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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

ムクドリの集団採餌

2010年02月17日
秋田
 バンクーバーからメダル獲得のニュースが届きましたね!!こういった『明るいニュース』には元気を貰いますよね~?これからももっと盛り上がっていって欲しいです!!



 さて以前、この日記で大潟村内で【ムクドリ】の集団が採餌する様子をお伝えしました。<こちらを参照>
 その時は道路沿いに点在するヌルデの樹に集団でやって来て実を啄む様子をお伝えしましたが、あっという間に食べ尽くし、今は何処に行っても1粒も残っては居ない状態です。
 その後、【ムクドリ】の集団は人家近くで柿の実等の果樹やその他の木の実を食べたり、畑でおこぼれに預かったりしていたようですが、恐らく、それらも食べ尽くしてしまった集団が出てきているのでしょう?
 最近は松の木の下に僅かに見られる地面にぎゅうぎゅうに押し合って採餌していたり、強風で雪が吹き飛ばされた場所に群がって採餌する様子が観察できます。
 

 強風で雪が飛ばされて、草地が現れている場所で採餌する【ムクドリ】の集団です。この時はざっと100羽以上。よく鳴くし、移動を繰り返すしでかなり賑やかでした。

 
 普通であれば、このように「離合集散」を繰り返し、「自由奔放」に唄って動き回り、他の野鳥が居ても気にせず「傍若無人」な振る舞いをすれば、鬱陶しく思われたり、力の強い者に追い出されたりしそうですが・・・


 この「お方」からもお咎め無し!!!直ぐ側で悠々と餌を啄む【ムクドリ】の集団と気にせず羽繕いに精を出すタンチョウ。どちらもマイペースって事でしょうか?


 恐らく、大潟に棲む野鳥の中でも1、2を争うマイペースさと、周りの状況にも動じない精神的な強さを兼ね備えたこの2者にとって、私がカメラを構えて観察しているのなんて全く意に介していないのかも知れません・・・。