ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2019年11月

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2019年11月18日伊豆沼へ出かけてみませんか!

鎌田 和子

こんにちは、仙台自然保護官事務所の鎌田です。

立冬も過ぎ、北の方では雪の便りが聞こえてくるようになり、宮城県北部には続々と渡り鳥たちが集まってきています。

「伊豆沼」は、私たちの身近にありながら、冬の渡り鳥であるマガンの日本最大の越冬地であることをご存じでしょうか。

今回は環境省においても取組を開始した地域の自然資源を活用した野生動物観光の一例として、公共交通機関を使って手軽に行ける「伊豆沼のねぐら入り」をご紹介します。

  

天空を埋めつくす10万羽のマガン

伊豆沼がオレンジ色に染まる夕方、一日の終わりを告げるドラマが始まる。

空から沼めがけて、雁たちが帰ってくる様子、日の入りが迫ってきたその時、四方八方からこれまで聞こえていいたマガンの数羽の声とは、明らかに違うまとまった数の鳴き声、よくよく目を凝らしてその音の方向を見ると、鈎になり、棹になり、マガンの群れが沼に向かってくる。環境省の「残したい日本の音風景100選」に選ばれている。数千、数万のマガンの声、空気を振るわせ響き渡る羽音は迫力満点です。幾度かそんな群れが帰ってくると、やがて沼の水面は黒いシルエットのマガンでいっぱいになり、にぎやかな沼は闇に包まれていく。

 

 

マガンが迎えてくれる駅、JR新田駅から

JR東北本線仙台駅を午後の下り普通列車で一ノ関方面に向けて出発。途中小牛田駅で乗り換え、70分ほどで新田駅に到着。新田駅に降り立つと、まずは駅裏の田んぼで休むマガンの群れが出迎えてくれる。マガンが間近に見える駅は全国でもここだけ。

帰りの電車の時刻を確認して、「キャハハーン」、「クワハハン」、空からマガンの声が響いてくる。この季節、沼や田んぼだけでなく、上空を飛び交う姿はどこでも見ることができる。目指す観察ポイントの伊豆沼までは徒歩で10分の近さだ。

 

 

お出かけ前のチェックリスト

・今日のお天気、夕焼けが美しい日を選びましょう。

・日の入り20分前には現地で待ち、太陽が沈み始めるころから、ねぐら入りが始まる。

・天気が悪い日は帰ってくるのが早くなることもあるのでお天気は要チェックです。

・夕方からの服装、寒くないように暖かな服装をご準備ください。

・水鳥たちがびっくりするので、夕暮れ時の撮影では、ストロボの使用はお避け下さい。

・観察時は必要ありませんが、帰り道は足元が暗くなっているので、小型のライトがあると便利です(スマホのライトでも大丈夫)。

・電車の往復の時刻確認

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