アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]
宮古市中の浜開園から6年目の生長
2020年05月20日
今月、5月24日で東日本大震災により被災したキャンプ場の遺構を保存している
【震災メモリアルパーク中の浜】が開園して丸6年を迎えます。
園地内の一角には、豊かな森と植生が広がっていた震災前の中の浜に戻そうと植樹をした
【復興ふれあいの森】があります。
地元の小学生をはじめ、地域の方々と一緒に植えたのは、地元由来の苗木。
ミズナラやケヤキ、ホオノキ、ウワミズザクラなど親しみのある木々です。
開園当初から震災メモリアルパーク中の浜では、半年に1回地元の小学生と環境学習を行ってきました。
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①開園時の植樹祭で植えた樹木の生育について観察
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②中の浜の浜辺ではどんな植物が生育しているか観察
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③東日本大震災のときに中の浜で起こったことについて遺構を通して学ぶ
今回は、そのうちの①の樹木の生育状況についてご紹介してまいります。
こちらが復興ふれあいの森。植えた当初の平成26年5月24日に撮影した植樹祭の様子です。
子どもたちの背よりも低かった樹木が、1年後には同じくらいの背に。
(平成27年6月12日撮影)
はじめは、樹木の計測はメジャーで行っていましたが、ぐんぐん伸びて...
(平成28年9月30日撮影)
3年前の平成29年分からメジャーで測るのが難しくなり、黄色い目印テープを
目盛り代わりに竹につけて計測しています。
(令和元年6月14日撮影)
今や大人の背丈の2倍3倍にも生長し、幹も太く、たくさんの花々や実をつけ、
森の雰囲気を感じるようになってきました。
人々や動物たちが憩う豊かなふれあいの森に生長していくことを願って、
これからも子どもたちと生長を観察・記録していきます。
(左:平成26年5月24日植樹後、右:令和2年5月15日同場所)
平成26年5月24日の開園式・植樹祭を振り返ってみたい方はこちらから↓
その1
http://tohoku.env.go.jp/blog/2014/06/1912.html
その2