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東北地方環境事務所

アクティブ・レンジャー日記 [東北地区]

マメザヤタケ

2011年08月19日
秋田
 昨日までの大雨は随分と局所的だったようで・・川の合流点を見ると方や増水しているようで方や平常通りのようでと、同じ市でも違いがあったようです。沢歩きや渓流釣りなど水辺にお出かけの際にはいつも以上に慎重にお願いいたします。
 赤水渓谷も桃洞渓谷も増水しています。特に明日お出かけの際には充分に装備を調えて下さいますようお願いいたします。



 昨日のキノコの話に続いて今日も同じ仲間のキノコの話題です。キノコの図鑑をみると昨日紹介したホソツクシタケの前後に【マメザヤタケ】というキノコが掲載されています。そこを読みながら『これって森吉にもあるのかな?』なんて思っていた矢先・・・ 


 森吉山野生鳥獣センターから出発して直ぐにこのキノコを見つけました。はじめはキノコなのかどうかも半信半疑でした。でもこの場所は様々なキノコが次々と発生する場所でいつもチェックしていましたので『前来た時にはなかったのに・・』と言い切ることが出来ます。突然こんな物が生えてくると言うことは・・・コイツの正体は”キノコ”だろう!と思ったのですが・・・

 このキノコ図鑑で見た【マメザヤタケ】と似ているようで、でもなんかちょっと違うようで・・とイマイチ確信が持てませんでした。そんな中、先日確信が持てるような【マメザヤタケ】に出会いました。


 珊瑚状あるいはシカの角状に発生している様子と言い、表面の質感と言い、根元の白い部分と言い、これは!!と思ってやはりちょっとテンションが上がりました^^
 これを見ると【マメザヤタケ】って名前も納得というか、よく見て付けた名前だなと感心しました。色はともかくこれを割ると中に豆が入っているかのように見えます。


 ところで・・・1枚目の写真のキノコですが、後日(と言っても大分時間を空けましたが・・)見てみると表面の質感が2枚目の写真のような感じに変化していました。と言うことで今ではこちらも【マメザヤタケ】でしょう!!と思っています。

 現在森吉山野生鳥獣センターを基点とする各コースでは色々なキノコを見ることが出来ます。赤い珊瑚のようなものや、特大のどら焼きのようなもの、白い液体を出すものや、根元に卵のような物があるもの等など観察のしがいがありますよ!!