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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

羽黒地区パークボランティア 第2回研修会を開催

2025年02月13日
羽黒 守屋明子
1月21日(火)、羽黒地区パークボランティアの令和6年度第2回研修会を開催しました。
 
第1回の研修会は12月に実施。講師に山形大学農学部准教授の菊池俊一先生をお迎えし、「パークボランティアができることは、すべきことは」という投げかけに対して、それぞれ考えを共有しました。
その熱が冷めないうちに開いた第2回。講師も引き続き菊池俊一先生にお務めいただきました。大きなテーマを「パークボランティア活動の活性化」と設定。加えて6つのキーワードを提示して、キーワードごとに「○○に足りていること、足りていないこと」を、フィールドワークとワークショップで、講師とともに考える形としました。
パークボランティア
テーマとキーワードの確認
最初に研修のテーマ及びキーワードを確認したあと、まずフィールドワークへ。月山ビジターセンターのフィールドであるウサギ森を皆で歩いて、この時期に見られる自然や体感できることを共有し、それぞれ情報をインプットしました。
パークボランティア
スノーシューを履いてフィールドワークに出発
パークボランティア
フィールド内の興味ポイントを一緒に見る
ウサギ森は前週に大量降雪。ツボ足ではとても歩けないため、全員スノーシューを装着。ラッセルが必要な程の積雪量で、数日前に行われたスノーシューのイベントの際につけていただいたトレースがなかったらとても時間内に歩けませんでした。フィールドに次々現われる興味ポイントや危険箇所などでは、それぞれの説明手法やアイデアを意見交換。実はスノーシューは初めてという方もいて、お互いに教え合う場面も。各自の得意分野を発揮されていました。
パークボランティア
先生の投げかけに積極的に意見交換
パークボランティア
パークボランティア同士で歩くことも貴重な機会
フィールドワーク終了後、ワークショップを開始。2グループに分かれて6つのキーワードをディスカッションしました。
「パークボランティアにも、参加者にも魅力的なイベント」
「利用しやすいフィールドの維持・整備」
「インタープリテーション能力向上のための研修・自己研鑽」
「世代交代」
「利用者拡大のための工夫や仕掛け」
「利用者のニーズや満足度の把握」
アイデア出しをした後、それぞれのグループのまとめを発表し、全員で情報共有して終了となりました。
パークボランティア
キーワードごとにアイデアを出していく
パークボランティア
最後にグループごとに発表
第2回研修会には10名が参加され、屋外での活動とディスカッションを通じ、今後の活動の刺激になったようです。

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