ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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磐梯朝日国立公園 羽黒

247件の記事があります。

2018年04月27日環境省レンジャー写真展【月山ビジターセンター】開催中

磐梯朝日国立公園 羽黒 澁谷 満紀

羽黒自然保護官事務所の澁谷です。

4月28日(土)から月山ビジターセンターにて環境省レンジャー写真展を開催しています。

      

              【写真展会場入り口】 

東北でアクティブレンジャー・アクティングレンジャーとして働く私たちが昨年

一年間の業務を通して撮影した写真で、皆さんに見ていただきたい写真、力作ぞ

ろいです。一人2点、17名分をこのように展示しています。

  

是非、月山ビジターセンターに足を運んでいただければと思います。鳥たちのさえずりを

聞きながら東北の国立公園・国指定鳥獣保護区の写真をお楽しみください。

5月30日(水)までの間写真を展示しております。

     

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2018年04月24日大山上池・下池の春は・・・

磐梯朝日国立公園 羽黒 澁谷 満紀

羽黒自然保護官事務所の澁谷です。

国指定鳥獣保護区大山上池・下池の巡視員宮川さん、澤野保護官と同行巡視に行って来ました。

まずは、山々の緑からご紹介します。

  

                 【新緑の木々に映える山桜】

ルリソウ、イカリソウ、シラネアオイ、ニリンソウ、ヤマツツジ、ムラサキヤシオツツジ、ヒトリシズカ

コシノカンアオイ、チゴユリなどが見頃を迎えています。

白色のカタクリを1株見つけたのですが、ぼんやり写ってしまいお見せ出来ないのが残念です。

     【ムラサキヤシオツツジ】       【コシノカンアオイ

  【下池の様子】              【新緑が目に優しい下池湖畔道路】

この日、見ることが出来た、声を聞くことが出来たのは、カイツブリ、カンムリカイツブリ、アオ

サギ、コガモ、ツバメ、ヒヨドリ、ハヤブサ、オオルリ、ウグイス、カワラヒワ、シジュウカラ、

ゴジュウカラ、アオゲラ、エナガ、コマドリ、サンショウクイなどです。そしてこんなに近くに

来てくれた"キビタキ"。皆さんも運が良ければ出会えるかもしれません。

        

                  

もう少し山桜も楽しめそうですし、緑の中を歩きながら、鳥のさえずりを聞き、お花を楽しむことも

出来るので、今の季節の大山上池・下池もおすすめです。是非一度いらしていただけたらと思います。

スニーカーでも十分ですが、雨天が続いた後などは、ぬかるんでいる場所などもありますので、トレッ

キングシューズがあれば安心でしょう。

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2018年03月29日月山スノーモービル合同パトロール

磐梯朝日国立公園 羽黒 澁谷 満紀

みなさん、こんにちは。

羽黒自然保護官事務所の澁谷です。

3月24日(土)、月山におけるスノーモービル利用について、山形森林管理署、

朝日庄内森林生態系保全センター、自然を守るスノーモービラーの会、環境省羽黒

自然保護官事務所による合同パトロールを行いました。

  

【志津温泉駐車場から少しあがったところから出発】   【道路標識が・・・雪の中】

スノーモービラーが次々登って行きます。

      

   

月山志津温泉ルートから入り、途中から2班に分かれました。

    

   【1班】                   【2班】

月山では、スノーモービルの乗り入れについて、地元組織が中心となって作成された

「月山特別ルール」という自主ルールがあり、入山期間や入山台数、乗り入れ可能箇所

所が決められているそうです。巡視では、スノーモービルによる走行跡の確認、トラッ

クベルトによる樹木等の損傷はないか等に気をつけながら巡視しましたが、乗り入れ利

用区域内で適切に利用出来ているものと思われました。

帰り道、ウサギが目の前を横切りましたが、残念ながらカメラには収めることが出来ま

せんでした。代わりにウサギの足跡と食痕の写真を。

この日はお天気も良く、春山日和。姥が岳山頂を目指している登山者、湯殿山からスキーで

下りてくる利用者などもいました。最近よく耳にする山の事故。痛ましい事故が起こること

のないよう、天候の変化、雪の状況などに十分気をつけ、自然を楽しみたいものです。

  

               【湯殿山・姥ヶ岳・月山を望む】

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2018年02月20日月山ビジターセンターのお雛様

磐梯朝日国立公園 羽黒 澁谷 満紀

こんにちは。羽黒自然保護官事務所の澁谷です。

例年よりぐっと冷え込み積雪量も多いこの冬ですが、時折みせる晴れ間に少しずつ

春の気配を感じる今日この頃です。

雪深い月山ビジターセンターから、一足早く春の便りをお届けします。

受付で、お雛様がお迎えしてくれます。(私も飾るのをお手伝いしました。)

        

    【今日から展示開始の年代物のお雛様。3月25日(日)まで】     

写真ではよく見えないかもしれませんが、鶴岡に伝わる伝統のひな菓子も飾られています。

月山ビジターセンターの外は、こんな感じです。

毎日の除雪で屋根の高さを超える程の雪が、日に日に高く積み上げられています。

巨大かまくらが出来そうです。

     

この雪とお雛様を見にいらっしゃいませんか? 雪の月山ビジターセンターも、

とても楽しいですよ。24日(土)にはナイトスノーシューハイク(雪明りの中、

スノーシューで森の中をゆっくり歩いたり、にスカイランタンを飛ばす予定。

私も参加します。)もありますし、3月中旬まで毎週スノーシューイベントが開催

されます。

【参考】https://gassan.jp/oshirase/2018/01/02/5503/

    https://gassan.jp/event/

    https://gassan.jp/wp/wp-content/uploads/2017/12/01ecb03a0e959010f5bf568eb5871d11.pdf

    https://gassan.jp/oshirase/2018/01/17/5556/

    

    

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2018年01月15日初めてのスノーシュートレッキング

磐梯朝日国立公園 羽黒 澁谷 満紀

こんにちは。羽黒自然保護官事務所の澁谷です。

月山ビジターセンター主催『初歩のスノーシュートレッキング』に参加してきましたのでご紹介します。

初心者向け、月山ビジターセンターの周囲を歩く企画ということで、スノーシュー初めての私でも、履き方

から教わり無事歩くことが出来ました。

先日からの大雪でだいぶ雪深い上に、夜のうちに積もった雪がふわふわ、ひと山登るまでは一列で進みました。       

          

 

< 雪景色もいろいろです>

 平地に着いていったん休憩。パークボランティアさんが雪の深さを測ると、参加者の小学生の男の子もびっくり、2mありました。

「自由に歩いてみても良いですよ。」とのパークボランティアさんの声に、参加者は思い思いに歩いていましたが、ラッセルが大変なので、また一列になって歩いたり、雪の感触を楽しんでいました。

   

約2時間歩いてビジターセンターに到着、皆さん大喜びで解散となりました。

私にとっては初めてのスノーシュー。履いてみるまではドキドキでしたが、いざ自分の足で歩いてみると、

雪をふみしめながら自然を楽しめる、お正月太りの体にも効きそうな適度な運動量、スキーとも違う味わいがあり、大変楽しめました。

月山ビジターセンターでは毎週のように、ビジターセンター主催、月山ガイド協会主催のスノーシューイベントが企画されています。運動不足となりがちな冬場、綺麗な雪景色を見ながらスノーシューで歩いてみませんか? コースもバラエティーに富んでいるようです。

詳しくはこちらをご覧いただき、参考になさってくださいね。

https://gassan.jp/event/

https://gassan.jp/oshirase/2018/01/02/5503/

          

                

 

          

          

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2017年12月22日羽黒の冬景色

磐梯朝日国立公園 羽黒 澁谷 満紀

今日は羽黒の冬景色のご紹介です。

        

 月山ビジターセンターに向かう途中、あまりにもお天気が良いからでしょうか、普段は恥ずかし

 がり屋の月山が珍しくくっきり見えたので、足を止め撮影。北には鳥海山も。

        

 

            

     この大鳥居をくぐって、徐々に山(月山ビジターセンタ-)へと向かいます。

 

<厚く雪化粧した木々>        <ビジターセンターの看板も大分雪に隠れてます>

      

    月山ビジターセンターの回りは雪でいっぱいですが、中へ入ると温かいペレットストーブが

   迎えてくれました。すぐ近くに羽黒山スキー場があるのですが、12月23日オープンだそうで、

   スキー場の積雪も120cm以上あり、無事雪のあるオープンを迎えられそうとのことです。

   

   さて、最後に...これはなんだかおわかりでしょうか?

 月山ビジターセンター脇にあるバス停です。

 皆さんも、是非、雪の月山ビジターセンターにいらしてください。雪景色、綺麗ですよ。

 もしかしたら、このバス停は見えなくなっているかもしれませんね。

 

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2017年12月22日大山上池・下池

磐梯朝日国立公園 羽黒 澁谷 満紀

こんにちは。羽黒自然保護官事務所 澁谷です。

12月15日(金)国指定大山上池・下池鳥獣保護区の巡視に行って来ました。

比較的海に近いせいか、もともと積雪が多くない場所とのことでしたが、同じ鶴岡

市内でも積雪量の違いに驚きます。事務所の周りはたくさんの雪だというのに。

この日は、2、3日雨が続き、池の水が多くなりすぎて、鳥たちはどこかに飛び立って

しまったと聞きました。この日私の目で見ることが出来たのは、たくさんのマガモ、

コハクチョウ、オオハクチョウ、カワウ、アオサギ、ダイサギなどです。

久しぶりの晴れ間で、カワウは木の上で羽を乾かしているものも。

<下池いっぱいのカモ類>      <マガモ>

<カワウ>              <アオサギ>

巡視の際は、大山公園からスタートし下池を回るコースを歩きますが、このような案内看板も

ありますので、このマップを見て大山公園を1周するのも良いかもしれませんね。

湖畔道路を歩いていると、ダイサギが行儀良く道路を渡ろうとしている姿に遭遇。

こちらは、おうら愛鳥館(野鳥観察小屋)です。どなたでも利用できます。

 

            

下池の後は上池を周りました。

日中は、田んぼのある方に餌を求めて飛び立つハクチョウたちですが、上池の車道側

から双眼鏡で見ると対岸の入り江に何羽か残っているハクチョウが見受けられました。

散策道の上池コースを歩いていると、私たちの気配に気づき入り江から向こう岸の方に

移動を始めたコハクチョウ。驚かせてしまってごめんなさい。

    

      

お天気の良い1日、綺麗だったもみじやかえでの落葉を踏みしめながら、ヤマガラ、

シジュウカラなどのさえづりに耳を傾けながらの巡視でした。今日はここまで。

次は雪の大山上池・下池の様子をお伝えしたいです。

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2017年11月29日冬を待つ大山上池・下池

磐梯朝日国立公園 羽黒 澁谷 満紀

こんにちは。

羽黒自然保護官事務所の澁谷です。

先週の雪で一気に白くなったここ庄内ですが、平地の雪は殆ど消え、快晴・巡視日より、

国指定鳥獣保護区大山上池・下池の巡視に行って来ましたのでご紹介します。

【大山公園東屋から下池全景】

コハクチョウは田んぼに餌を求めて飛びだっているので、この時間は池びっしりのカモ。

現在下池で見られるのは、マガモ、オナガガモ、コガモ、トモエガモ、ホオジロガモ、

アメリカヒドリ、ミコアイサ、カワウ、マガン、ダイサギ、アオサギ、などだそうです。

下池を一周する湖畔道路を歩くと、様々な鳥の声も聞くことが出来ました。

葉を落としている木が多い今の時期、鳥の姿も見つけやすいそうです。不慣れな私でも

双眼鏡でオオアカゲラがグルーミングしているところを見ることが出来ました。

【太陽の光が落ち葉に木々の陰を落としています。】

ところどころに鮮やかな色を発見。綺麗ですね。

上池では下池では見られなかった、ハジロカイツブリを見ることが出来ました。

周回道路がない上池ですが、高舘山散策道が整備されており、足を伸ばして上池の近くを通る

城山コースを歩いてみました。この日は天気が良いので、アキアカネも飛んでいました。

雪が降ったり、寒いとどうしても家の中に籠もりがちになりますが、鳥を見て、歩くことが出来る

大山上池・下池に足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。あと少しの間は紅葉を楽しめそうです。

雪があってもきれいでしょうね。

湖畔でじっと鳥を眺めていると寒かったり、風の当たらない山道を歩けば温かくなるので、帽子・

手袋・マフラー、アウターなどで調整出来ると良いですね。

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2017年10月13日紅葉の月山

磐梯朝日国立公園 羽黒 澁谷 満紀

みなさん、こんにちは。

羽黒自然保護官事務所 澁谷です。

今日は月山8合目の巡視に行って来ました。

レストハウス、御田原参詣所は先週10月6日(金)に冬囲いをし、

今季の営業は終わっています。

月山のシンボル、うさぎさんも冬支度されていました。

弥陀ヶ原湿原は、草紅葉の見頃でした。

雨の日の木道は滑るので、ご注意ください。

私もつるっと滑って転んでしまいました。

月山の紅葉は今が見頃です。今日は8合目までしか行ってませんが、8合目までの

道中も、綺麗な紅葉が楽しめます。

天気と腕のせいか実物より暗く映ってしまっているのが残念です。

10月下旬には、月山公園線が閉鎖されもうすぐ登れなくなってしまいます。

是非、紅葉の月山においでください。

かなり寒くなってきておりますので、防寒対策をお忘れなく。

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2017年09月15日飯豊連峰合同保全作業について

磐梯朝日国立公園 羽黒 澁谷 満紀

9月9日(土)から10日(日)に行われた飯豊連峰合同保全作業に事務局として

参加して来ました。(朝日連峰の合同保全作業にも出てくださってる方は、二週連

続の保全作業です)

9日(土)は、各自登山で種蒔山近辺の小屋に、一般登山者の妨げにならないよう

分散宿泊です。私も当日、大日杉小屋からヤシロールを荷上げしつつ登りました。

【作業前の様子】

10日(日)、今回は種蒔山分岐付近の登山道の荒廃が進んでいる、10年前に

つけた道を封鎖し、浸食された部分をヤシ土嚢、ヤシ繊維、石で埋め補修しつつ、

上部には排水する仕組みを施工。現道の下から見て右側の緩斜面の蛇行する形で

笹を刈り払って新道とし、土砂や水の流水速度が緩やかな道を作りました。

上の写真と比べ、右側に新たな道がついたのがおわかりでしょうか?

笹を刈り、運び出された笹をしばります。

しばられた笹は、登山道に敷いて利用しました。

【登山道上部での水切り】

浸食の激しい箇所には笹を敷き、土嚢袋を置き歩きやすく、また直に登山道を水が

流れないよう、水切りを施工しました。

【中流部での水切り】

【石ダムを造っているところ】

同技術部会のメンバーが班長となり、5班編制で作業を行いましたが皆さんの

手際の良さと連携の良さで予定よりも早く作業を終えることが出来ました。

                【集合写真】

この仕事(AR)に就かなければ、おそらくこの保全作業に携わることがなかったで

しょう。私にとって少しでも皆さんと共に作業できたことは、大きな喜びでした。

拙い文章での紹介には限りがありますが、この日記を通して多くの方に飯豊・朝日の

保全作業について知っていただけたら嬉しいです。

当日の作業に加え、事前の荷上げにご協力いただいた方々、作業に関わっていただ

いた飯豊を愛する多くの登山者や山岳関係・地域関係者の皆さまに、この場をお借

りし感謝申しあげます。《当日作業は42名の参加》

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