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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

承水路の今 (睦月のころ)

2008年01月29日
秋田
 先週末の寒波がもたらした雪がまだ道路などに残っていますが、昨日になって寒さがゆるんで路地や歩道はとっても歩きにくい状態です・・。この日記を書いている今、秋田市内は「雨」です。いったいどうなっているのでしょうか?

 さて・・以前、この日記で同タイトルの日記を書いたのは11月21日ですから霜月の頃でした。それから月日は流れ、西部承水路は見た目にも大きな変化を見せています。

【ヒシクイ】結氷した水面ですが、ほんの時折鳥の姿があります。この日はヒシクイが居ました。

 先月から断続的に始まった水面の凍結ですが今月はもうずっと結氷しています。そうなると湖面は賑やかになります。八郎潟残存湖の冬の風物詩「ワカサギ釣り」です。皆さんそれぞれの場所に色んな工夫をして釣り糸を垂らしているようです。『そんな状態だから鳥は居ないよな?』と思っていましたが、意外と鳥の姿は見つかります。

【ダイサギと釣り人】結氷している水面が僅かにゆるんで居る場所には必ずと言っていいほどダイサギが居ました。

 そして目線を水面から湖岸に生えているヨシ・ススキや低木に移すとこれがまた意外なほど鳥の姿が目に入ります。スズメ・ホオジロなどよく見られる鳥たちですが、そんな彼らに一層の親近感を覚えます。
 厳冬期の静かな承水路ですが、だからこそ身近な鳥たちをじっくり観察できる良い季節なのかも知れませんね?