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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

お宝マップ完成しました2020~陸前高田市広田小学校~

2021年03月05日
大船渡 坂本麻由子

こんにちは。大船渡自然保護官事務所の坂本です。

お宝マップができるまで2020①~陸前高田市広田小学校~

でマップ作りに向けて本格始動したご報告をしていましたが、

すみません、②のつもりが完結編のご報告となってしまいました。

1年間かけて広田小学校6年生のみんなは一生懸命取り組んできました。

そしてとうとうこの2月にマップが完成したのです。

折りたたむとポケットサイズになり、

中の地図にはルートを見やすく、トイレや買い物施設などの

歩く人にとって必要だろうと思うポイントが書いてあります。

そしてみんながおすすめする、広田で是非立ち寄ってほしい

『広田半島みどころスポット』20カ所が

生徒自身の言葉でまとめられています。

11月の授業では、近隣のガイドマップを参考に

自分たちのマップはどのようにしようかとみんなで考え、

様々なアイデアを出し合いました。

そして最後の授業が2月末にありました。

完成したマップをみんなでじっくり見て

1年間の取り組みを振り返る時間。

みんなの声をアンケートの中から少しご紹介します。

    「トレイルハイキングの感想」

     ・なれていない道だったのでけっこう大変だったけど、いろんな花を見れて楽しかった

     ・山道を歩いて行くのが大変だった

     ・広田は海だけじゃなくて、山もいいんだな~と思った

    「おすすめポイント探しの感想」

     ・小祝浜へ写真をとりに行ったとき、海に足を入れてとったので冷たくて大変でした

     ・家の隣によいところがあったので楽だった

     ・友達と一緒に夏休みに行ってポイントを探していろんな景色が見れてよかったです

    「完成した地図の感想」

     ・広田を知らない方にも興味をもってもらえるところや一人一人の思いがあふれた

      パンフレットになってよかったです

     ・この地図が人の役にたてばいいなと思いました。

     ・来年も、こうゆう行事をやって、もっといい地図をつくってほしいです

    「全体の感想」

     ・アポなしとか、普段やってないことを体験できてとても楽しかった

     ・広田のことをもっと知れたいいきかいだった

     ・授業したらこのトレイルハイキングの勉強ができなくなるのが悲しいです

     ・広田にこんなに歴史があることが分かりました

そしてできあがったマップは一人でも多くの方に渡したい

ということで、代表生徒4人で市の観光物産協会さんへお願いしに行きました。

地元について自分たちで調べ、まとめ、発信するツールを作る

とても素敵な授業だったと思います。

私もこの取り組みに関われて幸せです。

みちのく潮風トレイルを歩くハイカーにはもちろん、

地元の方にもこのマップ片手にトレイル散歩を楽しんでいただけたら嬉しいです。

今年度の広田小の授業はこれで完了です。

岩手県立大学島田先生、ありがとうございました。

広田小学校の先生方、色々教えてくれた地域の方々、

ずっと支えてくださった親御さんたちなど、たくさんのご協力があり

6年生の楽しく取り組むパワーで大成功ですね!

(お顔出しは保護者の方のご快諾いただいています。)