ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2021年7月15日

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2021年07月15日「磐梯朝日国立公園磐梯吾妻・猪苗代地域 満喫プロジェクト地域協議会」

磐梯朝日国立公園 裏磐梯 田中謙行

「磐梯朝日国立公園磐梯吾妻・猪苗代地域 満喫プロジェクト地域協議会」

こんにちは。裏磐梯自然保護官事務所の田中です。

 今回のAR日記は、7月13日に行われた「磐梯朝日国立公園磐梯吾妻・猪苗代地域 満喫プロジェクト地域協議会」設立の報告になります。

「明日の日本を支える観光ビジョン」に基づき、国立公園の「ナショナルパーク」としてのブランド化を目指すため、環境省は「国立公園満喫プロジェクト」を立ち上げております。

 これまでの国立公園満喫プロジェクトの取り組みをもとに、「磐梯朝日国立公園」においても国立公園のさらなる魅力向上、新たな展開を図るため協議会を設立しました。環境省や県、それに関係する市町村、観光協会、山岳会などによるおよそ50人ほどが会場とオンラインに分かれての参加となりました。

会場のラコパふくしま

13:30司会の東北地方環境事務所の苅部氏の発声で開催スタート。

 我らが黒江保護管理企画官が設置要綱の説明をし、中山 東北地方環境事務所長が本協議会の会長を

つとめさせていただく事となりました。

「この地域の魅力を磨いて、そして地元が誇りをもっていけるような、そして多くの人に来ていただく。

当面、コロナでちょっと厳しいけれども、ゆくゆくは海外の人にも来ていただく。というような事を考えながら皆さんと一緒に進めていきたいと思います。」と会長の挨拶。

2025年までの当面の目標として、

・自然を満喫できる上質なツーリズムの実現とブランド化。

・コロナウイルスによる影響前の国内利用者の復活。

・訪日外国人利用者数1000万人目標を見据えた、コロナウイルス影響前の訪日外国人利用者の復活。

・取り組みを行う公園・地域ごとに個別の目標・指標の設定。

などを上げ、今後の部会において具体的な事項の検討を進めて行くとしました。

協議会のメンバーからは、観光客が年々減少している実情などが報告され、「精神文化、食文化とつなげたツーリズム」「農業体験ツーリズム」「自然アクティビティ体験ツーリズム」「教育旅行」などの充実、また「修景伐採、廃屋問題」「二次交通の確保」「登山道、村道の整備」などなど様々な課題が上がりました。

 この協議会を通して、国立公園を軸に利用することで(自然を壊すことなく)地域の活性化に繋げて行けるよう裏磐梯自然保護官事務所も一丸となって進みたいと思いました。

 良い意味で稼げる国立公園めざして頑張っぺ。

今回はこれで、おしまい。

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