ACTIVE RANGER

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

東北地方環境事務所のアクティブ・レンジャーが、活動の様子をお伝えします。

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2016年11月

12件の記事があります。

2016年11月28日「トレイルってなぁに?」

三陸復興国立公園 八戸 大友千夏

八戸自然保護官事務所の大友です。

先日八戸ポータルミュージアムはっちで「森のめぐみ展」が開催されました。

「森のめぐみ展」は森林や木材への理解を深めてもらうために森づくりから木工住まいづくりに関わる人々の取り組みをPRするイベントで、今年で6回目を迎えるそうです。

八戸自然保護官事務所もみちのく潮風トレイルのPRでブースを出させていただきました。

今年の出展はみちのく潮風トレイルのミニチュアをイメージし、

みちのく潮風トレイルや三陸復興国立公園種差海岸・階上岳に関するクイズラリーを行いました。

体験する前の子供や大人の中には「トレイルってなぁに?ウォーキングとは違うの?」

という質問が多くありました。

ミニチュア版でしたが、歩きながら自然や地域の暮らし・文化を実感する「トレイル」の雰囲気を味わっていただけたのではないかと思います。

今後もイベントを行う中で、興味を持ち実際に歩いてくださる方が増えたらと思います。

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2016年11月21日南三陸・海のビジターセンターオープン!

三陸復興国立公園 石巻 黒田和真

石巻自然保護官事務所の黒田です。

1119日に「南三陸・海のビジターセンター」(宮城県本吉郡南三陸町)がオープンしました。

ここでは、三陸復興国立公園の自然・文化の紹介やみちのく潮風トレイルの情報発信などに加えて、これまでアクティブ・レンジャー日記でご紹介してきたような自然体験活動や環境教育を通じて、地域の自然に触れ合う場を提供します。

【テープカット 南三陸町のゆるキャラ「オクトパスくん」も来てくれました】

開所式では地元の伝統芸能、

行山流水戸辺鹿踊り(ぎょうざんりゅう みとべ ししおどり)も披露されました。

開所式後は、サケの一生を学べるサケすごろくや、タッチプール、

海藻を使った押し葉作りなどが行われました。

11月中は27日までオープニング企画として、

各休日に自然体験プログラムが開催されますので、ぜひお越しください。

【タッチプール 写真に写っているのはアメフラシ】

【巨大サケすごろく】

入館無料で、施設内にはゆったりとくつろげる休憩スペースもありますので、

お気軽にお立ち寄りください。

今後の自然体験プログラムの日程や申込み方法は、

公式ホームページをご覧ください。

★「南三陸・海のビジターセンター」

→ http://www.kawatouminovisitorcenter.jp/umi/

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2016年11月17日晩秋の「蔦野鳥の森」

十和田八幡平国立公園 大野 花南

観光客で賑わう紅葉シーズンが終わり、

静かになった蔦野鳥の森へ巡視に行ってきました。

 

この蔦沼には、イワナやコイ、ヒメマス、イバラトミヨなどが生息しています。

イバラトミヨは背にトゲを持った、体長5cmほどの淡水魚です。

水温変化の少ない清らかな湖沼や河川に生息しています。

 

蔦沼周辺は落葉が進み、森の生き物たちの姿が見やすくなりました。

右の写真はコゲラです。

蔦野鳥の森は、特に紅葉時期の利用者が多いですが、

春の新緑、夏の深緑、どの季節も美しいです。

青森へお越しの際は、ぜひ散策しにいらしてください。

121日から来年4月まで、蔦野鳥の森遊歩道が冬期閉鎖になります。

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2016年11月17日十八鳴浜の被害状況を確認してきました

三陸復興国立公園 大船渡 坂本麻由子

こんにちは。大船渡自然保護官事務所の坂本です。

先日、気仙沼市大島の北東部に位置する『十八鳴浜』(くぐなりはま)へ現地調査へ行ってきました。

十八鳴浜は国の天然記念物にも指定されている、鳴砂の美しい砂浜です。

鳴砂は、砂が汚れてしまうとならなくなるので、

自然の姿をできるだけそのままにと、周囲から人の手はあまり加えられていません。

 

この十八鳴浜、今年の台風の被害で、以前環境省で整備した土留工が崩れてしまいました。

このため、気仙沼市や気仙沼大島観光協会の皆さんと一緒に、

どのような補修ができるか現場を確認しながら検討してきました。

東日本大震災の際にも砂浜がほとんどなくなるほど波にさらわれ、えぐられていた山肌ですが、

さらに台風で被害箇所は拡大し、写真のように砂浜との高低差は人の背丈以上になっていました。

 

「この素晴らしい砂浜を、はるばる見に来てくれた人に

安全に楽しんでもらえるよう、できるだけ自然に近い形で補修してほしい」

これが同行した皆さんからの声でした。

ポイントは「できるだけ自然に近い形で」という部分。

震災後、鳴砂はさらわれてほとんど無くなったはずなのに

今、しっかり鳴砂の砂浜は存在しています。

自然と砂は戻ってきたそうです。

 

「震災や台風の結果、今あるこの自然の姿は

何もいじる必要も無いし、隠す必要も無い。

ありのままでいいんですよ、自然は。」

とても印象に残った言葉でした。

 

人工的な海岸線に見慣れていた昨今、

十八鳴浜はありのままの海岸を見られる数少ない浜です。

訪れた人が安全に、自然に近い形で見学できるよう、

補修工事を工夫しなければなりません。

同行させていただいた方々の熱い思いに触れることのできた調査でした。

その調査の帰り道の1枚です。