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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

大潟草原鳥獣保護区管理棟への案内標識が完成しました

2014年02月05日
秋田
 一昨日までは暖かい日が続き、道路の雪も解けてアスファルトが見えていて「春みたいだな~。まさに節分だな。」なんて思っていましたが、昨日から厳しい冬に逆戻り。暦の上では立春を過ぎましたが、まだまだ冬本番の2月でした。暖かい日が続いた後の寒さは正直キツイですが・・体に気を付けて冬を乗り切りましょう!!


 さて、今日の日記は関係者の念願が叶った話です。
 大潟草原鳥獣保護区管理棟は幹線道路から1本入った分かりにくい場所に立っていて、しかも案内標識に不備があって観察会などで管理棟へお越しいただく方に、『何か目印はありますか?』と聞かれても明確な回答が出来ず・・・困っていました。


 この写真は設置年代が不明な案内標識です。私がアクティブレンジャーになった頃には上の2枚のように案内標識の役割を果たせるような状態でしたが、それから数年間、風・雨・雪などににさらされ下の2枚のように朽ちてしまっていました・・・。特に写真の右下にある男鹿方面から来られる方々に向けた案内標識は脱落してしまってその役割を果たせていませんでした。
 それからというもの、関係者の間で案内標識の再設置を望む声が高まり、つい先日念願の案内標識が完成しました!!
 そして、より一層皆様に親しみを持って頂きたいとの願いを込めて施設を『大潟草原野鳥観察舎』の愛称で呼ぶことにしました。正式名称は『大潟草原鳥獣保護区管理棟』と言いますが、ちょっと堅そうなイメージを持ってしまいますよね?


 これが完成したばかりの新しい案内標識です。私もちょっとだけデザインに関わらせていただいたので喜びもひとしおです。

 これを機に皆さんどんどん大潟草原野鳥観察舎にお越しください、と言いたいところですが・・・野鳥観察舎前の道路は非除雪区間となっていて冬の間除雪作業を行わない路線となっています。実際には今年の大潟村は積雪が少なく今も自動車での通行は出来るような状態ではありますが、この先もこの状況が続くとは限りません。本当はどんどんPRしていきたいところですがもどかしさが募ります。

 でも春になったらこの新しい案内標識を目印に多くの方々にお越しいただくことを思いながら、首を長くして待つことにします。近くへお越しの際は是非チェックしてみてください。



 冬期間は野鳥観察舎へお越しいただくことが難しい場合があり、観察会などは業務で連携している機関などからご協力をいただいて実施しています。今年の観察会は「秋田県環境と文化のむら」と連携して、2月15日(土)には講師に版画家・画家の三村治男さんをお迎えして『アーティスト目線の野鳥観察』と題して、野鳥の識別ポイントなどを実際に描きながら解説していただく事を企画しました。また2月16日(日)には日本野鳥の会秋田県支部のベテラン講師をお迎えして大潟村内のガンやハクチョウ達が採餌している場所を巡りながらの野鳥観察会を企画しています。現在参加者募集中です!!

 企画の詳細、お申し込みはこちらへ!!