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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

十和田湖畔で遊ぼう!

2020年11月06日
十和田 伊藤 あけみ

11月4日、標高600mの発荷峠は雪の朝でした。

  

11/4発荷峠の初積雪〉

  

休屋のこのイチョウに樹の葉が全て落ちると、休屋に雪が降ると十和田湖に来た年に教わりました。

   

〈並んで立つ樹齢200年以上のスギとイチョウ〉

イチョウの樹は今年はまだまだ葉を繁らせていますが、4日の早朝の湖畔は小雪がちらついたとのことです。本格的な冬を前に、イチョウが命を燃やしているように思えました。

昔々、十和田湖を訪れるのはとても困難を極めたそうです。

困難の先に最初にたどり着くのが休屋で、みんなここで一休みして、十和田神社にお参りしたとのことです。

詳しく知りたい方は、先日、村田アクティブが紹介していた、十和田ビジターセンターで行われている企画展「霊山十和田」をご覧になるのがおすすめです。

http://tohoku.env.go.jp/blog/2020/10/post_57.html

今は、自家用車や公共交通機関で簡単に来ることができる十和田湖ですが、

楽しそうなアクティビィティが企画されていると聞いて行ってきました。

十和田湖自籠岩・空中散歩(VIA FERRATA ヴイア フェラータ)ツアーです。

()自籠岩(じごもりいわ):休屋地区に隣接する中山半島にあり、かつて

                 十和田湖を訪れる修験者が修行をしたといわれる場所

岩場の多い自籠岩までの歩道を、地上の植生を踏み荒らさずに移動できる

チロリアントラバースという方法で空中滑空したり、

人工的な設備を使って安全に岩場を登頂できるヴィアフェラータという手法で、

自籠岩へ登頂できるということです。想像しただけでわくわくしますね。

十和田湖畔の乙女の像の先から歩いて一時間ほどに位置する自籠岩は、

岩の多い歩道を歩いた先にそびえる湖面からの高さ40m、登り口からは20mの垂直の2段になった岩です。

江戸時代から残置してある鉄のハシゴは安全に登れる状態でないため撤去され、登れなくなっていました。

山頂からは休屋地区や、湖の雄大な景色が楽しめます。

説明はともかく、まずは実際に体験です。


〈体験開始前に道具の説明です〉

〈初体験、チロリアントラバース〉

〈中山半島の入り江と途中のハシゴ〉

〈自籠岩までの第一ステップと山頂〉

〈ずっと十和田湖を見守っている狛犬〉

〈自籠岩最上部から休屋をのぞむ〉

あっという間の2時間、もっと長くここにいたいなあと思いました。

〈いにしえに思いをはせながら賑わう湖畔を帰ります〉

11/8まで実施していますが、土日は予約でいっぱいとのことです。

下記を参照のうえお問い合わせくださるようお願いいたします。

http://tohoku.env.go.jp/to_2020/post_263.html