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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

観察会後の植樹活動

2013年09月02日
秋田
 9月に突入。短い夏が終わったとたん、もう秋雨の季節でしょうか?秋田市内は朝から雨が降っています。
 

 今年度は森吉山野生鳥獣センター運営協議会と秋田県が事務局を務める森吉山麓高原自然再生協議会では、森吉山麓で行う自然観察会をお互いに主催共催する体勢で実施してきています。これまでに4回の自然観察会を実施してきたところですが、その都度再生事業の一環として植樹活動も実施してきました。
 観察会の度にこの日記でご報告してきたところですが、6月23日(日)の観察会以降の植樹活動について未報告でしたので、ここでご報告。



 7月7日(日)に開催した『樹木医と歩く森吉の森』の参加者による植樹活動。

 樹木医さんと言えば、こうした植樹も専門領域。これまで何百人もの植樹の様子を見てきましたがその手つきと手際の良さは別格でした。ここでご指導いただいた内容は今日の植樹活動に早速取り入れられています。
 観察会でもそうでしたが、植樹活動でも各方面の専門家の意見を聞きながら事業を実施していくことの大切さを感じた一日でした。


 7月28日(日)に開催した『アーティスト目線で観察会』の参加者による植樹活動。

 あいにくの雨でしたが植樹も楽しみに観察会に参加された方が多かったのがこの回の特徴でした。しかも参加者の大半は地元北秋田市の方々でしたので今後も折を見て森吉山野生鳥獣センターにきて、自分が植樹した木を観察するのが楽しみという声も聞かれました。
 この日は森吉山野生鳥獣センター周辺にあった木の葉をスケッチしましたが、近い将来、成長した苗木を描く機会を持ちたいものだと感じた一日でした!


 8月25日(日)に開催した『森吉山麓カメラ散歩』の参加者による植樹活動。

 講師陣の中に現在自然再生事業が行われているエリアが切り開かれる以前の様子を記憶している方がいて、当時の森の様子を伺いながら思いをはせ、その姿に再生することを願いながら植樹活動を行いました。
 『自分が植えた苗木を定期的に撮影して成長記録をつけるのも面白いね!』なんて声が聞かれ、カメラでのモニタリングもいいかも!と感じた一日でした。

 今後予定している観察会は9月8日(日)と10月20日(日)のあと2回。9月8日の『赤水渓谷で爽快沢歩き』は参加者募集中です。そのいずれの機会でも植樹活動を予定しております。
 また観察会の機会以外でも森吉山麓高原を訪れた機会に植樹活動をしたいという方は同エリアの奥森吉青少年野外活動基地にお越しいただければ、対応していただけるそうです。詳しくは指定管理者のHPをご覧ください。

HPはこちら。http://www.ku-n.jp/kiti.html