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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

蔦野鳥の森歩道整備

2012年05月22日
十和田
 5月も半ばになると、蔦野鳥の森の歩道の残雪もあらかた無くなってしまいます。そこでグリーンシーズンに向けた歩道の整備を、十和田八甲田地区パークボランティアの皆様と行ってきました。快晴に美しい新緑という絶好の作業日和の中、十和田自然保護官事務所の人数も入れ、総勢30名での作業となりました。


 作業内容は①側溝の泥を除去する側溝さらい、②雪融け水がたまっている箇所の水抜き、泥道の応急処置、③歩道上に落ちている枝や倒木の除去、繁茂したササ等の刈り払い、④歩道周辺のゴミ拾いの4つです。作業ごとに班分けをし、さらにその中で沼めぐりの小路班と野鳥の小路班に分かれてもらい、各々の資材を持って出発です。

作業の様子(左上:側溝さらい、右上:倒木処理、左下:ササ刈り払い、右下:ゴミ拾い)



歩道上に茂ったササの刈り払い(上:作業前 下:作業後)
ササが生い茂って歩道がほとんど隠れているような道だったのですが、すっきりと見えるようになりました。




 実は今回、パークボランティアの協力を得た歩道整備は初めての活動でした。今まではアクティブレンジャーや管理員さんが少しずつ手をかける程度であったのですが、年々歩道の傷みが進んだため、定期的にある程度の人数で整備を行うこととなったのです。1回目ということで試験的な部分もあり、資材の不足や作業量、やり方など不備が多々ありましたが、経験豊富なパークボランティアの方達のおかげで一通りの作業を進めることができました。ありがとうございました。今までかゆかったところに手が届き、とてもすっきりです。時間の関係もあり、全行程ですべての作業を終わらせることはできませんでしたが、これから継続的に同様の作業を行う予定ですので、パークボランティアの方々にはやれる範囲で少しずつご協力頂ければと思います。

 これで観光客の皆様にも、すっきりとした歩道を歩きながら蔦野鳥の森の自然を楽しんで頂ければいいなと思います。


 次回は、落ち葉が積もった冬直前の11月に行います。それまでに今回の作業で必要となった資材を購入し、作業の進め方を検討、より効率よく作業が行えるように準備したいと思います!