ小屋の夜は更けていきました。
朝4時からスタンバイして撮った朝日です。
こちらは、陰月山。三角点まで登り撮影しました。
月山は古くから信仰の山とされていて、頂上には月山神社本宮があります。なので、三角点は
少し離れたところにあるのです。
月山は1,984m、主要登山口まで車で行けることもあり、十分日帰りの出来る山では
ありますが、お時間に余裕のある方には是非一度泊まっていただきたいと、このイベントに
参加して思いました。縦走もおすすめです。
今まで出会ったことのない素晴らしい景色に出会えるでしょう。
7月1日は月山開山祭です。いよいよシーズン到来です。本格的な登山をしない方でも
月山8合目駐車場から弥陀ヶ原湿原はすぐそこです。1周約1時間から1時間半あれば、
ゆっくりと木道散策をしつつ植物を楽しむことが出来ます。木道は原則右側通行となって
おります。撮影の為三脚を使用されている方を時々お見受けしますが、歩行者が通る際は
道をお譲りいただけるとありがたいです。みなさんの国立公園です。お互い気持ちよく
すごせる、自然豊かな月山でありたいものですね。
羽黒口からのアクセス道"県道月山公園線"は道幅が狭いところが多く、シーズン中は観光
バスも多くなります。また、現在7合目付近で道路工事もしておりますので、時間と心に
余裕を持って、お気をつけて月山にいらしてください。
2018年06月21日第14回月山を外来植物から守ろう!
磐梯朝日国立公園 澁谷 満紀
羽黒自然保護官事務所の澁谷です。
6月17日(日)、『第14回月山を外来植物から守ろう!』を開催、梅雨の晴れ間、絶好の活動日和に恵まれ、
月山8合目駐車場から少し歩いた中之宮周辺で約2時間の駆除作業を行いました。
30名の参加者とスタッフ14名で、81.8kgのオオバコ、セイヨウタンポポを駆除することができました。参加者・スタッフのみなさん、長時間の作業、ご協力どうもありがとうございました。
<作業前、外来植物の説明> <駆除作業の様子>
昼食を挟み、残雪のある弥陀ヶ原湿原で観察会を行いました。
月山ジオパーク推進協議会事務局吉田氏から、月山の地形についてレクチャーを受け、参加者のみなさん
には月山の理解を深めていただく良い機会となったと思います。その後、パークボランティアの案内で湿
原を半周し、イワカガミ、チングルマ、ショウジョウバカマ、ミズバショウ、イワイチョウ、ヒナザクラ
などの花々に大喜び、充実した気持ちで8合目駐車場に下りました。
<木道脇のチングルマ>
<弥陀ヶ原湿原観察会の様子>
閉会式で駆除した重量(81.8kg)を発表すると拍手がおこりました。参加者のみなさんも、高山植物を楽しみながら、外来植物駆除の必要性を改めて感じる1日になったと思います。
月山ビジターセンター運営協議会、鶴岡市、休暇村羽黒、月山ジオパーク推進協議会、月山ガイド協会、山
形県自然公園整備促進協議会羽黒支部、関係者のみなさまのお力添えでこの意義深い取り組みが維持されて
います。どうもありがとうございます。
月山では、6月22日(金)11時よりアクセス道路の県道月山公園線が開通します。7月1日には開山祭があり、
待望のシーズン到来です。環境省では、登山口に外来植物対策のための靴底マットを設置し、登山者へ靴底を
きれいにしてからの入山をお願いすることにしています。ご協力どうぞよろしくお願いいたします。
※今回の外来植物駆除は、自然公園法および土地所有者の許可を得て行っています。国立公園特別保護地区内で許可なく植物を採取することは禁止されています。
2018年05月30日月山ヘリ合同荷上げ
磐梯朝日国立公園 澁谷 満紀
羽黒自然保護官事務所の澁谷です。
5月29日、出羽三山神社、月山頂上小屋、佛生池小屋(9合目)、山形県自然公園保全整備促進
協議会羽黒支部などによる合同荷上げが行われました。毎年、開山祭前に関係者が合同で行って
いる荷上げで、天候に恵まれ、フライト予定日の初日に飛べるのは何年ぶりとか。
<月山8合目駐車場に到着したヘリコプター> <荷物を運んでいる様子>
月山では平成15年に9合目、16年からは山頂でもバイオ式のおがくずトイレが導入されていて
協議会や山小屋の関係者の皆さんによって維持管理されています。
当日は、昨年の使用済みおがくずの荷下げ、新しいおがくずの投入と掃除などの作業が行われ、
山頂、9合目にある公衆トイレの維持管理をされている山形県自然公園保全整備促進協議会の皆
さんのお手伝いをさせていただきました。
清潔なトイレを使用出来るのも、このような作業があってこそと改めて実感しましたし、利用
者のマナーや募金によって成り立っているとのこともお聞きしました。
下山はもちろん自分の足で。
9合目からの下山途中、こんなご褒美を見つけましたのでご紹介します。
<ミヤマキンバイとハクサンイチゲ> <ミツバノバイカオウレン>
<エゾイチゲ> <エンレイソウ>
<ミネザクラ> <ミズバショウ>
月山公園線が開通するのは6月下旬頃の予定だそうです。月山開山祭は7月1日です。
磐梯朝日国立公園月山にお花を眺めにいらしてみませんか。
2018年05月28日タキタロウまつり
磐梯朝日国立公園 澁谷 満紀
第33回タキタロウまつり・朝日連峰大鳥登山口安全祈願祭が5月27日(日)開催され
環境省東北地方環境事務所より小沢所長、常冨次長、木住野公園課長、羽黒自然保護
官事務所の澤野保護官とアクティブレンジャーの澁谷が出席しました。
安全祈願祭の後、昨秋完成プレオープンした朝日連峰北部の以東岳避難小屋のお披露
目の時間をいただきました。小沢所長、澤野保護官より、先代の避難小屋が平成25年
の豪雪で損壊、地元から再建要望を受け、作業してきたこと、現場作業の時期が限ら
れ、28年度に基礎、29年度に上屋を施工し、地元鶴岡の太田建設様より施工いただき、
昨年10月1日~供用開始、本年のグリーンシーズンより地元協議会より管理人を配置
していただくことになっていること、以東岳避難小屋建設に際しては、山形県、鶴岡
市、山岳関係者などの多くの方々にご協力をいただいたことに御礼を申しあげ、今後
以東岳避難小屋が朝日連峰安全登山の一助となるよう、皆様のにご協力をお願いしま
した。
【タキタロウまつり全景】
この日は、いろいろな出典ブースがあり大勢のお客様で賑わっていました。
以東岳ブースも設けていただき、鳥海南麓自然保護官事務所よりお手伝いに来てくれた
マスコットキャラクターのワッシー君がお祭りを盛り上げてくれました。
【小沢所長と握手をし、決めポーズをするワッシー君】
【大人気のワッシー君】
半袖を着ている方もいる、結構な気温の中、ワッシー君はひとり頑張って暑さと格闘。
これから始まるグリーンシーズン、もうすぐここ大鳥口にも登山者カウンターを設置
しなければと考えているのでありました。
2018年05月28日第13回月山を外来植物から守ろう!
磐梯朝日国立公園 澁谷 満紀
こんにちは。羽黒自然保護官事務所の澁谷です。
5月26日(土)、磐梯朝日国立公園月山8合目駐車場において第13回月山を外来植物から守ろう
イベントを行いました。その様子を報告します。
月山ビジターセンターに集合、外来種の種子を持ち込まない用バス乗車前に靴底を払ってから
8合目に向かいました。県道月山公園線がまだ一般に開通されておらず、このイベントの為、
特別に許可を取って通行させてもらっています。当初、中之宮付近の除草を想定しておりまし
たが、事前下見にいったところ8合目駐車場付近のセイヨウタンポポ、オオバコの生育が盛んだ
ったので採取場所を変更し行いました。
【バス乗車前、靴底をブラシで払います】 【開会式の様子】
お天気にも恵まれ、鳥海山や朝日連峰などの山々、庄内平野の景色を楽しみながら総勢20名で
セイヨウタンポポ、オオバコの抜き取り作業を2時間行いました。少し風もあり、標高1400メー
トルの8合目は少し寒いくらいでしたが、皆熱心に作業しました。おかげで51.2kgの
セイヨウタンポポ、オオバコを除去することが出来ました。参加者の皆さま、パークボラン
ティアの皆さま、関係者の皆さま、この場をお借りしてお礼申しあげます。
【きれいな山並みをバックにセイヨウタンポポ・オオバコを採る参加者】
昼食をとり、お楽しみの弥陀ヶ原観察会。木道の半分以上まだ雪に被われている弥陀ヶ原を歩く
ことが出来るのは、このイベントに参加した人のみ。わくわくの時間です。
8合目登り口付近、雪解けの早いところからショウジョウバカマ、ミツバノバイカオウレン、
ミズバショウ、エゾイチゲ、タチツボスミレ、ミネザクラなどが見られました。
池塘ではサンショウウオが動きだしていました。
左上から、エゾイチゲ、ミネザクラ、ショウジョウバカマ、サンショウウオ
弥陀ヶ原観察会を終え、バスに乗り岐路へ。あまりに新緑がきれいでもう1箇所立ち寄りました。
【2合目付近 ブナ林観察会】
月山を外来植物から守ろうイベントは、次は6月17日(日)を予定しております。早春の弥陀ヶ原湿原を
ご覧になれるチャンスでもあります。月山公園線の開通が待ち遠しい方、次回は中之宮付近でオオバコを
採取後に弥陀ヶ原湿原観察会を予定しています。ご都合の付く方はご参加いただければ嬉しいです。
2018年05月01日平成30年4月期 月山スノーモービルパトロール
磐梯朝日国立公園 澁谷 満紀
皆さんこんにちは。羽黒自然保護官事務所の澁谷です。
4月28日(土)、平成30年4月期スノーモービル乗り入れに係るパトロールに参加して来ました。
今回は、自然を守るスノーモービラーの会、山形県みどり自然課、山形森林管理署、東北森林管理局
朝日庄内森林生態系保全センター、環境省から7名で合同パトロールとなりましたが、危険な乗り入れ
跡はなく、適性に利用されていると思われました。
歩き始めと終わりにウサギと会いました。
月山は、雪の影響で支柱が傾いていたリフトで営業が危ぶまれていたようですが、ゴールデンウィークに
間に合い、この日からリフト営業が始まり、朝から登山を楽しむ方、スキーを楽しむ方、多くの方で賑わ
っていたようです。
【左から湯殿山・姥ヶ岳・月山】
さて、今年はブナのあたり年でしょうか・・・たくさんの花芽がついている木を見つけました。
今年のスノーモービルパトロールは、今回で終了です。来期もまた、3月にご報告したいと
思います。
月山に行って来ましたので、現在の月山(弥陀ヶ原湿原のある羽黒口)の様子をお伝えします。
鶴岡市で改築中だった8合目駐車場新トイレが完成していました。
和式便器からほぼ洋式便器、暖房便座に代わっていました。トイレ使用には100円以上の募金(清
掃維持管理の為)を募っていました。いつまでもキレイに使えるよう、ご協力をお願いします。
さて、今現在の弥陀ヶ原湿原は、草紅葉、紅葉ともに終盤に入ってきているようです。
麓から8合目まで車で上がる事ができ、車中からも紅葉を楽しむことが出来ます。
弥陀ヶ原湿原は、木歩道が整備され1周するのに、ゆっくり1時間あれば回ることができると
あって、平日ですが観光バスやマイカーで利用されてる方がたくさんいらっしゃいました。
この日は、少し足を伸ばし9合目まで歩いてみました。
9合目の仏生池小屋は、先日小屋締めをしたとのこと。頂上小屋、月山神社も閉山式を
終え、月山は徐々に冬支度に入っています。8合目のレストハウス、弥陀ヶ原湿原にある
御田原参籠所は10月8日(月)で営業終了しております。
アクセス道の月山公園線は・・・いつ閉鎖になるのか、まだ未定とのこと(例年10月20日前後)
ですが、もう少し紅葉を楽しむことが出来そうです。訪問される際には、事前に道路情報を
確認してからお出かけください。
<木道脇の目に鮮やかな"赤">
<8合目駐車場から頂上を臨む>
<8合目駐車場から、下>
紅葉は、徐々に里へと下りはじめています。ドライブだけでもキレイな紅葉を楽しめそうです。
登山される方は、日暮れ時も早くなっておりますので、、早立ちでの行動をおすすめいたします。
※8月の豪雨災害により、アクセス道の月山公園線は、2合目付近で道路が崩れており、現在
迂回路を通行するようになっています。月山ビジターセンター付近から登るルートはご利用出
来なくなっておりますので、交通情報を入手しつつ、途中の案内看板を見逃さないよう、ご注
意して運転ください。