活動を通して出会った風景をシリーズでお届けしてきましたが、今回で最後となりました。
第1弾..." http://tohoku.env.go.jp/blog/2016/12/post_191.html"
第2弾..." http://tohoku.env.go.jp/blog/2016/12/-_1.html"
今回は10月~12月に撮影した写真を紹介いたします。さっそくまいりましょう!
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蛸の浜の紅葉(11月中旬撮影)
まずは、浄土ヶ浜の風景をお届けします。
そして今回ご紹介する蛸の浜はこちら!
浄土ヶ浜の北西に位置し、岩に大きく空いた海食洞と灰色の岩肌が特徴的な浜です。隣同士の浜ですが、浄土ヶ浜の白い岩肌とは対照的で初めて訪れる方は驚かれるようです。
紅葉の時期を迎えると、朱色に色づいた広葉樹が蛸の浜でも目立ち始めます。晴天にも恵まれ、シャッターチャンスを逃すまい!とカメラを構えたとある秋の日のことでした。
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栃内浜(とちないはま)(12月上旬撮影)
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みちのく潮風トレイルの宮古市田老地区ルートを歩く機会があったときに撮影した写真です。
栃内浜は、護岸などの人工物が全くない自然のままの浜として、国立公園の中でも最も厳しい規制で守られています。
浜辺に腰をおろして小休止。砂利浜に打ち寄せる波音が心地よくて、いつまでも耳を傾けていたくなりました。
みちのく潮風トレイルマップ【宮古市北部~宮古市中部】でも紹介しているので、宮古市区間を歩く際にはぜひ抑えていただきたいポイントの1つです。
3.竜神崎(りゅうじんざき)展望所からの夕景(12月中旬撮影)
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宮古市に強風警報が発令された翌日、浄土ヶ浜園地内の竜神崎展望所へ巡視に行きました。強風により吹きだまりに溜まった膝丈まである落ち葉をかき分け進んだ先に見えた景色です。海も山も穏やかで、前日の強風が嘘だったかのような静けさ。雲ひとつなく、月の明かりと山々のシルエットがくっきりと浮かんでいました。
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また、こちらは12月の別日に撮影した写真です。
今の時期は太陽が沈む方向がちょうど竜神崎展望所の真正面で、晴れの日は山に沈む太陽を見られます。この風景は私のお気に入りの風景の1つでもあります。晩秋~春先にかけて浄土ヶ浜に訪れた際には、ぜひ竜神崎展望所の夕景もご覧になってみてください。
今回まで3回に分けてお届けしてきた【届けたい風景】いかがでしたでしょうか。
日記をご覧になってくださったみなさんが、国立公園を訪れるきっかけになれば嬉しいかぎりです。
また、訪れた際には自分だけの【お気に入りの場所】を見つけて国立公園Fanになっていただければ幸いです。
では、みなさんよいお年をお迎えください。