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アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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白神山地

199件の記事があります。

2016年08月10日白神山地 藤里町のオススメ

白神山地 野原七恵

立秋も過ぎ、西目屋村はだいぶ秋らしく朝晩は涼しくなってきましたが...

夏休みに、これから山に行こうかしら...という方はたくさんいると思います。

なので、宮古の古館さんに便乗して私も夏のお出かけスポット紹介します。

白神山地は青森県と秋田県にまたがっている広大なブナ林が続く山地です。

(写真は、5月末に秋田県八峰町二ツ森登山道からみた世界遺産地域)

私は普段は青森県側にいますが、秋田県側にも素敵な場所がたくさんあります。

気軽に白神山地のブナ林を散策したい!という方には藤里町にある「岳岱(だけだい)自然観察教育林」がオススメ。

ここ数年はアクセス道路が土砂崩れや工事などで通行止めになっており、なかなか行くことができない場所になっていましたが、今年は8月12日15時から通行止めが解除され、お盆の13・14・15日は行くことができます。

※まだ工事が続くため、8月16日以降しばらくは土・日・祝日のみ通行が可能となっておりますので、ご注意ください

上の写真にもさり気なく写っていますが、一足先に通行させてもらい、先週のうちに入山者数を計測するためのカウンターを設置してきました。

夏からのオープンですが、いつもより多くの人が来るかどうか...調査結果を見守りたいと思います。

結果は1月頃に白神山地世界遺産センターHPで公表予定です。

http://tohoku.env.go.jp/nature/shirakami/research/

【岳岱のオススメその1】

"400年ブナ"という、その名の通りに推定樹齢が400歳という巨木ブナをすぐ近くで見ることができます。

数年前に枝が折れてから元気がどうか心配していましたが、苔むしてきて味が出てきて良い感じです。

【岳岱のオススメその2】

大きな岩とブナの風景がキレイです。白神山地の他のブナ林とは違った雰囲気を楽しめます。

私は、ここを歩いていると白神山地をイメージにしているというアニメ映画のオープニングをいつも思い出します。

【岳岱のオススメその3】

私の一番のオススメはブナ林からの湧き水が楽しめることです!

地元のガイドさんがコップを置いてくれているので気軽に飲むことができます。

昨年にはテレビの撮影でわざわざ採水しに来たほどの超軟水です。

そのまま飲んでも良し!沸かしてお茶やコーヒー、カップ麺につかっても良し!とても美味しいです。

ただ...残念ながら、私が撮った写真ではなかなか良さ伝わりません...

ぜひ、足を運んでいただき、味わってもらえれば分かるかと思います。

世界自然遺産の白神山地に行ってみたいと考えている皆さん。岳岱もこれからの旅行のコースに入れてみてはいかがでしょうか?

また、夏には青々とした涼しいブナ林の中にいるだけで気持ちがいいものですが、せっかくなら色々なことを知りたい!と思う方へのお知らせです。

新しく白神山地について学んだガイドの皆さんによる、岳岱自然観察教育林の「お試しガイド」が月1回開催されるそうです。第1回は9月18日(日)開催予定とのことです。

紹介しておきながら詳しくは、私もまだ知りませんが...後日、白神山地世界遺産センター藤里館のFacebookでお知らせがあるので、要チェックです!!

→https://www.facebook.com/shirakami.fujisatokan

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2016年07月06日白神山地ビジターセンターふれあいデーに出展します

白神山地 髙澤和大

 皆様はじめまして。

 挨拶がだいぶ遅くなってしまいましたが、4月より西目屋自然保護官事務所のアクティブ・レンジャーを務めております高澤和大と申します。これからどうぞ宜しくお願いいたします。

 

 さて、来たる7月16日(土)~7月17日(日)に白神山地ビジターセンターで「ふれあいデー」と称した行事が開催されます。開催日には様々な催し物のほか、施設の大型スクリーンにおいてアメリカの国立公園の絶景をめぐる映像作品の特別上映が行われるなど、盛りだくさんの内容が企画されています。行事の詳細については下記URLの白神山地ビジターセンターホームページをご確認ください。

 

http://www.shirakami-visitor.jp/index.html

 

 西目屋自然保護官事務所も「草木を使ったちびっ子アート教室」と題した子供向けの工作ブースを出展する予定です。色々な自然素材を用いたこの教室は毎年好評をいただいているとのことで、今年も準備を万全にちびっ子たちの来場に備えております。

 

 また、東北各地で開催中の「東北アクティブ・レンジャー写真展」も7月1日から白神山地ビジターセンターにおいて展示させていただいています。「ふれあいデー」の期間中も継続して展示中ですので、是非とも併せてご覧ください。

 

 皆様のご来場をお待ちしております。

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2016年06月30日白神まるごと体験博覧会

白神山地 野原七恵

6月30日に白神山地ビジターセンターで白神まるごと体験博覧会のオープニングセレモニーが開催されました。

「白神まるごと体験博覧会」の開催期間中には、世界自然遺産白神山地やその周辺での様々な体験プログラムを博覧会に見立てて実施します。

そのことで、より多くの人に白神山地の魅力や価値を体感してもらおう!という目的で7月1日から9月30日の3ヶ月間にわたり体験博覧会が開催されます。

白神山地は11月~5月までアクセス道路が冬期閉鎖となりなかなか近づくことができない場所です。

ブナの緑も深くなり、沢歩きにもちょうどいいハイシーズンに様々な体験ができるという魅力的な企画です。

http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kankyo/shizen/shirakamimarugotohaku.html

↑詳細は青森県自然保護課HP(上記URL)まで

今回は、西目屋自然保護官事務所も実行委員として参加しているため、セレモニーに出席してきました。

白神山地ビジターセンターの大型映像を見ることができる映像体験ホールで開催されました。

200席近くある会場もガイドさんや午後からのイベント参加者も含めて、多くの人で賑わっていました。

オープニングで津軽笛奏者の佐藤ぶん太、さんの演奏と共に白神山地の景色を映像で紹介。

実行委員会名誉会長である青森県知事の三村知事からの挨拶。

続いて友好交流協定を締結している韓国で初めて世界自然遺産に登録された「済州火山島と溶岩洞窟」を有する済州特別自治道からのゲストの挨拶。

実行委員会の構成団体の紹介。

と、セレモニーらしく進んで行きます。

「白神まるごと体験博覧会」としては「白神山地の清流を水遊びしながら登るシャワークライミング」や「ゴムボートで川を下ってくるラフティング」、「白神岳を海から望むシーカヤック体験」など夏らしい体験プログラムが多く用意されているのがウリです!とのことで...

それぞれ体験を提供する団体から、写真などで簡単にプログラムの紹介がありました。

業務で山と沢ばかりに行っている私には、特に海の体験は休みの日に行こうかしら...と、ついつい誘惑されてしまいました。

最後に博覧会の開幕宣言です。

会場みんなで手をつないでバンザイをして博覧会のキャッチフレーズである「来たか、白神山地」の言葉とともに開催を宣言しました。

白神山地の世界遺産地域はほとんど手つかずの森なだけあって、なかなか簡単に入ることはできません。

でも、周辺地域にも豊かな自然や文化が残っているのが白神山地の魅力だと私は思います。

そんな地域の魅力を気づかせてくれて、体験することのできるイベントが博覧会開催期間には多くあるようです。

興味があるかたは夏休みなどを利用してぜひ白神山地に遊びにきてください。

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2016年04月27日新緑のブナ林

白神山地 野原七恵

4月25日に冬季閉鎖していた県道28号(通称:白神ライン)が暗門まで開通しました。

毎年この日に暗門に行くと、やっと山のシーズンが始まったと感じます。

開通に合わせて、雪が降る前に取り外して西目屋の事務所で冬眠していたクマゲラさんを設置してきました。

安生保護官と髙澤アクティブ・レンジャーが頑張っています。

本物のクマゲラより大きくて目立っているこのクマゲラさんは、絶好の記念撮影スポットになっているようで人に囲まれている様子をよく目にします。

今年も暗門を訪れた皆さんの人気者になってくれることを期待しています。

雪どけの状況を確認しにブナ林散策道の様子も見てきましたが...

今年は驚くほど雪がありませんでした。里は少なくても、なんだかんだ山にはあるのかと思っていたので驚きです。

昨年の424日の同じ場所です。

毎年、散策道の開通に合わせて歩道の雪かき作業のお手伝いをしに行っていますが、今年はその雪すら全然ありませんでした。

この雪の少なさと雪どけの早さが、山にどう影響していくのか気になるところです。

また、散策道ではオオイワウチワやカタクリが満開でした。

花の開花状況も例年より少し早いように感じます。

ブナの新緑も徐々に始まっているようでした。

白神山地と言えばブナ林ですが、個人的にはこの新緑のときが一番オススメです。

同じブナ林でも季節ごとに魅力が違うので、ぜひ新緑のブナも弘前の桜とセットで多くの人に見ていただきたいと思っています。

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2016年03月25日西目屋村の冬

白神山地 伊藤 亮平

西目屋村の冬

 冬は白神山地までの道は雪で閉ざされ、夏の間に行っていた場所にはほとんど行くことができません。そこで、西目屋のARは冬の間どんな事をしているのか? 紹介したいと思います。

冬の間の主な業務

①調査の取りまとめ

 私は入山者数調査の為のカウンターや気象観測施設を担当しており、春~秋の間は主にこれらの管理のために山に入っています。

 冬の間は主にこれらの調査の結果を取りまとめる作業を行っています。取りまとめたデータから記者発表資料や報告書を作成しており、白神山地世界遺産センターのHPにも掲載しています。

http://tohoku.env.go.jp/nature/shirakami/

②除雪

 雪国にはつきものですが、実は除雪作業が一番大変です。西目屋村はとにかく雪がたくさん降るので、朝事務所に来たらまず玄関回りや駐車場入口を除雪します。また屋根から落ちた雪がどんどん山になっていき屋根とつながってしまうので、これも定期的に崩さなければいけません。降雪が多い日には一日二回必要なこともあります、日も短いので雪かきしていたら日が暮れていた・・・なんてこともあります。

 子どもの頃は雪が降ったら雪遊びができるぞと喜んでいましたが、今はほどほどが一番だなあと思います。

今の時期になるとだいぶ暖かくなってきて、もうすぐ春だなという感じがしてきます。

春と言えば東北はまだ早いですが桜、また年度の変わり目の入学・卒業シーズン。私も今年の3月でアクティブレンジャーを卒業します。

 この2年間、あっという間でしたが広い白神山地の色々な場所を歩くことができました。

白神山地を歩くなかで特に印象に残ったのは水が豊かだということです。ブナ林は森のダムと呼ばれるだけあって至る所に沢があります。ルートも沢沿いを使ったものが多く、陽に照らされきらめく清流の中を歩いているとこの水が森や山の麓の命を育んでいるんだなあと感慨深く思うことがありました。そして改めて世界遺産に選ばれた大切な自然であることを実感しました。これからはアクティブレンジャーとして関わることはなくなりますが、この自然を後世に残していく一助になれるよう、活動していきたいと思います。

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2016年02月19日冬山トレッキング

白神山地 野原七恵

212日に西目屋小学校4年生の子どもたちと冬山の生き物探しに行ってきました。

当日は天気にも恵まれ、暖冬で残っているか心配していた雪も数日前に降ったおかげで十分にあり、スノーシュートレッキング日よりでした。

今回は西目屋村内で、冬期閉鎖していて車が通れない道を歩きながら、雪の上に残った動物の痕跡探しをしました。

身近な場所ですが、普段であれば冬には行けない場所に行ける!ということでわくわくしています。

何か発見があれば観察しながら進んでいきます。

たくさん見つかったのはウサギの足跡。

「ウサギの後ろ足は子どもの手袋と同じくらい大きい!」「大きいからスノーシューを履いている自分たちと同じで、あまり雪にも沈まない!」という発見がありました。

言葉で説明するのは簡単ですが、実際に見てみるととてもよく分かります。

これは何の動物の足跡だろう...と自分たちで推理しています。

「足跡が雪に深く残っているね。ウサギより身体が大きいから重くて、足が細い動物かな?」とヒントをあげると...

自分の手を突っ込んで、本当に深いかを確かめます!素晴らしい発想です!

結果、蹄の足跡だったのでカモシカと判明しました。

観察中は疲れも忘れますが、慣れないスノーシューに子どもたちもだんだんふらふらに...

お弁当を楽しみにしながら頑張って歩いて、なんとか目的地まではたどり着くことができました。

無事に目的地に着いてからは、スコップで雪を掘ってもらいます。

足場を掘ることで、雪を使ってお弁当を食べるイスとテーブルを自分たちで作りました。

さっきまでの疲れはどこに行ったのか、足場を掘る係とテーブル用に雪を積む係に分かれて楽しそうに作業しています。

頑張って作ったテーブルの向こうに広がる景色は...

晴れていたおかげで白神山地の山並みも遠くに見ることができました!

最後に、頑張って歩いたので、西目屋自然保護官事務所で使っているストーブのペレットの空き袋を使って"しり滑り"をして楽しんできました。

実際に動物を見つけることはできませんでしたが、たくさんの動物が住んでいる痕跡を見つけることができ、さらに冬の山での楽しみ方を体験することができました。

白神山地がすぐ近くにある西目屋村の豊かな自然を感じることができたのはないでしょうか。

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2015年12月18日白神学習のまとめ

白神山地 野原七恵

12月17日に西目屋小学校の5年生の子どもたちと「白神学習」のまとめを行ってきました。

4年生~5年生の総合的な学習の時間を使って、白神山地で体験してきたこと、白神山地について学んだことの総括です。

今年は先生同士の繋がりを利用して「沖縄の小学生と情報交換をしよう!」ということで発表をビデオに録画しました。

メインキャスターの挨拶から始まり、けっこう本格的に白神山地のことをお知らせするニュースが始まりました。

お天気お姉さんならぬ、お天気お兄さんが今日の西目屋村の様子をレポート。

ちょうど雪も降っていて、沖縄の子どもたちには青森の雪国らしさが伝わったのではないでしょうか。

写真を使いながら、西目屋村の良いところや、ビジターセンターなどの白神山地に関わる施設を紹介していきます。

5年生の教科書に「世界遺産白神山地からの提言」という話が載っていて、それぞれが白神山地を守って行くためにどうしたらいいのか考えようという内容になっています。

考えるための参考に11月には筆者の1人である斎藤宗勝先生にもお話を聞いています。

地元の小学校なだけあって、贅沢な学習です。

その中で学んだことや、考えたことも発表します。

4年生の総合学習で行った大カツラや体験したことの紹介もします。

こんな風に覚えていて楽しかったと発表してもらえると、私も頑張って連れて行ったかいがありました。

10月には白神山地の中でも人気スポットである暗門の滝の近くの施設でアンケート調査を行いました。

その結果も報告しつつ、調査結果から分かったことからしっかり考察もしています。

最後に1人1人、自分の意見をまとめた提言文を発表します。

「これからの白神山地のためには、その価値を多くの人に知ってもらう必要があるので、人を入れながら守るべきだ」という意見が多く、理由までしっかりまとめられていました。

自分たちも白神山地の自然を体験して、多くの人にぜひ来て触れてもらいたいと思っていてくれたみたいで、とても嬉しく思いました。

編集してから沖縄の小学校に送って、見てもらう予定だそうです。

みんなの意見にもあった「白神山地のことを多くの人に知ってもらう」ための第一歩だと思います。

6年生になったら白神山地だけでなく、ちょっと視点を広げて西目屋村のこれからについて考えて行く予定です。

我々が教えるのもここまで。また次の4年~5年と一緒に白神山地の体験学習を続けていきたいと思います。

世界遺産の未来を担っていく子どもたちに、どんな形でもいいので自分なりに白神山地のことを考えて頑張っていってもらえたら嬉しいです。

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2015年10月28日秋のふれあいデー

白神山地 伊藤 亮平

 今月10月17日~18日に、毎年白神山地ビジターセンターで夏と秋に開催される、ビジターセンターふれあいデーが行われました。ふれあいデーも今回で19回目になります。

                                                西目屋自然保護官事務所では、夏のふれあいデーと同じく「草木を使ったちびっ子アート教室」という工作ブースを出展しました。

内容は秋らしく木の実や落ち葉を使った工作と体験コーナーとして落ち葉プールを用意しました。

                                                木の実の工作ではどんぐりのこま作り、トチの実の笛作り、葉っぱのしおり作りをしました。

                                                   どんぐりのこまは、頭の部分に画鋲などで穴を空けて、そこに軸としてつまようじを刺すだけなので簡単です。形や大きさによって回り方も少し変わってきますが、少し縦長で重みがあるものがよく回る感じがしました。

                                                トチの実の笛は、実に小さな穴を空けてそこから中の黄色い実を取り出して中を空洞にします。完成した笛を吹くと「ピーッ」という高い音や「ホー」という感じの少し低めの音が出ました。吹き方や実の形によって変わるのでしょうか?

トチの実は見た目が栗に似ているので、最初は栗と間違える方もいました。見た目は似ていますが、栗のようにとがった部分がないことで見分けられます。また、渋みが強いので栗のようにすぐには食べられません。動物達も食べないのか、山に行くときれいな状態のトチの実がたくさん落ちています。

 

しおりもちょうど紅葉の時期なのでカラフルなものが出来ました。

                                                                                                                                         
                                                               

落ち葉プールはダンボールでできた囲いの中に多量の落ち葉を入れたものです。裸足で歩いて落ち葉の感触を楽しんだり、落ち葉に埋もれてみたり、入ってみるとなかなか楽しいです。

                                                この他にもたくさんのイベントが行われていました。ビジターセンターには行ったことがあるけれど、ふれあいデーはまだ、という方は次の機会に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。

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2015年10月27日晩秋の白神山地

白神山地 野原七恵

天気予報に"雪"が混じり始めて、そろそろ冬支度か...と思ってくる季節になってきました...

...が、この時期に入山者数カウンターを設置してきました。

春の雪どけと共に道路が崩れて、冬期閉鎖を解除せずに通行止めになっていた「白神ライン(県道28号)」の復旧工事が終わったそうで、10月31日に無事に開通するそうです(雪が降らなければ)。

白神ライン沿いにはいくつかの登山道や歩道の入口があります。

西目屋自然保護官事務所では、それぞれの登山口に入山者数カウンターを設置して、世界遺産地域にどのくらい人が入っているのかを調べています。

「アクセス道路が開くのであれば、登山者が来る可能性もある!」ということで、カウンターを伊藤ARが頑張って組み立てています。

冬期閉鎖までの約2週間で何人入るのか...誰も入らないのか...結果が楽しみです。

結果は1月末くらいに発表しますので、ぜひ白神山地世界遺産センターのHPもご覧ください。

http://tohoku.env.go.jp/nature/shirakami/research/check_enter/

また、一昨年から白神山地の動物相調査のための定点カメラも設置しています。

データを回収してきたところ、上の写真のカウンター(太夫峰登山口)の近くに設置しているカメラではツキノワグマが撮れていました。

カウンターを設置した場所の周りにもクマの糞がたくさん落ちていて、道路が閉鎖されて人が入っていないだけあって、クマさんたちはのびのび生活していたようです。

冬眠前で活発に動いている時期ですので、登山に行かれる方は気をつけて行かれてください。

ちなみに今の白神山地は、紅葉はすでに終わっていました。日当たりが悪い場所や低木に色づいた葉が残っているくらいです。

個人的には葉の落ちきったブナ林も好きなので、残り少ない晩秋の白神も皆さんに楽しんでもらえたら良いなと思っています。

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2015年09月14日白神学習~大川トレッキング~

白神山地 野原七恵

9月8日に、西目屋小学校4年生の子どもたちと白神山地の自然を体験するために、白神山地が源流の大川周辺の生き物探しに行ってきました。

前回の春の森と何が違うのか...色々と探してきました!

ただ、今年は残念ながら、大川に行くための林道が今年の雪どけと共に崩れてしまっていて奥までバスで行くことができませんでした....

そこで、林道も探検の一つということで歩きます。道ばたにあった大きいフキを日傘にしながら歩くだけで楽しそうです。

車で通り過ぎればただの道ですが...

両脇がブナの林という自然豊かな道なので、歩いてみるとキノコや鳥の羽やクマの糞まで。色々なものが落ちていて、意外と退屈しません。歩きながらもカナヘビやカエルを捕まえたり観察したりと、色んな生き物とも出会えました。

途中でお休みしていたマムシを発見し、遠巻きに観察できたときには、

「バスからじゃ気がつかなくて見られなかったね!」と林道歩きも満喫できたようです。

クマの糞を見つけたときには

「動物の糞を調べれば、その動物が何を食べているのかが分かるよ」

と教えると、さっそく木の枝を拾ってきて、ほじくります。

この落とし物をしていったクマさんは木の実と昆虫を食べているという発見がありました。

歩き疲れたところで、歩きながら葉っぱをひろって、葉っぱでじゃんけんをして遊びました。

"大きい葉っぱが勝ち""ギザギザしている葉っぱが勝ち"などルールを自分たちで決めてじゃんけんをします。

最後にみんなの葉っぱを集めると...

ブナ林の中だけでも多種多様な葉っぱがあり、多様性があることがわかりました。

目的のブナ林まで辿りついてからは、ブナ林のトレッキングです。

すでに紅葉している葉っぱがあったり、赤い木の実がついていたりして春とは様子が違います。

大きなブナの木を発見して、ほおずりをしてみると「すべすべして気持ちいい」と言っていました。春の森で観察している子どもたちは、どれがブナの木なのかもすぐに分かるようで、学習の成果が出ていました。

まだ若いものでしたがブナの実も落ちていて、秋を感じることもできました。

帰り道は林道を戻っても面白くないので、子どもたちのリクエストを聞いて川を下ってバスまで戻ります。

最初は「冷たい!無理!」と騒いでいましたが、慣れてくると楽しくなってくるようで、歩きやすい川原があっても無駄に川の中を歩き回ります。子どもたちの驚異的な体力には驚かされます。

春の森、夏(秋)の川の体験をしたので、次は雪山の体験です。

色んな体験をして、白神山地を身近に感じてもらえれば嬉しいなと思いました。

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