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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

第2回目 蔦野鳥の森歩道整備

2012年11月21日
十和田
 十和田湖では昨年より3日遅い11月18日に雪が積もり、とうとう冬がやってきました。その約2週間前、蔦野鳥の森の秋の歩道整備を行いましたので報告致します。

 この作業は今年度から新たに始めたもので、年々歩道の傷みが進み少人数では手が回らなくなった整備を、十和田八甲田地区パークボランティアの方達の助けを借りて大人数で定期的に行おうというものです。1回目は5月17日の雪融け後、歩道にはみ出したり雪の重みで落ちてきたりした枝や倒木、ササ等の除去、側溝さらい等を行いました。詳しくはその時の日記をご覧下さい。
http://tohoku.env.go.jp/blog/2012/05/1634.html

 2回目となる今回、秋の歩道整備は落ち葉かきを中心とし、春に設置した案内杭の撤去と、春の作業で時間が無くてできなかったぬかるみの対処を行いました。

 1回目と違い、あいにくの雨模様。昼前には降ってくるという予報でした。また今年は紅葉が例年より10日ほど遅く、予想していたよりも葉が残っており、これからまだ落ち葉が積もってしまうため、必要最低限の作業のみを行って昼までに終わらせることにしました。

 今回も十和田八甲田地区パークボランティアの方達に協力して頂き、総勢17名での作業。2班に分かれて沼めぐりの小路(周回コース)の両端から攻めていきます。だいたい中間に位置する長沼で合流したのち、沼めぐりの小路の真ん中を通る野鳥の小路を通って終了です。
 前回側溝さらいに大変な手間がかかってしまったので、今回は前回行った箇所の簡単な補修と、板の目詰まり解消、水が抜けやすいよう出入り口部分の泥の除去を行うだけにしました。歩道に溜まっている落ち葉は、階段の隅や泥が溜まりやすくなってしまう箇所などを重点的に取ってもらい、併せて水が歩道内に溜まらないよう逃がす道を作り、ぬかるみ対策としました。帰りは全員で野鳥の小路を、案内杭を外しながら戻り、予定通り昼頃終了となりました。


落葉かき

 側溝の補修


 今回は落ち葉の状況と雨天を考慮し、作業を簡単なもののみとしたため、時間通りに全ての工程を終了できました。回数を重ねるごとに作業にも慣れ、また定期的に実施することで毎回の作業量も少なくなると予想されるので、今回のような半日の作業が今後定期的にできたらと思います。

 次回は春。側溝さらいを中心に、効率的な作業方法と手順を検討していきます。


おまけ
作業を終え事務所に帰ってくると、良い感じに葉っぱがくっついていました。